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== MSN-04 サザビー(Sazabi) ==
*[[登場作品]]:[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
*分類:[[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]
*形式番号:MSN-04
*頭頂高:23.0m
*本体重量:30.5t
*全備重量:71.2t
*[[PowerAndEngineEnergyList|動力]]:核融合炉
*ジェネレーター出力:3,960Kw
*スラスター推力:133,000kg
*装甲材質:ガンダリウム合金
*開発:[[アナハイム・エレクトロニクス]]社
*所属:[[ネオ・ジオン]]軍
*主なパイロット:[[シャア・アズナブル]]

=== 機体概要 ===
新生[[ネオ・ジオン]]の総帥となった[[シャア・アズナブル]]専用機として開発された試作型[[モビルスーツ]]。高性能な[[ニュータイプ]]専用機でもある。当初は[[ギラ・ドーガ]]をベースにしたレーテ・ドーガという機体が開発されていたが、要求通りのスペックを満たす事が出来なかった為、本機が開発される事になった。

[[サイコフレーム]]の導入により追従性の向上と[[サイコミュ]]関連機器の縮小化を同時に達成できたおかげで、現在の[[サイズ]]に抑えられている。機体色はシャアのパーソナルカラーでもある赤で、形式番号はMSN-04。シャア専用機としては珍しくシールドを持ち、機動性は元より、火力と防御能力を高めた機体になっている。また、コクピットは頭部に存在し、従来機と同様にイジェクションポッドが採用されている。小型スラスターも装備されているため、戦線離脱も容易である。

劇中冒頭から登場し、[[リ・ガズィ]]に乗っていた[[アムロ・レイ|アムロ]]を圧倒していた。しかし、アムロとの互角な条件下での決着を望んだシャアはわざと[[サイコフレーム]]の技術を流出させ、[[νガンダム]]に搭載させた。これによって互角となった[[νガンダム]]との[[アクシズ]]表面上での一騎打ちで互いに全ての武装を失い、素手での格闘戦にまで縺れ込むが、最後は[[νガンダム]]に押し負けて破壊されてしまった。

バリエーションに陸戦用のMSN-04Bサザビー、強化発展型にMSN-04II[[ナイチンゲール]]がある。

=== スパロボシリーズにおいて ===
シャア([[クワトロ・バジーナ]])が味方か敵かで大きくポジションが変わる。味方の場合は、原作では敵サイドの機体だったこともあり、条件を満たすことで入手できる隠し機体として登場することが多く、[[νガンダム]]と双璧をなす最強クラスの[[MS]]ユニットとなる。能力的にνガンダムに比べて装甲・HPにおいて勝る。一方、シャアが敵(逆シャアシナリオ)の場合は、強力なボスユニットとして登場する。

== 登場作品と操縦者 ==

=== 旧シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦]]
:第5話「ビハインドトラップ」で4機が登場。全体的に高水準な能力に加え、ファンネルも高性能な遠隔攻撃であるため使える機体。可能ならぜひ説得したい。
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
:[[隠し要素]]。[[ナイーダ]]を[[デューク・フリード|デューク]]で[[説得]]することで入手。耐久力は味方[[MS]]でもかなり高い部類に入り、武器の性能も全体的に良いので、[[集中]]を使って単機突入することが多いクワトロとの相性は良い。しかし何故ナイーダが持っていたのだろう?
;[[スーパーロボット大戦EX]]
:シュウの章「闇のささやき」にて敵として出現した際、倒すことができればクリア後に入手。[[ファンネル]]の[[射程]]が長いので手に入れれば[[ヴォルクルス]]戦が楽になる。しかし何故機体だけがこんなところに?
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦|S]])
:やはり[[隠し要素]]。[[ブレックス・フォーラ|ブレックス]]准将が生存し、「リューネ・カプリッチオ」で[[ギリアム・イェーガー|ギリアム]]を生存させればシナリオ終了後に入手。[[アナベル・ガトー|ガトー]]及び[[セシリー・フェアチャイルド|セシリー]]と択一となる。[[核ミサイル|核爆弾]]の入手可能性があるリアル系ではスルーされる一方、スーパー系プレイ時に入手されることが多い。機体だけが手に入るため、次のブライトチームのシナリオから即使用可能な点、ファンネルの射程、そして地形適応の良さが魅力。ノイエDCから捕獲した機体との事。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:後半戦最後のルート変更でポセイダルルートを選択すれば、[[クェス・パラヤ|クェス]]が持って来る。基本性能は非常に高いが、最終局面に差し掛かった辺りで入手するにも関わらず無[[改造]]なので注意。強制出撃でクワトロが搭乗するため、改造は必須。[[MAP兵器]]の[[ファンネル]]は[[νガンダム]]よりもかなり弱くなっているものの、サブウェポンながら高燃費・高威力のメガ粒子砲を装備しているので、継戦能力は[[νガンダム]]よりも高い。

