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*読み:ふしぎのうみのナディア
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{{登場作品概要
*1990年4月13日 ~ 1991年4月12日放映(NHK総合)全39話
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| タイトル = ふしぎの海のナディア
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦X]](2018年)
+
| 読み =
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| 外国語表記 = Nadia, The Secret of<br/>Blue Water
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| 原案 = ジュール・ヴェルヌ<br/>『海底二万マイル』
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| 著者 =
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| 作画 =
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| 挿絵 =
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| 総監督 = 庵野秀明
 +
| 監督 = 樋口真嗣(第23回~第39回)
 +
| シリーズ構成 = 大川久男
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| 脚本 =
 +
| キャラクターデザイン = 貞本義行
 +
| メカニックデザイン =
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| 音楽 = 鷺巣詩郎
 +
| 制作 = グループ・タック<br/>ガイナックス
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| 放送局 = NHK総合
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| 配給元 =
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| 発売元 =
 +
| 掲載誌 =
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| 出版社 =
 +
| レーベル =
 +
| 配信元 =
 +
| 放送期間 = 1990年4月13日 -<br/>1991年4月12日
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| 公開日 =
 +
| 発売日 =
 +
| 発表期間 =
 +
| 刊行期間 =
 +
| 配信開始日 =
 +
| 話数 = 全39話
 +
| 巻数 =
 +
| シリーズ =
 +
| 前作 =
 +
| 次作 =
 +
| 劇場版 =
 +
| アニメ版 =
 +
| 漫画版 =
 +
| 小説版 =
 +
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦X]]
 +
| 初クレジットSRW =
 +
| 備考 =
 +
| その他 =
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}}
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『'''ふしぎの海のナディア'''』はグループ・タックおよびガイナックス制作のテレビアニメ作品。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
西暦1889年。フランスの[[パリ]]で開かれた万国博覧会にやってきた少年のジャン・ロック・ラルティーグは、万能戦車の「グラタン」に乗るグランディス一味から狙われた少女のナディアと出会う。ナディアを助けたジャンは、旅の途中で謎の潜水艦ノーチラス号に遭遇し、秘密組織ネオアトランティスとの争いに巻き込まれていく。
+
西暦1889年。フランスの[[パリ]]で開かれた万国博覧会にやってきた少年の[[ジャン・ロック・ラルティーグ]]は、万能戦車の「[[グラタン]]」に乗るグランディス一味から狙われた少女の[[ナディア・ラ・アルウォール|ナディア]]と出会う。ナディアを助けたジャンは、旅の途中で謎の潜水艦ノーチラス号に遭遇し、秘密組織[[ネオ・アトランティス]]との争いに巻き込まれていく。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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=== 主要人物 ===
 
=== 主要人物 ===
;[[ナディア・ラ・アルウォール]]
+
;[[ナディア]]
 
:[[主人公]]。宝石「ブルーウォーター」を持つ褐色肌の少女。
 
:[[主人公]]。宝石「ブルーウォーター」を持つ褐色肌の少女。
 
;[[ジャン・ロック・ラルティーグ]]
 
;[[ジャン・ロック・ラルティーグ]]
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:通称「グラタン」。グランディス一味が乗り込む万能戦車で6つの変形モードを持つ。
 
:通称「グラタン」。グランディス一味が乗り込む万能戦車で6つの変形モードを持つ。
 
;人間タンク
 
;人間タンク
:ネオアトランティスの人型万能工作機械。
+
:ネオ・アトランティスの人型万能工作機械。
 
;[[カラッパ3号]]
 
;[[カラッパ3号]]
:ネオアトランティスの森林伐採用ロボット。
+
:ネオ・アトランティスの森林伐採用ロボット。
 
;ガーフィッシュ
 
;ガーフィッシュ
:ネオアトランティスの主力潜水艦。改良型のガーフィッシュIIも存在。
+
:ネオ・アトランティスの主力潜水艦。改良型のガーフィッシュIIも存在。
 
;カルカロドン
 
;カルカロドン
:ネオアトランティスの大型高速飛行船。砲塔や機雷を搭載する。
+
:ネオ・アトランティスの大型高速飛行船。砲塔や機雷を搭載する。
 
;[[空中戦艦]]
 
