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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Ichiro Ogami]]
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| 読み = [[読み::おおがみ いちろう]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Ichiro Ogami]]<ref>ソフトバンクパブリッシング『サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~ 最終攻略&設定資料集』P21より。</ref>
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|サクラ大戦}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|サクラ大戦}}
| 声優 = {{声優|陶山章央}}
+
| 声優 = {{声優|陶山章央|SRW=Y}}
| 種族 = 地球人(日本人)
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|藤島康介}}(原案)<br/>{{キャラクターデザイン|松原秀典}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
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}}
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
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| 種族 = [[種族::地球人]](日本人)
 
| 性別 = [[性別::男]]
 
| 性別 = [[性別::男]]
| 誕生日 = 1903年1月3日
+
| 生年月日 = 1903年1月3日
| 外見年齢 = [[年齢::20]]歳(1)<br/>[[年齢::22]]歳(2)<br/>[[年齢::23]]歳(3)<br/>[[年齢::24]]歳(4)<br/>[[年齢::25]]歳(Ⅴ)
+
| 年齢 = [[年齢::20]]歳(『1』)<br/>[[年齢::22]]歳(『2』)<br/>[[年齢::23]]歳(『3』)<br/>[[年齢::24]]歳(『4』)<br/>[[年齢::25]]歳(『V』)
 
| 身長 = [[身長::176 cm]]
 
| 身長 = [[身長::176 cm]]
 
| 体重 = [[体重::65 kg]]
 
| 体重 = [[体重::65 kg]]
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| 瞳の色 = 黒色
 
| 瞳の色 = 黒色
 
| 出身 = [[日本]]・栃木県
 
| 出身 = [[日本]]・栃木県
| 所属 = 帝国海軍(1以前)<br/>{{所属 (人物)|帝国華撃団}}(1)<br/>帝国海軍(1終了後~2開始前)<br/>{{所属 (人物)|帝国華撃団}}(2)<br/>巴里華撃団(3)<br/>{{所属 (人物)|帝国華撃団}}(4以降)
+
| 所属 = 帝国海軍(『1』以前)<br/>{{所属 (人物)|帝国華撃団}}(『1』)<br/>帝国海軍(『1』終了後~『2』開始前)<br/>{{所属 (人物)|帝国華撃団}}(『2』)<br/>{{所属 (人物)|巴里華撃団}}(『3』)<br/>{{所属 (人物)|帝国華撃団}}(『4』以降)
| 階級 = [[階級::少尉]](1~2)<br/> [[階級::中尉]](2~4)<br/>[[階級::大尉]](Ⅴ)
+
| 階級 = [[階級::少尉]](『1』~『2』)<br/> [[階級::中尉]](『2』~『4』)<br/>[[階級::大尉]](『V』)
| 役職 = {{所属 (人物)|帝国華撃団}}・花組隊長(1)(2)<br/>巴里華撃団・花組隊長(3)<br/>{{所属 (人物)|帝国華撃団}}・花組隊長兼総司令(4以降)
+
| 役職 = [[役職::帝国華撃団・花組隊長]](『1』)(『2』)<br/>[[役職::巴里華撃団・花組隊長]](『3』)<br/>[[役職::帝国華撃団・花組隊長兼総司令]](『4』以降)
| キャラクターデザイン =
  −
藤島康介、松原秀典
   
}}
 
}}
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'''大神一郎'''は『[[サクラ大戦]]』の[[主人公]]の一人。
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== 概要 ==
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[[帝国華撃団]]及び[[巴里華撃団]]、そして大神華撃団の隊長。帝国海軍軍人でもあり、階級は少尉(後に大尉まで昇進)。
   −
== 概要 ==
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若くして海軍士官学校を首席で卒業したエリート軍人であったが、帝国華撃団・花組の隊長に選ばれたのを機に、その運命は大きく変わる事になる。
[[サクラ大戦]]』シリーズ、『1』~『4』の[[主人公]]およびプレイヤーキャラクター。
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=== 人物 ===
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かの有名な剣豪・宮本武蔵を祖とする二天一流・二刀流剣術を流派とする大神家の長男。
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真面目で正義感の強い熱血漢であり、海軍時代も品行方正かつ粉骨砕身の心得で任務に励んでいた。実家の影響で自身も幼少期より親代わりであった姉・双葉からの指導を受ける形で二天一流の修行に励んでおり、二刀流の[[武術・格闘技|剣術]]に優れている。また、軍人としての経験から[[射撃]]も得意としており、花組一の銃の名手であるマリア・タチバナにも匹敵する程の腕前である。基礎身体能力や頭脳も常人以上に優れており、隊員達の手伝い等をする際に、その能力も遺憾無く発揮されている。
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本業は軍人であるものの、華撃団はそのシステムの都合上から表向き劇場を運営している為、自身も日頃は帝撃・本部の「大帝国劇場」や[[パリ|巴里]]の「シャノワール」でモギリ等の雑用全般を勤めている。一方で、花組の演劇に感銘を受けた影響か、後に舞台の演出等を手掛ける様にもなっている。
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大正時代生まれの男性としては、女性に対しても割と紳士的になれる好人物であるのだが、言い方を変えるとややお人好しとも言え、それ故に結構我の強い華撃団の女性隊員達(自分よりも他人を優先出来る[[真宮寺さくら]][[北大路花火]]等も含む)の我儘や都合に振り回される形で災難に見舞われる事も多い苦労人でもある。しかし、当の大神本人は幼少期の剣術修行や海軍での経験による賜物か、劇中で精神的に打ちのめされて沈み込んでしまう事は殆ど無く(例で挙げるなら、華撃団の実態を知らなかった時や藤枝あやめが「人」として死んだ時ぐらい)、それぞれの隊員達が心に抱えている悩みを解決するべく奔走し、優しさと力強さに満ちた言葉で叱咤激励する姿から、最終的には強い信頼と好意を得て、勝利へと導いている。
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[[霊力]]は基本的に男性よりも女性の方が優れているのだが、大神の場合は男性でありながら[[霊子甲冑]]「光武」を駆動させ得る程の類い稀な優れた霊力の持ち主であり、更に他者の霊力を同調・増幅させる「触媒」としての能力も持ち合わせ、実働的な霊能部隊である花組の隊長としてこれ以上無い逸材であった事から選ばれる要因となった。また、元から高い霊力の素質に関しては、作品が進むにつれてむしろ向上していく事になっており、『4』の頃には最も潜在能力の高い[[アイリス]]に匹敵するレベルにまでに至り、黒幕の存在を霊力で感知したりもしていた。
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=== 劇中の様相 ===
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日本の栃木県に生まれ、幼少期は剣術の修行に励み、後に帝国海軍士官学校を主席で卒業。霊力保持者として優れた可能性を貴族院議員(賢人機関)の一人である花小路頼恒伯爵に見込まれた結果、帝国華撃団・花組の隊長として着任する。
 +
 
 +
隊長着任当時は、予想とはまるで違った帝国華撃団の環境に戸惑い、個性派揃いの花組隊員に反発される事も少なくなかったが、徐々に彼女達の信頼を得て花組を精鋭部隊としてまとめ上げ、3度にも及ぶ大規模霊的災害から帝都・[[東京]]を防衛した。
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 +
1926年にはこれまでの功績が認められ、中尉に昇進。同時に、フランス・巴里に新たに設立された巴里華撃団・花組の隊長として就任。当時2名だった巴里花組隊員を率いつつ新規隊員のスカウトもしながら彼女達を育て上げ、怪人達の脅威から巴里を救った。
 +
 
