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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 世界を裏から操る秘密結社とでも呼ぶべき存在。物語開始の60年以上前から長きに渡り、世界を意のままに操ってきた巨大組織。
| + | 世界を裏から操る秘密結社とでも呼ぶべき存在。物語開始の60年以上前から長きに渡り、世界を意のままに操ってきた巨大組織。組織としての目的は一意とは言えないが、その行為の大半は[[テロリスト]]や独裁政権などへの援助・兵器提供などであり、世界各地で勃発している紛争の実質的な原因となっている。このため、世界の紛争を鎮圧することを目的とする軍事結社『[[ミスリル]]』とは敵対関係にある。 |
− | 組織としての目的は一意とは言えないが、その行為の大半は[[テロリスト]]や独裁政権などへの援助・兵器提供などであり、世界各地で勃発している紛争の実質的な原因となっている。このため、世界の紛争を鎮圧することを目的とする軍事結社『[[ミスリル]]』とは敵対関係にある。
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| 水銀とその他の金属からなる合金の総称である「アマルガム」を語源とする。架空の銀である「ミスリル」と異なり、こちらは現実に存在する。 | | 水銀とその他の金属からなる合金の総称である「アマルガム」を語源とする。架空の銀である「ミスリル」と異なり、こちらは現実に存在する。 |
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| その一方、場合によっては無秩序となりかねないこのような運営形態での集会を組織として成り立たせるために、自分の意志は一切表に出さず管理運営にのみ徹する「Hg(マーキュリー:水銀)」と呼ばれる人物が、上記の幹部達とは別に存在している。元々アマルガムとは水銀と他の金属元素との合金を指す語(また、広義には混合物全般を指す言葉としても用いられる)であり、管理者及び幹部に与えられているコードネームと一体的なネーミングであると言える。また、架空の金属を冠した[[ミスリル]]とは対になっている。 | | その一方、場合によっては無秩序となりかねないこのような運営形態での集会を組織として成り立たせるために、自分の意志は一切表に出さず管理運営にのみ徹する「Hg(マーキュリー:水銀)」と呼ばれる人物が、上記の幹部達とは別に存在している。元々アマルガムとは水銀と他の金属元素との合金を指す語(また、広義には混合物全般を指す言葉としても用いられる)であり、管理者及び幹部に与えられているコードネームと一体的なネーミングであると言える。また、架空の金属を冠した[[ミスリル]]とは対になっている。 |
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− | もう一点の特徴としては、『[[フルメタル・パニック!]]』の世界ではアマルガムの決定により世界を意のままに操るシステムが既に完成している点である(類例を挙げるとすれば、世界の経済を裏から支配し尽くしているという設定の[[ドクーガ]]がやや近い)。しかし前述のように拠点らしい拠点やリーダーと呼ぶべき存在もいないため実態が見えにくく、その存在は世間には全く知られていない。このため、『ミスリル』等のごく少数の例外のみが、アマルガムに対抗すべく様々な形で活動しているというのが実情である。 | + | もう一点の特徴としては、『[[フルメタル・パニック!]]』の世界ではアマルガムの決定により世界を意のままに操るシステムが既に完成している点である(類例を挙げるとすれば、世界の経済を裏から支配し尽くしているという設定の[[ドクーガ]]がやや近い)。しかし前述のように拠点らしい拠点やリーダーと呼ぶべき存在もいないため実態が見えにくく、その存在は世間には全く知られていない。このため、「ミスリル」等のごく少数の例外のみが、アマルガムに対抗すべく様々な形で活動しているというのが実情である。 |
