差分

671 バイト追加 、 2018年8月29日 (水) 20:28
編集の要約なし
10行目: 10行目:  
== 地球連合軍の名称が使われている作品 ==
 
== 地球連合軍の名称が使われている作品 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED]] / [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED]] / [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]
:基本的にスパロボで「地球連合軍」という名前で登場する組織は『SEED』シリーズの設定。なお、原作作中では「'''地球軍'''」と呼ぶ場合が殆どである。
+
:基本的にスパロボで「地球連合軍」という名前で登場する組織は『SEED』シリーズの設定。なお、原作作中では地球連合全体を「連合」と呼称するのに対して、その軍部である地球連合軍は「'''地球軍'''」と呼ぶ場合が殆どである。
:[[宇宙世紀]]の「地球'''連邦軍'''」と比べると、上層部が腐敗しているのは同様のようだが、上層部が官僚的なイメージの強い連邦軍と比べると、いかにも軍事組織といった人物・思想が上下関わらず強く見られており、本作の[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の対立が宇宙世紀の[[アースノイド]]と[[スペースノイド]]と比較して苛烈に描写されている。特に相手を同じ人間と見做さない[[ブルーコスモス]]の影響もあり、コーディネイター勢力の殲滅を躊躇わないなど過激な行動が多い<ref>最もこれは[[ザフト]]や[[コーディネイター]]の過激派も同様であるため、一概に地球連合側のみの問題とは言えない。</ref>。
+
:[[宇宙世紀]]の「地球'''連邦軍'''」と比べると、上層部が利権絡みで腐敗しているのは同様のようだが、その反面で上層部が官僚的なイメージの強い連邦軍と比べると、いかにも軍事組織・軍国主義といった人物・思想が上下関わらず強く見られており、本作の[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の対立が宇宙世紀の[[アースノイド]]と[[スペースノイド]]と比較して苛烈に描写されている。特に相手を同じ人間と見做さない[[ブルーコスモス]]の影響もあり、コーディネイター勢力の殲滅を躊躇わないなど過激な行動が多い<ref>最もこれは[[ザフト]]や[[コーディネイター]]の過激派も同様であるため、一概に地球連合側のみの問題とは言えない。</ref>。
 
:また、連邦軍は一枚岩なイメージが強いが、連合軍は地球連合加盟国の軍隊を寄せ集めたイメージが強く、複数の国の軍隊が協力して[[ザフト]]と戦うエピソードは作中では明言はされていない<ref>地球連合軍のエルビス作戦時には[[アガメムノン級宇宙戦艦]]の艦名で各国の著名人の名称が出てくるため、連合宇宙軍の月面プトレマイオス基地所属の艦隊は各国の混成軍である可能性がある。</ref>。それどころか最も大きな勢力を持つ[[大西洋連邦]]は他の陣営を使い捨ての駒のように扱い、アラスカではユーラシア連邦の軍隊を囮に使って[[サイクロプス]]で[[ザフト]]もろとも消滅さえさせている<ref>囮部隊には[[アークエンジェル]]の様に大西洋連邦所属部隊も残されていたが、あくまで軍上層部の意向で切り捨てられた部隊であり、ユーラシア連邦軍側の被害は戦闘修了後に大西洋連邦に対する発言力を喪失させる程の疲弊をもたらしているため、極めて甚大だったと思われる。『ASTRAY』ではそれゆえ大西洋連邦を明確に敵視しているユーラシアの軍人も登場する。</ref>。
 
:また、連邦軍は一枚岩なイメージが強いが、連合軍は地球連合加盟国の軍隊を寄せ集めたイメージが強く、複数の国の軍隊が協力して[[ザフト]]と戦うエピソードは作中では明言はされていない<ref>地球連合軍のエルビス作戦時には[[アガメムノン級宇宙戦艦]]の艦名で各国の著名人の名称が出てくるため、連合宇宙軍の月面プトレマイオス基地所属の艦隊は各国の混成軍である可能性がある。</ref>。それどころか最も大きな勢力を持つ[[大西洋連邦]]は他の陣営を使い捨ての駒のように扱い、アラスカではユーラシア連邦の軍隊を囮に使って[[サイクロプス]]で[[ザフト]]もろとも消滅さえさせている<ref>囮部隊には[[アークエンジェル]]の様に大西洋連邦所属部隊も残されていたが、あくまで軍上層部の意向で切り捨てられた部隊であり、ユーラシア連邦軍側の被害は戦闘修了後に大西洋連邦に対する発言力を喪失させる程の疲弊をもたらしているため、極めて甚大だったと思われる。『ASTRAY』ではそれゆえ大西洋連邦を明確に敵視しているユーラシアの軍人も登場する。</ref>。
 