 +
怪人討伐後、帝都本部からの帰還要請が出た事で1927年には帝撃に帰還。再度、帝国華撃団・花組の隊長に就任し、後に帝都にまで駆け付けた巴里華撃団・花組の隊員達も併合した一大部隊「大神華撃団」の隊長として、銀座を中心に発生した黄金蒸気事件を解決した後、米田一基から帝国華撃団総司令の座と彼の愛刀である「神刀滅却」を譲り受けた。
   −
大神家の長男として産まれる。名前は不明だが、弟が二人いる。姉は大河双葉。双葉の息子の大河新次郎は甥にあたり、紐育華撃団・星組の隊長を務める。帝国海軍士官学校を主席で卒業後、帝国華撃団・花組の隊長として着任する。男性でありながら霊子甲冑・光武を駆動させうる程の類い稀なる霊力の持ち主でもあり、他者の霊力を同調させる触媒の能力を併せ持っていたことが花組隊長に選ばれた要因となった。日頃は帝国華撃団総本部の大帝国劇場でモギリ等の雑用全般を勤めているが、舞台の演出等も行うこともある。 
+
一年後となる1928年には、アメリカの[[ニューヨーク|紐育]]に新設された[[紐育華撃団]]・星組の隊長になる事を要請されたが、海軍を卒業したばかりである甥の大河新次郎を紐育に向かわせている。
   −
隊長着任当時は個性派揃いの花組隊員に戸惑い反発される事も少なくなかったが、徐々に彼女達の信頼を獲得して花組を一つのチームとしてまとめ上げ、2度の霊的災害から帝都・[[東京]]を防衛した。その功績が認められ、1926年にはフランス・[[パリ|巴里]]に設立された巴里華撃団・花組の隊長として就任。当時2名だった巴里花組のスカウトも兼ねつつ彼女達を育て上げ、怪人達の脅威から巴里を救った。1927年には帝国華撃団に帰還。銀座を中心に発生した黄金蒸気事件を解決した後、米田一基から帝国華撃団総司令の座を譲り受けた。
+
=== キャラクターの総評 ===
 +
大神は基本的には真面目……なのだが、プレイヤーの分身として様々な行動を取らされる運命にあるアドベンチャーゲームの主人公かつ'''選択肢の候補にはかなり突飛な物が多く'''、その結果として「思わず」[[ヒロイン]][[シャワーシーン|シャワーおよび入浴現場]]を覗いてしまう超ムッツリスケベになったり、総勢で最大13人ものヒロインと同時に恋に落ちてなおかつそれを成就させる股掛けと[[三角関係 #三角以上の関係|ハーレムの帝王]]になったり、幼女と熱愛するロリコンになったりと、無限の可能性を秘めている。が…見方を変えれば、プレイヤーの気まぐれや都合にまで振り回されている少し可哀想な人物とも言えなくもない<ref>ただし、『4』において風呂に入っていた大神が女性隊員達と鉢合わせしてしまった際、彼女達から「大神さん(隊長)がこんな事(覗き)をするなんて信じられない!」と叫んでいる様子からも、'''公式設定では女性隊員達の覗きは一切していない事になっている'''模様。</ref>。
   −
[[武術・格闘技|剣術]]に優れ、宮本武蔵を祖とする二天一流・二刀流の使い手。[[射撃]]も得意であり、花組一の銃の名手であるマリア・タチバナに匹敵する程の腕前。
+
そんな大神であるのだが、実は女性キャラクターの攻略を行うアドベンチャーゲームの主人公としては、プレイヤーからのやっかみ等を受ける事も無く、むしろ製作スタッフ側の予想を超える程までに高い人気を誇っている。日常パートにおいてはやや情けない姿を見せる事はあっても、戦闘パート等では本来の「正義感の強い熱血漢」としての面が強調され、揺ぎ無い信念と共に敵に果敢に立ち向かったり、仲間達と真剣に向き合いを叱咤激励するその姿は、男性としても人間としても確かな魅力を持った好人物で、隊員達からも絶大な信頼と好意を寄せられるのも十分に納得出来る物となっている。更に原作以外の出演作品においても、'''女性どころか男性の好感度まで上げてしまう'''というある種の奇跡も起こしたりしている。
   −
大神一郎は真面目で紳士的な完璧超人の隊長…なのだが、そこは'''プレイヤーの[[分身]]として様々な行動を取らされる運命にあるアドベンチャーゲームの主人公'''である。
+
一方、OVAやテレビアニメ版等選択肢が無い媒体では一定して真面目な硬派として描かれており、上記の通りこれが本来の大神一郎という人物であるのだろう。
ルート次第では「思わず」[[ヒロイン]]の[[シャワーシーン|シャワーおよび入浴現場]]を覗いてしまう超ムッツリスケベになったり、総勢で最大13人ものヒロインと同時に恋に落ちてなおかつそれを成就させる股掛けと[[三角関係 #三角以上の関係|ハーレムの帝王]]になったり、幼女と熱愛するロリコンになったりと、無限の可能性を秘めている。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
   
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:初参戦作品。期間限定参戦。
+
:初登場作品。2017年3月のイベント「流れよ我が涙」と「失われた時を求めて」期間限定参戦。
 +
:2018年3月のイベント「サクラ大戦 帝都遙かなり」にて復刻参戦。イベント報酬としてボイス付きパイロットパーツが追加された。
 +
:パイロットパーツは、ユニットの特定の能力を下げる代わりに強力なバフ効果を得る「○○戦術」系のPアビリティを取り揃えるユニークな構成。その他のPアビリティは「一斉攻撃」「一気呵成」と、乗機のアビリティ傾向と同じく味方の支援向け。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}}
 +
:シーズンパス「[[ダウンロードコンテンツ/30|DLC1]]」にて追加参戦。家庭用スパロボ初参加のため、音声が新規収録されている。
 +
:無料アップデートにて追加されるサイドミッション「来訪者」にて[[スポット参戦]]し、DLCミッション「帝都は遠く」にて正式加入する。PVでは各ヒロインがピックアップされていたが、実際にDLCを導入した場合には大神が最初に単独加入、以後進行に合わせて発生するサイドミッションで他キャラが加入するという形になる。
 +
:3つの専用スキルと「指揮官」の特殊スキルのおかげで攻撃と味方の補助の両方をこなせる優秀なキャラクター。エースボーナス取得で隣接する味方の数だけ能力が上がるうえ、強力な「かばう」が更に強化されるので、常に陣形の中心に配置しておきたい。
 +
:シナリオでは正式加入時やさくら・エリカ加入ミッションで原作を再現した三択でのセリフ選択があり、特に後者はそのままさくら機・またはエリカ機との合体攻撃の能力値に補正がかかり、しかも'''変更不可'''という重要な選択となるので注意。
 +
:他にも[[魔法騎士]]たちに花組隊員たちの姿を重ねたり、ジルクスタンへの潜入任務に志願する(ミツバに却下されるが)など会話にも時折顔を見せる。DLCミッション「巴里に咲くサクラ」によれば、普段は[[ドライクロイツ]]内で雑用を自ら買って出ているようで、自軍内からの人気は非常に高い。
 +
:エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[PROJECT X ZONE]]
 
;[[PROJECT X ZONE]]
:今回はさくらとペアユニットを組む。その中でも所持スキル的には大神は味方の支援を担当。『サクラ大戦2』からの大神の能力である「隊長コマンド」の中で「風」と「山」がスキルとして採用されており、味方全体の移動力や防御力を上げる事が出来る。効率を重視するなら味方ターンの最初に大神&さくらのユニットが動いて大神のスキルを発動するのが理想的だが、SPDの能力がそこまで高くない為、確率で発動するオートスキル「体が勝手に......」かアクセサリーでSPDを強化する必要がある。さくらが自ユニットの攻撃力や入手経験値アップのスキルを持っているおかげで、攻守のバランスが取れており尚且つ育てやすい優秀なユニットである。
+
:さくらとペアユニットを組む。ゲーム的には、大神は味方の支援を担当。『サクラ2』から実装されたシステムである「隊長コマンド」の中で「風」と「山」がスキルとして採用されており、味方全体の移動力や防御力を上げる事が出来る。効率を重視するなら味方ターンの最初に大神&さくらのユニットが動いて大神のスキルを発動するのが理想的だが、SPD値がそこまで高くないため、確率で発動するオートスキル「体が勝手に……」かアクセサリーでSPDを強化する必要がある。さくらが自ユニットの攻撃力や入手経験値を上げるスキルを持っているおかげで、攻守のバランスが取れており尚且つ育てやすい優秀なユニットである。
 
