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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 生命体が進化を続けた果てに至る最高の境地とされている。[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]の時点では「シンカ」とカタカナ表記され、その詳細は明かされず、[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]で全てが説明された。ちなみにアクセントは「真『化』」。
| + | 生命体が進化を続けた果てに至る最高の境地とされている。『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]』の時点では「シンカ」とカタカナ表記され、その詳細は明かされず、『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]』で全てが説明された。ちなみにアクセントは「真『化』」。 |
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| === 四つの時代 === | | === 四つの時代 === |
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| 「風の行き先」とは、'''開拓による進化'''のことである。一つの場所に留まり逼塞するのではなく、心のままに新たな場所、新たな何かを求めて進み続け、決して立ち止まらずに進化し続けていく。これをもっとも強く表しているのが、進化の力であり、壁を貫くドリルに象徴される[[螺旋力]]であり、[[シモン]]と[[グレンラガン]]はこれを最大の威力で発揮している。 | | 「風の行き先」とは、'''開拓による進化'''のことである。一つの場所に留まり逼塞するのではなく、心のままに新たな場所、新たな何かを求めて進み続け、決して立ち止まらずに進化し続けていく。これをもっとも強く表しているのが、進化の力であり、壁を貫くドリルに象徴される[[螺旋力]]であり、[[シモン]]と[[グレンラガン]]はこれを最大の威力で発揮している。 |
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− | 「火の文明」とは、'''文明による進化'''のことである。人が生み出したものは人に新たな力を与え、与えられた力を用いて人は更なる何かを生み出し、生み出した何かが人に力を与えていく。その中で起きる争いをマシンと共に乗り越え、その先にある希望を信じて進化していく。天獄篇の時期のZ世界がこの段階の終端にある。[[アンチスパイラル]]曰くの『Zの終局』も恐らくこの意味。これを体現するマシンは、人類が生み出した文明の象徴、新たな火である「銃=ガン」の名を持っている。時代の先駆けたる[[ガンダム]]、文明の極致である[[ガンバスター]]、そして[[アン・アーレス|ガン・アーレス]]もこの一つである([[ガンレオン]]もそうなのかは不明。また、Zシリーズには登場しないが、バンプレストオリジナルでガンの付くマシンと言うと[[ガンエデン|あの人造神]]の他、「ガン」の付く位置が他と異なるものの[[アストラナガン|堕天使]]、そして[[ディス・アストラナガン|銃神]]の異名を取る因果律の番人がいたりする)。 | + | 「火の文明」とは、'''文明による進化'''のことである。人が生み出したものは人に新たな力を与え、与えられた力を用いて人は更なる何かを生み出し、生み出した何かが人に力を与えていく。その中で起きる争いをマシンと共に乗り越え、その先にある希望を信じて進化していく。『天獄篇』の時期のZ世界がこの段階の終端にある。[[アンチスパイラル]]曰くの「Zの終局」も恐らくこの意味。これを体現するマシンは、人類が生み出した文明の象徴、新たな火である「銃=ガン」の名を持っている。時代の先駆けたる[[ガンダム]]、文明の極致である[[ガンバスター]]、そして[[アン・アーレス|ガン・アーレス]]もこの一つである([[ガンレオン]]もそうなのかは不明。また、Zシリーズには登場しないが、バンプレストオリジナルでガンの付くマシンと言うと[[ガンエデン|あの人造神]]の他、「ガン」の付く位置が他と異なるものの[[アストラナガン|堕天使]]、そして[[ディス・アストラナガン|銃神]]の異名を取る因果律の番人がいる)。 |
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| 「太陽の輝き」とは、それら全てを経ての'''高次元生命体へのアセンション'''のことを指す。この段階に至った生命体は永遠の存在となり、オリジン・ロー即ち[[次元力]]を自在に行使することが出来る。この段階に至るための、進化の最後の一段階を「真化」と呼称するのである。 | | 「太陽の輝き」とは、それら全てを経ての'''高次元生命体へのアセンション'''のことを指す。この段階に至った生命体は永遠の存在となり、オリジン・ロー即ち[[次元力]]を自在に行使することが出来る。この段階に至るための、進化の最後の一段階を「真化」と呼称するのである。 |
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| その極限と言えるのがマジンガーZの動力であり、ゼウスの命の源である「光子力エネルギー」である。これは「存在しようとする力」をそのままエネルギーに変えたような物質であり、使う者の希望を信じる意志の強さに応じてその力を発揮、最大まで高まれば無から有を生み出すことすらも可能とする。 | | その極限と言えるのがマジンガーZの動力であり、ゼウスの命の源である「光子力エネルギー」である。これは「存在しようとする力」をそのままエネルギーに変えたような物質であり、使う者の希望を信じる意志の強さに応じてその力を発揮、最大まで高まれば無から有を生み出すことすらも可能とする。 |
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− | 「消滅しようとする力」は、宇宙を滅ぼす力そのものであり、言い換えれば「死する力」である。「太虚」とも呼ばれるこれは、やはり万物全てが持つ滅びへの志向性そのものであり、始まるために終わろうとする意志である。
