差分

4行目: 4行目:  
* {{登場作品 (人物)|機動戦艦ナデシコ}}
 
* {{登場作品 (人物)|機動戦艦ナデシコ}}
 
* {{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-}}
 
* {{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-}}
| 声優 = {{声優|松井菜桜子}}
+
| 声優 = {{声優|松井菜桜子|SRW=Y}}<br />{{声優 (登場作品別)|川上とも子|機動戦艦ナデシコ}}(アイちゃん)
| 種族 = 地球人([[火星]]出身)
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|後藤圭二}}
 +
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦A}}
 +
| SRWでの分類 = [[サポーター]]
 +
}}
 +
 
 +
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 別名 = '''アイちゃん'''
 +
| 種族 = [[種族::地球人]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
| 年齢 = [[年齢::29]]歳(TV版)→[[年齢::34]]歳(劇場版)
+
| 年齢 = [[年齢::29]]歳(TV版)<br />[[年齢::6]]歳(アイちゃん)<br />[[年齢::34]]歳(劇場版)
 +
| 出身 = [[火星]]ユートピアコロニー
 
| 髪色 = 金髪
 
| 髪色 = 金髪
 
| 身長 = [[身長::172]] cm
 
| 身長 = [[身長::172]] cm
 
| 体重 = [[体重::54]] kg
 
| 体重 = [[体重::54]] kg
 
| スリーサイズ = B85・W60・H86
 
| スリーサイズ = B85・W60・H86
| 所属 = {{所属 (人物)|ネルガル重工}}
+
| 所属 = {{所属 (人物)|ネルガル重工}}<br />火星レインボー小学員1年5組17番(アイちゃん)
| キャラクターデザイン = 後藤圭二
+
| 嫌いな物 = タバコの煙
 +
| 好きな食べ物 =火星丼<br />スパゲティ(アイちゃん)
 
}}
 
}}
 +
'''イネス・フレサンジュ''' / '''アイちゃん'''は『[[機動戦艦ナデシコ]]』の登場人物。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
ナデシコの科学・医療クルー。劇中では何かと説明台詞が多く、「ひょっとして説明が趣味なの?」と言われたり、'''「説明おばさん」'''と呼ばれたりしている。
+
ナデシコの科学・医療クルー。劇中では何かと説明台詞が多く、「ひょっとして説明が趣味なの?」と言われたり、「説明おばさん」と呼ばれたりしている。
    
=== [[機動戦艦ナデシコ]] ===
 
=== [[機動戦艦ナデシコ]] ===
ネルガル重工の科学および[[医療・病障害|医療]]分野を担当。特に科学を専攻しており、事あるごとに説明する「説明おばさん」こと『[[なぜなにナデシコ]]』の説明者。[[木星蜥蜴]]に占拠された[[火星]]で[[ナデシコ]]と接触するが、共に生き残った人々は[[ナデシコ]][[ディストーションフィールド]]展開に巻き込まれて全員死亡。イネスのみ助け出され、その後はナデシコのクルーとなる。
+
ネルガル重工の科学および[[医療・病障害|医療]]分野を担当する金髪の白衣美人。特に科学を専攻しており、事あるごとに説明する「説明おばさん」こと『[[なぜなにナデシコ]]』の説明者。[[木星蜥蜴]]に占拠された[[火星]]で[[ナデシコ]]と接触するが、共に生き残った人々はナデシコの[[ディストーションフィールド]]展開に巻き込まれて全員死亡。イネスのみ助け出され、その後はナデシコのクルーとなる。
 +
 
 +
その後、最終局面で彼女単独で火星の[[ボソンジャンプ]]の演算装置にボソンジャンプ。そこでアイちゃんと出会い、そして分かれてしまった。そこにアイちゃんがいると駆けつけた[[テンカワ・アキト]]であったが、一歩及ばず…と思われていたが、実はアイちゃんはその場に残っていた…。
 +
 