   
;PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD
 
;PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD
:巴里と紐育に出現した金色の鎖を調査する為、今回はエリカとペアユニットを組む。スキルの「隊長コマンド・山」が「火」に変更され、味方の攻撃力を上げられるようになった他、SPDの概念が撤廃されたおかげでスパロボのように味方ターンは自分の好きな順番でユニットを動かせるようになった。これにより前作以上の活躍をする…と思われたのだが、隊長コマンドの効果が1ユニットだけとなり、アクセサリーでの強化無しでは1度のスキル発動でガス欠を起こす等、結果的には弱体化した。相方のエリカも大神と同様の味方支援のスキル所持者である事を反映してか、全ペアユニットの中で唯一クロスブレイクが発生する技を一切持っておらず、単純な攻撃力で見ても最低ランクとなっている。使いこなすには愛が必要だが、アクセサリー強化でスキルの使用回数を増加させれば、味方ユニットの回復と強化を一手に担えるようになる。
+
:今回はエリカとペアユニットを組む。スキルの「隊長コマンド・山」が「火」に変更され、味方の攻撃力を上げられるようになった他、SPDの概念が撤廃されたおかげでスパロボのように味方ターンは自分の好きな順番でユニットを動かせるようになった。これにより前作以上の活躍をする……と思われたのだが、隊長コマンドの効果が1ユニットだけとなり、アクセサリーでの強化無しでは1度のスキル発動でガス欠を起こす等、結果的には弱体化した。エリカも大神と同様の味方支援のスキル所持者である事を反映してか、全ペアユニットの中で唯一クロスブレイクが発生する技を一切持っておらず、単純な攻撃力で見ても最低ランクとなっている。使いこなすには愛が必要だが、アクセサリー強化でスキルの使用回数を増加させれば、味方ユニットの回復と強化を一手に担えるようになる。
   −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 +
;[[X-Ω]]
 +
:'''[[熱血]]、[[信頼]]、[[絆]]'''
 +
:;パイロットパーツ装備時
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::'''[[絆]]+、[[信頼]]、[[熱血]]'''
 +
::絆は強化されているが、デフォルト構成から順序を入れ替えたという珍しい構成。
 +
;[[スーパーロボット大戦30|30]]
 +
:'''[[集中]]、[[直感]]、[[気合]]、[[鉄壁]]、[[激励]]、[[魂]]'''
 +
:回避主体の立ち回りで使いやすい「集中」、エースボーナスと相性の良い「激励」、一撃必殺の「魂」が光るリアル系エースの鑑。
 +
:「かばう」と「鉄壁」の合せ技も極めて強力だが、エースボーナスを取ると無意味になる。自分が狙われており、回避が見込めない時に使うことになるか。
 +
:[[底力]]を修得させるならば、鉄壁の有用性が高まるだろう。
 +
 +
=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
:'''[[熱血]]、[[信頼]]、[[絆]]'''
+
:*'''光武二式 (大神機)'''(ディフェンダー・アタッカー)
 +
{| class="wikitable"
 +
|-
 +
! アビリティ !! 効果〈通常〉 !! 効果〈アリーナ〉 !! 備考
 +
|-
 +
! 二天一流
 +
| 攻撃力大アップ、命中率、クリティカル率アップ || 命中率80%、CRT率50%アップ、行動力500アップ ||
 +
|-
 +
! 風林火山
 +
| 味方全体の攻撃力、装甲、移動速度、回避率、クリティカル率アップ || 味方の命中率25%アップ、行動力250アップ || ※<ref>『2』から導入されたシステム「隊長コマンド」の4種類の作戦名の由来となった四字熟語。</ref>
 +
|-
 +
! 熟練のモギリ術
 +
| 防御時のダメージ軽減率大アップ || 防御確率100%アップ、ダメージ軽減率20%アップ ||
 +
|-
 +
! 大神華撃団
 +
| 味方全体の装甲、命中率、回避率、移動速度大アップ || 味方のクリティカルダメージ50%アップ || ※<ref>『4』の最終決戦時に一時的に編成された、帝国華撃団と巴里華撃団の混成部隊の名称。</ref>
 +
|}
 +
:*'''光武二式 (大神機)'''(ファイター)
 +
{| class="wikitable"
 +
|-
 +
! アビリティ !! 効果〈通常〉 !! 効果〈アリーナ〉 !! 備考
 +
|-
 +
! 二天一流Lv.2
 +
| 攻撃力、クリティカル率大アップ || 攻撃力、CRT率50%、命中率、回避率180%、防御確率100%、防御性能30%アップ、行動力1300アップ。さらにバトル開始時、最大HPが20000アップ ||
 +
|-
 +
! 風林火山Lv.2
 +
| 味方全体の攻撃力、装甲、クリティカル率大アップ、回避率、移動速度アップ || 通常攻撃で、敵の防御無効、分身無効、軽減50%無効 ||
 +
|-
 +
! 熟練のモギリ術Lv.2
 +
| 戦艦に対してダメージ特大アップ || 自分のターン開始時、味方のCRTダメ、命中率、回避率20%アップ、行動力200アップ ||
 +
|-
 +
! 大神華撃団Lv.2
 +
| 味方全体の装甲、命中率、回避率、移動速度大アップ、クリティカル倍率アップ || 自分と、その隣接する味方のCRTダメ50%、命中率、回避率、反撃確率70%アップ、行動力500アップ。さらに敵からの行動ゲージ減少を無効化する ||
 +
|}
 
:
 
:
 +
;[[スーパーロボット大戦30|30]]
 +
:'''[[霊力]]L9、[[かばう]]、[[隊長コマンド]]、[[指揮官]]L4、[[援護防御]]L2'''
 +
:「かばう」の効果で援護防御時のダメージが抑えられるため、援護防御を追加育成し存分に長所を生かしたい。鉄壁を活かすならば底力も欲しい。
 +
 +
=== [[エースボーナス]] ===
 +
;隣接する味方ユニット1機につき、各能力値が5上昇する(最大+20)。「かばう」発動時、受けるダメージを0にする。
 +
:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。
 +
:指揮官の最大効果・合体攻撃&援護&激励陣形と幅広い要素に噛み合う、実に隊長らしいボーナス。
 +
:後半の効果も「かばう」の効果が原作再現になる強効果。特に敵の性能が大幅に増加するスーパーエキスパートモードで、能力差に関係なく攻撃を無効化できるのは大きい。
 +
:甥の[[大河新次郎]]も同じボーナスを持っており、二人を隣接させながら進軍させて相互に援護防御を出し合えばエネミーフェイズでの敵の攻撃を完封可能。ただしMAP攻撃には要注意。
    
== キャラクターBGM ==
 
== キャラクターBGM ==
;「檄!帝国華撃団」
+
;「檄! 帝国華撃団」
:『PXZ』および『PXZ2』でのバトルBGM。『サクラ大戦1』のテーマソング。[[俗語・俗称|通称]]「ゲキテイ」。
+
:『1』のテーマソング。『[[PROJECT X ZONE|PXZ]]』および『PXZ2』でのバトルBGM。
:『PXZ2』ではさくらに代わってエリカとペアユニットを組み、使用する技も『サクラ大戦3』に因んだ技が多いが、『PXZ』から引き続き採用された。
   
;「メイン・テーマ」
 
;「メイン・テーマ」
:『PXZ』のバトルBGM。原作では、さくらが上野に降り立ち脇侍を一刀両断した際のムービーや光武発進時に使用された。
+
:『1』のBGM。『PXZ』のバトルBGM。
 
;「御旗のもとに」
 
;「御旗のもとに」
:『PXZ2』のバトルBGM。『サクラ大戦3』のテーマソング。
+
:『3』のテーマソング。『PXZ2』のバトルBGM。
:大神とエリカのペアユニットが戦闘に入った場合、上述のゲキテイとこの曲のどちらかがランダムで流れるが、必殺技か複数技を発動した場合はどちらもこの曲が流れる。『PXZ2』の限定版ではエリカ本人が歌う1番と間奏まで聞くことが出来る。
+
:大神とエリカのペアユニットが戦闘に入った場合、上述のゲキテイとこの曲のどちらかがランダムで流れるが、必殺技か複数技を発動した場合はどちらもこの曲が流れる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 +
=== 帝国華撃団 ===
 