;[[空中戦艦]]
:ネオアトランティスの大型空中戦艦。合計2隻が建造された。
+
:ネオ・アトランティスの大型空中戦艦。合計2隻が建造された。
 
;[[レッドノア]]
 
;[[レッドノア]]
:ネオアトランティスの切り札となる超大型円盤。
+
:ネオ・アトランティスの切り札となる超大型円盤。
    
== 用語 ==
 
== 用語 ==
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;オープニングテーマ
 
;オープニングテーマ
 
:;「ブルーウォーター」
 
:;「ブルーウォーター」
::『X』にて採用。『X』限定版にて原曲を収録。
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::『X』にて採用。『X』限定版では原曲も収録。
 
:
 
:
 
;エンディングテーマ
 
;エンディングテーマ
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:;「万能戦艦N-ノーチラス号」
 
:;「万能戦艦N-ノーチラス号」
 
::『X』にて採用。
 
::『X』にて採用。
 +
:;「バベルの光」
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::『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]]』では本楽曲のアレンジ「Gods Message」がBGMとして使用されている。
    
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
=== 単独作品 ===
+
=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
:初参戦作品。『[[スーパーロボット大戦V]]』の『[[宇宙戦艦ヤマト2199]]』に続く、「人型兵器が登場しない」作品として参戦した(但し、非人型であることでありつつも、ロボットと呼べる機体は、ユニットとして参戦している)。
 
:初参戦作品。『[[スーパーロボット大戦V]]』の『[[宇宙戦艦ヤマト2199]]』に続く、「人型兵器が登場しない」作品として参戦した(但し、非人型であることでありつつも、ロボットと呼べる機体は、ユニットとして参戦している)。
:なお、寺田Pにより事前に本作では「ノーチラス号は戦闘できる地形が限られるため登場せず、[[N-ノーチラス号]]からの参戦となる」との発表があった。
+
:発売前から[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pにより、ノーチラス号は戦闘できる地形が限られるため登場せず、[[N-ノーチラス号]]からの参戦となる声明がなされており、その言葉通り本作での時系列はノーチラス号が沈んだ後の通称「島編」からとなる。
:その経緯もあってか、時系列は原作島編からスタートし、ノーチラス号は沈没した事が語られている。
   
:本作ではタルテソス王国などアトランティス関連の部分が[[アル・ワース]]に組み込まれている。
 
:本作ではタルテソス王国などアトランティス関連の部分が[[アル・ワース]]に組み込まれている。
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|第38回||宇宙(そら)へ…||||||
 
|第38回||宇宙(そら)へ…||||||
 
|-
 
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|第39回||星を継ぐ者…||||||
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|最終回||星を継ぐ者…||||||
 
|}
 
|}
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== スタッフ ==
  −
;原作
  −
:ジュール・ヴェルヌ『海底二万マイル』(原案)
  −
;製作・著作
  −
:NHK(プロデュース)
  −
:東宝(同上)
  −
:グループ・タック(アニメーション制作)
  −
:ガイナックス(同上)
  −
:*実制作においては上記のグループ・タックはほとんど関与せず、ガイナックスが大半を担当した。
  −
;監督
  −
:庵野秀明(総監督)
  −
:樋口真嗣(第23話~第39話)
  −
;シリーズ構成
  −
:大川久男
  −
;キャラクターデザイン
  −
:貞本義行
  −
;音楽
  −
:鷺巣詩郎
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*アニメ作品において、登場人物たちが孤島に漂着し本筋と離れたエピソードを展開する「島編」という用語の由来となった作品の1つとされる([[黒歴史]]の項も参照)。
+
*テレビシリーズの実制作についてはグループ・タックはほとんど関与せず、ガイナックスが制作の大半を担当した。脚本についても同様で、大川・梅野両氏の脚本はその大部分がガイナックス側により書き換えられ採用されたのは全体の2割程度(加えてアイディア部分のみ)にとどまっている。
 +
*1年間の放送期間に対して話数が全39回と1クール分少ないが、これは放送期間中に幾度も放送休止となったことに起因する(しばしば話数短縮と誤解されがちであるが、第1回の時点でサブタイトル画面において「連続39回」と記されている)。制作に携わっていたガイナックス社長(当時)の岡田斗司夫氏も、「NHKから休止が入るとは聞いていたがあれほど放送休止するとは思わなかった」と語っている。
 +
**ちなみに放送休止の頻発は当時起こった湾岸戦争の影響によるもの。
 +
*アニメ作品において、登場人物たちが孤島に漂着し本筋と離れたエピソードを展開する「島編」という用語の由来となった作品の1つとされ、これは上記の放送休止の為スケジュールに遅延が起きたためである([[黒歴史]]の項も参照)。
 