 +
==== アイちゃん ====
 +
火星が木星蜥蜴の襲撃を受けた際にシェルター内でテンカワ・アキトが出会った女の子。友達となった直後に木星蜥蜴に襲われて死亡したと思われ、アキトにとって[[トラウマイベント|トラウマ]]となる。
   −
その後、最終局面で彼女単独で火星の[[ボソンジャンプ]]の演算装置にボソンジャンプ。そこで[[アイちゃん]]と出会い、そして分かれてしまった。そこにアイちゃんがいると駆けつけた[[テンカワ・アキト]]であったが、一歩及ばず…と思われていたが、実はアイちゃんはその場に残っていた…。そう、'''アイちゃんの正体はイネス・フレサンジュ。アイちゃんとは、イネスのファーストネームのイニシャル「I」である'''
+
しかし実際は[[ボソンジャンプ]]に巻き込まれた影響で、過去の[[火星]]に飛ばされて生存していた。彼女は[[古代火星人|火星のボソンジャンプを作った古代の人々]]からプレートを渡されて、現代の火星のボソンジャンプの[[火星極冠遺跡|演算ユニット]]に戻される。そこでイネス・フレサンジュと出会う。イネスからいつかアキトと出会えると約束されて、再びボソンジャンプ。今度は約23年前の火星に飛ばされるが記憶を失ってしまう。[[ネルガル重工]]に救出されたアイちゃんは科学者の道へと進む。
 +
 
 +
記憶を失ったまま科学者として成長したアイちゃんこそ、「8歳くらいまでの記憶がない」と劇中語っていた'''イネス・フレサンジュ'''その人であった。物語の中で木連の兵器によるハッキング攻撃の余波で記憶を取り戻した彼女は、アキトと感動の再会をする。アイちゃんとは、イネスのファーストネームのイニシャル「I」である。
    
=== [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]] ===
 
=== [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]] ===
31行目: 49行目:     
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
:『なぜなにナデシコ』のテーマと共に[[中断メッセージ]]にも登場。
+
:NPCだが音声収録されており、『なぜなにナデシコ』のテーマと共に[[中断メッセージ]]にも登場。また、アイちゃんは第3部「演算ユニットを奪え」で登場。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦A]][[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}}
:初参戦作品。原作と同様の流れでナデシコに乗艦、以後は[[ロンド・ベル隊]]の解説役として度々'''「説明しましょう」'''の台詞を枕にしてボソンジャンプや[[平行世界]]等の各種様々な用語の解説をしてくれるので、嫌でも目立つ。
+
:初登場作品。原作と同様の流れでナデシコに乗艦、以後は[[ロンド・ベル隊]]の解説役として度々「'''説明しましょう'''」の台詞を枕にしてボソンジャンプや[[平行世界]]等の各種様々な用語の解説をしてくれるので、嫌でも目立つ。
 
:特に接点は無かったはずなのだが、[[シュバルツ・ブルーダー|シュバルツ]]もイネスのことを知っており、ランタオ島でのデビルガンダムのコア破壊イベントでは「細かい事は、後でイネス先生にでも聞くのだな……」と言っている。
 
