差分

脚注の追加。
26行目: 26行目:  
実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性が有る。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。
 
実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性が有る。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。
   −
また、ノーマを迫害対象に仕立て上げ、ノーマ達にマナの源である[[ドラグニウム]]を体内に持つ[[ドラゴン]]を狩らせ、自らの思いのままの世界を構築したのはエンブリヲなので、「ノーマを殲滅する」というのは(善悪は別にして)[[神]]として振る舞っていた彼の所業を否定するに等しい行為であった。ジュリオはこの事を理解していなかった為に自ら墓穴を掘ったのである。その意味で言えば、ジュリオは'''「『エンブリヲを否定する』という部分だけは、アンジュと共通していた」'''と言える。
+
また、ノーマを迫害対象に仕立て上げ、ノーマ達にマナの源である[[ドラグニウム]]を体内に持つ[[ドラゴン]]を狩らせ、自らの思いのままの世界を構築したのはエンブリヲなので、「ノーマを殲滅する」というのは(善悪は別にして)[[神]]として振る舞っていた彼の所業を否定するに等しい行為であったジュリオはこの事を理解していなかった<ref name="mana">もっとも、仮にノーマを殲滅すれば、彼女達が担っていた'''「神聖ミスルギ皇国の繁栄を支えるマナ(ドラグニウム)を持つドラゴンを狩る」という危険な仕事をマナ人類が担わなければならなくなる'''。つまり、マナ人類の視点から見ても「ノーマの殲滅は、己の首を絞める所業」に他ならない。</ref>。為に自ら墓穴を掘ったのである。その意味で言えば、ジュリオは'''「『エンブリヲを否定する』という部分だけは、アンジュと共通していた」'''と言える。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
83行目: 83行目:  
;「感謝しているよ、モモカ。私達に断罪の機会を与えてくれたことを」<br />「洗礼の儀でアンジュリーゼの正体を暴いたのは、私だ」<br />「16年もの間皇室に巣食っていた害虫はようやく駆除された。後は地獄に送られ、別の化け物に喰い殺されたという報告を待つだけ…。だが、驚いた事に死ななかったんだよ。こいつは!」<br />「このままではのうのうと生き延びかねない…。そこで、だ、モモカ、お前を送り込んでやったのさ。方々手を尽くしてね」<br />「一介の侍女が、世界の果てに追放されたノーマに簡単に会えるわけがないだろう。踊らされているとも知らず、シルヴィアの為に戦うお前達の必死な姿、実に滑稽だった…」
 
;「感謝しているよ、モモカ。私達に断罪の機会を与えてくれたことを」<br />「洗礼の儀でアンジュリーゼの正体を暴いたのは、私だ」<br />「16年もの間皇室に巣食っていた害虫はようやく駆除された。後は地獄に送られ、別の化け物に喰い殺されたという報告を待つだけ…。だが、驚いた事に死ななかったんだよ。こいつは!」<br />「このままではのうのうと生き延びかねない…。そこで、だ、モモカ、お前を送り込んでやったのさ。方々手を尽くしてね」<br />「一介の侍女が、世界の果てに追放されたノーマに簡単に会えるわけがないだろう。踊らされているとも知らず、シルヴィアの為に戦うお前達の必死な姿、実に滑稽だった…」
 
:第10話より。鞭打たれるアンジュを見やりながら自身が巡らせてきた策略を明かす。
 
:第10話より。鞭打たれるアンジュを見やりながら自身が巡らせてきた策略を明かす。
;「ノーマを守ろうとしたバカな皇后は死に、国民を欺いた愚かな皇帝は処刑された!」<br />アンジュ「処刑…!?」<br />「皇家の血を引く忌まわしきノーマ、アンジュリーゼ! お前の断罪をもって皇家の粛清は完了する! 今宵、この国は生まれ変わるのだ、[[神聖ミスルギ皇国]]として!」<br />「初代神聖皇帝ジュリオⅠ世が命じる! このノーマを処刑せよ!」
+
;「ノーマを守ろうとしたバカな皇后は死に、国民を欺いた愚かな皇帝は処刑された!」<br />アンジュ「処刑…!?」<br />「皇家の血を引く忌まわしきノーマ、アンジュリーゼ! お前の断罪をもって皇家の粛清は完了する! 今宵、この国は生まれ変わるのだ、[[神聖ミスルギ皇国]]として!」<br />「初代神聖皇帝ジュリオI世が命じる! このノーマを処刑せよ!」
 
