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騎士ガンダムの正体。[[SDガンダムシリーズ]]の一つ、戦国日本をモチーフにした「SD戦国伝」シリーズの世界の武者。こちらの姿ではSRW未登場。
騎士ガンダムの正体。[[SDガンダムシリーズ]]の一つ、戦国日本をモチーフにした「SD戦国伝」シリーズの世界の武者。こちらの姿ではSRW未登場。
元々は光の武者軍団「武者頑駄無軍団」の一員でありトップクラスの実力者だったが、己の力しか信じない傲慢な性格により武者七人衆(当時は真悪参を含めた八人衆)の長には武者頑駄無が選ばれてしまう。これに不満を抱いた真悪参は力を示すべく、武者頑駄無軍団の伝説の武具である「白銀の楯」を奪って脱走。そして宿敵であった闇軍団の武者[[ガブスレイ|我怖崇霊]]から闇軍団への誘いを受けるもこれを蹴り、交戦中に「白銀の楯」に収められており選ばれし者にしか抜けない「銀狼剣」を抜いた直後に落雷が直撃、姿を消してしまう(この顛末はSDガンダムBB戦士の公式サイトにてコミックワールド版として掲載されている)。元々持っていた武器は三つ叉の槍。
元々は光の武者軍団「武者頑駄無軍団」の一員でありトップクラスの実力者だったが、己の力しか信じない傲慢な性格により武者七人衆(当時は真悪参を含めた八人衆)の長には武者頑駄無が選ばれてしまう。これに不満を抱いた真悪参は力を示すべく、武者頑駄無軍団の伝説の武具である「銀の楯」(しろがねのたて)を奪って脱走。そして宿敵であった闇軍団の武者[[ガブスレイ|我怖崇霊]]から闇軍団への誘いを受けるもこれを蹴り、交戦中に「銀の楯」に収められており選ばれし者にしか抜けない「銀狼剣」を抜いた直後に落雷が直撃、姿を消してしまう(この顛末はSDガンダムBB戦士の公式サイトにてコミックワールド版として掲載されている)。元々持っていた武器は三つ叉の槍。
この時、真悪参はスダ・ドアカワールドの黄金神スペリオルドラゴンの操手に選ばれて召喚されたのだが、黄金神に敵対する古代神の横槍により、'''善の心と悪の心が分離してしまう'''。そして悪の心は黄金神の一部であるドラゴンと融合した上で[[闇の皇帝ジークジオン]]に洗脳されて[[ネオブラックドラゴン|魔王サタンガンダム]]と化し、善の心は黄金神の手で騎士ガンダムとしてスダ・ドアカに転生する事になった。
この時、真悪参はスダ・ドアカワールドの黄金神スペリオルドラゴンの操手に選ばれて召喚されたのだが、黄金神に敵対する古代神の横槍により、'''善の心と悪の心が分離してしまう'''。そして悪の心は黄金神の一部であるドラゴンと融合した上で[[闇の皇帝ジークジオン]]に洗脳されて[[ネオブラックドラゴン|魔王サタンガンダム]]と化し、善の心は黄金神の手で騎士ガンダムとしてスダ・ドアカに転生する事になった。
==== 基本装備 ====
==== 基本装備 ====
;ナイトソード
;ナイトソード
:メイン武器である長剣。通常時はナイトシールドに納刀している<ref>その正体は武者頑駄無軍団の伝説の武具「'''銀狼剣'''」がスダ・ドアカへの転移の際に変化したものと言われているが、定かではない。銀狼剣は後に白銀の楯と共に天宮に返却されている。</ref>。盾から引き抜くと刀身が伸びて長剣になる(『SDX』では追加パーツにより長刀にすることができる)。『元祖SDガンダム』では「メガ=エクスカリバー」という名前で、強力な震動波を発しているため斬った相手の体がボロボロになる設定だった。ほしの竜一氏の漫画版では炎の剣を取りに不死鳥の棲む岩山に登った際の戦闘で、ジャイアント・ジオングの攻撃によって刀身が折れたために放棄され、『伝説の巨人』編では鍛冶屋テムによって新たに鍛えられた物を使用している。横井孝二氏の漫画版ではブラックドラゴンとの戦闘で破損、鍛冶屋テムにも直せないと言われたため以後は電磁スピアを多用している。