:特に接点は無かったはずなのだが、[[シュバルツ・ブルーダー|シュバルツ]]もイネスのことを知っており、ランタオ島でのデビルガンダムのコア破壊イベントでは「細かい事は、後でイネス先生にでも聞くのだな……」と言っている。
:なお、本作では'''、[[アイちゃん]]関係の事象には、今回は何一つ触れられずに終わっている'''。
+
:なお本作では、アイちゃん関係の事象には触れられない。
;[[スーパーロボット大戦R]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦R}}
:[[スーパーロボット大戦A|A]]』から顔グラフィックが変更された。[[破嵐万丈]]と共に[[主人公]]達が未来から来たことに気付く数少ない人物。
+
:『A』から顔グラフィックが変更された。[[破嵐万丈]]と共に[[主人公]]達が未来から来たことに気付く数少ない人物。
:この作品では、記憶を失わなかったらしく、[[テンカワ・アキト|アキト]]と初対面の時点で「お兄ちゃん」だと気付いた。そして、中盤のとあるイベントにてボソンジャンプの危険性を説明する為にアキトに対して「お兄ちゃん」と呼びかけ、自分の正体を明かしていたりする。
+
:この作品では記憶を失わなかったらしく、[[テンカワ・アキト|アキト]]と初対面の時点で「お兄ちゃん」だと気付いた。冒頭では火星に辿り着いた直後、[[デュナミス|黒幕]]の攻撃を受けてブロックごと爆死してしまう(別ルートでは[[ブライト・ノア]]が黒幕に直接殺害されている)。そして追撃を受けてナデシコCが轟沈したことにより、[[ラウル・グレーデン|主人公]][[フィオナ・グレーデン|たち]]は過去(TV版ナデシコの時代)に飛ばされる。
;[[スーパーロボット大戦J]]
+
:そして、中盤のとあるイベントにてボソンジャンプの危険性を説明する為にアキトに対して「お兄ちゃん」と呼びかけ、自分の正体を明かしている。本作は原作から設定を簡略化している箇所が多々あり、イネスも古代人には会わずに直接20年前に飛ばされたことになっている。
:『A』と同様、正体が明かされることが無かった。
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}}
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
:『A』と同様、アイちゃん関係の設定が省略されている。
:今作では第二部に[[火星の後継者]]の壊滅後に[[テンカワ・アキト|アキト]]に正体を明かす。
+
:一方でアキトの両親の死亡時期が変更されたことを受けて、イネスもアキトの両親を知っており、しかもネルガルに謀殺されたことに気づいているような描写がある。
;[[スーパーロボット大戦BX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
:概ね原作通りの扱い。
+
:今作では第2部に[[火星の後継者]]の壊滅後にアキトに正体を明かす。復讐を終えた直後に大切な人々を守れなかったことを悔やむアキトの前にアイちゃんが転移し、彼の心を氷解させた。本作では彼女の持っていたプレートには[[ソール11遊星主]]の情報が入っていた。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}}
 +
:概ね原作通りの扱い。今回はボイスなし。アイちゃんとの関係もほぼ原作通りの流れで明かされる。アイちゃんの所持していたプレートには守護点の情報が入っており、そこから最後の守護点の位置が判明した。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 +
:劇場版設定。ボソンジャンプの事故で[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]][[アクシズ]]に飛ばされるが、[[ラプラス (組織)|ラプラス]]に救助され以降もアクシズに滞在する。そのため、西暦世界でナデシコCをボソンジャンプさせるのはユリカが代わりに行った。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 +
:劇場版設定。プロスペクターとセットで[[サポーター]]にも登録される。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦MX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}}
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦V]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
:劇場版設定。ボソンジャンプの事故で[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]][[アクシズ]]に飛ばされるが、[[ラプラス (組織)|ラプラス]]に救助され以降もアクシズに滞在する。そのため、西暦世界でナデシコCをボソンジャンプさせるのはユリカが代わりに行った。
+
:3章Part2から登場するNPC。登場早々なぜなにナデシコを披露し、火星の後継者との戦いが終わった後はA級ジャンパーとして[[ディバイン・ドゥアーズ]]に保護された。
 +
 
 +
== ステータス ==
 +
=== サポーターコマンド ===
 +
{| class="wikitable"
 +
|-
 +
! コマンド名
 +
! 作品
 +
! 名義
 +
! S-SP
 +
! 使用時
 +
! パッシブ
 +
|-
 +
! 口八丁手八丁
 +
| style="text-align: center;" | [[スーパーロボット大戦T|T]]
 +
| [[プロスペクター]]&イネス
 +
| style="text-align: center;" | 30
 +
| 最も現在HPが高い敵ユニットの気力を-20する。
 +
| -
 +
|-
 +
|}
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[テンカワ・アキト]]
 
;[[テンカワ・アキト]]
:TV版の終盤にて、彼に[[アイちゃん|自分の正体]]を明かしている。
+
:TV版の終盤にて、彼に自分がアイちゃんだったことを明かしている。
 
;[[ミスマル・ユリカ]]
 
;[[ミスマル・ユリカ]]
:[[漫画|漫画版]]ではとんでもないことに…。
   
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』ではイネス自身が[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]に転移しているため、[[ナデシコC]]をボソンジャンプさせる役割は彼女が担った。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』ではイネス自身が[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]に転移しているため、[[ナデシコC]]をボソンジャンプさせる役割は彼女が担った。
 
;[[アカツキ・ナガレ]]
 
;[[アカツキ・ナガレ]]
 
:[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|劇場版]]にて、[[火星の後継者]]を欺くため、死亡扱いにしてイネスを保護していた。
 
:[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|劇場版]]にて、[[火星の後継者]]を欺くため、死亡扱いにしてイネスを保護していた。
 +
;[[古代火星人]]
 +
:過去の火星に飛ばされた際、プレートを渡されて現代に戻される。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 +
;[[ルー・ルカ]]
 +
:中の人が同じ。本編でもスパロボでも特に絡みは無いがドラマCDでは彼女の声真似をしていた。
 
;[[ブライト・ノア]]
 
;[[ブライト・ノア]]
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』終盤で彼の指揮の下[[アクシズ]]内部へ潜入し、破壊工作に従事する。
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』終盤で彼の指揮の下[[アクシズ]]内部へ潜入し、破壊工作に従事する。
91行目: 140行目:  
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
;[[ラウル・グレーデン]]([[フィオナ・グレーデン]])、[[ラージ・モントーヤ]]、[[ミズホ・サイキ]]
 