;[[真宮寺さくら]]
 
;[[真宮寺さくら]]
:部下。さくらに限った話ではないが、日常においては大神の方が彼女に頭が上がらない場合が多い。隊長着任に初めて出会った花組隊員であり、最も付き合いの長い隊員でもある。
+
:部下。さくらに限った話ではないが、日常においては大神の方が彼女に頭が上がらない場合が多い。隊長着任時に初めて出会った花組隊員であり、最も付き合いの長い隊員でもある。
 
;[[神崎すみれ]]
 
;[[神崎すみれ]]
:部下。彼女の我儘に振り回されることもあるが、裏を返せば信頼されているという証でもある。
+
:部下。彼女の我儘に振り回される事も多いが、裏を返せば信頼されている証左でもある。
 +
;[[マリア・タチバナ]]
 +
:部下で帝都花組の副隊長。当初は冷ややかな目で見られていたものの、和解後は良きパートナーとして大神をサポートする。
 +
:大神の不在時は彼女が隊長として他の隊員達を纏め上げており、花組隊長の就任以来、多忙な身となっている大神にとって頼れる存在となっている。
 
;[[アイリス]]
 
;[[アイリス]]
:部下。彼女にとって大神は上司や部下ではなく、憧れのお兄ちゃんという感じ。
+
:部下。彼女にとって大神は上司や部下と言うより「憧れのお兄ちゃん」に近い。
;[[マリア・タチバナ]]
  −
:部下。当初は冷ややかな目で見られていたものの、和解後はよきパートナーとして大神をサポートする。
   
;[[李紅蘭]]
 
;[[李紅蘭]]
:部下。彼女の発明品の実験台になる事もしばしばだが、逆に整備の助言をする事も。
+
:部下。彼女の発明品の実験台にされる事もしばしばだが、逆に整備の助言をする事も。
 
;[[桐島カンナ]]
 
;[[桐島カンナ]]
:部下。元軍人と言う事もあり、空手の稽古等を手伝ったり大食い対決をしたりと体育会系な絡みが多い。
+
:部下。空手の稽古等を手伝ったり大食い対決をしたりと体育会系な絡みが多い。
 
;[[ソレッタ・織姫]]
 
;[[ソレッタ・織姫]]
 
:部下。家庭の事情により当初は嫌われていたが、その後は一転して強い絆で結ばれる。
 
:部下。家庭の事情により当初は嫌われていたが、その後は一転して強い絆で結ばれる。
 
;[[レニ・ミルヒシュトラーセ]]
 
;[[レニ・ミルヒシュトラーセ]]
 
:部下。いかなる時も冷静沈着な彼女に当初は振り回される事もあったが、敵の洗脳を受け救出された後は心を開いてもらえる。
 
:部下。いかなる時も冷静沈着な彼女に当初は振り回される事もあったが、敵の洗脳を受け救出された後は心を開いてもらえる。
;エリカ・フォンティーヌ
+
;[[米田一基]]
:部下。巴里華撃団・花組隊員。個性的な隊員揃いの帝都&巴里花組の中でも特に「変わった」少女であり、大神も彼女の前では振り回されっぱなしとなる。『PXZ2』ではさくらに代わってペアを組む。SRW未登場。
+
:上司。普段は劇場のモギリ兼雑用としてこき使われているが、大神の最大の理解者でもある。
;大河双葉
+
;藤枝あやめ
:姉。名前が明かされたのは『1』のリメイク版である『熱き血潮に』で、容姿が判明したのは[[OVA]]『ニューヨーク・紐育』であるが、姉の存在自体は[[小説#サクラ大戦|小説版]]の時点で触れられていた。ただし、舞台やライブを除いて大神と双葉が共演した事は無い。SRW未登場。
+
:上司。大神にとっては単なる上司を超えた存在であり、人としての生き方、隊長としての在り方に大きな影響を受けた。SRW未登場。
;大河新次郎
  −
:姉の双葉の息子で甥にあたる。『V』の主人公。紐育華撃団・星組の隊長を務めるが、当初の予定では大神がその任務に就く筈だった。SRW未登場。
   
;[[加山雄一]]
 
;[[加山雄一]]
 
:海軍士官学校時代の親友。その正体は[[スパイ|諜報活動]]を主とする帝国華撃団・月組隊長。
 
:海軍士官学校時代の親友。その正体は[[スパイ|諜報活動]]を主とする帝国華撃団・月組隊長。
 +
 +
=== 巴里華撃団 ===
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;[[エリカ・フォンティーヌ]]
 +
:部下。個性的な隊員揃いの帝都&巴里花組の中でも特に「変わった」少女であり、大神も彼女の前では振り回されっぱなしとなる。
 +
:『PXZ2』ではさくらに代わってペアを組む。
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;[[グリシーヌ・ブルーメール]]
 +
:部下。すみれや織姫のように上流階級の人間だが、本人の気性を反映してか気兼ねなく名前だけで呼んでいる。
 +
;[[コクリコ]]
 +
:部下。子供ながら非常にしっかりしており、大神の方が彼女から色々と学ぶ場合も。
 +
;[[ロベリア・カルリーニ]]
 +
:部下。正義感の強い大神にとっては相容れない存在に見えるが、彼女との触れ合いが大神の違った一面を引き出す事に。
 +
;[[北大路花火]]
 +
:部下。過去の悲劇に捕らわれていた彼女に、過去と決別せずに未来を歩む道を教えた。
 +
 +
=== その他の人物 ===
 +
;大河双葉
 +
:姉。名前が明かされたのは『1』のリメイク版である『熱き血潮に』、容姿が判明したのは第5期[[OVA]]『ニューヨーク・紐育』であるが、姉の存在自体は[[小説#サクラ大戦|小説版]]の時点で触れられていた。ただし、舞台やライブを除いて大神と双葉が共演した事は無い。SRW未登場。
 +
;[[大河新次郎]]
 +
:姉の双葉の息子で甥にあたる。『V』の主人公。紐育華撃団・星組の隊長を務めるが、当初の予定では大神がその任務に就くはずだった。
 +
;ラチェット・アルタイル
 +
:紐育華撃団副司令。紐育華撃団結成以前を描いた[[映画]]『活動写真』では共演するも一切の絡みは無かった。しかし、小説版では事件後にラチェットから一連の騒動の真相を打ち明けられることに。そしてその翌日、さくらと共に彼女の新しい人生の門出を見送った。
 +
:SRWでは[[名前のみ登場する人物#サクラ大戦|名前のみ登場]]。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
93行目: 204行目:  
;[[沙夜]]
 
;[[沙夜]]
 
:『PXZ』で共闘した際、声がとある人を思い出させるのか、妙にデレデレしていた。
 
:『PXZ』で共闘した際、声がとある人を思い出させるのか、妙にデレデレしていた。
 +
=== スーパー系 ===
 +
;[[ウェンディ・ギャレット]]、[[カルメン99]]、[[ジョシュア・ラングレン]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で共演。任務以外に雑用をやっていたため関心を持っていた。
 +
;[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
 +
:『30』で共演。真面目な彼に興味を持っており彼からも3人を見て行方不明の他のメンバーを重ねている。
 +
;[[ザガート]]
 +
:『30』での対決時に、彼が戦う真の理由をさくらやエリカ達と共にいち早く察しており、戦闘前会話では一度剣を収めるように説得を試みていた。
 +
;[[ヴァン]]
 +
:『30』で共演。他の女性たちが仲良くしている中、なぜか彼のみ不機嫌な顔をしていた。
   −
===[[無限のフロンティア]]===
+
=== リアル系 ===
 +
;[[エンブリヲ]]
 +
:『[[X-Ω]]』にて、彼の策略により次元の狭間に閉じ込められるが、脱出し逆に彼を太正世界から放逐した。
 +
;[[紅月カレン]]
 +
:『30』で共演。今日六して他の事をするため事務業務を行っていたら彼の真面目さに関心を持った。
 +
;[[アマンダラ・カマンダラ|オルドナ・ポセイダル]]
 +
:多くの女性隊員との信頼関係を築き、まとめる華撃団の隊長として、多くの女性達を自らの野望の食い物にしてきた絶対に許せない相手。『30』本編及び、クリア後の追加シナリオで激突する。
 +
===[[バンプレストオリジナル]]===
 +
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
 +
:『PXZ』『30』で共演。
 
