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リーベ・デルタ第二操船課を専攻する木星圏出身の少年。リーベ・デルタの時から[[相葉昴治|昴治]]とコンビを組んでいるルームメイト。
 
リーベ・デルタ第二操船課を専攻する木星圏出身の少年。リーベ・デルタの時から[[相葉昴治|昴治]]とコンビを組んでいるルームメイト。
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少々軽めだが、明るくリーダーシップのある性格をしており、第二操船課においては[[相葉祐希|祐希]]に次ぐ第2位の実力を持つため、[[ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト|ヴァイタル・ガーダー]](以下V.G.)の操縦チームにおけるリーダー的存在になっていく。腕っぷしも強く、1人で複数の男子を叩きのめしてもいる。一方でその背景には不明な点も多く、名家の出自でありながらリーベ・デルタへは自費で入学しており、「尾瀬イクミ」という名前も[[偽名]]である(本名は不詳)。
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少々軽めだが、明るくリーダーシップのある性格をしており、第二操船課においては[[相葉祐希|祐希]]に次ぐ第2位の実力を持つため、[[ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト|ヴァイタル・ガーダー]](以下V.G.)の操縦チームにおけるリーダー的存在になっていく。腕っぷしも強く、1人で複数の男子を叩きのめしてもいる。一方で、その背景には不明な点も多く、名家の出自でありながらリーベ・デルタへは自費で入学しており、「尾瀬イクミ」という名前も[[偽名]]である(本名は不詳)。
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実は実姉・尾瀬カオリと禁断の関係となっていたという過去をもつ。それを知った父親により2人は引き離され、カオリは半ば無理矢理嫁がされた末に自殺という道を選んでいる。この出来事で背負ったトラウマから、「人の死」に対して過剰な反応を示す様になっており、リーベ・デルタに潜入した工作員達の死を知った際は、それを見殺しにした[[ルクスン・北条]]を理不尽と言える形で責めてしまっている。また、今でもカオリが最愛の女性であった事から、自分に好意を寄せてきた[[和泉こずえ]]との関係も中途半端なものとなってしまい、結果的にそれが災いしてこずえの集団暴行事件を招く事になった。事件後、報復としてこずえを暴行した者達(ただし男子のみ)を叩きのめし、こずえを見捨ててしまった市川レイコを暴力で脅す形でグループから追放。また、ディカスティア戦で与えられた役目を果たせなかった昂治とも、その関係が険悪化する一方となった。
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彼の抱えている秘密。それは、実姉・尾瀬カオリと近親相姦の関係となり、それを知った父親の手で引き離され、カオリは半ば無理矢理嫁がされた末に自殺したという壮絶なものだった。この出来事で背負ったトラウマから、「人の死」に対して、過剰な反応を示す様になっている。それに加えて、今でもカオリが最愛の女性であることから、自分に好意を寄せてきた[[和泉こずえ]]との関係も中途半端なものとなってしまい、それが災いして、こずえの集団暴行事件を招く事になった。事件後、報復としてこずえを暴行した者達(ただし男子のみ)を叩きのめし、こずえを見捨ててしまった市川レイコを暴力で脅す形でグループから追放。また、ディカスティア戦で与えられた役目を果たせなかった昂治とも、その関係が険悪化する一方となった。
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その後はこずえと共に士官部屋で暮らし始めるが、髪を下ろした彼女の姿をカオリと重ねてしまったことで彼女へ依存するようになる。また、こずえの一件から[[黒のリヴァイアス|リヴァイアス]]艦内で問題行為を行う者達を問答無用で断罪する私刑行為に走るも、既に個人の力で解決出来るレベルを超えている上に、求心力を失ったツヴァイに対しても苛立ちを募らせていき、更には「暴力を振るう者を暴力で黙らせる」という自分自身の行動に大きな矛盾が伴っている事にさえ気付いていなかった。そんな中、こずえの言葉に誘導された事で、エアーズ・ブルー政権が一番安定していたと悟ると、リフト艦を占拠してV.G.を起動させ、「艦内での暴力行為禁止」の宣言と共にリヴァイアスの艦内にいる乗組員全員を恫喝。それに賛同したシュタイン・ヘイガーに言われるまま、暴力事件の起こった「156区画」へ直接的な物理攻撃を実行し、イクミ政権の指導者として、力による恐怖政治を展開していく<ref>この時、「156区画」には暴力を受けて気絶していた少年がおり、彼だけはV.G.の攻撃に逃げ遅れて死亡してしまい、ヘイガーの「生体反応が無い」という言葉も、イクミを動揺させない為の嘘であった可能性が高い。</ref>。
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その後は、こずえと共に士官部屋で暮らし始めるが、髪を下ろした彼女の姿をカオリと重ねてしまったことで彼女へ依存するようになる。こずえの一件から[[黒のリヴァイアス|リヴァイアス]]艦内で問題行為を行う者達を問答無用で断罪する私刑行為に走るも、既に個人の力で解決出来るレベルを超えている上に、求心力を失ったツヴァイに対しても苛立ちを募らせていき、更には「暴力を振るう者を暴力で黙らせる」という自分自身の行動に大きな矛盾が伴っている事にさえ気付いていなかった。そんな中、こずえの言葉に誘導された事で、エアーズ・ブルー政権が一番安定していたと悟ると、リフト艦を占拠してV.G.を起動させ、「艦内での暴力行為禁止」の宣言と共にリヴァイアスの艦内にいる乗組員全員を恫喝。それに賛同したシュタイン・ヘイガーに言われるまま、暴力事件の起こった「156区画」へ直接的な物理攻撃を実行し、イクミ政権の指導者として、力による恐怖政治を展開していく<ref>この時、「156区画」には暴力を受けて気絶していた少年がおり、彼だけはV.G.の攻撃に逃げ遅れて死亡してしまい、ヘイガーの「生体反応が無い」という言葉も、イクミを動揺させない為の嘘であった可能性が高い。</ref>。
    
