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、 2013年3月17日 (日) 17:26
== ヤキン・ドゥーエ戦役(Jachin Due War) ==
[[C.E.]]70年に起きた『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の舞台となった戦争。<br />
続編の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では「先の大戦」と呼ばれている。
[[ナチュラル]]中心の[[地球連合軍]]と[[コーディネイター]]中心の[[プラント]]所属の[[ザフト]]による戦争で、C.E.70年2月11日、地球連合がプラントに宣戦布告。月面プトレマイオス基地から地球連合軍の宇宙艦隊出撃(この際モビルアーマー母艦「ルーズベルト」に、とある将校の独断で極秘に1発の核ミサイルが持ち込まれており、直後の核攻撃へと繋がる)。
地球連合軍がC.E.70年2月14日に[[核ミサイル]]によってプラント所属の農業コロニーである[[ユニウスセブン]]を破壊して多数の死者を出した[[血のバレンタイン]]を契機に戦闘が地球圏全域へと拡大する。
当初は[[ニュートロンジャマー]]の投下と[[MS]]を主体としたザフトに侵攻され、地球連合軍が押されていた形であったが、[[オペレーション・スピットブレイク]]以降は、地球連合軍が盛り返し、最終的にはザフトの宇宙要塞[[ヤキン・ドゥーエ]]を舞台に地球連合軍とザフト、そして[[ラクス・クライン]]率いる三隻同盟によって激戦が繰り広げられ、地球連合軍側は連合軍の中心である[[ブルーコスモス]]派を指導していた[[ムルタ・アズラエル]]、ザフト側は[[プラント]]議長である[[パトリック・ザラ]]を失い、停戦協定が結ばれることになった。
スパロボではSEEDが参戦した[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]・J・Wで切り口を変えながら血のバレンタイン事件や[[アラスカ基地]]の攻防、ヤキン・ドゥーエの最終決戦などが再現されている。
=== 設定の混乱 ===
当初TV本編では「血のバレンタイン」の奇襲が戦争の引き金のように描写されていたが、後に発表された公式年表ではその3日前に正式な宣戦布告がなされていることになった。つまり核攻撃は人道的な問題はあるものの普通の戦争行為だったことになる。
== 関連人物 ==
=== [[地球連合]] ===
;[[ムルタ・アズラエル]]
:反[[コーディネイター]]団体である[[ブルーコスモス]]の盟主。地球連合軍のブルーコスモス派に強い影響力を持ち、プラントへの核攻撃を推進してプラント攻撃に同行したが、[[アークエンジェル]]の砲撃で死亡した。
;ウィリアム・サザーランド
:地球連合軍士官。連合軍内部のブルーコスモス派の筆頭で、プラントへの核攻撃を謀ったが、ザフトの攻撃で死亡した。スパロボ未登場。
;デュエイン・ハルバートン
:[[地球連合軍]]第8艦隊司令官。連合軍内部では早くから[[MS]]開発を主張した[[GUNDAM|G兵器]]の開発計画の責任者だったが、アークエンジェルが地球に降下する際、ザフトの攻撃で死亡した。ブルーコスモス派ではない。スパロボ未登場。
=== プラント ===
;[[シーゲル・クライン]]
:当初のプラント最高評議会議長。穏健派であったが、失脚。娘の[[ラクス・クライン]]のフリーダム強奪と時を同じくして、クルーゼに唆されたザラ派によって暗殺された。
;[[パトリック・ザラ]]
:当初はプラント評議会の国防委員長。途中でプラント最高評議会議長に就任し、強硬派として[[ナチュラル]]との戦争を推進し、自軍艦隊を巻き込んでも[[ジェネシス]]の発射も厭わなかったが、そのあまりに非道な行動に不信感を持たれ部下に射殺された。
;[[アイリーン・カナーバ]]
:プラント評議会議員。クライン派であった故にシーゲル・クラインの死後失脚したが、終戦時に臨時最高評議会議長として復帰、[[地球連合]]と停戦条約を結んだ。
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
:ザフトの軍人。裏で様々な暗躍をする。
=== 三隻同盟 ===
;[[ラクス・クライン]]
:シーゲル・クラインの娘。プラントの歌姫として人気があったが、[[地球連合]]と[[ザフト]]の戦争を終結させるために[[フリーダムガンダム|フリーダム]]強奪事件を起こし、クライン派を中心とした[[エターナル]]を基幹にクサナギ、[[アークエンジェル]]を加えて三隻同盟を形成、停戦に大きく貢献することとなる。
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
:元オーブ連合首長国代表である[[ウズミ・ナラ・アスハ]]の娘。父ウズミの意志を継いで三隻同盟に参加。
;[[アスラン・ザラ]]
:パトリック・ザラの息子。ザフトの[[エース]]で、ラクス・クラインとは許婚であったが、後半ザフトを離反して三隻同盟に参加。
;[[キラ・ヤマト]]
:カガリ・ユラ・アスハの実弟。地球連合軍に参加していたが、友人であったアスランに撃墜された後、ラクスの支援を受けてフリーダムガンダムを強奪。属していたアークエンジェルと共に三隻同盟に参加。
== 関連用語 ==
;[[血のバレンタイン]]
:[[C.E.]]70年2月14日に起きた連合側による[[プラント]]への核攻撃。結果的にプラントの農業コロニーである[[ユニウスセブン]]が崩壊して多くの犠牲者を出し、戦争拡大の原因となった。この際にアスランの母親、つまりパトリックの妻も死亡しており、一部私情が絡む戦争となる。
;エイプリル・フール・クライシス
:C.E.70年4月1日にザフトが発動した作戦。[[ニュートロンジャマー]]の[[地球]]への大量投下により、地上における核分裂装置の使用を不可能にさせてエネルギー不足に陥らせた。結果的に[[ザフト]]の地上侵攻を優位にしたが、エネルギー不足の影響で大量の死者を出し、反[[コーディネイター]]感情が強まった。
;グリマルディ戦線
:[[月]]の主導権を巡る地球連合軍とザフトのグリマルディ・クレーターを境界に月を二分した戦線。連合軍側の[[サイクロプス]]の暴走により最終的には地球連合軍が月の防衛に成功した。
;[[オペレーション・スピットブレイク]]
:ザフトが発動した大規模な作戦。宇宙から大規模な軍を地球に降下させ、各地の軍事拠点を急襲する作戦であるが、当初の目的はパナマ基地であると目されたものの、実は地球連合軍最高司令部があった[[アラスカ基地]]を目標としていた。しかし[[ラウ・ル・クルーゼ]]がその情報を地球連合側にリークしたことにより、連合軍はサイクロプスを発動させ、ザフトの大半が壊滅。結果的に地上におけるザフトの優位を失った。
;フリーダム強奪事件
:[[オペレーション・スピットブレイク]]の直後にザフトの最新[[MS]]であった[[フリーダムガンダム]]が強奪された事件。戦後はラクス達の責任は問われず、全てクルーゼの責任にされた。
{{ガンダムシリーズ}}
[[Category:出来事]]
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