;[[ラウル・グレーデン]]([[フィオナ・グレーデン]])、[[ラージ・モントーヤ]]、[[ミズホ・サイキ]]
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では、「彼(彼女)らが未来から来た人間である」事実に気付いていた。
+
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では、彼(彼女)らが未来から来た人間である事実に気付いていた。
;[[デュミナス]]
+
;[[ティス]]
:『R』の過去世界では、彼(彼女?)によって殺されてしまう。
+
:『R』の現代世界では、彼女によって殺されてしまう。
    
== 名(迷)台詞 ==
 
== 名(迷)台詞 ==
112行目: 161行目:  
:同話。『なぜなにナデシコ』の放送終了後、アキトとの会話の中で。ちなみに、この時イネスから顔を近づけられたアキトは、顔を赤らめている。
 
:同話。『なぜなにナデシコ』の放送終了後、アキトとの会話の中で。ちなみに、この時イネスから顔を近づけられたアキトは、顔を赤らめている。
 
:先述の「8歳以前の記憶が無い」発言と合わせて、実に意味深長な発言である。
 
:先述の「8歳以前の記憶が無い」発言と合わせて、実に意味深長な発言である。
;「一体、何を食べたの!? すぐに医務室に運んで。その鍋は焼却してちょうだい! ''木星人の新しい攻撃''なのかしら?」<br />[[リュウ・ホウメイ|ホウメイ]]「ま、『恋の劇薬』ってトコかなぁ」
+
;「一体、何を食べたの!? すぐに医務室に運んで。その鍋は焼却してちょうだい! ''木星人の新しい攻撃''なのかしら?」<br />[[ホウメイ]]「ま、『恋の劇薬』ってトコかなぁ」
 
:第10話「『女らしく』がアブナイ」より。片想いしているユリカが作った不味い[[食べ物・料理|料理]]を食べて失神した[[アオイ・ジュン|ジュン]]の姿を目の当たりにした際のイネスとホウメイの対応。
 
:第10話「『女らしく』がアブナイ」より。片想いしているユリカが作った不味い[[食べ物・料理|料理]]を食べて失神した[[アオイ・ジュン|ジュン]]の姿を目の当たりにした際のイネスとホウメイの対応。
 
:ユリカが作った料理の凄まじいまでの不味さを見事に表現した台詞である。
 
:ユリカが作った料理の凄まじいまでの不味さを見事に表現した台詞である。
 
;「!…説…明」
 
;「!…説…明」
 
:第15話「遠い星からきた『彼氏』」より。[[エリナ・キンジョウ・ウォン|エリナ]]がユリカに対して説明しようとした時、無関係の場所からその気配を感じ取り、さらにはその場に駆け付けた。
 
:第15話「遠い星からきた『彼氏』」より。[[エリナ・キンジョウ・ウォン|エリナ]]がユリカに対して説明しようとした時、無関係の場所からその気配を感じ取り、さらにはその場に駆け付けた。
 +
;「いいのよ…いいのよ泣かなくても…おかえり…」
 +
:第25話「『私らしく』自分らしく」にて、遺跡内部に[[ボソンジャンプ]]したアイちゃん―かつての自分と対面して、涙を流す。
 +
;「会えるわ。今は会えなくても絶対に会える…貴方は強い子でしょ? だから信じて。だから忘れないで。あの人の顔、あの人の声、たとえどんな事があっても…忘れないで。忘れないでね」<br />アイちゃん「うん! なんかママと…ママとお話してるみたい…」
 +
:最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。アイちゃんがボソンジャンプする直前に「必ず会える」と励ます。そしてプレートを残してアイちゃんは過去の火星へと転移していった。
 
;「ようやく会えたね、お兄ちゃん…」
 
;「ようやく会えたね、お兄ちゃん…」
:最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。アキトに「[[アイちゃん]]」として再会した際の一言。
+
:直後、アキトはギリギリ間に合わなかったものの、自分自身が「アイちゃん」だった事を明かす。そしてアキトに「アイちゃん」として再会した。
 
;「あんたたち、キスしなさい」
 
;「あんたたち、キスしなさい」
 
:同話。[[テンカワ・アキト|アキト]]と[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]に対して、[[ボソンジャンプ]]の条件を提示した際に。これのおかげでユリカが怒り、一騒動が起こる羽目に。
 
