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「問題発生から現在までの流れ」を見出し3で区分け、立体物に追記など
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ヒュッケバイン問題とは、2006年秋頃よりスパロボオリジナルロボットである[[ヒュッケバイン]]と、その後継機である[[ヒュッケバインMk-II]]及び[[ヒュッケバインMk-III]]のメディア露出が、ゲーム画面での登場を除いて途絶えている事例を指す。
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ヒュッケバイン問題とは、2006年秋頃よりスパロボオリジナルロボットである[[ヒュッケバイン]]と、その後継機である[[ヒュッケバインMk-II]]及び[[ヒュッケバインMk-III]]のメディア露出が、ゲーム画面での登場を除いて途絶えた謎の事件を指す俗称。
    
ゲーム中で[[ヒュッケバインシリーズ]]は「バニシングトルーパー」の異名を持ち、現実世界(リアル)でも消滅(バニシング)したことから、ヒュッケバインは「リアルバニシングトルーパー」、事例そのものは「リアルバニシング」と呼ばれることになった。
 
ゲーム中で[[ヒュッケバインシリーズ]]は「バニシングトルーパー」の異名を持ち、現実世界(リアル)でも消滅(バニシング)したことから、ヒュッケバインは「リアルバニシングトルーパー」、事例そのものは「リアルバニシング」と呼ばれることになった。
    
== 問題発生から現在までの流れ ==
 
== 問題発生から現在までの流れ ==
[[ヒュッケバイン]]はガンダムシリーズでもお馴染みのデザイナーであるカトキハジメ氏にデザインされ、1995年に発売された『[[第4次スーパーロボット大戦]]』に初登場した[[パーソナルトルーパー]](PT)に分類されるオリジナルロボットである。
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=== 基礎知識 ===
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[[ヒュッケバイン]]は『[[ガンダムシリーズ]]』でもお馴染みのデザイナーである{{メカニックデザイン|カトキハジメ}}氏にデザインされ、1995年に発売された『[[第4次スーパーロボット大戦]]』にてデビューしたオリジナルロボットである。
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当時からガレージキットやプライズ商品が展開されるなどして人気を博した機体であり、スパロボオリジナル機体の玩具やプラモデルが展開される際には、まずヒュッケバイン関連機から発売されるなど、オリジナル機体の代名詞ともいえる扱いを受けていた。その後『[[スーパーロボットスピリッツ]]』の設定中や『[[スーパーロボット大戦α]]』以降の作品でPTの各種関連機が設定されていくと、カトキ氏の提案により後継機から逆算される形でリデザインが行われた。
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当時からガレージキットやプライズ商品が展開されるなどして人気を博した機体であり、スパロボオリジナル機体の玩具やプラモデルが展開される際には、まずヒュッケバイン関連機から発売されるなど、オリジナル機体の代名詞ともいえる扱いであった。その後『[[スーパーロボットスピリッツ]]』や『[[スーパーロボット大戦α]]』以降の作品で関連機体が生まれると、カトキ氏の提案により、そこから逆算される形でリデザインが行われた。
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2006年には『[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION]]』が『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]』としてアニメ化されることが発表された。このアニメにはゲームに登場していたヒュッケバインも登場すると思われていたのだが、放送3ヶ月前の2006年6月末から7月冒頭にかけて、掲示板サイト「2ちゃんねる」のアニメ化決定を取り上げたスレッドにて以下の内容が書き込まれる。
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=== 問題発生 ===
*ヒュッケバインはアニメに出られない
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2006年には[[ゲームボーイアドバンス|GBA]]用ソフト『[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION]]』が、『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]』としてアニメ化されることが発表された。このアニメには当然ヒュッケバインも登場すると思われていたのだが、放送3ヶ月前の2006年6月末から7月冒頭にかけて、掲示板サイト「2ちゃんねる」のアニメ化決定を取り上げたスレッドにて以下の内容が書き込まれる。
*「創通・サンライズ」からガンダムに似てるから駄目ってクレームが来た
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*'''ヒュッケバインはアニメに出られない'''
*寺田Pが交渉したがサンライズに「(版権スパロボに)ガンダム出せなくなってもいいの?」と返事を返された
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*「創通・サンライズ」から[[ガンダムタイプ|ガンダム]]に似てるから駄目ってクレームが来た
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*寺田Pが交渉したが、サンライズに「(版権スパロボに)ガンダム出せなくなってもいいの?」と返事を返された
 