:メイン武器である長剣。通常時はナイトシールドに納刀している<ref>その正体は武者頑駄無軍団の伝説の武具「'''銀狼剣'''」がスダ・ドアカへの転移の際に変化したものと言われているが、定かではない。銀狼剣は後に銀の楯と共に天宮に返却されている。</ref>。盾から引き抜くと刀身が伸びて長剣になる(『SDX』では追加パーツにより長刀にすることができる)。『元祖SDガンダム』では「メガ=エクスカリバー」という名前で、強力な震動波を発しているため斬った相手の体がボロボロになる設定だった。ほしの竜一氏の漫画版では炎の剣を取りに不死鳥の棲む岩山に登った際の戦闘で、ジャイアント・ジオングの攻撃によって刀身が折れたために放棄され、『伝説の巨人』編では鍛冶屋テムによって新たに鍛えられた物を使用している。横井孝二氏の漫画版ではブラックドラゴンとの戦闘で破損、鍛冶屋テムにも直せないと言われたため以後は電磁スピアを多用している。
:『BX』では連続斬りからシールドバッシュでぶっ飛ばす。
:『BX』では連続斬りからシールドバッシュでぶっ飛ばす。
:;ナイトソード投げ
:;ナイトソード投げ
:『SD ザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』では連射可能な投擲武器として使用。その姿はカプコンゲーム『魔界村』の主人公・アーサーのごとし。
:『SD ザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』では連射可能な投擲武器として使用。その姿はカプコンゲーム『魔界村』の主人公・アーサーのごとし。
;ナイトシールド
;ナイトシールド
:左手に持つ盾。ナイトソードの鞘の役割も持つ<ref>その正体は武者頑駄無軍団の伝説の武具「'''白銀の楯'''」(しろがねのたて)がスダ・ドアカへの転移の際に変化したものと言われているが、定かではない。「白銀の楯」にはその輝きで闇の力を打ち払う効果があり、黒魔神との最終決戦時までに軍団がこの盾を手に入れてさえ居れば、初代頑駄無大将軍は命を落とすことがなかったとまで言われている。後に武者の世界に返還され「新世大将軍」に更なる光の力を与えた。剣(刀)を縦に差し納める意匠、[[ガンダム]]シールドをモチーフとした十字の紋章などはナイトシールドと共通している。</ref>。ほしの竜一氏の漫画版ではナイトソードと共にラクロア王国から支給されたと思われる節がある(初登場時には両方共持っておらず、最初に出てきたのもラクロア王国から出発した直後)。
:左手に持つ盾。ナイトソードの鞘の役割も持つ<ref>その正体は武者頑駄無軍団の伝説の武具「'''銀の楯'''」(しろがねのたて)がスダ・ドアカへの転移の際に変化したものと言われているが、定かではない。「銀の楯」にはその輝きで闇の力を打ち払う効果があり、黒魔神との最終決戦時までに軍団がこの楯を手に入れてさえ居れば、初代頑駄無大将軍は命を落とすことがなかったとまで言われている。後に武者の世界に返還され「新世大将軍」に更なる光の力を与えた。剣(刀)を縦に差し納める意匠、[[ガンダム]]シールドをモチーフとした十字の紋章などはナイトシールドと共通している。ちなみに頑駄無軍団は強化装備を開発することになった際、<s>騎士ガンダムのナイトシールドの型の流用で</s>盗まれた白銀の楯のデザインに似せて「武者シールド」という楯を開発したのだが、盗まれるまで誰も銀狼剣を抜いたことがなかったため収納するのが刀になり本来は剣の柄だった箇所が楯の一部というデザインになってしまい、刀を抜いたあとは楯を上下逆に装備して銀狼剣の柄の形をした爪で殴るという装備になって武者仁宇頑駄無に与えられた。</ref>。ガンダムという名前だけでなく十字の星を象った装飾があるナイトシールドを持っていることもレビル王を驚かせた。ほしの竜一氏の漫画版ではナイトソードと共にラクロア王国から支給されたと思われる節がある(初登場時には両方共持っておらず、最初に出てきたのもラクロア王国から出発した直後)。
