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[[神聖ミスルギ皇国]]の皇太子。作中でも一、二を争うほど[[ノーマ]]に対しての醜い差別意識を持つ。洗礼の儀の当日に公の場で長妹であるアンジュリーゼ(以下、「[[アンジュ]]」と表記)がノーマである事実を国民に明かし、父ジュライを皇帝の座から引きずり下ろす事に成功する。
 
[[神聖ミスルギ皇国]]の皇太子。作中でも一、二を争うほど[[ノーマ]]に対しての醜い差別意識を持つ。洗礼の儀の当日に公の場で長妹であるアンジュリーゼ(以下、「[[アンジュ]]」と表記)がノーマである事実を国民に明かし、父ジュライを皇帝の座から引きずり下ろす事に成功する。
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その後、「ミスルギが滅亡した」と偽情報を流した後アンジュの死亡を待ち望んでいたが、そのアンジュが生き続けていた為に業を煮やしたジュリオは、アンジュを脱走させる事を画策。次妹[[シルヴィア・斑鳩・ミスルギ|シルヴィア]]を懐柔させ、侍女[[モモカ・荻野目|モモカ]]に真意を伏せた上でアルゼナルへと送り込んだ後、見事に策は成功。こうして、アンジュを公開処刑しようとするも、[[タスク]]の介入により失敗に終わる。しかも、アンジュが放った手裏剣により左頬を傷つけられ醜態を晒す羽目ハメになった。
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その後、「ミスルギが滅亡した」と偽情報を流した後アンジュの死亡を待ち望んでいたが、そのアンジュが生き続けていた為に業を煮やしたジュリオは、アンジュを脱走させる事を画策。次妹[[シルヴィア・斑鳩・ミスルギ|シルヴィア]]を懐柔させ、侍女[[モモカ・荻野目|モモカ]]に真意を伏せた上でアルゼナルへと送り込んだ後、見事に策は成功。こうして、アンジュを公開処刑しようとするも、[[タスク]]の介入により失敗に終わる。しかも、アンジュが放った手裏剣により左頬を傷つけられ醜態を晒す羽目になった。
    
その後、[[エンブリヲ]]の「世界を作り直す」という案に対して賛同するも、ジュリオはそれを「世界からノーマを殲滅させる」と都合の良い方向へ曲解。[[アルゼナル]]へ侵攻し大量虐殺を引き起こし、アンジュの怒りを招いた事で戦力の大半を失い命乞いまでする事となる。最期はエンブリヲに粛清されて死亡した。
 
その後、[[エンブリヲ]]の「世界を作り直す」という案に対して賛同するも、ジュリオはそれを「世界からノーマを殲滅させる」と都合の良い方向へ曲解。[[アルゼナル]]へ侵攻し大量虐殺を引き起こし、アンジュの怒りを招いた事で戦力の大半を失い命乞いまでする事となる。最期はエンブリヲに粛清されて死亡した。
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実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性が有る。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。
 