*サンライズ曰く「ゲームはいいけどアニメにまで出しゃばって来たのが気に食わない」
 
*サンライズ曰く「ゲームはいいけどアニメにまで出しゃばって来たのが気に食わない」
 
*ブリットの機体(ゲームでは[[ヒュッケバインMk-II]])をどうするか制作スタッフが困惑している
 
*ブリットの機体(ゲームでは[[ヒュッケバインMk-II]])をどうするか制作スタッフが困惑している
だが、この情報が投稿された当時は悪質なデマ扱いとしてほとんど話題にもならなかった。
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だが、この情報が投稿された当時は悪質なデマ扱いされほとんど話題にもならなかった。
 
しかし、該当スレッドでは第1話冒頭に[[アストラナガン]]と[[ディス・アストラナガン]]が登場することを示唆した内容も書き込まれており、実際に放映された第1話がそのような展開だった。それをきっかけにこの投稿は関係者からのリークだったのではないかと大騒ぎになる。
 
しかし、該当スレッドでは第1話冒頭に[[アストラナガン]]と[[ディス・アストラナガン]]が登場することを示唆した内容も書き込まれており、実際に放映された第1話がそのような展開だった。それをきっかけにこの投稿は関係者からのリークだったのではないかと大騒ぎになる。
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第1話放送直後には、サンライズに金を支払うことで、[[ライディース・F・ブランシュタイン]]の回想シーンの数秒のみだけで許可が出たことも書き込まれ、実際に第3話や漫画版の該当シーンにて008Rらしき機体が画面に登場している。結局『ディバイン・ウォーズ』では、ヒュッケバインシリーズはそのシーンのみの登場で、[[ヒュッケバイン009]]や008L、Mk-IIは登場しないまま放送を終えてしまった。
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第1話放送直後には、サンライズにお金を支払うことで、[[ライディース・F・ブランシュタイン]]の回想シーンの数秒だけ許可されたことも書き込まれ、実際に第3話や漫画版の該当シーンにて008Rらしき機体が画面に登場している。結局『ディバイン・ウォーズ』では、ヒュッケバインシリーズはそのシーンのみの登場で、[[ヒュッケバイン009]]や008L、Mk-IIは姿を見せないまま放送を終えてしまった。
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また、アニメ放送中にはアニメ以外の媒体における露出にも影響が出始める。
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また、アニメ放送中にはアニメ以外の媒体における露出にも影響が出始める。[[プレイステーション2|PS2]]用ソフト『[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGs]]』の店舗に配布されたプロモーションビデオにて、公式サイト配信版では存在していたヒュッケバインシリーズの登場シーンが全て差し替えられていた。さらに、ホビーメーカー「コトブキヤ」から12月発売だと告知されていたMk-IIとボクサーのプラモデルが、発売1ヶ月前の11月中旬に初回生産限定品であることが発覚。更には、既に発売されているヒュッケバインシリーズのプラモデルについても市場に出回っているものを最後に絶版となることが分かった。
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『[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]』の店舗に配布されたプロモーションビデオにて、公式サイト配信版では存在していたヒュッケバインシリーズの登場シーンのみが全て差し替えられていたり、コトブキヤが展開しているプラモデルシリーズにて12月発売が告知されていたMk-IIとボクサーが発売1ヶ月前の11月中旬に初回生産限定品であることが発覚。更には、既に発売されているヒュッケバインシリーズのプラモデルについても市場に出回っているものを最後に絶版となることが分かった。
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通常このような事態が発生した場合、制作サイドから何らかの事情説明がなされるべきだが、今回は公式の説明がないばかりか触れることすら一切しなかったため、ユーザーからはよほどデリケートな問題が発生したものと推測されることになる。
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通常このような事態が発生した場合、制作サイドから何らかの事情説明がなされるべきなのだが、今回の事態では公式な説明がないばかりか触れることすら一切しなかったため、ユーザーからはよほどデリケートな問題が発生したものと推測されることになる。
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=== 『OGs』発売前後の動き ===
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『OGs』発売直前、スーパーロボット大戦公式BLOG「[[熱血!必中!スパログ!]]」の<cite>[http://blog.spalog.jp/?p=4698 6月11日更新分]</cite>において、縦読みで「ひゅつけハ出ます」とヒュッケバインの登場について暗に触れた。
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その後、2007年4月27日発売の「ゲーマガ」6月号にて、『[[スーパーロボット大戦OG -SECRET HANGAR-|SECRET HANGAR]]』にMk-IIトロンベのイラストが掲載された。『OGs』発売直前には、スーパーロボット大戦公式BLOG「[[熱血!必中!スパログ!]]」の<cite>[http://blog.spalog.jp/?p=4698 6月11日更新分]</cite>において、縦読みで「ひゅつけハ出ます」とヒュッケバインの登場について暗に触れた(ただし、<cite>[http://blog.spalog.jp/?p=4690 その前に同じ広報W氏が書いた記事]</cite>には
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本来縦読みなどという伏せた表現を使わずはっきりさせなければいけないが、<cite>[http://blog.spalog.jp/?p=4690 その前に同じ広報W氏が書いた記事]</cite>には
    
