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[[シャドウミラー]]の戦力として、[[レモン・ブロウニング]]が造り出した一連の人造人間のシリーズのこと。
 
[[シャドウミラー]]の戦力として、[[レモン・ブロウニング]]が造り出した一連の人造人間のシリーズのこと。
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[[スーパーロボット大戦A]]の女性主人公として初登場した[[ラミア・ラヴレス]]や、[[無限のフロンティア]]シリーズの初代主人公として登場した[[ハーケン・ブロウニング]]、彼の部下[[アシェン・ブレイデル]]等がWシリーズの代表である。
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[[スーパーロボット大戦A]]』の女性主人公として初登場した[[ラミア・ラヴレス]]や、『[[無限のフロンティア]]シリーズ』の初代主人公として登場する[[ハーケン・ブロウニング]]、彼の部下[[アシェン・ブレイデル]]等がWシリーズの代表である。
    
=== Wナンバー ===
 
=== Wナンバー ===
Wシリーズはシャドウミラーの主力兵士として多数の個体が「製造」されているが、その中でも特に優れた能力を持たされた個体は『'''Wナンバー'''』と呼ばれ、『W○○』と形式番号で呼ばれる。Wナンバーは現在、W00~W17までの18体が制作されたことが判明しており、前述のラミアは『W17(ダブリュー・ワンセブン)』、ハーケンは『W00(ダブリュー・ゼロゼロ)』である。
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Wシリーズはシャドウミラーの主力兵士として多数の個体が「製造」されているが、その中でも特に優れた能力を持たされた個体は「'''Wナンバー'''」と呼ばれ、「W○○」と形式番号で呼ばれる。Wナンバーは現在、W00~W17までの18体が制作されたことが判明しており、前述のラミアは「W17(ダブリュー・ワンセブン)」、ハーケンは「W00(ダブリュー・ゼロゼロ)」である。
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この2人の例からも分かる通り、Wナンバーには形式番号とは別に固有の名前も与えられている。これはAでのラミアのように、元々Wナンバーには外部組織への潜入工作任務等が想定されていたために設定されたものと思われるが、開発者であるレモンの一種の親心による影響があった可能性もある。彼らに対して特段そのような思い入れを抱いていない彼女以外の人物は、専らWナンバーを形式番号で呼称することが多い。Aではレモンも形式番号でしか呼ばず、アクセルを主人公に選ぶとラミアの名前がステータス画面等でしか出てこず、ラミアを主人公に選ぶと「名前か。そうだな…ラミアという」とラミア本人が即興で考えたような描写になっている(記憶喪失のアクセルも自分の名前を即興で考えている)。
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この2人の例からも分かる通り、Wナンバーには形式番号とは別に固有の名前も与えられている。これは『A』でのラミアのように、元々Wナンバーには外部組織への潜入工作任務等が想定されていたために設定されたものと思われるが、開発者であるレモンの一種の親心による影響があった可能性もある。彼らに対して特段そのような思い入れを抱いていない彼女以外の人物は、専らWナンバーを形式番号で呼称する。『A』ではレモンも形式番号でしか呼ばず、アクセルを主人公に選ぶとラミアの名前がステータス画面等でしか出てこず、ラミアを主人公に選ぶと「名前か。そうだな…ラミアという」とラミア本人が即興で考えたような描写になっている(記憶喪失のアクセルも自分の名前を即興で考えている)。
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元々から生身の人間であるW00・ハーケンを除き、Wナンバー(ギムノスとアークゲイン除く)はそれぞれに何らかの方法で感情を持たされており、中でもW07『[[アシェン・ブレイデル]]』とW17『[[ラミア・ラヴレス]]』は、ほぼ人間と遜色ないまでの感情を持つレベルに到達している(アシェンの方は23年と言う実動期間の産物だが)。シャドウミラーのリーダーである[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]や幹部の[[アクセル・アルマー|アクセル]](所謂「悪セル」の方)はWナンバーに感情は不要と考えており、彼らを任務を忠実にこなすための人形としか見ていなかった。しかしレモンはWナンバー開発の過程で、Wナンバーが人間以上に人間らしく育つ可能性を感じたようで、その様を体現したラミアはレモンから「さすが私の最高傑作」「私の誇り」とまで評された。なお「EXCEED」でのピートの発言からすると、どうもアシェンに対しても同様の期待を寄せていたらしい。
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元々から生身の人間であるW00・ハーケンを除き、Wナンバー(ギムノスとアークゲイン除く)はそれぞれに何らかの方法で感情を持たされており、中でもW07「[[アシェン・ブレイデル]]」とW17「[[ラミア・ラヴレス]]」は、ほぼ人間と遜色ないまでの感情を持つレベルに到達している(アシェンの方は23年という実動期間の産物だが)。シャドウミラーのリーダーである[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]や幹部の[[アクセル・アルマー|アクセル]](所謂「悪セル」の方)はWナンバーに感情は不要と考えており、彼らを任務を忠実にこなすための人形としか見ていなかった。しかしレモンはWナンバー開発の過程で、Wナンバーが人間以上に人間らしく育つ可能性を感じたようで、その様を体現したラミアはレモンから「さすが私の最高傑作」「私の誇り」とまで評された。なお『EXCEED』でのピートの発言からすると、どうもアシェンに対しても同様の期待を寄せていたらしい。
    