実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性が有る。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。
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また、ノーマを迫害対象に仕立て上げ、ノーマ達にマナの源である[[ドラグニウム]]を体内に持つ[[ドラゴン]]を狩らせ、自らの思いのままの世界を構築したのはエンブリヲなので、「ノーマを殲滅する」というのは(善悪は別にして)[[神]]として振る舞っていた彼の所業を否定するに等しい行為であり、ジュリオはこの事を理解していなかった<ref name="mana">もっとも、仮にノーマを殲滅すれば、彼女達が担っていた'''「神聖ミスルギ皇国の繁栄を支えるマナ(ドラグニウム)を持つドラゴンを狩る」という危険な仕事をマナ人類が担わなければならなくなる'''。つまり、マナ人類の視点から見ても「ノーマの殲滅は、己の首を絞める所業」に他ならない。</ref>。故に自ら墓穴を掘っていたのである。その意味で言えば、ジュリオは'''「『エンブリヲを否定する』という部分だけは、アンジュと共通していた」'''と言える。
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また、ノーマを迫害対象に仕立て上げ、ノーマ達にマナの源である[[ドラグニウム]]を体内に持つ[[ドラゴン]]を狩らせ、自らの思いのままの世界を構築したのはエンブリヲなので、「ノーマを殲滅する」というのは(善悪は別にして)[[神]]として振る舞っていた彼の所業を否定するに等しい行為であり、ジュリオはこの事を理解していなかった<ref name="mana">もっとも、仮にノーマを殲滅すれば、彼女達が担っていた'''「神聖ミスルギ皇国の繁栄を支えるマナ(ドラグニウム)を持つドラゴンを狩る」という危険な仕事をマナ人類が担わなければならなくなる'''。つまりマナ人類の視点から見ても「ノーマの殲滅=己の首を絞める愚行」に他ならない。</ref>。故に自ら墓穴を掘っていたのである。その意味で言えばジュリオは'''「『エンブリヲを否定する』という部分だけは、アンジュと共通していた」'''と言える。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:第13話より。旗艦内にて兵士から「メイルライダー定数確保」の報告を受け取るジュリオだが、その報告を受けても不満げな表情のままこう返す。ジュリオの執念深さが良く分かるシーン。
 
:第13話より。旗艦内にて兵士から「メイルライダー定数確保」の報告を受け取るジュリオだが、その報告を受けても不満げな表情のままこう返す。ジュリオの執念深さが良く分かるシーン。
 
:その直後、兵士からヴィルキスが接近中の報を受け取ると下卑た笑みを浮かべながらアンジュの名を呟くあたり、「ここで息の根を止めてやる」という意気込みが垣間見える。
 
:その直後、兵士からヴィルキスが接近中の報を受け取ると下卑た笑みを浮かべながらアンジュの名を呟くあたり、「ここで息の根を止めてやる」という意気込みが垣間見える。
;「ま、待てッ! 話が違う、早まるな要求は何でも聞く。…ッそうだ、お前の皇室復帰を認めてやろう、アンジュリーゼ。どうだ、悪くない話だろう! だから、殺さないでくれ~~ッ!」
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;「止めさせたぞっ、早く医者を…!」<br />「ま、待てッ! 話が違う、早まるな要求は何でも聞く。…ッそうだ、お前の皇室復帰を認めてやろう、アンジュリーゼ。どうだ、悪くない話だろう! だから、殺さないでくれ~~ッ!」
 
:同上。アンジュに旗艦以外の艦隊を壊滅させられ、旗艦のブリッジは破壊、更に自身は足を銃で撃ち抜かれ、アンジュの虐殺停止要求を受け入れて戦闘を停止させた直後に殺されそうになった際の命乞い。
 
:同上。アンジュに旗艦以外の艦隊を壊滅させられ、旗艦のブリッジは破壊、更に自身は足を銃で撃ち抜かれ、アンジュの虐殺停止要求を受け入れて戦闘を停止させた直後に殺されそうになった際の命乞い。
:アルゼナルのノーマを大人・子供も問わずに殺戮しておきながら、逆に自分自身が追いつめられると、この醜態。侮蔑を通り越して、呆れるしかない状態である。
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:アルゼナルのノーマを大人・子供も問わずに殺戮しておきながら、逆に自分自身が追いつめられるとこの醜態。侮蔑を通り越して、呆れるしかない状態である。
 
:当然許されるはずもなく、アンジュからは'''「生きる価値も無いクズ」'''として[[ヴィルキス]]の[[ビームサーベル]]で一刀両断に切り裂かれそうになるが…。
 
:当然許されるはずもなく、アンジュからは'''「生きる価値も無いクズ」'''として[[ヴィルキス]]の[[ビームサーベル]]で一刀両断に切り裂かれそうになるが…。
 
;「エ、エンブリヲ様! コイツを、アンジュリーゼをぶっ殺して下さいッ! 今すぐにぃッ!」
 
;「エ、エンブリヲ様! コイツを、アンジュリーゼをぶっ殺して下さいッ! 今すぐにぃッ!」
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