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と書かれており、公には発表できなかった可能性も示唆されている)。実際に6月28日発売の『OGs』や2007年12月27日発売の『[[スーパーロボット大戦OG外伝]]』ではヒュッケバインシリーズが出演した。更に10月26日に発売された『ディバイン・ウォーズ』のDVDに新たに収録された第26話にて、「ヒュッケバイン」という名称こそ使われないものの、ディスプレイに表示されたMk-IIとMk-IIIらしき図面を用いて新型機の開発を行っている旨が明かされた。以上の2007年の動向から、一旦は問題が解消されたとの推測がなされた。
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と書かれており、公には発表できない内部事情を示唆されている。このような経緯がありながらも、以下の2007年の動向から一旦は問題が解消されたとの推測がなされた。
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*6月28日発売の『OGs』や12月27日発売の『[[スーパーロボット大戦OG外伝]]』ではヒュッケバインシリーズが出演
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*10月26日に発売された『ディバイン・ウォーズ』のDVDに新たに収録された第26話にて、「ヒュッケバイン」という名称こそ使われないものの、ディスプレイに表示されたMk-IIとMk-IIIらしき図面を用いて新型機の開発を行っている旨が明かされた
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*4月27日発売の「ゲーマガ」6月号にて、連載企画『SECRET HANGAR』に「Mk-IIトロンベ」のイラストが掲載された
    
ところが、以後各媒体ではヒュッケバインの名前こそ挙がるもののイラストが掲載なされることはなく、2年後の2009年6月15日に発売された『SECRET HANGAR』の単行本では、Mk-IIトロンベのイラストが差し替えられる事態が発生。以来、インタビュー記事や関連機体の説明文において、「ヒュッケバイン」という名称や設定については触れられているものの、その際に設定画が公開されることはなく、映像・漫画作品にも一切登場させない措置が取られている。
 
