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本作が『スパロボUX』の世界をゲーム機を介して観測しているもので「プレイごとの差異=平行世界の別人」という考えで行くと、データをロードするとロード前のUX世界はプレイヤーの手を離れ、ロード後から新たに分岐した世界をプレイヤーが観測する、という形になると思われる。こうなると、もはやロード前の世界がどうなったのか、確認する術は一切ないだろう。つまり、UX世界は現実世界を含めて完全な一本道であり、過去に巻き戻ってやり直そうなどという神じみたことが一切許されないのである。『'''「事象の観測者」というUX世界から見てほぼ絶対的な存在であるプレイヤーの力を持ってしても、ゲーム的な限界以外にもどうにもならないことがある'''』という一点だけ見てもとんでもないシナリオであると言える。
 
本作が『スパロボUX』の世界をゲーム機を介して観測しているもので「プレイごとの差異=平行世界の別人」という考えで行くと、データをロードするとロード前のUX世界はプレイヤーの手を離れ、ロード後から新たに分岐した世界をプレイヤーが観測する、という形になると思われる。こうなると、もはやロード前の世界がどうなったのか、確認する術は一切ないだろう。つまり、UX世界は現実世界を含めて完全な一本道であり、過去に巻き戻ってやり直そうなどという神じみたことが一切許されないのである。『'''「事象の観測者」というUX世界から見てほぼ絶対的な存在であるプレイヤーの力を持ってしても、ゲーム的な限界以外にもどうにもならないことがある'''』という一点だけ見てもとんでもないシナリオであると言える。
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では、一番最初にクリアした人の『G記』に記されている「ジョカ」は誰のプレイのものかと言えば言ってしまえばスタッフのものであり、G記とは即ちゲームシナリオそのものであり、この大々的なループを作った真の黒幕は'''ゲームクリエイター'''ということになる(身も蓋もない話だが確かにその通りである)。実際、本当の神であるナイアやカリ・ユガすら巻き込めるとしたら、その上をゆく「造物主」、UX世界の創造主しかいない。そしてこの認識に基づけば、我々'''ゲームプレイヤー'''もまた、創造主と同じ世界の視点を持っているがゆえにナイアやカリ・ユガを超える力があるともいえる。逆に言えば、プレイ開始前の世界はプレイヤーが介入しなかったが故に破滅したとも取れる。そして、現実世界(ボーカロイド)と物語世界(バーチャロイド)の双方の要素を持つフェイ・イェンHDがUX世界に召喚されたことが、ゲームプレイヤーがこの世界に干渉できるようになった扉が開いたのだと見ることができるのかも知れない。ゆえに第51話でナイアがフェイを究極のイレギュラーにして元凶と畏怖したのである。造物主クラスの存在から万能S級フラグクラッシャーが投入されたとあればそういうリアクションも仕方がない。
      
ちなみに、孔明が終盤で「並列世界など存在しなかった」と言ってはいるが、これは「ショウ達や久嵩の出身世界など、並列世界だと思われていたのが実はそうではなかった」という意味であり、他のシリーズとは間違いなく並列世界の関係にある。また、フェイ・イェンHDが実体化しているという時点で、並行世界が存在する事は確定(詳細は[[バーチャロイド]]のリバースコンバート現象に関する記述を参照)する。
 
ちなみに、孔明が終盤で「並列世界など存在しなかった」と言ってはいるが、これは「ショウ達や久嵩の出身世界など、並列世界だと思われていたのが実はそうではなかった」という意味であり、他のシリーズとは間違いなく並列世界の関係にある。また、フェイ・イェンHDが実体化しているという時点で、並行世界が存在する事は確定(詳細は[[バーチャロイド]]のリバースコンバート現象に関する記述を参照)する。
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*[[ヒーローマン]]⇒誰一人出現を予測できなかった本物のイレギュラー(周回プレイを繰り返す中で突然現れた、本来プログラムにいないある種のバグキャラクター)
 
*[[ヒーローマン]]⇒誰一人出現を予測できなかった本物のイレギュラー(周回プレイを繰り返す中で突然現れた、本来プログラムにいないある種のバグキャラクター)
 
と言えなくもないだろう。ちなみに、遺伝的アルゴリズムという考え方において、安直な結末に収束することを防ぐため、ランダムで全く異なる解を導くようになっている。おそらくヒーローマンはクリエイターが用意したそういう手合いに当たると思われる。突然変異個体にも関わらず確実に参戦する事を考えると、フェイ・イェン同様現実世界とのリンクによって発生するあるいは発生することで現実世界とリンクする存在なのかもしれない(フェイは現実世界側、ヒーローマンはUX世界側のチューナーという表現がわかりやすいか)。
 