*アニメ監督の宮崎駿氏が、NHKで放送するために準備していた『未来少年コナン2』と言う位置付けのTVアニメ企画『海底世界一周』が本作のベースとなっている。TVアニメは実現せず、宮崎氏はこのアイデアを元に『天空の城ラピュタ』を制作したという。一方でNHKに残っていた企画案がガイナックスに持ち込まれ、本作が誕生した。この経緯のため、基本設定や第1話の展開などに『ラピュタ』と類似した部分が見られる。
 
*アニメ監督の宮崎駿氏が、NHKで放送するために準備していた『未来少年コナン2』と言う位置付けのTVアニメ企画『海底世界一周』が本作のベースとなっている。TVアニメは実現せず、宮崎氏はこのアイデアを元に『天空の城ラピュタ』を制作したという。一方でNHKに残っていた企画案がガイナックスに持ち込まれ、本作が誕生した。この経緯のため、基本設定や第1話の展開などに『ラピュタ』と類似した部分が見られる。
 
*『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』は、初期構想では本作と同一世界観を描いた[[続編]]作品となる予定だったとされる。
 
*『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』は、初期構想では本作と同一世界観を描いた[[続編]]作品となる予定だったとされる。
 
*本作のBGMのいくつかが『新世紀エヴァンゲリオン』及び『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』に流用・アレンジされている。
 
*本作のBGMのいくつかが『新世紀エヴァンゲリオン』及び『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』に流用・アレンジされている。
*TVシリーズの放送終了から約3ヶ月後に後日談にあたる劇場版が公開されたが、TVシリーズからの続投キャラはナディア、ジャン、グランディス一味のみ(その他のキャラはTVシリーズから流用された回想シーンでのみ登場)で、TVシリーズにおいて残された伏線も殆どが放棄された内容となっている。またTVシリーズとは逆にガイナックスは制作途中で実質降板しており、グループ・タックがその大半を手掛けた。
+
*テレビシリーズの放送終了から約3ヶ月後に後日談にあたる[[映画|劇場版]]が公開されたが、テレビシリーズからの続投キャラはナディア、ジャン、グランディス一味のみ(その他のキャラはテレビシリーズから流用された回想シーンでのみ登場)で、テレビシリーズにおいて残された伏線も殆どが放棄された内容となっている。また、テレビシリーズとは逆にガイナックスは制作途中で実質降板しており、グループ・タックがその大半を手掛けた。
 
*寺田Pによれば『スーパーロボット大戦X』に於ける本作の音声収録はバンダイに赴いた際、『超合金魂GX-80 万能戦艦 N-ノーチラス号』の話を聞き、既に模型にSEを入れる段階まで開発が進んでいたが、「スパロボの収録で同時に声を録ろう」ということになったことが『生スパロボチャンネル』内で語られている。
 
*寺田Pによれば『スーパーロボット大戦X』に於ける本作の音声収録はバンダイに赴いた際、『超合金魂GX-80 万能戦艦 N-ノーチラス号』の話を聞き、既に模型にSEを入れる段階まで開発が進んでいたが、「スパロボの収録で同時に声を録ろう」ということになったことが『生スパロボチャンネル』内で語られている。
 +
*『[[スーパーロボット大戦を一生楽しむ本|スーパーロボット大戦αを一生楽しむ本]]』の用語辞典の「可変翼のある宇宙戦艦(=N-ノーチラス号)」の項目で、「出ない。これは絶対に出ないと思うぞ」と解説されていた。
    
== 商品情報 ==
 
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