:序盤では一応、[[キラ・ヤマト|キラ]]たちが所属する陣営だったが、中盤での[[アークエンジェル]]や[[オーブ連合首長国|オーブ]]に対する所業から最終的に敵対勢力になった。
 
:序盤では一応、[[キラ・ヤマト|キラ]]たちが所属する陣営だったが、中盤での[[アークエンジェル]]や[[オーブ連合首長国|オーブ]]に対する所業から最終的に敵対勢力になった。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
:『SEED』最終話から間をおき、再び[[プラント]]と戦端を開く。ただし前大戦でのしこりからか、[[大西洋連邦]]派とそれに反発するユーラシア西側勢力に分裂し、後者をザフトが支援する形をとる。
 
:『SEED』最終話から間をおき、再び[[プラント]]と戦端を開く。ただし前大戦でのしこりからか、[[大西洋連邦]]派とそれに反発するユーラシア西側勢力に分裂し、後者をザフトが支援する形をとる。
:…とは言え地球連合軍の大半は[[ブレイク・ザ・ワールド]]後の各地の復興にかかりきりであり、戦っているのはごく一部である(外伝設定)。後半、[[ギルバート・デュランダル]]による[[ロゴス]]の暴露からは、ごく一部を除いてザフトに協力する。
+
:…とは言え地球連合軍の大半は[[ブレイク・ザ・ワールド]]後の各地の復興にかかりきりであり、戦っているのはごく一部である(外伝設定)。後半、[[ギルバート・デュランダル]]による[[ロゴス]]の暴露からは、地球連合軍の指揮下から離脱してザフトに協力する連合軍部隊や艦艇が確認できる。
 
:大西洋連邦一国が悪役としてのイメージを更に強くしたせいか、前作ほど悪役のイメージは負ってはおらず、全地球規模の組織故に戦乱に翻弄されて統制が取れないまま迷走していく描写が多い。
 
:大西洋連邦一国が悪役としてのイメージを更に強くしたせいか、前作ほど悪役のイメージは負ってはおらず、全地球規模の組織故に戦乱に翻弄されて統制が取れないまま迷走していく描写が多い。
:最終的にはザフトと敵対を続けた地球連合軍ロゴス派は最高司令部の[[ヘブンズベース]]を失い、ダイダロス基地の軌道間全方位戦略砲[[レクイエム]]をザフトに制圧され、事実上敗戦に追い込まれる。しかし、オーブの[[デスティニープラン]]拒否に呼応してアルザッヘル月基地の艦隊が出撃したが、ザフトに鹵獲されたレクイエムを撃ち込まれ、艦隊もろとも宇宙最大拠点アルザッヘルを殲滅されてしまい、月面戦力がほぼ壊滅する。しかし、残存した地球連合軍艦隊はクライン派に合流し、ザフトへの抵抗を続けた。
+
:最終的にはザフトと敵対を続けた地球連合軍ロゴス派は最高司令部の[[ヘブンズベース]]を失い、ダイダロス基地の軌道間全方位戦略砲[[レクイエム]]をザフトに制圧され、事実上敗戦に近い状況に追い込まれる。しかし、オーブの[[デスティニープラン]]拒否に呼応してアルザッヘル月基地の艦隊が出撃したが、ザフトに鹵獲されたレクイエムを撃ち込まれ、艦隊もろとも宇宙最大拠点アルザッヘルを殲滅されてしまい、月面戦力がほぼ壊滅する。しかし、残存した地球連合軍艦隊はクライン派に合流し、ザフトへの抵抗を続け、[[メサイア]]陥落と[[ディステニープラン]]阻止の一翼を担った。
 +
:最高司令部の陥落と宇宙戦力の大部分の損耗、再軍備を支える[[ロゴス]]のグローバルカンパニーの崩壊など戦後は組織維持に難題を抱えていると思われるが、漫画版『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』では戦後も存続し、ある程度の戦力回復も達成した模様。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]
 
:ブレイク・ザ・ワールドにおける救助活動や[[テロリスト]]に応戦する姿が描かれる。本編では[[核ミサイル|核]]を撃ったり、都市を焼き払ったりと悪役じみた描写が多い地球連合軍だが、本作では軍隊の責務を果たしている姿が描かれる。もっとも[[ファントムペイン]]の活動は相変わらずだが。
 
:ブレイク・ザ・ワールドにおける救助活動や[[テロリスト]]に応戦する姿が描かれる。本編では[[核ミサイル|核]]を撃ったり、都市を焼き払ったりと悪役じみた描写が多い地球連合軍だが、本作では軍隊の責務を果たしている姿が描かれる。もっとも[[ファントムペイン]]の活動は相変わらずだが。
匿名利用者