;[[ハーケン・ブロウニング]]
 
;[[ハーケン・ブロウニング]]
:『PXZ』で共演。
+
:『[[PROJECT X ZONE|PXZ]]』で共演。
 
;[[楠舞神夜]]
 
;[[楠舞神夜]]
:『[[PROJECT X ZONE|PXZ]]』で共闘した際、何と'''彼女の好感度を上げてしまう'''。
+
:『PXZ』で共闘した際、なんと'''彼女の信頼度を上げてしまう'''。
:余談だが、続編の『PXZ2』ではセガ・カプコン・バンナム・任天堂四社のヒロインから好感度アップという快挙を成し遂げている。
+
:余談だが、続編の『PXZ2』ではセガ・カプコン・バンナム・任天堂4社のヒロインから信頼度アップという快挙を成し遂げた。
 
  −
===[[バンプレストオリジナル]]===
  −
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
  −
:『PXZ』で共演。
   
;[[イヌイ・アサヒ]]
 
;[[イヌイ・アサヒ]]
:『[[X-Ω]]』で共演。アサヒが[[光武X]]に搭乗する際には大神と同じ帝国華撃団の戦闘服を着用する。
+
:『[[X-Ω]]』で共演。アサヒが[[光武X]]に搭乗する際には大神と同じ帝国華撃団の[[パイロットスーツ|戦闘服]]を着用する。
 +
;[[サイクラミノス]]
 +
:『30』にて、彼女の引き起こしたDBDで『30』の地球へと転移させられる。
   −
===その他===
+
=== その他 ===
;[[ドモン・カッシュ]]、[[ツナシ・タクト]]、[[シャッテ・ジュードヴェステン]]、[[イヌイ・ホノカ]]
+
;[[ドモン・カッシュ]]、[[ツナシ・タクト]]、[[シャッテ・ジュードヴェステン]]、[[イヌイ・ホノカ]]、[[カミナギ・リョーコ]]、[[アマタ・ソラ]]
:『X-Ω』で共演。こちらも大神の行動に'''好感度が上がってしまった面々'''。
+
:『X-Ω』で共演。こちらも大神の行動に'''信頼度が上がってしまった面々'''。
:女性キャラはまだしも、男性キャラが上がる事に驚くプレイヤーもいたが、実は原作でも米田司令や加山、巴里の住民たちから好感度を上げてもらう事もあるため原作準拠である。
+
:女性キャラはまだしも、男性キャラまで上がる事に驚くプレイヤーもいたが、実は原作でも米田司令や加山、巴里の住民たちから信頼度を上げてもらう事があるので、原作再現と言える。
    
== 名(迷)台詞 ==
 
== 名(迷)台詞 ==
 +
=== 本編 ===
 
;「勝利のポーズ……決めっ!」
 
;「勝利のポーズ……決めっ!」
:大神の台詞と言うより[[帝国華撃団]]全員の台詞。戦闘に勝利した際に決めのポーズを取り全員で言う台詞。
+
:大神の台詞と言うよりは[[帝国華撃団]]全員の台詞。戦闘に勝利した際に決めのポーズを取り全員で言う。
:因みに、勝利のポーズは隊長である大神の発案という訳ではなく、大神入隊以前から花組に存在した。初陣では流石に驚いたものの、見事に満面の笑みでサムズアップを決めている。その後、巴里に渡った際には巴里華撃団・花組にこの風習を継承した。
+
:この「[[勝利のポーズ]]」は大神の発案というわけではなく、大神入隊以前から花組に存在していた。初陣では流石に驚いたものの、見事に満面の笑みでサムズアップを決めている。その後、巴里に渡った際には巴里華撃団・花組にこの風習を継承した。
 
   
;「粉骨砕身の覚悟で頑張ります!」
 
;「粉骨砕身の覚悟で頑張ります!」
 
:『1』の花組隊長着任時等、重要な任務に赴く際の台詞。大神の真面目な[[性格]]がよく表れている。
 
:『1』の花組隊長着任時等、重要な任務に赴く際の台詞。大神の真面目な[[性格]]がよく表れている。
   
;「いいっ!?」
 
;「いいっ!?」
:驚いた時や隊員から無理難題を押し付けられた際等、おそらく原作ゲームで最もよく聞く台詞。…というより大神の口癖。
+
:驚いた時や隊員から無理難題を押し付けられた際等、おそらく原作ゲームで最もよく聞く台詞……というより大神の口癖。
 
+
:『30』でも一部の戦闘台詞で聞ける事も。
 
;「花見の準備をせよ!」
 
;「花見の準備をせよ!」
:『1』にて花組初出動の際の号令の一つとして選択肢に登場する台詞。この時の出撃場所が桜満開の上野公園だったため、「戦闘終了後に全員で花見をしよう」という意味で言ったらしいのだが…。
+
:『1』にて花組初出動の際の号令の一つとして選択肢に登場する台詞。この時の出撃場所が桜満開の上野公園だったため、「戦闘終了後に全員で花見をしよう」という意味で言ったらしいのだが……。
:その後『2』でも第1話の戦闘パート前にて同様の選択肢が登場。舞台が巴里に移った『3』でも、'''桜が咲いていないのに全く同じ選択肢が出てくる'''等、シリーズにおける一種の様式美と化している。『4』ではとうとう、'''この選択肢を選ぶ事で好感度が上がる隊員まで出てきた。'''
+
:その後『2』でも第1話のバトルパート前にて同様の選択肢が登場。舞台が巴里に移った『3』でも、'''桜が咲いていないのに全く同じ選択肢が出てくる'''等、シリーズにおける一種の様式美と化している。『4』ではとうとう、'''この選択肢を選ぶ事で信頼度が上がる隊員まで出てきた。'''
 
+
:『30』でもエリカからいつものやつと言われた後の選択肢として登場。
 
;「い、いかん……体が勝手に…」
 
;「い、いかん……体が勝手に…」
:[[ヒロイン]]の[[シャワーシーン|入浴シーン]]にて「(プレイヤーが)覗く選択」をした際に発するお決まりの(メタフィクションが入った)台詞。
+
:[[ヒロイン]]の[[シャワーシーン|入浴シーン]]が発生した際、プレイヤーが「覗く」選択をした時に発するお決まりの(メタフィクションが入った)台詞。
 
:大神の人物像との強烈なギャップから多くのファンに散々ネタにされ、他のカッコイイ名台詞の数々を差し置き、まるで大神を代表する台詞の一つであるかのように扱われている。
 
:大神の人物像との強烈なギャップから多くのファンに散々ネタにされ、他のカッコイイ名台詞の数々を差し置き、まるで大神を代表する台詞の一つであるかのように扱われている。
:どうも劇中では'''文字通り大神自身の意志とは裏腹に体が勝手に動いているらしく'''、『3』では大神の突然の行動に面食らう加山に対してそう弁明しながらも結局シャワールームへ'''二人揃って'''突撃した他、『PXZ2』では味方の反撃行動に「体が勝手に動いて」参加する同名のオートスキルが登場している。
+
:どうも劇中では'''文字通り大神自身の意志とは裏腹に体が勝手に動いているらしく'''、『3』では大神の突然の行動に面食らう加山に対してそう弁明しながらも結局シャワールームへ'''2人揃って'''突撃した。以降の作品でも[[大河新次郎|華撃団の]][[神山誠十郎|隊長達]]に引き継がれた厄介な現象…もとい、名物イベントである。
:ここで大神の名誉の為に補足するが、'''原作ゲームのストーリー本筋で大神が助平心から女性の入浴を覗いた事はこれまで一度も無い。'''それはゲーム版をベースにしつつもハードでシリアスな作風のTV版は勿論の事、ゲーム版に限りなく忠実で2017年現在も継続中の漫画版でも同様である。
+
:ここで大神の名誉のために補足するが、'''原作ゲームのストーリー本筋で大神が助平心から女性の入浴を覗いた事はこれまで一度も無い。'''それはゲーム版をベースにしつつもハードでシリアスな作風のTV版は勿論の事、ゲーム版に限りなく忠実だった『[[漫画#サクラ大戦|漫画版]]』でも同様である。
:原作ゲームのストーリー本筋で大神で女性の入浴姿を見たのは、「隊員の性別を知らずに男同士で汗を流そうと勘違いした」件と、「大神が先に入浴していたにも関わらず隊員達がその確認を怠り後から入浴した」件の2回だけである(『2』の分岐次第では、後者が更に1回)。
+
:原作ゲームのストーリー本筋で大神が女性の入浴姿を見たのは、「隊員の性別を知らずに男同士で汗を流そうと勘違いした」件<ref>条件を満たし隊員の性別を予め知っていた場合、後者の件と同じように大神が先に入浴していた隊員の確認を怠るという展開に変化する。</ref>と、「大神が先に入浴していたにも関わらず隊員達がその確認を怠り後から入浴した」件の2回だけである(『2』の分岐次第では、後者が更に1回)。
 