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| その誕生は1948年の夏、じきに訪れるであろう冷戦構造に憂慮する主義も主張もイデオロギーも異なる五人の人間(アメリカ人の石油王、ロシア人の[[科学者・技術者|科学者]]、ドイツ人の元SS将校、日本人の[[企業|貿易商]]、そして不動産王で暗号学者のイギリス人)が、人類の未来を望み結束した組織として結成された。アマルガムは確かに成果を上げていたが、時が過ぎゆくうちに創設者達は引退し、新しい構成員が入り、徐々にその性質は変貌を遂げていった。そしてそれがもはや修復不可能な状況になったのが、成立から20年になる1960年代も終わりのベトナム戦争の頃であった。気付かぬうちに組織内部においては戦争が終わると不利益を被る人間が増えていき、そしてこの頃からアマルガムの行動は各自の既得権益を守るため迷走を始めてしまう。 | | その誕生は1948年の夏、じきに訪れるであろう冷戦構造に憂慮する主義も主張もイデオロギーも異なる五人の人間(アメリカ人の石油王、ロシア人の[[科学者・技術者|科学者]]、ドイツ人の元SS将校、日本人の[[企業|貿易商]]、そして不動産王で暗号学者のイギリス人)が、人類の未来を望み結束した組織として結成された。アマルガムは確かに成果を上げていたが、時が過ぎゆくうちに創設者達は引退し、新しい構成員が入り、徐々にその性質は変貌を遂げていった。そしてそれがもはや修復不可能な状況になったのが、成立から20年になる1960年代も終わりのベトナム戦争の頃であった。気付かぬうちに組織内部においては戦争が終わると不利益を被る人間が増えていき、そしてこの頃からアマルガムの行動は各自の既得権益を守るため迷走を始めてしまう。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
− | 任天堂携帯機シリーズ発売当時は原作小説が未完結なことに加えいずれもアニメ版のみの参戦のため組織の全容は明らかにされずに終わっている。
| + | 任天堂携帯機シリーズ発売当時は原作小説が未完結なことに加えいずれもアニメ版のみの参戦のため、組織の全容は明らかにされずに終わっている。 |
| ;[[スーパーロボット大戦J]] | | ;[[スーパーロボット大戦J]] |
| :組織の全貌が明らかになっておらず、幹部の中でも[[ガウルン]]しか登場しない。 | | :組織の全貌が明らかになっておらず、幹部の中でも[[ガウルン]]しか登場しない。 |
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| :組織の管理人その正体は[[ミスリル]]の創設者であるマロリー卿。 | | :組織の管理人その正体は[[ミスリル]]の創設者であるマロリー卿。 |
| ;ヨナタン・クルピンスキー | | ;ヨナタン・クルピンスキー |
− | :「フルメタル・パニック!アナザー」に登場。(当時の)コードネームはミスタ・Ni(ニッケル)。 | + | :『フルメタル・パニック!アナザー』に登場。(当時の)コードネームはミスタ・Ni(ニッケル)。 |
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| === 実行部隊 === | | === 実行部隊 === |
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| ;[[プラン1211 アラストル]] | | ;[[プラン1211 アラストル]] |
| :対人型AS。原作終了後の[[アル]]の身体もこれ。 | | :対人型AS。原作終了後の[[アル]]の身体もこれ。 |
− | ;[[プラン1065 エリゴール]] | + | ;プラン1065 エリゴール |
− | :レナードの部下が搭乗するコダールの改良型。天獄篇ではコダールiのユニットアイコンを流用する形で登場。 | + | :レナードの部下が搭乗するコダールの改良型。『天獄篇』ではコダールiのユニットアイコンを流用する形で登場。 |
| ;プラン0601 リヴァイアサン | | ;プラン0601 リヴァイアサン |
| :デ・ダナンに似た外観を持つ小型潜水艦。水中の戦闘機とも言うべき機動性を誇る。SRW未登場。 | | :デ・ダナンに似た外観を持つ小型潜水艦。水中の戦闘機とも言うべき機動性を誇る。SRW未登場。 |
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| + | {{DEFAULTSORT:あまるかむ}} |
| [[category:組織]] | | [[category:組織]] |
| [[category:フルメタル・パニックシリーズ]] | | [[category:フルメタル・パニックシリーズ]] |
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