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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[地球連邦軍]]の[[テストパイロット]]で、本作の[[主人公]]である[[アルフレッド・イズルハ]]の隣人。比較的裕福な家庭に育った為か温厚な[[性格]]の美人で、「隣のお姉さん」といった表現が似合う女性。愛称は「'''クリス'''」。 | + | [[地球連邦軍]]の[[テストパイロット]]で、本作の[[主人公]]である[[アルフレッド・イズルハ]](アル)の隣人。比較的裕福な家庭に育った為か温厚な[[性格]]の美人で、「隣のお姉さん」といった表現が似合う女性。愛称は「'''クリス'''」。 |
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| [[NT-1アレックス]]開発チームの一員で、教育型コンピューターの育成に従事し、実戦経験のない[[モビルスーツ]]に戦闘データを組み込む事が主な仕事(一般にシューフィッター“靴の調整師”と呼ばれる)だった。その一方で、人員不足の為アレックスのテストパイロットも兼任していた。 | | [[NT-1アレックス]]開発チームの一員で、教育型コンピューターの育成に従事し、実戦経験のない[[モビルスーツ]]に戦闘データを組み込む事が主な仕事(一般にシューフィッター“靴の調整師”と呼ばれる)だった。その一方で、人員不足の為アレックスのテストパイロットも兼任していた。 |
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− | アレックス強奪の為に襲撃してきた[[サイクロプス隊]]の[[モビルスーツ|MS]]・[[ケンプファー]]を[[チョバムアーマー]]装着のNT-1アレックスで返り討ちにした。その1週間後、再出撃を仕掛けてきた[[バーナード・ワイズマン]](バーニィ)の[[ザク改]]と戦闘し撃退するも、アレックスを損傷。クリスも負傷してしまうが辛うじて一命を取り留める。戦争終結後は地球に転任することになり、親しかったアルとも別れることとなった。なお、クリスは最後までこの[[ザク改]]のパイロットが互いに惹かれあっていたバーニィだった事を知ることはなかった。 | + | アレックス強奪の為に襲撃してきた[[サイクロプス隊]]の[[モビルスーツ|MS]]・[[ケンプファー]]を[[チョバムアーマー]]装着のNT-1アレックスで返り討ちにした。その1週間後、再出撃を仕掛けてきた[[バーナード・ワイズマン]](バーニィ)の[[ザク改]]と戦闘し撃退するも、アレックスを損傷。クリスも負傷してしまうが辛うじて一命を取り留める。戦争終結後は地球に転任することになり、親しかったアルとも別れることとなった。なお、クリスは最後までこのザク改のパイロットが互いに惹かれあっていたバーニィだった事を知ることはなかった。 |
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| フルネームに関しては劇中及びCDアルバム「機動戦士ガンダム・オデッセイ」収録のミニドラマでは「クリス'''ティ'''ーナ・マッケンジー」となっているが、スパロボ及び後年の作品では「クリスチーナ」表記となっている。 | | フルネームに関しては劇中及びCDアルバム「機動戦士ガンダム・オデッセイ」収録のミニドラマでは「クリス'''ティ'''ーナ・マッケンジー」となっているが、スパロボ及び後年の作品では「クリスチーナ」表記となっている。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | 作品の[[主人公]]は[[アルフレッド・イズルハ]](アル)なのだが、一部メディアではガンダムパイロットで戦闘要員であるクリスが[[ガンダムシリーズ]]の主人公達と並んでいるという扱いも多い。 | + | 作品の[[主人公]]はアルなのだが、一部メディアではガンダムパイロットで戦闘要員であるクリスが[[ガンダムシリーズ]]の主人公達と並んでいるという扱いも多い。 |
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| 過去作品ではクリス自身の[[能力]]や、アレックスが後半になるほど他機に付いていけない事が多い為に最後の方では基本[[二軍]]であったが、近年では能力が大幅に上昇し優秀な機体さえあれば一軍で使っていくことも可能となった。 | | 過去作品ではクリス自身の[[能力]]や、アレックスが後半になるほど他機に付いていけない事が多い為に最後の方では基本[[二軍]]であったが、近年では能力が大幅に上昇し優秀な機体さえあれば一軍で使っていくことも可能となった。 |
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| 原作ではバーニィの作戦勝ちという面はあるものの、[[量産機]]のザク改を遥かに凌駕する性能を誇るアレックスで挑みながらも苦戦している点から、クリスのパイロットとしての技量・適正に疑問を持つ人間が少なからずいるが、クリスは元々士官学校を首席で卒業しているという設定があり、世が世なら[[ティターンズ]]に所属しているエリートとも言える。そもそも最新鋭機のテストパイロットを任されるには高い操縦技術が必要なため、パイロットとして十分な力量を備えていることは確実といえる。また圧倒的不利な状況(ケンプファー襲撃時に多数の民間人死傷者が出たため、基地司令の命令を無視して何があるかわからない森林地帯に突入。また腕のガトリングの弾薬も補充が出来てないという整備不十分の状態)というのも忘れてはならない。アレックスを持て余すのはNT、アムロ・レイ専用機として調整されていた為であり、作中でも'''アレックスをまともに扱えるのは一種の化物'''、と言及されている。近年の能力の大幅な見直しはこういった点を鑑みてのことだと思われる。 | | 原作ではバーニィの作戦勝ちという面はあるものの、[[量産機]]のザク改を遥かに凌駕する性能を誇るアレックスで挑みながらも苦戦している点から、クリスのパイロットとしての技量・適正に疑問を持つ人間が少なからずいるが、クリスは元々士官学校を首席で卒業しているという設定があり、世が世なら[[ティターンズ]]に所属しているエリートとも言える。そもそも最新鋭機のテストパイロットを任されるには高い操縦技術が必要なため、パイロットとして十分な力量を備えていることは確実といえる。また圧倒的不利な状況(ケンプファー襲撃時に多数の民間人死傷者が出たため、基地司令の命令を無視して何があるかわからない森林地帯に突入。また腕のガトリングの弾薬も補充が出来てないという整備不十分の状態)というのも忘れてはならない。アレックスを持て余すのはNT、アムロ・レイ専用機として調整されていた為であり、作中でも'''アレックスをまともに扱えるのは一種の化物'''、と言及されている。近年の能力の大幅な見直しはこういった点を鑑みてのことだと思われる。 |