ところが、以後各媒体ではヒュッケバインの名前こそ挙がるもののイラストが掲載なされることはなく、2年後の2009年6月15日に発売された『SECRET HANGAR』の単行本では、Mk-IIトロンベのイラストが差し替えられる事態が発生。以来、インタビュー記事や関連機体の説明文において、「ヒュッケバイン」という名称や設定については触れられているものの、その際に設定画が公開されることはなく、映像・漫画作品にも一切登場させない措置が取られている。
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2010年に放映されたTVアニメ第二期『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』では、シリーズ構成段階からヒュッケバインを登場させないようにストーリーの変更が行われ、『ディバイン・ウォーズ』の時のような違和感は幾分か解消されている。なお、この設定変更によって『ジ・インスペクター』では[[量産型ビルトシュバイン|アニメ]][[エクスバイン|オリジナル]][[ガーバインMk-III|の機体]]が誕生し、一部はアニメ以外の媒体にも逆輸入されている。
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=== 2010年以降 ===
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2010年に放映されたTVアニメ第二期『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』では、シリーズ構成段階からヒュッケバインを登場させないようにストーリーの変更が行われ、『ディバイン・ウォーズ』の時のような違和感は幾分か解消されている。なお、この設定変更(もとい大人の事情)のために『ジ・インスペクター』では[[量産型ビルトシュバイン]][[エクスバイン]][[ガーバインMk-III]]といったアニメオリジナルの機体をわざわざ作り起こしており、一部はアニメ以外の媒体にも逆輸入されている。
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2011年にはゲームアーカイブスにおいて、『第4次S』・『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』・『α』といったヒュッケバインシリーズの機体が登場する作品の配信が開始された。
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2011年にはゲームアーカイブスにおいて、『第4次S』、『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』、『α』といったヒュッケバインシリーズの機体が登場する作品の配信が開始された。古い作品なせいか、データの差し替えはされていない。
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2012年に発売された『[[第2次スーパーロボット大戦OG]]』では、ヒュッケバインは従来の外見で登場するにも関わらず、自軍に配備される前にイベントによって全機が破壊されてしまい、量産型を除いてプレイヤーがユニットとして扱うことができなかった。これについてもヒュッケバイン問題の影響と推測されている。ただし、『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]』以降の作品では[[量産型ヒュッケバインMk-II]]が引き続き登場し、[[エクスバイン]]や[[プファイルIII]]といった関連機が新たに登場しており、作中でのヒュッケバインシリーズの消滅の危機はひとまず脱したと考えてよさそうである。
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2012年に発売された『[[第2次スーパーロボット大戦OG]]』では、ヒュッケバインは従来の外見で登場するにも関わらず、自軍に配備される前にイベントによって全機が破壊されてしまい、量産型を除いてプレイヤーがユニットとして扱うことができなかった。これについてもヒュッケバイン問題の影響と推測されている。ただし、『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]』以降の作品では[[量産型ヒュッケバインMk-II]]が引き続き登場し、[[エクスバイン]]や[[プファイルIII]]といった関連機が新たに登場しており、作中でのヒュッケバインシリーズの消滅の危機はひとまず脱したとしてファンは胸をなでおろした。
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=== 突然の復活 ===
 
2016年6月9日発売の「週刊ファミ通」2016年6月23日号に掲載されたスパロボ25周年記念特集では、『第4次』の項目でヒュッケバインの名前と設定画が普通に紹介されている(P.16)。6月21日にはファミ通.comにも<cite>[http://www.famitsu.com/news/201606/21108434.html 同じ記事]</cite>が掲載。
 
2016年6月9日発売の「週刊ファミ通」2016年6月23日号に掲載されたスパロボ25周年記念特集では、『第4次』の項目でヒュッケバインの名前と設定画が普通に紹介されている(P.16)。6月21日にはファミ通.comにも<cite>[http://www.famitsu.com/news/201606/21108434.html 同じ記事]</cite>が掲載。
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2016年10月31日配信の『秋の生スパロボチャンネル 第弐弾』にて、『[[スーパーロボット大戦V]]』に『第4次』デザインのヒュッケバインが登場することが発表された。
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2016年10月31日配信の『秋の生スパロボチャンネル 第弐弾』にて、『[[スーパーロボット大戦V]]』に'''『第4次』デザインのヒュッケバイン'''が登場することが発表され、製品版では変更されることなく無事実装された。このとき、公開されたPV第1弾では「空白の10年」というキーワードが出てきている。ヒュッケバイン問題が表面化したのは2006年でPV発表は2016年とこちらもちょうど10年空いており、公式も当事案を認識している様子。
 