=== 開発史 ===
 
=== 開発史 ===
Wシリーズの開発過程で最初に造り出されたプロトタイプ『W00』は、人工授精によって生まれた試験管ベビーに、先天的に[[パーソナルトルーパー]]の操縦技術を刷り込ませた上で育成するというものであった。しかし、赤ん坊の状態から普通の人間と同じように育てなければならず、兵器として運用するまでに要する期間の面で問題があったため、W00のコンセプトは専用機の開発計画と共に凍結された。
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Wシリーズの開発過程で最初に造り出されたプロトタイプ「W00」は、人工授精によって生まれた試験管ベビーに、先天的に[[パーソナルトルーパー]]の操縦技術を刷り込ませた上で育成するというものであった。しかし、赤ん坊の状態から普通の人間と同じように育てなければならず、兵器として運用するまでに要する期間の面で問題があったため、W00のコンセプトは専用機の開発計画と共に凍結された。
    
その後Wシリーズの計画の中心は、戦力整備に時間を要しない[[アンドロイド]]の開発へと移行した。所謂初期型Wシリーズは機動兵器の操縦技術を持たされず、内蔵火器を搭載した生身での白兵戦仕様であり、Wナンバーの中ではW01からW10までが初期型に該当する(便宜上分類するなら、W00も初期型の範疇に含まれる)。
 
その後Wシリーズの計画の中心は、戦力整備に時間を要しない[[アンドロイド]]の開発へと移行した。所謂初期型Wシリーズは機動兵器の操縦技術を持たされず、内蔵火器を搭載した生身での白兵戦仕様であり、Wナンバーの中ではW01からW10までが初期型に該当する(便宜上分類するなら、W00も初期型の範疇に含まれる)。
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それ以降に開発が開始された後期型Wシリーズにおいては、W00以降、計画の中で凍結されていた機動兵器の操縦能力への対応が見直され、高い操縦能力を持たされるようになっている。また、Wナンバーに関しては開発コンセプトがバイオロイドへと移行*1 したようであり、このおかげで他組織への潜入任務等も問題なくこなせるようになった。後期型に該当するWナンバーはW11~W17までの7体。
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それ以降に開発が開始された後期型Wシリーズにおいては、W00以降、計画の中で凍結されていた機動兵器の操縦能力への対応が見直され、高い操縦能力を持たされるようになっている。また、Wナンバーに関しては開発コンセプトがバイオロイドへと移行<ref>明確に「バイオロイド」であると述べられているシーンはなく、詳細は不明。ラミアに関しては「言語中枢を司る部品の破損」という描写があるので部分的には機械の部位があるものと推測されるが、他組織への潜入任務をこなす際に身体検査等をクリアする必要がある点などから考えて、生身の肉体が相当程度を占めている可能性が高いと考えられる(この点は「生体コア」を必要とする[[ODEシステム]]が彼女を取り込んだ描写からもある程度裏付けられる)。このことは『A』でアクセルが「材質的な部分を除けば、限りなくロボットに近い(材質は生物と同じ?)」と説明をしているほか、量産型ゲシュペンストMk-IIに搭乗した[[ソルジャー|メガノイド兵]]という、Wシリーズが[[メガノイド]]に改造されてしまったような描写があることからも伺える。この任務という観点で言えば、ラミアと同じく工作任務に従事していたエキドナは同様の点からバイオロイドである可能性が高い一方、そのような任務が想定されていたとは考えにくいウォーダンについては何とも言い難い。なお、ラミアは犬である[[千代錦]]から真っ先に警戒される事から、人間に近いWシリーズは人間は誤魔化せてもそれ以外の生物には完全に誤魔化せない可能性が高い(この点は映画『ターミネーター』とよく似ている)。<!-- この辺りについて明記されている資料の存在をご存じの方は追記願います。 --></ref>したようであり、このおかげで他組織への潜入任務等も問題なくこなせるようになった。後期型に該当するWナンバーはW11~W17までの7体。
    