:『BX』ではナイトソードの武器演出で打撃にも使用。
:『BX』ではナイトソードの武器演出で打撃にも使用。
;騎士の鎧
;騎士の鎧
=== その他 ===
=== その他 ===
;武者<ruby><rb>頑駄無</rb><rt>がんだむ</rt></ruby>
;武者<ruby><rb>頑駄無</rb><rt>がんだむ</rt></ruby>
:映画『武者・騎士・コマンド SDガンダム緊急出撃』にて共演。後の三代目大将軍。真悪参の暴走は武者頑駄無が武者七人衆の長に選ばれた事が原因となっており、騎士ガンダムと武者頑駄無との間には深い因縁がある事になるのだが、騎士ガンダムは記憶を失い、再会した時には白銀の盾も持っておらず、あまりに性格が違いすぎたためか、武者頑駄無が騎士ガンダム=武者頑駄無真悪参と気付く事はなかった。
:映画『武者・騎士・コマンド SDガンダム緊急出撃』にて共演。後の三代目大将軍。真悪参の暴走は武者頑駄無が武者七人衆の長に選ばれた事が原因となっており、騎士ガンダムと武者頑駄無との間には深い因縁がある事になるのだが、騎士ガンダムは記憶を失い、再会した時には銀の楯も持っておらず、あまりに性格が違いすぎたためか、武者頑駄無が騎士ガンダム=武者頑駄無真悪参と気付く事はなかった。
;コマンドガンダム
;コマンドガンダム
:映画『武者・騎士・コマンド SDガンダム緊急出撃』にて共演。彼と宿敵フューラーザタリオンの戦いがスダ・ドアカワールドに大きな影響を与えた。
:映画『武者・騎士・コマンド SDガンダム緊急出撃』にて共演。彼と宿敵フューラーザタリオンの戦いがスダ・ドアカワールドに大きな影響を与えた。
;頑駄無<ruby><rb>真駆参</rb><rt>まあくすりい</rt></ruby>
;頑駄無<ruby><rb>真駆参</rb><rt>まあくすりい</rt></ruby>
:頑駄無真悪参の子孫(真悪参には<ruby><rb>射駆零</rb><rt>いぐれい</rt></ruby><ref>「ガンダムMk-III」と名付けられた機体はいくつか存在し、ファンによく知られているガンダムMk-IIIは言わば「エゥーゴ版Mk-III」であり、そちらとは別の「連邦軍版Mk-III」に当たる機体がイグレイ。</ref>という息子がいてその子孫)。
:頑駄無真悪参の子孫(真悪参には<ruby><rb>射駆零</rb><rt>いぐれい</rt></ruby><ref>「ガンダムMk-III」と名付けられた機体はいくつか存在し、ファンによく知られているガンダムMk-IIIは言わば「エゥーゴ版Mk-III」であり、そちらとは別の「連邦軍版Mk-III」に当たる機体がイグレイ。</ref>という息子がいてその子孫)。
:'''真駆参大将軍'''<ref>初登場作品の『新SD戦国伝 伝説の大将軍編』当時は、プラモ化されず、24年後の2017年に初キット化された。「双刃剣(ダブルハーケン)」という武器を装備しており、形状も[[グレンダイザー]]の同名武器と良く似ている。</ref>に変身後は外見の一部に騎士ガンダムとスペリオルドラゴンの意匠が入っている。プラモには真悪参を再現できる先祖の鎧が付属しており、騎士ガンダムの鎧を装備できる設計になっていることも説明書に記載されている。漫画版では子孫ではなくスペリオルドラゴンが白銀の楯を返却するために降臨した際に変身した姿という展開になっている。