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2017年2月には『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』への参戦およびROBOT魂の発売が発表された。<br />
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'''※プレミアムバンダイ『METAL ROBOT魂 〈SIDE OG〉- ヒュッケバイン』は『[[スーパーロボット大戦V]]』設定である。'''
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== 問題の理由 ==
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2017年2月には『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』への参戦および、アクションフィギュア「METAL ROBOT魂」での立体化も発表された。なお、そのMETAL ROBOT魂のヒュッケバインは『V』設定<ref>http://p-bandai.jp/item/item-1000120715/?_ga=2.110015813.1198324388.1525464739-1114954783.1427283735</ref>である。
現在のところ有力となっている説は、『ディバイン・ウォーズ』放送前になされたリークらしき書き込みの内容に沿った、頭部センサー・V字アンテナ・ツインアイ・顎と[[ガンダム]]に似た頭部のデザインが、ガンダムシリーズの版権元である「創通・サンライズ」からクレームを受けたことで、所謂「版権問題」が発生したというもの。[[ビルトシュバイン]]や[[ART-1]]といったヒュッケバインに近い頭部デザインのロボットが問題となっていないことについては様々な憶測が挙がるが、クレームの詳細が明らかになっていないため、このあたりの事情については不明である。
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ちなみにプラモデルが絶版となった時期には、ガンダムシリーズの玩具販売権を有しているバンダイが、ヒュッケバインのプラモデルを発売するためクレームを出したという説も挙がったが、現在に至るまでプラモデルは発売されておらず、何よりバンダイはガンダムシリーズの版権元ではないため、現在ではこちらの説は否定的な見方をされることが多い。
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== 問題の原因 ==
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現在のところ有力となっている説は、『ディバイン・ウォーズ』放送前になされたリークらしき書き込みの内容に沿った、頭部センサー・V字アンテナ・ツインアイ・顎と[[ガンダム]]ならびに[[ガンダムタイプ]]に似た頭部のデザインが、ガンダムシリーズの版権元である「創通・サンライズ」からクレームを受けたことで、つまるところ「版権問題」が発生したというもの。[[ビルトシュバイン]]や[[ART-1]]といったヒュッケバインに近い頭部デザインのロボットが問題となっていないことについては様々な憶測が挙がるが、クレームの詳細が明らかになっていないため、このあたりの事情については不明である。
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== 問題の影響 ==
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ちなみにプラモデルが絶版となった時期には、ガンダムシリーズの玩具販売権を有しているバンダイが、ヒュッケバインのプラモデルを発売するためクレームを出したという説も挙がった。しかし現在に至るまでプラモデルは発売されておらず、何よりバンダイはガンダムシリーズの版権元ではないため、現在はこちらの説は否定的な見方をされることが多い。
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== 問題の影響まとめ ==
 
=== 『OGs』関連 ===
 
=== 『OGs』関連 ===
 
『[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]』では、ゲーム本編には登場しているものの、広報活動において以下の事例が発生している。
 
『[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]』では、ゲーム本編には登場しているものの、広報活動において以下の事例が発生している。
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*プロモーションビデオで、公式サイト配信版で先行配信されたものには存在していたヒュッケバインシリーズの登場シーンが、店舗に配布される際には差し替えられている。
 
*プロモーションビデオで、公式サイト配信版で先行配信されたものには存在していたヒュッケバインシリーズの登場シーンが、店舗に配布される際には差し替えられている。
 
*公式サイトにはMk-IIIとボクサーの設定画が掲載されていたが、発売前にはページごと削除されている。さらにページ削除後しばらくはページ内で使われていた画像のアドレスは生きていたが、それも後に削除されたことから、徹底っぷりが窺える。
 
*公式サイトにはMk-IIIとボクサーの設定画が掲載されていたが、発売前にはページごと削除されている。さらにページ削除後しばらくはページ内で使われていた画像のアドレスは生きていたが、それも後に削除されたことから、徹底っぷりが窺える。
*予約特典冊子『Super Robot Wars OG Original Generations Official Perfect File』では登場機体の設定や設定画が掲載されているのだが、ヒュッケバインシリーズの機体は、量産型ヒュッケバインMk-IIも含めて一切掲載されていない。ヒュッケバインに関わる記述についてもヒュッケバインの名称は使われず、[[アーマリオン]]の項目を除き形式番号を使って説明する方式をとっている。これは発売日に配布する冊子の性質上、早い段階に完成させて刷っておかなければならないことから、制作当時はヒュッケバインの登場が確定していなかったものと推測される。
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*予約特典冊子『Super Robot Wars OG Original Generations Official Perfect File』では登場機体の設定や設定画が掲載されているのだが、ヒュッケバインシリーズの機体は、量産型ヒュッケバインMk-IIも含めて一切掲載されていない。ヒュッケバインに関わる記述についてもヒュッケバインの名称は使われず、[[アーマリオン]]の項目を除き形式番号を使って説明する方式をとっている。これは発売日に配布する冊子の性質上、早い段階に紙面内容を決定して刷っておかなければならないことから、制作当時はヒュッケバインの登場が確定していなかったものと推測される。
 
*攻略本には登場機体の設定画や立体物の写真が多数掲載されているが、ヒュッケバインシリーズの機体については、ゲーム中のドット絵だけが掲載されている。
 
*攻略本には登場機体の設定画や立体物の写真が多数掲載されているが、ヒュッケバインシリーズの機体については、ゲーム中のドット絵だけが掲載されている。
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=== 『ディバイン・ウォーズ』関連 ===
 