尚、一口に人造人間の開発といってもその方向性は一様ではなかったようで、実際に開発された個体を観察すると、前述の試験管ベビー・アンドロイド・バイオロイドといった肉体の組成の別とは異なる点で、複数の過程が混在していることが確認できる。
 
尚、一口に人造人間の開発といってもその方向性は一様ではなかったようで、実際に開発された個体を観察すると、前述の試験管ベビー・アンドロイド・バイオロイドといった肉体の組成の別とは異なる点で、複数の過程が混在していることが確認できる。
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1つは身体及び感情要素の双方を一から構築するという開発パターンで、初期型WナンバーではW06やW07、後期型では類似したコンセプトであるW16やW17が該当する。
 
1つは身体及び感情要素の双方を一から構築するという開発パターンで、初期型WナンバーではW06やW07、後期型では類似したコンセプトであるW16やW17が該当する。
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2つ目は後から別の人格を移植することを前提にボディが設計されているタイプのもので、初期型ではW05、後期型では同じコンセプトのW15が該当する。うち、[[ゼンガー・ゾンボルト]]の人格データを移植したW15『[[ウォーダン・ユミル]]』には「定期的に[[アースクレイドル]]の『メイガス・ゲボ』とリンクしないと精神が不安定になる」という欠点も観察されており、技術としては不安定な部分があったようだが、[[ガグン・ラウズ]]のように思念のみの存在となった者が自身の器として利用するなど、応用範囲の広い技術でもあったようである。
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2つ目は後から別の人格を移植することを前提にボディが設計されているタイプのもので、初期型ではW05、後期型では同じコンセプトのW15が該当する。うち、[[ゼンガー・ゾンボルト]]の人格データを移植したW15「[[ウォーダン・ユミル]]」には「定期的に[[アースクレイドル]]の『メイガス・ゲボ』とリンクしないと精神が不安定になる」という欠点も観察されており、技術としては不安定な部分があったようだが、[[ガグン・ラウズ]]のように思念のみの存在となった者が自身の器として利用するなど、応用範囲の広い技術でもあったようである。
    
これらとは全く異なる開発パターンとして、Wシリーズで培った白兵戦技術(及び、推測ではあるが巨大機動兵器の技術)を応用し、人間的な外観や感情の育成を放棄して純粋に白兵戦の戦闘力のみを追求したW10などの例もある。
 
これらとは全く異なる開発パターンとして、Wシリーズで培った白兵戦技術(及び、推測ではあるが巨大機動兵器の技術)を応用し、人間的な外観や感情の育成を放棄して純粋に白兵戦の戦闘力のみを追求したW10などの例もある。
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*1:明確に「バイオロイド」であると述べられているシーンはなく、詳細は不明。ラミアに関しては「言語中枢を司る部品の破損」という描写があるので部分的には機械の部位があるものと推測されるが、他組織への潜入任務をこなす際に身体検査等をクリアする必要がある点などから考えて、生身の肉体が相当程度を占めている可能性が高いと考えられる(この点は「生体コア」を必要とする[[ODEシステム]]が彼女を取り込んだ描写からもある程度裏付けられる)。このことはAでアクセルが「材質的な部分を除けば、限りなくロボットに近い(材質は生物と同じ?)」と説明をしているほか、量産型ゲシュペンストMk-IIに搭乗した[[ソルジャー|メガノイド兵]]という、Wシリーズが[[メガノイド]]に改造されてしまったような描写があることからも伺える。この任務という観点で言えば、ラミアと同じく工作任務に従事していたエキドナは同様の点からバイオロイドである可能性が高い一方、そのような任務が想定されていたとは考えにくいウォーダンについては何とも言い難い。<br />なお、ラミアは犬である[[千代錦]]から真っ先に警戒される事から、人間に近いWシリーズは人間は誤魔化せてもそれ以外の生物には完全に誤魔化せない可能性が高い(この点は映画作品であるターミネーターとよく似ている)。
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<!-- この辺りについて明記されている資料の存在をご存じの方は追記願います。 -->
      
=== 専用特殊コード ===
 
=== 専用特殊コード ===
 
Wシリーズには、その任務を滞りなく遂行するためにいくつかの特殊コードの使用が許可(或いは義務付け)されており、現時点(2011/11)では3種の存在が確認されている。無論のこと、これらのコードは人間であるハーケンには無縁の代物。
 
