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'''「青き清浄なる世界のために」'''をスローガンとする反[[コーディネイター]]団体。
'''「青き清浄なる世界のために」'''をスローガンとする反[[コーディネイター]]団体。
ブルーコスモスは元来アズラエル財閥をパトロンとした環境圧力保護団体だったらしいが、コーディネイター問題が表沙汰になると不快感を表明。C.E.17年にはコーディネイターの製造を行っていた病院を医師や患者もろとも焼き討ちを行うなど早々に過激な行動を取るようになる。
やがて宗教権威の失墜を経て、狂信的なカトリックやイスラムなどの[[宗教]]関係者達が適度な距離を保って合流しつつ緩やかに繋がっていった事によって、具体的な団体から集団の面も持つ反コーディネイターの一大イデオロギーへと変化していった模様である。
ブルーコスモスは構成員を自称するものを含めて、総数は数十万人程度と規模そのものは地球全域に影響力を持つにしては中小レベルに過ぎない。しかし、心情的にその主義主張に共感する人々は世界中に存在するため、人数面の不利は存在しない。
ブルーコスモスは構成員を自称するものを含めて、総数は数十万人程度と規模そのものは地球全域に影響力を持つにしては中小レベルに過ぎない。しかし、心情的にその主義主張に共感する人々は世界中に存在するため、人数面の不利は存在しない。
また、「自分達の主義主張に共感してくれる者であるならば、コーディネイターであっても受け入れる」という意外なまでの門戸の広さに加え、親が望んだ通りに能力が外見が発現せずに捨てられたりしたコーディネイターの中にも出生に苦悩した末に反コーディネイター思想に生きる道を見出した者がいるため、'''少数ではあるが構成員や賛同者の中にはコーディネイターも含まれる'''。
=== 経緯 ===
=== 経緯 ===
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』作中では[[地球連合軍]]内部にまで影響を及ぼしており、多くの連合軍人が加入している。「[[血のバレンタイン]]」を切っ掛けの一つとして、地球連合はコーディネイター国家である[[プラント]]と全面戦争となり、連合軍人でなくともブルーコスモスメンバー(あるいはシンパ)によるコーディネイターに対する[[テロリスト|テロ]]が行われた。
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』作中では[[地球連合軍]]内部と連合加盟国の各国政府にまで影響を及ぼしており、多くの連合軍人が加入している。「[[血のバレンタイン]]」を切っ掛けの一つとして、地球連合はコーディネイター国家である[[プラント]]と全面戦争となり、連合軍人でなくともブルーコスモスメンバー(あるいはシンパ)によるコーディネイターに対する[[テロリスト|テロ]]が行われた。
しかし、その反面で地球連合政府側の指導部にはあまりブルーコスモスの思想は浸透しておらず、[[ロゴス]]の権力には逆らえないが、ブルーコスモスの思想を煙たがっている節が見られる。
アズラエル財閥の出身であるブルーコスモス盟主[[ムルタ・アズラエル]]は軍の行動にも口出しできる程の力を持ち、[[ヤキン・ドゥーエ戦役|対プラント戦争]]を強力に推進した。
アズラエル財閥の出身であるブルーコスモス盟主[[ムルタ・アズラエル]]は軍の行動にも口出しできる程の力を持ち、[[ヤキン・ドゥーエ戦役|対プラント戦争]]を強力に推進した。
しかし、[[第2次連合・プラント大戦|プラントとの二度目の大戦]]においてプラントの指導者である[[ギルバート・デュランダル|デュランダル議長]]の演説によってロゴスの悪事が糾弾された事が切っ掛けでロゴスは崩壊し、彼等によって支持されていたブルーコスモスはその巻き添えを食らった。
しかし、[[第2次連合・プラント大戦|プラントとの二度目の大戦]]においてプラントの指導者である[[ギルバート・デュランダル|デュランダル議長]]の演説によってロゴスの悪事が糾弾された事が切っ掛けでロゴスは崩壊し、彼等によって支持されていたブルーコスモスはその巻き添えを食らった。
組織としては戦後は瓦解・弱体化は避けられない可能性が高い反面でブルーコスモスはあくまで'''コーディネイター問題に関する思想の一つ'''に過ぎないため、ブルーコスモスの意志を受け継ぐ者達が今後も現れない保証は一切ない。作中では明言されなかったが、ロゴス壊滅による統制の欠如と空前のインフレーション発生による地球経済の大幅な後退が確認されているため、今後はブルーコスモスの更なる過激化も考えられるかもしれない。
== 登場作品 ==
== 登場作品 ==