:'''真駆参大将軍'''<ref>初登場作品の『新SD戦国伝 伝説の大将軍編』当時は、プラモ化されず、24年後の2017年に初キット化された。「双刃剣(ダブルハーケン)」という武器を装備しており、形状も[[グレンダイザー]]の同名武器と良く似ている。</ref>に変身後は外見の一部に騎士ガンダムとスペリオルドラゴンの意匠が入っている。プラモには真悪参を再現できる先祖の鎧が付属しており、騎士ガンダムの鎧を装備できる設計になっていることも説明書に記載されている。漫画版では子孫ではなくスペリオルドラゴンが銀の楯を返却するために降臨した際に変身した姿という展開になっている。
;[[ガブスレイ|我怖崇霊]]
;[[ガブスレイ|我怖崇霊]]
:頑駄無軍団と敵対していた「闇軍団」の一員。真悪参のライバルであると同時にその力を高く評価し、真悪参が頑駄無軍団を裏切った際には闇軍団への加入を強く奨めていた。
:頑駄無軍団と敵対していた「闇軍団」の一員。真悪参のライバルであると同時にその力を高く評価し、真悪参が頑駄無軍団を裏切った際には闇軍団への加入を強く奨めていた。
;「たとえ出自はどうあれ、相手を疑ってかかってしまっては、見えるものも見えなくなってしまう。それに出自という意味であれば、私もどこで産まれ、どこから来たかも分からぬ天涯孤独の存在だ」
;「たとえ出自はどうあれ、相手を疑ってかかってしまっては、見えるものも見えなくなってしまう。それに出自という意味であれば、私もどこで産まれ、どこから来たかも分からぬ天涯孤独の存在だ」
:『BX』第14話「無重力の谷」より。周囲がウィンドウが盗賊と言う事だけで信用しない中ただ一人信じた際に出自に対する自身の告白。
:『BX』第14話「無重力の谷」より。周囲がウィンドウが盗賊と言う事だけで信用しない中ただ一人信じた際に出自に対する自身の告白。
:事実、騎士ガンダム自身の出自は'''武者頑駄無軍団から銀狼剣と白銀の盾を盗んだ'''という盗賊さながらのものなのである…。
:事実、騎士ガンダム自身の出自は'''武者頑駄無軍団から銀狼剣と銀の楯を盗んだ'''という盗賊さながらのものなのである…。
;「みんなの未来を太陽のように照らす、防衛隊基地へようこそ。記念に私と握手だ」
;「みんなの未来を太陽のように照らす、防衛隊基地へようこそ。記念に私と握手だ」
:『BX』第17話「みんなの心をひとつにしろ!」より。[[武田長官]]の頼みで防衛隊の「ますこっときゃら」を務めた際のメッセージ。「私と握手」は後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティアトラクションズ)におけるスーパー戦隊ショーのCMの決め台詞のパロ。「太陽」を口にしたのは、騎士ガンダム役の松本保典氏が『太陽の勇者ファイバード』(SRW未参戦)で主人公・火鳥勇太郎を演じたことを意識してのことかもしれない。また、『ファイバード』は武田長官が登場する『ライジンオー』と同年に制作されたサンライズ作品でもある。
:『BX』第17話「みんなの心をひとつにしろ!」より。[[武田長官]]の頼みで防衛隊の「ますこっときゃら」を務めた際のメッセージ。「私と握手」は後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティアトラクションズ)におけるスーパー戦隊ショーのCMの決め台詞のパロ。「太陽」を口にしたのは、騎士ガンダム役の松本保典氏が『太陽の勇者ファイバード』(SRW未参戦)で主人公・火鳥勇太郎を演じたことを意識してのことかもしれない。また、『ファイバード』は武田長官が登場する『ライジンオー』と同年に制作されたサンライズ作品でもある。