イクミ政権となってからはリヴァイアスに秩序をもたらすべく、それまでとは打って変わって高圧的な態度や振る舞いとなり、敵と戦闘を行うリフト艦メンバーが直接リヴァイアスを支配する体制をとり、ツヴァイはその傘下組織として従えるが、自身の行いにどうしても納得出来なかった[[ユイリィ・バハナ]]は「決別」という形でブリッジを去っている。ブルー政権以上に厳格となったポイント制度だけでなく乗組員の階級差別化までも導入する事で、リヴァイアスに貢献していないと見なしたメンバーは身内であろうとも容赦無く下位ランクへと落とし、武闘派で構成したガーディアンズによる監視及び・制裁によって反乱分子を徹底的に駆逐していく。だが、ただでさえ暴力と恐怖で押さえつけているやり方をしていながら、「暴力問題を0%にしろ」という現実的に不可能な命令を下しており、二十日間という期間限定とはいえ、これまで以上に過激となったやり方は、自身の気付かない内に下位ランクと上位ランクの軋轢が深刻なまでに悪化させる事になっていた。結局の所、ヘイガーや[[ファイナ・S・篠崎]]らは元より、拠り所となっているこずえにすらも良い様に利用されていただけで、彼(女)達の操り人形同然になっていたイクミ自身、「皆を守る」とは裏腹にこずえ一人を守ることしか考えられなくなっていた。その無自覚さは、自身を何とか止めようとした昂治に逆上して、ニードルガンで瀕死の重傷を負わせた上、本性を曝け出したファイナが昂治を「過去」にしようとしたり、ヘイガーの独断で下位ランクの乗員を殺しかける事態にまで発展する。
 
イクミ政権となってからはリヴァイアスに秩序をもたらすべく、それまでとは打って変わって高圧的な態度や振る舞いとなり、敵と戦闘を行うリフト艦メンバーが直接リヴァイアスを支配する体制をとり、ツヴァイはその傘下組織として従えるが、自身の行いにどうしても納得出来なかった[[ユイリィ・バハナ]]は「決別」という形でブリッジを去っている。ブルー政権以上に厳格となったポイント制度だけでなく乗組員の階級差別化までも導入する事で、リヴァイアスに貢献していないと見なしたメンバーは身内であろうとも容赦無く下位ランクへと落とし、武闘派で構成したガーディアンズによる監視及び・制裁によって反乱分子を徹底的に駆逐していく。だが、ただでさえ暴力と恐怖で押さえつけているやり方をしていながら、「暴力問題を0%にしろ」という現実的に不可能な命令を下しており、二十日間という期間限定とはいえ、これまで以上に過激となったやり方は、自身の気付かない内に下位ランクと上位ランクの軋轢が深刻なまでに悪化させる事になっていた。結局の所、ヘイガーや[[ファイナ・S・篠崎]]らは元より、拠り所となっているこずえにすらも良い様に利用されていただけで、彼(女)達の操り人形同然になっていたイクミ自身、「皆を守る」とは裏腹にこずえ一人を守ることしか考えられなくなっていた。その無自覚さは、自身を何とか止めようとした昂治に逆上して、ニードルガンで瀕死の重傷を負わせた上、本性を曝け出したファイナが昂治を「過去」にしようとしたり、ヘイガーの独断で下位ランクの乗員を殺しかける事態にまで発展する。
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