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− | 上述通り原作主人公のアルの存在感が無いに等しいSRWでは、実質的にクリスとバーニィで作品W主人公枠を担うパターンが常套化しており、[[戦闘前会話]]の量でも彼女が主役級として扱われやすい。結果、女性パイロットが数多名を連ねるSRW界でもメイン級の女性としては常に年長組に属するが、[[年齢]]をイジられるようなネタは幸いにも常套化していない。
| + | 上述通り原作主人公のアルの存在感が無いに等しいSRWでは、実質的にクリスとバーニィで作品W主人公枠を担うパターンが常套化しており、[[戦闘前会話]]の量でも彼女が主役級として扱われやすい。結果、女性パイロットが数多名を連ねるSRW界でもメイン級の女性としては常に年長組に属するが、[[年齢]]をイジられるようなネタは幸いにも常套化していない。 |
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| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
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| :バーニィと違い主要な敵との戦闘前会話が用意されており、『XO』に続き主人公格として扱われている。 | | :バーニィと違い主要な敵との戦闘前会話が用意されており、『XO』に続き主人公格として扱われている。 |
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− | == パイロットステータス設定の傾向 == | + | == パイロットステータス == |
| === [[能力|能力値]] === | | === [[能力|能力値]] === |
| [[射撃]]はやや高めだが、それ以外の能力は低め……と戦闘に耐え得る能力ではなかった。が、DC版『α』や『GC』などから大幅に能力が見直され、全体的に能力が上がり、ノーマルパイロット最高峰と呼んでも過言でないほどのパイロットになった。 | | [[射撃]]はやや高めだが、それ以外の能力は低め……と戦闘に耐え得る能力ではなかった。が、DC版『α』や『GC』などから大幅に能力が見直され、全体的に能力が上がり、ノーマルパイロット最高峰と呼んでも過言でないほどのパイロットになった。 |
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| :[[旧シリーズ]]にて。 | | :[[旧シリーズ]]にて。 |
| ;「いつか空に届いて」 | | ;「いつか空に届いて」 |
− | :オープニングテーマ。戦闘[[BGM]]としては扱いにくい面があり、『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では大胆なアレンジが行われたが、『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』等近年の作品では原曲に準拠した仕上がりとなっている。 | + | :オープニングテーマ。戦闘[[BGM]]としては扱いにくい面があり、『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では大胆なアレンジが行われたが、『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』以降は原曲に準拠した仕上がりとなっている。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| ;「パパ、ママ! 早く警察に電話して! 泥棒よ、泥棒を捕まえたわ!」 | | ;「パパ、ママ! 早く警察に電話して! 泥棒よ、泥棒を捕まえたわ!」 |
| :第3話より。[[アルフレッド・イズルハ|アル]]の家の庭にいた[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]を泥棒だと勘違いし、バットで気絶させた後の台詞。見事な左打ち姿勢である。これが二人のファーストコンタクトであった。 | | :第3話より。[[アルフレッド・イズルハ|アル]]の家の庭にいた[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]を泥棒だと勘違いし、バットで気絶させた後の台詞。見事な左打ち姿勢である。これが二人のファーストコンタクトであった。 |
− | :余談だが、この場面が影響し、[[SDガンダムシリーズ]]などではクリスはバットを振り回す凶暴なキャラとして描かれてしまうことに…。 | + | :余談だが、この場面が影響し、[[SDガンダムシリーズ]]などではクリスはバットを振り回す凶暴なキャラとして描かれてしまうことに……。 |
| ;「バーニィにもあいさつをしておきたかったんだけど… アルから伝えてくれる? あたしがよろしくって言ってたって。」 | | ;「バーニィにもあいさつをしておきたかったんだけど… アルから伝えてくれる? あたしがよろしくって言ってたって。」 |
| :第6話より。アルに別れのあいさつをする際に発した台詞。バーニィが戦死した(はっきり言えば自分が殺した)事実を当然知らないクリスからすれば、このような言葉を発するのは当然である。 | | :第6話より。アルに別れのあいさつをする際に発した台詞。バーニィが戦死した(はっきり言えば自分が殺した)事実を当然知らないクリスからすれば、このような言葉を発するのは当然である。 |