Wシリーズには、その任務を滞りなく遂行するためにいくつかの特殊コードの使用が許可(或いは義務付け)されており、現時点(2011/11)では3種の存在が確認されている。無論のこと、これらのコードは人間であるハーケンには無縁の代物。
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全個体(及び機動兵器)に採用されているのが『'''コードATA'''('''A'''sh '''T'''o '''A'''sh=灰は灰に)』と呼ばれる[[自爆]]コードである。基本的には機密保持のために自身を抹消するためのものであるが、WナンバーのATAは非常に強力なものであるようで、効果範囲をどの程度絞るかにもよるが、自身の周囲を跡形もなく吹き飛ばすことが可能。これは前述の通り、潜入工作等の任務も想定されているWナンバーに対し、遂行可能な任務の幅を広げるための措置であると思われる。ただし、量産型のそれは自身の消滅コードとしての搭載であり、爆発は起きない。
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全個体(及び機動兵器)に採用されているのが「'''コードATA'''('''A'''sh '''T'''o '''A'''sh=灰は灰に)」と呼ばれる[[自爆]]コードである。基本的には機密保持のために自身を抹消するためのものであるが、WナンバーのATAは非常に強力なものであるようで、効果範囲をどの程度絞るかにもよるが、自身の周囲を跡形もなく吹き飛ばすことが可能。これは前述の通り、潜入工作等の任務も想定されているWナンバーに対し、遂行可能な任務の幅を広げるための措置であると思われる。ただし、量産型のそれは自身の消滅コードとしての搭載であり、爆発は起きない。
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また、W07とW17には『'''コードDTD'''('''D'''ust '''T'''o '''D'''ust=塵は塵に)』と呼ばれる強制オーバーヒート誘発機能が搭載されており、機能の活性化に伴う熱処理を速やかに実施することで、演算処理能力を中心とした各種機能を大幅に向上させることが可能。このコードは副作用として、発動すると演算処理のためのデータスペースを確保するため、それ以前に加えられた命令及びコード実行処理を全てキャンセルするという効果がある。加えてW07の場合、コード発動時には底抜けに明るい口調となる、という実用面で疑問符のつく機能が併存している。これは開発者であるレモンの「Wシリーズは完全な自我を獲得できるのか」という思惑によるものと推定される(また共通コードとして持っているため彼女たちを'''姉妹'''と考えている)。
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また、W07とW17には「'''コードDTD'''('''D'''ust '''T'''o '''D'''ust=塵は塵に)」と呼ばれる強制オーバーヒート誘発機能が搭載されており、機能の活性化に伴う熱処理を速やかに実施することで、演算処理能力を中心とした各種機能を大幅に向上させることが可能。このコードは副作用として、発動すると演算処理のためのデータスペースを確保するため、それ以前に加えられた命令及びコード実行処理を全てキャンセルするという効果がある。加えてW07の場合、コード発動時には底抜けに明るい口調となる、という実用面で疑問符のつく機能が併存している。これは開発者であるレモンの「Wシリーズは完全な自我を獲得できるのか」という思惑によるものと推定される(また共通コードとして持っているため彼女たちを'''姉妹'''と考えている)。
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更に、無限のフロンティアEXCEEDでは第3のコードである『'''コードPTP'''('''P'''lay '''T'''he '''P'''apet=人形使い)』、通称「強制介入コード」の存在が確認された。その名の通り、Wナンバーの指揮権の序列において上位にあるものが下位の者を完全に使役するための機能であり、ATAの発動を外部から強制することも可能となっている。「W03」[[ピート・ペイン]]に実装されているが、通常の状態では封印されている。そのため彼はネバーランド前部においてこの機能の解除申請を済ませ、カルディアやアシェンに対して使用することで、彼女達を支配下に置くことに成功した。しかし、アシェンはその後プロテクトを本人の意識と別の所で書き換えており(PTPを使われるとDTDが強制的に起動する設定も付加されている)、再度コードPTPを使われた際には無効化している。
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更に、『無限のフロンティアEXCEED』では第3のコードである「'''コードPTP'''('''P'''lay '''T'''he '''P'''apet=人形使い)」、通称「強制介入コード」の存在が確認された。その名の通り、Wナンバーの指揮権の序列において上位にあるものが下位の者を完全に使役するための機能であり、ATAの発動を外部から強制することも可能となっている。「W03」[[ピート・ペイン]]に実装されているが、通常の状態では封印されている。そのため彼はネバーランド前部においてこの機能の解除申請を済ませ、カルディアやアシェンに対して使用することで、彼女達を支配下に置くことに成功した。しかし、アシェンはその後プロテクトを本人の意識と別の所で書き換えており(PTPを使われるとDTDが強制的に起動する設定も付加されている)、再度コードPTPを使われた際には無効化している。
    