と言えなくもないだろう。ちなみに、遺伝的アルゴリズムという考え方において、安直な結末に収束することを防ぐため、ランダムで全く異なる解を導くようになっている。おそらくヒーローマンはクリエイターが用意したそういう手合いに当たると思われる。突然変異個体にも関わらず確実に参戦する事を考えると、フェイ・イェン同様現実世界とのリンクによって発生するあるいは発生することで現実世界とリンクする存在なのかもしれない(フェイは現実世界側、ヒーローマンはUX世界側のチューナーという表現がわかりやすいか)。
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== 過去作との類似点 ==
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『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』は、過去のスパロボにおけるオリジナル設定に似た要素が散見されている。
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'''世界観'''
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*『[[旧シリーズ]]』→[[ゲスト|外部から持ち込まれた技術]]を使い、[[ディバイン・クルセイダーズ|世界の危機に対抗するためにあえて負荷を与えている存在]]がいる
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*『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』→[[アインスト|人ならざるもの]]が人になろうと足掻く
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*『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』→目的が[[AI1|肥大化した可能性]]の始末をつけるため
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*『[[スーパーロボット大戦D|D]]』→[[ペルフェクティオ|世界の破滅そのもの]]を倒す戦い
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*『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』→[[時空振動弾|可能性の分裂→]][[黒歴史|収束がループする]][[多元世界|世界]]
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*『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』→[[虚憶|前世の記憶を受け継ぐ存在]]が干渉している
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**また、世界や可能性を繋ぐヨグ=ソトースは『[[αシリーズ]]』に出てきた[[アカシックレコード]]と同等とされる
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'''主人公機'''
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*『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』の[[修羅神]]→パイロットになるとその機体に運命を縛られる
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*『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』の[[羽々斬]]→不適格者の命を蝕む
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*『[[スーパーロボット大戦R|R]]』の[[エクサランス]]→[[時流エンジン|時空移動機能]]がある
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*『[[スーパーロボット大戦J|J]]』の[[クストウェル|主]][[ベルゼルート|人]][[グランティード|公]][[ヴォルレント|機]]→[[サイトロン|素粒子]]を動力に使用
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*『[[スーパーロボット大戦W|W]]』の[[ヴァルホーク|主]][[ヴァルストーク|人]][[ヴァルガード|公]][[ヴァルザカード|機]]→[[ブレスフィールド・アーディガン|父親]]の手で宇宙の終焉を飛び越えてきた
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**Wの主人公機とライオットには「武装名に『プロトン』という単語が入る」という共通点がある
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**[[ヴァルザカード]]と[[オルフェス]]及び[[オデュッセア]]は次元の壁を破壊しながら攻撃する武器が存在する
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*『[[スーパーロボット大戦K|K]]』の[[レヴリアス]]→[[セルケリウス|ヒロインが乗る機体]]との[[ソルヴリアス・レックス|合体]][[ソルヴリアス・レギーナ|機構]]が存在する
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*『[[スーパーロボット大戦L|L]]』の[[ラッシュバード]]→動力を二人で制御しなければならず、暴走すれば甚大な被害を及ぼす可能性がある
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'''ラスボスと決戦'''
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*『[[スーパーロボット大戦K|K]]』の[[ル=コボル]]→版権作品の黒幕に利用される
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*『[[スーパーロボット大戦D|D]]』の[[ペルフェクティオ]]→存在だけが示唆され、物語の最後で世界を滅ぼすために現れた
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*『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]→今までに死んでいった者達の魂が自軍部隊を激励する
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'''その他'''
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*[[カズマ・アーディガン]]と[[アニエス・ベルジュ]]→章を跨いだ途端口調が変わった主人公(しかも、'''どちらも尊敬する男の模倣'''。カズマの方はすぐに元に戻っているが)
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*[[マサキ・アンドー]]と[[アニエス・ベルジュ]]→部隊の最高決定権を持つ主人公(マサキは同等の決定権を持つ仲間が[[ホワン・ヤンロン|他に]][[テュッティ・ノールバック|3人]][[ミオ・サスガ|いる]])
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*[[ペルゼイン・リヒカイト]]と[[オデュッセア]]→刀を用いた必殺技を持つロボット(画面の色が変わり、敵が血のような液体を噴出する演出がある)
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*[[アクセル・アルマー]]、[[ラミア・ラヴレス]]と[[ジン・スペンサー]]→主人公になり損ねたライバル
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*[[AL-3 アリス]]と[[サヤ・クルーガー]]及び[[HL-0 ハルノ]]と[[アユル・ディラン]]→[[南雲一鷹|主人]][[アニエス・ベルジュ|公]]及び主人公の[[悠凪・グライフ|家族同然]][[ジン・スペンサー|のライバル]]につき従う、人でないパートナー
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*[[ムー帝国]]とG記→重要な伏線となる古代の伝承
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*[[エルンスト機関]]とノーヴル一派→思想・信条の違いから敵対せざるを得なくなった勢力
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*[[アルテウル・シュタインベック]]と[[ハザード・パシャ]]→個人の野望を実現するために罪を[[鋼龍戦隊|自軍]][[アンノウン・エクストライカーズ|部隊]]に被せた人物
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*[[ガイアセイバーズ (OG)|ガイアセイバーズ]]と[[人類軍]]→上記の人物が総司令官となって自軍部隊と敵対する勢力
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*[[ダイモン (バーチャロン)|ダイモン]]と[[ナイア]]→自らの快楽のために世界を弄んだ版権作品出身の黒幕
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*上記の解釈で行くとUXの世界は「造物主」の作った世界をあらゆるプレイヤーが共有していることになる。あるプレイヤーの世界は当然他のプレイヤーの世界とは直接は無関係だが、当Wikiや攻略サイトなどを通して他の世界に「運命の声」を伝播させることは可能であり、こうした形でもあらゆる世界と繋がっていると言える。
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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