=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
:条件付きで入手。条件の同じルートでは[[シャア専用ザク]]も手に入る。<br />また、[[νガンダムHWS装備型]]の入手や[[プルツー]]を仲間にする為にも同じ『[[リーンホースJr.]]隊』ルートを通る必要がある。一部の武装のグラフィックが敵仕様に見えるよう反転している。これは後の逆襲の伏線だったのかもしれない。
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
:隠しユニットにもかかわらず新OPムービーに登場している。[[νガンダム]]との[[合体攻撃]]、「ツインファンネル」が追加。ファンネルが弾数制からEN消費タイプになったのでEN改造は必須。
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
:第20話(どちらのルートでも)の[[マウンテンサイクル]]で座標東4、南22で、難易度易の場合のみ入手可能。今回からクワトロ(シャア)によるサザビー専用の台詞が追加された。本作では[[νガンダム]]([[Hi-νガンダム|Hi-ν]]含む)の地形適応が悪いため、[[ニュータイプ]]用の機体としてはサザビーの方が頼れる。但し、同じく隠し機体である[[キュベレイ]]([[飛行]]可能で[[マップ兵器]]も持つ)に比べると少々見劣りする。武器のグラフィックが一部変更されており、αでは敵用の武装に見えたものが、味方側に見えるよう書き直された。しかし、続編では結局逆襲してしまう。
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:敵としてのみ登場。割と序盤に登場する。IMPACTを彷彿とさせる耐久力。シナリオ「星の屑再び」ではアムロが[[リ・ガズィ]](MS形態)で戦うことで[[Hi-νガンダム]]を入手。更にHPを半減させ、次回の戦いで撃墜すれば最終戦でシャアが[[ナイチンゲール]]へ乗り換える事となる。実はこの時点でHi-νガンダムよりなんと'''[[運動性]]が10も高い'''。ネオ・ジオンが独自に改良したのだろうか。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:シャアは[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]で死亡しているが、第53話の時点で[[アムロ・レイ|アムロ]]と[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の撃墜数が50機以上であれば入手。<br />入手する時期が時期だからか、[[νガンダム]]とは比較できないほどの高性能っぷり(初期運動性130)である。<br />勿論、[[ファンネル]]は長射程だが、何気にメガ粒子砲がP武器で射程1~7という超高性能。また、コストも1と低く、[[小隊]]に組み込みやすい。<br />唯一の難点は、終盤で手に入るにも拘らず無改造という点。既に改造済みの機体も多い為、高性能だが放置という事も。改造をあまり施さなくてもそれなりに使える機体でもあるが。

=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
:シーン5の選択シナリオ「サイレント・ヴォイス」を最初に選択した場合に入手する(最初に選択しなければ[[ハンマ・ハンマ]]か[[強化パーツ]]・対ビームコーティングになる)。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]
:シナリオ「サイレント・ヴォイス」を最後に選択し、クリア時の総ターン数が200以下で入手できる。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
:隠しシナリオ「メビウスの宇宙を越えて」に敵として登場する。ある意味、真のラスボス。
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
:基本的に[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]第3部と同じ。ただ、[[マップ兵器]]の拡散メガ粒子砲を所持しており、周りを囲んでいると漏れなく撃ち抜かれる。没機体としても参戦する。