=== 『ディバイン・ウォーズ』関連 ===
『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]』では以下の事例が発生している。
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*[[ライディース・F・ブランシュタイン]]が左腕を失うことになった起動実験失敗が回想シーンで描かれた際には、008Rらしき機体が画面に登場する。アニメ版では画面が暗く詳細なデザインを確認できないが、漫画版では頭部のアップまで描かれており、ヒュッケバインであることがしっかり確認できる。
 
*[[ライディース・F・ブランシュタイン]]が左腕を失うことになった起動実験失敗が回想シーンで描かれた際には、008Rらしき機体が画面に登場する。アニメ版では画面が暗く詳細なデザインを確認できないが、漫画版では頭部のアップまで描かれており、ヒュッケバインであることがしっかり確認できる。
 
*第8話では[[ハガネ]]に[[イルムガルト・カザハラ]]の搭乗機が配備されるが、009ではなく[[グルンガスト]]1号機が配備される。
 
*第8話では[[ハガネ]]に[[イルムガルト・カザハラ]]の搭乗機が配備されるが、009ではなく[[グルンガスト]]1号機が配備される。
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=== 『ジ・インスペクター』関連 ===
 
=== 『ジ・インスペクター』関連 ===
『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』では以下の事例が発生している。
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*『ディバイン・ウォーズ』第26話にて、Mk-IIの存在が示唆されていたものの、その後正式に量産機として採用されたのは[[ビルトシュバイン]]と設定され、作中には[[量産型ヒュッケバインMk-II]]ではなく[[量産型ビルトシュバイン]]が登場する。第1話から登場するブリットは、Mk-IIではなく先行量産された量産型ビルトシュバインに搭乗している。
 
*『ディバイン・ウォーズ』第26話にて、Mk-IIの存在が示唆されていたものの、その後正式に量産機として採用されたのは[[ビルトシュバイン]]と設定され、作中には[[量産型ヒュッケバインMk-II]]ではなく[[量産型ビルトシュバイン]]が登場する。第1話から登場するブリットは、Mk-IIではなく先行量産された量産型ビルトシュバインに搭乗している。
 
*第7話ではリョウトから「ヒュッケバイン」という名称は使わずに「Mk-IIIが開発中止になった」ということが語られる。第8話ではインスペクターがマオ社を襲撃し、「ヒュッケバイン」の引き渡しを要求するものの、008タイプLとMk-III・タイプLはマオ社に存在しておらず、リョウト達は009の改造機である[[エクスバイン]]を持ち出し脱出、その後戦闘を行っている。このエクスバインは『OG外伝』で存在が明かされた[[ヒュッケバインEX]]に該当する機体。V字アンテナが廃されたほか、[[SRX]]と同様のバイザーが取り付けられ、その奥のツインアイが発光する。
 
*第7話ではリョウトから「ヒュッケバイン」という名称は使わずに「Mk-IIIが開発中止になった」ということが語られる。第8話ではインスペクターがマオ社を襲撃し、「ヒュッケバイン」の引き渡しを要求するものの、008タイプLとMk-III・タイプLはマオ社に存在しておらず、リョウト達は009の改造機である[[エクスバイン]]を持ち出し脱出、その後戦闘を行っている。このエクスバインは『OG外伝』で存在が明かされた[[ヒュッケバインEX]]に該当する機体。V字アンテナが廃されたほか、[[SRX]]と同様のバイザーが取り付けられ、その奥のツインアイが発光する。
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=== 立体物 ===
 
=== 立体物 ===
 
*コトブキヤが発売していたプラモデルのうちヒュッケバインシリーズ全てが、2006年12月に初回限定生産品として発売されたMk-IIとボクサーを最後に絶版となっており、その後該当商品の情報は公式サイトから削除されている。
 