:同上。前皇帝で、自身達の父親であったジュライを処刑した事をアンジュの前で明かす。それを聞いたアンジュは愕然とした表情を見せるが、そんなアンジュをあざ笑うかのようにジュリオは演説を進め、観客のボルテージを高めていく…。
 
:同上。前皇帝で、自身達の父親であったジュライを処刑した事をアンジュの前で明かす。それを聞いたアンジュは愕然とした表情を見せるが、そんなアンジュをあざ笑うかのようにジュリオは演説を進め、観客のボルテージを高めていく…。
 
:なお、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では同じ場面に[[パープル]]も招かれており、ライブ会場のように憎悪を煽り立てていた。
 
:なお、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では同じ場面に[[パープル]]も招かれており、ライブ会場のように憎悪を煽り立てていた。
93行目: 93行目:  
:行為の最中、リィザの爪先から垂らされた液体を盛られ、うわ言のようにリィザの要求を受け入れる。しかし、その様子はシルヴィアに見られており…
 
:行為の最中、リィザの爪先から垂らされた液体を盛られ、うわ言のようにリィザの要求を受け入れる。しかし、その様子はシルヴィアに見られており…
 
;「素晴らしい! 作り変えましょう、今すぐに!」<br />「そもそも間違っていたのです! 忌々しいノーマという存在も! 奴らを使わねばならないこの世界も!」
 
;「素晴らしい! 作り変えましょう、今すぐに!」<br />「そもそも間違っていたのです! 忌々しいノーマという存在も! 奴らを使わねばならないこの世界も!」
:第12話より、エンブリヲの「害虫を殺し、土を入れ替え、世界を作り直す」という提案に賛同して。これを「ノーマの殲滅」と都合よく曲解した彼は、アルゼナルでの大虐殺という暴挙に出る。
+
:第12話より、エンブリヲの「害虫を殺し、土を入れ替え、世界を作り直す」という提案に賛同して。これを「ノーマの殲滅」と都合良く曲解したジュリオは、アルゼナルでの大虐殺という暴挙に出る。
:当然、エンブリヲ言う所の「害虫」には'''ジュリオ自身もしっかり含まれている'''事に気付く筈もなかった。
+
:当然、エンブリヲが言う所の「害虫」には'''ジュリオ自身もしっかり含まれている'''事に気付く筈も無かった<ref name="mana" />。
 
;「…アンジュリーゼは」<br />「第一目標がアンジュリーゼ! 第二目標がヴィルキスと言った筈だろう!」
 
;「…アンジュリーゼは」<br />「第一目標がアンジュリーゼ! 第二目標がヴィルキスと言った筈だろう!」
 
:第13話より。旗艦内にて兵士から「メイルライダー定数確保」の報告を受け取るジュリオだが、その報告を受けても不満げな表情のままこう返す。ジュリオの執念深さが良く分かるシーン。
 
:第13話より。旗艦内にて兵士から「メイルライダー定数確保」の報告を受け取るジュリオだが、その報告を受けても不満げな表情のままこう返す。ジュリオの執念深さが良く分かるシーン。
132行目: 132行目:  
;[[ガルダ級]]
 
;[[ガルダ級]]
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では上述のエンペラージュリオ一世が登場しない為、この艦で代替されている。[[宇宙世紀]]世界のガルダ級をわざわざ持ってくるあたり、妙な所で贅沢している。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では上述のエンペラージュリオ一世が登場しない為、この艦で代替されている。[[宇宙世紀]]世界のガルダ級をわざわざ持ってくるあたり、妙な所で贅沢している。
<!-- == 脚注 == -->
+
== 脚注 ==
<!-- <references /> -->
+
<references />  
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
{{DEFAULTSORT:しゆりおあすかみするき}}
 
{{DEFAULTSORT:しゆりおあすかみするき}}
 
[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]
 
[[Category:クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]
1,404

回編集