== Wシリーズの一覧 ==
 
== Wシリーズの一覧 ==
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== 関連人物 ==
 
== 関連人物 ==
 
;[[レモン・ブロウニング]]
 
;[[レモン・ブロウニング]]
:前述の通り、Wシリーズ開発計画の総責任者。全てのWナンバーにとっての生みの親とも言える存在であり、(量産型はともかく)各個体に相応の愛着を持って接し、いわば「育てて」いるに近い対応を取っていた。このため、W03やW17など、感情の芽生えたWナンバーの中には、彼女に感謝の言葉を述べる個体も少なからず存在する。元々は人造人間の技術(Wシリーズに転用されている)で不完全に蘇生した[[エクセレン・ブロウニング]]であり、その意味では彼女こそが本当の意味での「W00」とも言える。
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:前述の通り、Wシリーズ開発計画の総責任者。全てのWナンバーにとっての生みの親とも言える存在であり、(量産型はともかく)各個体に相応の愛着を持って接し、いわば「育てて」いるに近い対応を取っていた。このため、W03やW17など、感情の芽生えたWナンバーの中には、彼女に感謝の言葉を述べる個体も少なからず存在する。元々は人造人間の技術(Wシリーズに転用されている)で不完全に蘇生した[[エクセレン・ブロウニング]]であり、その意味では彼女こそが本当の意味での「W00」とも言える。
 
;[[アクセル・アルマー]]
 
;[[アクセル・アルマー]]
:シャドウミラー隊において、Wシリーズを指揮する機動兵器隊長。元々は性能にこそ一定の評価を下しつつも、Wナンバーに感情を持たせようとし、人間らしく扱うレモンの姿勢に懐疑的であった(初代Aにおいて敵として向かい合った場合や、GBA版OG2等の彼は、その認識を改めぬまま果てる)彼だが、Wナンバーが亡きレモンの遺産となったことでその接し方にも変化が生じ、彼女らが人間としての自我を持つ可能性について肯定的な認識を持つようになる。ラミアやアシェンがATA発動を余儀なくされそうになった場面では、身の危険を厭わずにコードDTDの外部からの強制発動という荒技で彼女達の命を繋ぎとめた。
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:シャドウミラー隊において、Wシリーズを指揮する機動兵器隊長。元々は性能にこそ一定の評価を下しつつも、Wナンバーに感情を持たせようとし、人間らしく扱うレモンの姿勢に懐疑的であった(『A』において敵として向かい合った場合や、GBA版『OG2』等の彼は、その認識を改めぬまま果てる)彼だが、Wナンバーが亡きレモンの遺産となったことでその接し方にも変化が生じ、彼女らが人間としての自我を持つ可能性について肯定的な認識を持つようになる。ラミアやアシェンがATA発動を余儀なくされそうになった場面では、身の危険を厭わずにコードDTDの外部からの強制発動という荒技で彼女達の命を繋ぎとめた。
 
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
 
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
 
:ウォーダン・ユミルの人格のベースとなっている。スレードゲルミルを駆るウォーダンとは数度にわたり剣を交えるが、最終的にメイガスを護るために剣を揮うという明確な目的と自我を持つに至ったウォーダンを武人として遇し、真っ向からの真剣勝負で彼の闘志に応えた。
 
:ウォーダン・ユミルの人格のベースとなっている。スレードゲルミルを駆るウォーダンとは数度にわたり剣を交えるが、最終的にメイガスを護るために剣を揮うという明確な目的と自我を持つに至ったウォーダンを武人として遇し、真っ向からの真剣勝負で彼の闘志に応えた。
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;[[ヴィンデル・マウザー]]
 
;[[ヴィンデル・マウザー]]
 
:シャドウミラー隊指揮官。かつてのアクセル同様Wナンバーを駒として見ており、OGシリーズでは最後まで「人形」と蔑み続けたラミアに引導を渡された。
 
:シャドウミラー隊指揮官。かつてのアクセル同様Wナンバーを駒として見ており、OGシリーズでは最後まで「人形」と蔑み続けたラミアに引導を渡された。
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== 脚注 ==
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