*コトブキヤが発売していたプラモデルのうちヒュッケバインシリーズ全てが、2006年12月に初回限定生産品として発売されたMk-IIとボクサーを最後に絶版となっており、その後該当商品の情報は公式サイトから削除されている。
**書籍でプラモデルの歴代ラインナップが紹介される際にも、「絶版・限定品を除く」という理由によりヒュッケバインシリーズについては掲載されない。「電撃ホビーマガジン」2014年6月号(2014年4月25日発売)には、コトブキヤのプラモデル展開がスタートから10周年を迎えたという記事が掲載されたが、第1弾キットとして紹介されたのは[[ビルトビルガー]]重装型(2004年10月発売)で、それ以前に発売されたヒュッケバイン(2003年12月発売)とヒュッケバイン009(2004年5月発売)が無かったことにされてしまっている。
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**書籍でプラモデルの歴代ラインナップが紹介される際にも、「絶版・限定品を除く」という理由によりヒュッケバインシリーズについては掲載されない。「電撃ホビーマガジン」2014年6月号(2014年4月25日発売)には、コトブキヤのプラモデル展開が10周年を迎えたという記事が掲載されたが、第1弾キットとして紹介されたのは[[ビルトビルガー]]重装型(2004年10月発売)で、それ以前に発売されたヒュッケバイン(2003年12月発売)とヒュッケバイン009(2004年5月発売)が無かったことにされてしまっている。
**以前には『[[第2次スーパーロボット大戦OG]]』の予約特典冊子『[[電撃スパロボ!]]SP OG Official Book』においても、『S.R.G-S』のラインナップカタログでは「コトブキヤショップ限定版、製造中止になったものを除いて、」と最初に書かれておりヒュッケバインシリーズは紹介されていない。また、『EO-tech』のラインナップではその文章はなくMk-IIが紹介されていない。
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**以前には『[[第2次スーパーロボット大戦OG]]』の予約特典冊子「[[電撃スパロボ!]]SP OG Official Book」においても、「S.R.G-S」のラインナップカタログでは「コトブキヤショップ限定版、製造中止になったものを除いて、」と最初に書かれておりヒュッケバインシリーズは紹介されていない。また「EO-tech」<ref>1/100スケールによる立体化で、ガンプラのマスターグレードに当たるもの。これまで触れたプラモデルは全て1/144スケール。</ref>のラインナップではその文章はなくMk-IIが紹介されていない。
*「電撃ホビーマガジン」で誌上通販されていたフルアクションフィギュアは、再販アンケートが行われることがあるが、アンケート欄にヒュッケバインシリーズの名前は掲載されない。
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*「電撃ホビーマガジン」で誌上通販されていたフルアクションフィギュアは、定期的に再販アンケートが行われるものの、アンケート欄にヒュッケバインシリーズの名前は掲載されない。
 
*ボークスが発売しているガレージキットは、問題発生以前に製造販売されたアイテムが公式サイトで通信販売されているが、発生以後に新作は発表されていない。
 
*ボークスが発売しているガレージキットは、問題発生以前に製造販売されたアイテムが公式サイトで通信販売されているが、発生以後に新作は発表されていない。
*頭部デザインが従来のヒュッケバインシリーズとは異なるエクスバインについては、『ジ・インスペクター』放送終了直後の2011年4月にバンダイからフルアクションフィギュアが発売されており、2014年にはコトブキヤからエグゼクスバインやガリルナガンのプラモデル発売された。
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*頭部デザインが従来のヒュッケバインシリーズとは異なるエクスバインについては、『ジ・インスペクター』放送終了直後の2011年4月にバンダイからフルアクションフィギュアが発売。加えて2014年にはコトブキヤからエグゼクスバインやガリルナガンのプラモデルも発売された。
*そして先述通りロボット魂の発売が発表された。
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*バンダイから「METAL ROBOT魂 ヒュッケバイン」が発売された。設定や商品説明では『[[スーパーロボット大戦V|V]]』からの商品化という扱いだが、外見は『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』のものと大差ない。
    
== その他話題 ==
 
== その他話題 ==
*2015年年末頃から、香港で『METAL SAGA RTX-008 バニシングトルーパー』なるアクションフィギュアが出回っている。これはバンダイから発売されているMETAL BUILDシリーズの[[ダブルオーガンダム]]の金型を流用して制作された、いわゆる非公式のパチモン玩具らしい。
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*2015年年末頃から、香港で「METAL SAGA RTX-008 バニシングトルーパー」なるアクションフィギュアが出回っている。これはバンダイから発売されている「METAL BUILDシリーズ」の[[ダブルオーガンダム]]の金型を流用(あるいは寸法をコピー)して製造された、いわゆる「パチモン玩具」。
*ヒュッケバインの復活が発表された『V』PV1では「空白の10年」というキーワードが出てきているが、'''ヒュッケバイン問題が表面化したのは2006年でPV発表は2016年とこちらもちょうど10年空いている'''。
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==