+
:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』でもしっかりと再現されており、選択すると'''大河と共に女子シャワー室の扉の前まで勝手に体が動いてしまう'''。流石に入浴シーンまでは行かずにボコられるSEであっさりと終わってしまうが。後述の戦闘台詞でも形を変えて再現。
;「黒髪の貴公子とは、俺のことさ。」
  −
:『3』の2周目以降にてメインキャラ、サブキャラ全員の好感度を最大にまで上げる事で入手可能な称号「黒髪の貴公子」。この称号を獲得したクリアデータを『4』開始時に同期する事で、とある戦闘中にこのような選択肢が登場するようになる。
  −
:…が、そんなメタ的な苦労を花組の隊員が知る由もなく、戦闘中にいきなりおかしな冗談を言い出したと笑われてしまう。その際に相手の好感度が上がるのが救いではあるが、大神的には釈然としないのも事実である。
  −
 
   
;「うおおおおおおおおおおおっ!俺が正義だ!!!!」
 
;「うおおおおおおおおおおおっ!俺が正義だ!!!!」
 
:『1』のリメイク版『熱き血潮に』で、各自が新たな敵に対して特訓をしている中、一人滝に打たれて二刀流のポーズを決めている際の台詞。
 
:『1』のリメイク版『熱き血潮に』で、各自が新たな敵に対して特訓をしている中、一人滝に打たれて二刀流のポーズを決めている際の台詞。
143行目: 265行目:  
:ちなみにマリアとの特訓自体も、リメイク版では一足先に自身の特訓を終えて戻ってきた大神がマリアの特訓に付き合っていたという形でフォローされている。
 
:ちなみにマリアとの特訓自体も、リメイク版では一足先に自身の特訓を終えて戻ってきた大神がマリアの特訓に付き合っていたという形でフォローされている。
 
:この「俺が正義だ」という台詞は、『3』にて上記の「黒髪の貴公子」を獲得した際に解禁される最強必殺技「狼虎滅却・震天動地」使用時の台詞としても用いられている。
 
:この「俺が正義だ」という台詞は、『3』にて上記の「黒髪の貴公子」を獲得した際に解禁される最強必殺技「狼虎滅却・震天動地」使用時の台詞としても用いられている。
 
+
;「……俺はわかっていなかった。君の迷いも、不安も……そして孤独も……」<br/>「『何のために戦うのか……』 あの時、俺は本当の意味で答えることができなかった。」<br/>「でも、今なら……はっきりと言える。俺たちは……」<br/>「俺たちは、自分が愛する大切な人たちを、守るために戦うんだ!」
;「……俺はわかっていなかった。君の迷いも、不安も……そして孤独も……」
  −
;「『何のために戦うのか……』 あの時、俺は本当の意味で答えることができなかった。」
  −
;「でも、今なら……はっきりと言える。俺たちは……」
  −
;「俺たちは、自分が愛する大切な人たちを、守るために戦うんだ!」
   
:『2』にて、敵の幹部によって洗脳されたレニと対峙した際の台詞。
 
:『2』にて、敵の幹部によって洗脳されたレニと対峙した際の台詞。
 
:これ以前、戦う事の意義を見出せずにいた彼女に対して、大神は「帝都を守るため」あるいは「正義のため」という隊長としての理屈でしか答える事が出来なかった。
 
:これ以前、戦う事の意義を見出せずにいた彼女に対して、大神は「帝都を守るため」あるいは「正義のため」という隊長としての理屈でしか答える事が出来なかった。
:だが、人の心に応える事が出来るのは想いや信念である事に改めて気付かされ、今度は同じ仲間としてレニに示した答えである。
+
:だが、人の心に応える事が出来るのは想いや信念である事に改めて気付かされ、今度は同じ仲間としてレニに示した答えがこれである。
 
+
;「チョンマゲには免許がいるんだ。俺はまだ持っていないからチョンマゲができないんだ。」
 +
:『3』のエリカとの初対面の際に、「日本人は頭にチョンマゲがあるんじゃないんですか?」という質問をしてきた彼女への返答。
 +
:太正時代の日本にもそんなルールはなく軽い冗談なのだが、エリカは本気で信じてしまい後々面倒なことに。
 +
:複数の選択肢の中の1つでゲーム中に必ず見る台詞ではないが、『PXZ』などの外部作品ではこの台詞(と言うよりこの台詞が原因で勘違いしたエリカ)が度々ネタにされる。
 +
;グリシーヌ「正義!」<br/>コクリコ「友情!」<br/>ロベリア「勝利!」<br/>花火「平和!」<br/>エリカ「そして…愛!!」<br/>大神「消えろ!巴里に仇なす敵よ!!」
 +
:『3』にて、最終決戦での台詞。
 +
:各々の隊員が自らの想いを隊長に託し、大神の光武F2が敵を切り伏せる。過去から続く怨念から産まれた異形の怪物は光に包まれ、その中に消えてゆく。
 +
:『X-Ω』において、グリシーヌが「[[正義]]」、コクリコが「[[友情]]」の精神コマンドをそれぞれ所持しているが、それはこの一連のシーンが由来になったと考えられる。
 
;「よし、肉だ!」
 
;「よし、肉だ!」
:『3』のミニゲーム『光武ナックル』にて。体力回復の為落ちている肉をゲットした時に出る台詞。ボイス付。
+
:『3』のミニゲーム『光武ナックル』にて、体力回復のため落ちている肉をゲットした時に出る台詞。ボイス付。
:ゲームの仕様的には問題ないのだが、そのあまりのゴロの良さにファンの間からはネタにされている。
+
:ゲームの仕様的には問題ないのだが、そのあまりのゴロの良さにファンの間ではネタにされている。
 
:このミニゲームの元ネタは、セガのベルトスクロールアクションゲーム『ベア・ナックル』。主人公のアクセルとは、『PXZ2』にて共演を果たしている。アクセルに「リンゴか肉が落ちていたら拾っておいてくれ」と頼まれた際には、'''「そんな物落ちてるのかい!?それに食べるのかい!?」'''と発言している。『光武ナックル』では喜んで食べていたはずなのだが。
 