| + | 「消滅しようとする力」は、宇宙を滅ぼす力そのものであり、言い換えれば「死する力」である。「太虚」とも呼ばれるこれは、やはり万物全てが持つ滅びへの志向性そのものであり、始まるために終わろうとする意志である。この使徒であり、その力を体現するものこそが[[バアル]]=[[宇宙怪獣]]である。 |
− | この使徒であり、その力を体現するものこそが[[バアル]]=[[宇宙怪獣]]である。
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| 基本的に「存在しようとする力」は「消滅しようとする力」を上回っている。「存在しようとする力」=霊子=万象の意志が理の改変を良しとしない場合、オリジン・ローだろうと何だろうと事象制御は出来ない。これは「宇宙の大崩壊」もメカニズムは同じで、「消滅しようとする力」が宇宙を消し去るという事象制御を行うには「存在しようとする力」が邪魔になるため、バアルを使って「存在しようとする力」を生む生命や物質を消し去ろうとする。 | | 基本的に「存在しようとする力」は「消滅しようとする力」を上回っている。「存在しようとする力」=霊子=万象の意志が理の改変を良しとしない場合、オリジン・ローだろうと何だろうと事象制御は出来ない。これは「宇宙の大崩壊」もメカニズムは同じで、「消滅しようとする力」が宇宙を消し去るという事象制御を行うには「存在しようとする力」が邪魔になるため、バアルを使って「存在しようとする力」を生む生命や物質を消し去ろうとする。 |
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| == 特殊システム「真化融合」== | | == 特殊システム「真化融合」== |
− | 天獄篇終盤で解禁されるシステム。第56話「覚醒」でイベントが発生した後に適用される(第57話「終焉の宇宙」のみマップ開始からしばらくの間無効化される)。
| + | 『天獄篇』終盤で解禁されるシステム。第56話「覚醒」でイベントが発生した後に適用される(第57話「終焉の宇宙」のみマップ開始からしばらくの間無効化される)。その効果は、'''気力上限・SP最大値+50、ユニットの武器・歌の攻撃力+2000'''という凄まじいもので、気力上限が通常なら200、限界突破があれば220、強化パーツ「カイメラ隊員証」も入れれば250、「連獄の紋章」で260、「[[熱血]]」+[[VF-19改 ファイアーバルキリー|POWER TO THE DREAM]]+[[オズマ・リー|オズマ]]の[[エースボーナス]]で'''300'''という高さに発展する。 |
− | その効果は、'''気力上限・SP最大値+50、ユニットの武器・歌の攻撃力+2000'''という凄まじいもので、気力上限が通常なら200、限界突破があれば220、強化パーツ「カイメラ隊員証」も入れれば250、「連獄の紋章」で260、「熱血」+POWER TO THE DREAM+オズマのエースボーナスで'''300'''という高さに発展する。
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| 4周目をクリアしたデータを引き継いで始めた時にもらえる強化パーツ「天獄の紋章」もこれと同じ効果を持つが、システムの真化融合と'''効果が重複する'''。なので、'''気力上限・SP最大値+100、ユニットの武器・歌の攻撃力+4000'''になる(気力は上限300で打ち止めとなる)。 | | 4周目をクリアしたデータを引き継いで始めた時にもらえる強化パーツ「天獄の紋章」もこれと同じ効果を持つが、システムの真化融合と'''効果が重複する'''。なので、'''気力上限・SP最大値+100、ユニットの武器・歌の攻撃力+4000'''になる(気力は上限300で打ち止めとなる)。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *[[第2次Z再世篇]]にて次元獣化した[[エスター・エルハス|エスター]]と[[ブラスタEs]]が元の姿に戻った後、ブラスタEsの出力が上昇し操縦系統が最適化されるという出来事が発生したが、[[リヴァイブ・セル]]が開発された経緯を考えるとエスターとブラスタEsが真化融合に近い状態になっていたものと推測される。 | + | *『[[第2次Z再世篇]]』にて次元獣化した[[エスター・エルハス|エスター]]と[[ブラスタEs]]が元の姿に戻った後、ブラスタEsの出力が上昇し操縦系統が最適化されるという出来事が発生したが、[[リヴァイブ・セル]]が開発された経緯を考えるとエスターとブラスタEsが真化融合に近い状態になっていたものと推測される。 |
− | *真化に至るまでの段階を表す「獣の血」「水の交わり」「風の行き先」「火の文明」「太陽の輝き」のモチーフとなっているのは、現実のマヤ文明が用いた『マヤのカレンダー』である。 | + | *真化に至るまでの段階を表す「獣の血」「水の交わり」「風の行き先」「火の文明」「太陽の輝き」のモチーフとなっているのは、現実のマヤ文明が用いた「マヤのカレンダー」である。 |
− | *天獄篇の発売以前は、シンカの正式な表記は「神化」ではないかと予想されていた。 | + | *『天獄篇』の発売以前は、シンカの正式な表記は「神化」ではないかと予想されていた。 |
− | *『[[超機人 龍虎王伝奇|スーパーロボット大戦OGサーガ 龍虎王伝奇 完結編]]』において、[[泰北三太遊]]が「真化」というワードを使っている。どうやら泰北の口ぶりからすると、この発言における「真化」とは、「仙人になること」を指しているようであるが、これが『第三次スーパーロボット大戦Z』における「[[真化]]」と同義であり、Zシリーズの設定がOGシリーズに組み込まれることを指しているのかどうかは現時点では定かではない。 | + | *『[[超機人 龍虎王伝奇|スーパーロボット大戦OGサーガ 龍虎王伝奇 完結編]]』において、[[泰北三太遊]]が「真化」というワードを使っている。どうやら泰北の口ぶりからすると、この発言における「真化」とは、「仙人になること」を指しているようであるが、これが『第3次Z』における「真化」と同義であり、Zシリーズの設定がOGシリーズに組み込まれることを指しているのかどうかは現時点では定かではない。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |
| <references /> | | <references /> |
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