=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦A]]
:第31話終了時点でクワトロの撃墜数が30機以上の場合に入手。機体性能はνガンダムと同等ながら、EN消費式武装のメガ粒子砲のおかげで、[[νガンダム]]と異なり継戦能力がやたらと高い。その真価は木連ルート35話で敵全滅クリアを狙う際に発揮される。
;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]
:入手条件は[[スーパーロボット大戦A|A]]と同じ。グラフィックは[[スーパーロボット大戦α|α]]をアレンジしたものだが、[[νガンダム]]に比べるとアニメの手抜き感は強い([[ファンネル]]やビームサーベルなど)。 何故かミサイルが無くなっている。元より大した威力ではないし、弾数もそこまで多くはないが。[[νガンダム]]との違いは、宇宙だけでなく、地上でも地形適応Sということ。そのため惑星及び小惑星ステージでも高い[[命中]]率、[[回避]]率、攻撃力を誇る。特に終盤の[[ニュータイプ|NT]]軍団相手にはその命中率、回避率の高さが顕著に現れる。パイロットは、やはり高い命中率による[[援護攻撃]]を生かすためクワトロがオススメ。
;[[スーパーロボット大戦R]]
:序盤の[[ネオ・ジオン]]抗争ルートでは敵として登場するが、後半から味方として使える。本来は過去には存在していないはずの機体だが、技術の前倒しによって本来の歴史より早く開発されることとなった。[[改造]]段階が低く、[[合体攻撃]]がないため火力が低い。
;[[スーパーロボット大戦D]]
:シャアの乗機として序盤から使用可能。シャアが離脱している間も機体は置いていってくれるので、好きなパイロットを乗せてもいい。<br />[[ナイチンゲール]]を入手した後はサブキャラを乗せると良い。<br />単体では[[νガンダム]]より火力が高いが、武器が少ない点と[[合体攻撃]]がない点は劣っている。

=== 単独作品 ===
;[[新スーパーロボット大戦]]
:初めてボスクラスの敵機体として登場。シリーズで初めて[[ネオ・ジオン]]総帥バージョンのシャアが乗る。[[ファンネル]]使用時にはシャアの[[カットイン]]が入る。
;[[スーパーロボット大戦64]]
:終盤の逆シャアシナリオにおいて敵ユニットとして登場。[[バルーンダミー]]を大量に持っているため要注意。しかしダミーさえ何とかすれば一撃で撃墜することも可能。
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])
:サブシナリオ「[[ア・バオア・クー]]封鎖指令」を5ターン以内にクリアすると入手できる。[[ジオン軍]]がアナハイム・エレクトロニクスから極秘に発注したパーツを基に開発していた機体で、月面基地にて調整が行われていた。

== 装備・機能 ==

=== 武装・[[必殺武器]] ===

==== 射撃兵装 ====
;ミサイル
:シールドの裏側に装備された3発の小型ミサイル。
;ビームショットライフル
:銃身が14mもあり、出力も10.2MWと当時のMSにおいて破格の出力を誇る。収束ビーム・拡散ビーム弾の2口径を持ち合わせたライフル。劇中最初において拡散仕様で使っている。スパロボでは、2種類のビームの打ち分けは不可能。
;メガ粒子砲 / 拡散メガ粒子砲 / メガ拡散粒子砲
:腹部に内蔵された武装。ジェネレーターに直結されているので威力は高く、広範囲にビームを放てる。しかし、パワーダウンすると威力が減退するという欠点もある。<br />ゲームでの表記は様々。性能も様々で長射程高威力の時もあれば、威力は抑えられたがP属性の武器として実装されている事もある。[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]では射程2の広範囲[[マップ兵器]]で、迂闊に接近できない。[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]は射程が1~7とかなり長いのにP武器という隠れた高性能武器
;[[ファンネル]]
:[[ヤクト・ドーガ]]と同型で、背中のファンネルコンテナに6基格納している。従来の[[ファンネル]]より威力が向上するなどの強化が図られている。シャアは専用のサイコミュコントローラーを付けて[[ファンネル]]を使用していた。第2次αでの戦闘演出は原作にて[[クェス・パラヤ|クェス]]が行っていたファンネルの運用訓練を元にしたものを参考に作られている。原作ファンは必見。ちなみにネオ・ジオンの[[全体攻撃]]用ファンネルの演出は殆どこの演出が採用されている。