:このミニゲームの元ネタは、セガのベルトスクロールアクションゲーム『ベア・ナックル』。主人公のアクセルとは、『PXZ2』にて共演を果たしている。アクセルに「リンゴか肉が落ちていたら拾っておいてくれ」と頼まれた際には、'''「そんな物落ちてるのかい!?それに食べるのかい!?」'''と発言している。『光武ナックル』では喜んで食べていたはずなのだが。
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;「黒髪の貴公子とは、俺のことさ。」
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:『3』の2周目以降にてメインキャラ、サブキャラ全員の信頼度を最大にまで上げる事で入手可能な称号「黒髪の貴公子」。この称号を獲得したクリアデータを『4』開始時に同期する事で、とある戦闘中にこのような選択肢が登場するようになる。
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:……が、そんなメタ的な苦労を花組の隊員が知る由もなく、戦闘中にいきなりおかしな冗談を言い出したと笑われてしまう。その際に相手の信頼度が上がるのが救いではあるが、大神的には釈然としないのも事実である。
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=== 外伝・スピンオフ ===
 +
;「ジャンヌ・ダルク……彼女は、本当に『異端者』だったのか?」<br/>「花組のみんなと同じように、強い力を持っていたために……」<br/>「神の言葉のもとに戦い、最期は『異端者』として処刑された。」<br/>「ならば……花組も、いつかはジャンヌ・ダルクのように……」<br/>「『異端者』と非難されることが無いと……言い切れるのか?」
 +
:『君あるがため』にて、ヒロインと共にジャンヌ一味との最終決戦を終えた後の自問自答。
 +
:これに対しヒロインは「どんな時も大神が絶対に助けてくれるから自分達は大丈夫」と答え、ジャンヌの戦友であるデュノアの言葉を引用しその思いを「君あるがため」と称す<ref>ヒロインの台詞は各隊員によって言い回しが異なる。また、最終決戦の主人公に新次郎を選んでいた場合でも、新次郎と紐育星組のヒロインとの間でこれと同じやり取りが起こる。</ref>。
 +
:結局、この1年後に起こった「ある戦い」によって華撃団の存在は広く知れ渡り、人々に認められるようになる。大神の懸念は杞憂に終わったのだった。
 +
:だが……。
 +
;「成功や、大神はん!入れかえ成功やで!」
 +
:『花組対戦コラムス2』の李紅蘭のストーリーモードにて。
 +
:厳密には大神本人の台詞ではなく、'''発明品で大神と中身が入れかわった紅蘭の台詞'''である。ADVパートで大神のボイスが聴ける、極めてレアなシーンとなっている(詳細は下記「余談」にて後述)。
 +
:関西弁を喋る大神の姿はかなり衝撃的だが、担当声優の陶山章央氏は10人以上の声優に関西弁のレクチャーを依頼される程のバリバリの関西人である<ref>[https://futoko.publishers.fm/article/1111/ 「ちびまる子」山根役/声優・陶山章央さんに聞く]、不登校新聞(2016年1月7日)、2021年4月23日閲覧。</ref>。
 +
 +
=== TV版 ===
 +
;大神「なぁ、マリア。天国ってどんな所だか知ってるかい?」<br/>マリア「さぁ?観光旅行をした事がないので」<br/>大神「ふっ、俺もまだ見た事がない。けれどもさる友人に言わせると、天国ではイギリス人が警官をやり、フランス人がコック、ドイツ人が技術者、イタリア人が恋人、そしてスイス人が全てを取り仕切る」<br/>マリア「じゃあ、地獄はどうなんです?」<br/>大神「地獄ではイギリス人がコック、フランス人が技術者、ドイツ人が警官、スイス人が恋人、そしてイタリア人が全てを取り仕切る」
 +
:TV版第9話「哀しき火喰い鳥(クワッサリー)」でのマリアとの会話。
 +
:大神が述べている天国と地獄の話は有名なエスニックジョークだが、日本人とロシア人とフランス人と中国人(後の時系列ではイタリア人とドイツ人も含む)で構成された花組の隊長がこのジョークを言うのは'''色んな意味でシャレになっていない。'''
 +
:同エピソードはVHS並びにDVD収録時に別の話に差し変えられる事態となったが<ref>DVD-BOXでは特典としてこのエピソードが収録されている。</ref>、そもそもエスニックジョーク自体が差別的表現と捉えられる事も少なくないため、ファンの間でその最大の原因と考えられている。
 +
 +
=== 漫画版 ===
 +
;「俺は‥‥劇場のモギリなんかじゃない!!」<br/>「俺は‥‥」<br/>「俺は!!」<br/>「俺は海軍少尉」<br/>「大神一郎だあああっ!!」
 +
:第1話にて、大帝国劇場に赴くも訳も分からないまま劇場のモギリを任された末に不手際を米田や客に叱責され、一人やり場のない怒りを爆発させた際の台詞。
 +
:「自分の配属先が歌劇団であると知りショックを受ける」という展開は原作と同じだが、漫画版では米田が大神に向かって「おめえは左遷された」と言い切る等よりドラマチックに演出されており、大神が帝劇での生活に意義を見出していく様子が時間をかけて丁寧に描かれた。
 +
;「じ‥実は俺生まれつき胃腸が弱くて‥」<br/>「たまにこうして発作が起きるんだ」
 +
:すみれとカンナと共に深川の廃屋を調査した際に発した台詞。
 +
:「生まれつき胃腸が弱い」というのは勿論嘘で、舞台でのトラブルが原因でいつも以上に仲違いしていたすみれとカンナを仲直りさせるために、2人が協力せざるを得ない状況を作り出そうと思いついた大神の奇策。紆余曲折あるものの、この目論見は結果的に成功を納める事になる。
 +
:陶山氏が『ちびまる子ちゃん』で胃腸の弱さで有名な山根強を演じている事に因んだ[[声優ネタ]]でもある。なお大神と山根は、真面目で熱血な性格、髪型がトゲトゲ、仲間(友人)に「さくら」がいる、など声優以外にも類似点が多くファンの間でもよく話題に上がる。
 +
 +
=== 外部出演 ===
 +
;「し、仕方ないんだ!君たち!」<br/>「泡の消えないシャンプーの謎が気になって......」
 +
:『PXZ2』にて。一行の女性メンバー達の入浴中に'''「体が勝手に......」'''してしまい、女湯に突撃してしまう<ref>男性メンバーも結構な人数がいたのだが、覗いたらとんでもない目に合うのが分かってたメンバーが多かったため、覗きに行ったのは大神を含めてたったの2人である。</ref>。しかし、メンバーの中には武器を持っていなくても強い者も割と居たので、アッサリ返り討ちにされてしまって珍しく大神が好感度を下げてしまったシーンである。その時に良い台詞を言って一部の女性メンバーから好感度を上げた反面、大神をよく知ってる人達は大神を責めた時に言った台詞がコレ。'''もっとマシな言い訳が出来なかったのだろうか…'''。こんな理由で異性の肌を覗きに行ったりなんてしたらゲームだから許されるが現実だったら完全に合うと言い訳だろう。因みに、この時のメンバーには'''本物の弁護士'''も居た為、'''もし訴えられた時にまんまこの言い訳なんてしたらほぼ確実に敗訴'''である。
 +
;「さくらくん、エリカくん……! しっかり俺に掴まっているんだ!」<br/>「いい!?」
 +
:スマホアプリ『グランブルーファンタジー』でのサクラ大戦コラボイベントより。異世界(コラボ先の世界)に飛ばされる中、さくらとエリカの二人とはぐれないように自分を掴ませるが、直後'''大神が真っ二つに裂ける。'''この時突如として'''二人に分裂してしまった'''ようで、同イベントでは二人のストーリーで同時に大神が登場し、元の世界に戻ってもエンディングで再び異世界に落ちかけるまでは大神が二人のまま進行していた。
 +
:メタ的な話では、同イベントではさくらとエリカ双方に個別ストーリーが用意されたため、その双方に大神を出演させるための措置。
 +
 +
== スパロボシリーズでの名台詞 ==
 +
=== 戦闘台詞 ===
 +
==== 華撃団関係 ====
 +
『30』では、同作未登場の帝国華撃団および巴里華撃団の部下達に絡めての戦闘台詞が非常に多い。
 +
;「気高く、強い女性だ…! すみれくんを思い出す!」
 +
:[[カテジナ・ルース|カテジナ]]と戦った際に発生する[[特殊戦闘台詞]]。
 +
;「狙撃兵との戦い方は、マリアが教えてくれた!」
 +
:[[ファラ・グリフォン|ファラ]]と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。
 +
;「メカの心を踏みにじる者は、紅蘭に代わって俺が討つ!」
 +
:[[エヴァ・フォルツォイク|エヴァ]]と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。
 +
;「いいっ!? アイリスが見たら喜びそうな相手だな…」
 +
:[[アスカ]]と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。[[巨大サンユン]]の外見に驚く。
 +
;「斧使いが相手か……グリシーヌとの特訓を思い出せ!」
 +
:[[ガドヴェド・ガオード|ガドヴェド]]と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。
 +
;「あの人の手強さは、どこかロベリアに似ている…!」
 +
:[[ケルヒルト・ヒエタカンナス|ケルヒルト]]と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。ケルヒルトは[[ロベリア・カルリーニ|ロベリア]]と[[声優:井上喜久子|担当声優が同じ]]ため、[[声優ネタ]]である。
 +
;「コクリコでも、怪獣を手懐けるのは難しそうだな」
 +
:[[怪獣]]と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。
 +
;「パワー自慢か……カンナとの特訓が役にたちそうだ!」
 +
:スーパー系のユニットと戦った際に発生する特殊戦闘台詞。
 +
;「かなりの腕だ…! レニとの訓練を思い出す!」
 +
:エース系と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。
 +
;「この距離、花火くんでなければ無理か…!」
 +
:射程距離外時の台詞の一つ。
 +
 +
==== その他 ====
 +
;「か、体が勝手に…かばいにいってしまう!」
 +
:[[援護防御]]時の台詞。上述の「体が勝手に…」がまさかの戦闘台詞採用。本作での大神は原作再現の特殊スキル「[[かばう]]」を持ち、援護防御時のダメージを大幅削減、エースボーナス取得後はなんと完全に0にできるため、この台詞を聞く機会も少なくないだろう。
 +
:ちなみに『PXZ2』では味方の反撃行動に「体が勝手に動いて」参加する同名のオートスキルが登場しており、外部参戦でも「体が勝手に…」がネタにされるのは恒例となっている。
 +
;「女性を弄ぶのもここまでだ、ポセイダル!」
 +
:[[アマンダラ・カマンダラ|ポセイダル]]と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。
 +
;「女性をさらう悪漢め! 覚悟しろ!」
 +
:[[ザガート]]と戦った際に発生する特殊戦闘台詞。これだけだと普通なのだが…。
 +
 +
=== シナリオデモ ===
 +
;「剣を納めろ! そして、お前の戦う理由を教えてくれ!」<br />ザガート「それに何の意味がある?」<br />「何となくだが、わかる! お前に、世界を破壊する気も支配する気もない事が!」<br />「お前は大切な何かを守るために戦っている! それは、もしかして…」<br />ザガート「それ以上は言うな」<br />大神「ザガート!」<br />ザガート「私とあの方の願いは許されぬ事…! それを貫く者に悪以外の評価は不要!」<br />大神「そこまでの覚悟か…! ならば俺も…この世界を救うために覚悟を決める。お前を、止めてみせる!」
 +
:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』「決戦のセフィーロ」に於ける[[ザガート]]との[[戦闘前会話]]。ザガートの真意に気づき、彼の戦う理由を問うも、それを跳ね除けたザガートの覚悟に気づき、自らの手で止める事を決意する。
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:ゲーム中ではこの台詞のあと、戦闘で上記の戦闘台詞を浴びせることがあるため、おかしな流れになることも。
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;「お前のような卑劣漢に…屈するつもりはない!」<br />さくら「そうです、大神さん!」<br />エリカ「女性の敵…! いえ、全ての人の敵に今こそ鉄槌を!」<br />ジェミニ「言っておくけど、ぼく達も怒ってるんだからね!」<br />大河「女性の愛を自らの野望の道具にした報い、今こそ受けるがいい!」<br />ポセイダル「烏合の衆が好き勝手を!」<br />「そこまでだ、オルドナ・ポセイダル! 人々の怒りを込めたこの一太刀…! ここで貴様の野望を断つ!」
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:『30』「ザ・ディクテイター」/「ドリーマーズフォーエバー」に於ける[[アマンダラ・カマンダラ|ポセイダル]]との戦闘前会話。多くの女性達の運命を弄び、自らの野望の道具にしてきた暴君を、仲間と共に断罪する。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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;[[光武F2]]
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:『3』後半で搭乗。大神機はSRW未登場。
 
;[[光武二式 (大神機)]]
 
;[[光武二式 (大神機)]]
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:『4』における主な搭乗機体。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*プレイヤーの分身という宿命からか、原作ゲームではムービーや戦闘パートのサウンドエフェクト程度でしか大神のボイスは用意されていない。『PXZ』シリーズ等の外部作品ではゲームキャラクターの1人としての出演の為、下手をすると原作ゲーム以上に大神のボイスを堪能する事が出来る。
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*『サクラ』の企画当初、主人公は鹿沼草十という名前の大神とは別の人物だった<ref>エンターブレイン『サクラ大戦 15th Anniversary 太正浪漫グラフ』P28より。</ref>。その後、このキャラクターは設定を大幅に変更して[[ドラマCD#サクラ大戦|ドラマCD]]第1期『秋公演 ~愛はダイヤ~』にて登場を果たしている。声優は宮本充氏。
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*大神の名前について、『サクラ』の脚本を担当したあかほりさとる氏は「なんとなく狼のイメージがあり、当時はイチローが流行ってたので、大神一郎になった」と語っている<ref name="dorimaga_o">ソフトバンクパブリッシング『ドリマガ』2003年6月6日号 Vol.11 P139より。</ref>。
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*陶山氏は声優の養成所出身だが、同じ養成所の1年先輩には後にさくらの担当声優となる横山智佐氏がいた。陶山氏がまだ声優の仕事をしていなかった頃、既に声優としてデビューしていた横山氏が陶山氏に広井王子氏を紹介し、陶山氏はレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)で1年間アルバイトをする事になった。ちょうどその時期に『サクラ』の企画があり、陶山氏は「最後にちょっとセリフがあるくらいの端役」に声をあてた。これが陶山氏が大神の担当声優となった経緯である<ref>ソフトバンクパブリッシング『サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~ 最終攻略&設定資料集』P191より。</ref>。
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**プレイヤーの分身という宿命からか、『サクラ』の主人公のボイスは基本的にムービーやバトルパートのサウンドエフェクト程度しか用意されていない。この方針は『V』まで継承されている。なお、陶山氏は『サクラ』をプレイする際、自分で大神の声を当てて擬似的なフルボイスにして楽しんでいたとの事<ref name="dorimaga_o"/>。
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**『PXZ』シリーズ等の外部作品ではゲームキャラクターの1人としての出演のため、下手をすると原作ゲーム以上に大神のボイスを堪能する事が出来る。
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*あらゆるメディア展開で大神が喫煙者である事を示す直接的な描写は無いものの、キャラクター原案の藤島康介氏は大神がタバコを咥えているラフ画を描いている<ref>ソフトバンクパブリッシング『復刻版 サクラ大戦 原画&設定資料集』P11より。</ref>。また、『1』の時点での彼の部屋の卓上には灰皿が置かれていた。
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*大神は『サクラ』のメインヒロインの一人であるさくらと同等かあるいはそれ以上の人気キャラクターとしてファンから支持されており、『X-Ω』に参戦した際のインタビューにおいてもそのことに言及されている<ref>[https://app.famitsu.com/20180316_1258267/ 大神一郎がじつは一番人気!?『スパクロ』×『サクラ大戦』再び!オオチP×W寺田インタビュー!]、ファミ通App(2018年3月16日)、2022年8月15日閲覧。</ref>。
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*概要に書かれている通り、プレイヤーの選択によって女性の好みが激しく変わる大神だが、『1』ではプレイヤーの意思とは関係なくあやめに対して頬を赤らめる場面が多々ある。これはあかほり氏が当初『1』の脚本を大神とあやめの悲恋の物語として描いた名残である<ref>ソフトバンクパブリッシング『ドリマガ』2003年3月21日号 P57より。</ref>。これ以外に『2』でも大人の色香に誘われる場面がある他、姉の双葉の存在もあって、基本的なキャラクター設定として「大神はシスコンの気があるのではないか?」という説が存在する。
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*映像媒体に登場した事は無いが、弟が2人存在する(名前は共に不明)。また、実家ではワコという名前の犬を飼っている。
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*実は、'''『3』で大神は死に別の主人公が登場する'''構想があった。詳しくは[[大河新次郎#余談|大河新次郎の余談]]を参照。
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== 脚注 ==
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<references />
    
{{DEFAULTSORT:おおかみ いちろう}}
 
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[[Category:登場人物あ行]]
 
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[[Category:サクラ大戦]]
 
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