==== 格闘兵装 ====
;ビームサーベル
:両腕の前腕部に格納されている武装で、素早く接近戦に対応できる。アイドリング・リミッター機能を搭載。対[[νガンダム]]戦では両手に持って振り回す使い方をしていた。[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]で見ることが出来る。
;ビームトマホーク/ビーム・トマホーク・サーベル
:斧状・剣状に変化する武装。シールドの裏側にマウントする。こちらもアイドリング・リミッター機能を搭載。ヒートホークとしても使え、ブーメランのようにトマホークを投げ付け、[[νガンダム]]のビームライフルを破壊した事もあった。また、[[νガンダム]]とのサーベルのパワー合戦では力負けしていた。その時、サザビーはパワーダウンを起こしていたので、そのせいかもしれないが。

==== 防御兵装 ====
;シールド
:[[ネオ・ジオン]]の紋章が描かれたシールド。裏側にミサイルとビームトマホークをマウントしている。作中ではアムロのトラップによるバズーカ攻撃をシールドで防御、回避する戦法を見せた(シールドは結局破壊されたが)。

=== [[合体攻撃]] ===
;ツインファンネル
:『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]』で追加された[[νガンダム]]との[[合体攻撃]]。

=== [[特殊能力]] ===
;剣装備、盾装備、銃装備
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動させる。

=== 移動タイプ ===
;[[陸]]
:

=== [[サイズ]] ===
;M
:

=== [http://hiki.cre.jp/SRW/?Kaizou#l6 機体フル改造時のカスタムボーナス] ===
*[[射程]]1以外の全武器射程+1
<!-- == 機体[[BGM]] == -->
<!-- :「曲名」:採用作品や解説など -->

== 対決 ==
;対 [[νガンダム]]
:[[ジェガン]]5機を瞬時に撃墜した[[サザビー]]と、ギュネイとクェスの2人掛りでも歯が立たなかった[[νガンダム]]。[[ガンダムシリーズ]]でも1、2を争う最強同士の名勝負である。[[サイコミュ]]兵器、サーベル、ライフルとあらゆる武装を使い尽くし、最後には素手での格闘戦にまで縺れ込んだ末、最後は[[アクシズ]]の表面に叩きつけられ、コクピットブロックが機体から飛び出た所を[[νガンダム]]に敢え無く捕えられてしまった。
<!-- == 名場面 == -->

== 関連機体 ==
;[[ナイチンゲール]]
:強化発展型。
;[[ギラ・ドーガ]]
:
;[[ヤクト・ドーガ]]
:
;サザビー 陸戦用重装型
:MSN-04B。漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場。一般指揮官にも使用できるように製作された実験機であり、その為[[ファンネル]]等の[[ニュータイプ]]用の武装は装備されていないが、ファンネルポッドを廃止したことによりウェイトバランスが良くなり地上での走行性が高まっている。
;シナンジュ
:小説及びOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場。シャアの反乱から3年後に[[アナハイム・エレクトロニクス]]社が開発したサザビーと[[νガンダム]]と同様、基本骨格ムーバブルフレームの一部に[[サイコフレーム]]を導入した[[ニュータイプ]]専用機である。但し、ファンネルなどのサイコミュ兵器は搭載していない。この機体で検証されたデータを元に兄弟機であるユニコーンガンダムが開発された。パイロットはフル・フロンタル。
;シナンジュスタイン
:シナンジュの改修前の機体。武装とシルエットがよりνガンダムに近い形になっている。スタインはドイツ語で「原石」の意味。
;ハイド・サザビー
:ゲーム『[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]』に登場したバンプレストオリジナル機。メガファンネルを装備。
;ハイパー・サザビー
:ゲーム『[[バトルロボット烈伝]]』のラスボス。エレノア・バラージュの魂の力によって、サザビーが[[ハイパー化]]した機体であり、[[シャア・アズナブル]]が搭乗する。

== 商品情報 ==
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== 余談 ==

シャアがコックピットごと捕らえられたシーンでは、コックピットが設定より大きく作画されている。これは当初、コックピットの位置が腹部という設定で作画されたためである。

== 資料リンク ==
*[[GUNDAM:MSN-04_Sazabi|ガンダムWiki - MSN-04 サザビー]]
<!-- *[[一覧:サザビー]] -->
{{ガンダムシリーズ}}
{{DEFAULTSORT:ささひい}}
[[category:登場メカさ行]]
[[category:ガンダムシリーズ]]
[[category:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
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