:同話。[[テンカワ・アキト|アキト]]と[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]に対して、[[ボソンジャンプ]]の条件を提示した際に。これのおかげでユリカが怒り、一騒動が起こる羽目に。
 +
:『J』では[[オルファン]]を止めるために同様の台詞を言い、やはり一騒動起きる。
 +
;「まさに、宇宙分け目の大喧嘩って事ね」
 +
:同話、エステバリスのコックピット内で痴話喧嘩を始め、さらにその様子が[[木連]]側にも中継されている事で痴話喧嘩をこう評した。ある意味[[ドモン・カッシュ|例の告白シーン]]へのアンチテーゼと言える…かもしれない。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「そりゃもう…山のようにね」
 
;「そりゃもう…山のようにね」
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第2部宇宙激震篇第16話「悪夢、再来」より。[[アマノ・ヒカル|ヒカル]]から[[ガンダムタイプ]]の機体数について訊ねられたことに対する返答。至言である。
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第2部宇宙激震篇第16話「悪夢、再来」より。[[アマノ・ヒカル|ヒカル]]から[[ガンダムタイプ]]の機体数について訊ねられたことに対する返答。至言である。
 +
;「詳しくやさしくコンパクトに説明すると…世界は常に分岐の可能性を持っているという事ね」<br/>「私達の存在する世界とは別の平行した世界…それがパラレルワールドと呼ばれるものなの」<br/>「おわかり?」
 +
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]])』28話「それぞれの戦う意味」/「ネオ・ジオン動乱」での[[平行世界]]の解説。『A』はスパロボで初めて平行世界をテーマとして扱ったので、詳しく知らないプレイヤーへの解説でもある。[[葵豹馬|それでも]][[神勝平|わから]][[ドモン・カッシュ|ない]][[剛健一|人]]もいたので、[[アムロ・レイ|アムロ]]がもう少し砕いた解説もした。
 
;「残念、不正解。もっといいものよ」
 
;「残念、不正解。もっといいものよ」
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])』エンディングより。[[火星]]古代文明の独占失敗やスキャンダルの発覚に揺れる[[ネルガル]]本社にて、ひとり「見つかった」とつぶやき、[[火星極冠遺跡]]の演算ユニットが見つかったのかと問う[[エリナ・キンジョウ・ウォン|エリナ]]に対して。
+
:『A(AP)』のエンディングより。[[火星]]古代文明の独占失敗やスキャンダルの発覚に揺れる[[ネルガル重工]]本社にて、ひとり「見つかった」とつぶやき、[[火星極冠遺跡]]の演算ユニットが見つかったのかと問う[[エリナ・キンジョウ・ウォン|エリナ]]に対して。
 
:ちなみに「もっといいもの」とは、行方不明になっていた[[アクセル・アルマー|アクセル]]or[[ラミア・ラヴレス|ラミア]]のことである。本作では最後まで利己的な[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]やエリナと異なり、火星極冠遺跡の技術よりも仲間の生存を第一に喜ぶあたり、イネスの人情が伺える。
 
:ちなみに「もっといいもの」とは、行方不明になっていた[[アクセル・アルマー|アクセル]]or[[ラミア・ラヴレス|ラミア]]のことである。本作では最後まで利己的な[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]やエリナと異なり、火星極冠遺跡の技術よりも仲間の生存を第一に喜ぶあたり、イネスの人情が伺える。
 +
;「ええ。でもそれでよくこの艦に乗る決心したものね」<br />アキト「…それってどういうことすか。なんで俺がこの艦に乗ってちゃいけないんすか」<br />「いけないなんていってない。ただこの艦は…」
 +
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』第4話「さよならの赤い星」にて、アキトがテンカワ夫妻の息子だと知って。
 
;「ごめんなさいね。さすがに今日はシリアスで行かせてもらうわ」
 
;「ごめんなさいね。さすがに今日はシリアスで行かせてもらうわ」
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第2部第52話「歪んだ太陽」よりトロワから「なぜなにナデシコはやらないのか?」と訊ねられた際の返答。
+
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第52話「歪んだ太陽」よりトロワから「なぜなにナデシコはやらないのか?」と訊ねられた際の返答。
 
;「お帰りなさい、お兄ちゃん…」
 
;「お帰りなさい、お兄ちゃん…」
:『W』第2部第53話「朝をよぶ者達」より。[[ソール11遊星主]]・[[イバリューダー]]との決戦に駆けつけたアキトに対して。
+
:『W』第53話「朝をよぶ者達」より。[[ソール11遊星主]]・[[イバリューダー]]との決戦に駆けつけたアキトに対して。
 
;「二人とも、固いわね。こういうのは、照れとか恥じらいがあっちゃ駄目よ」
 
;「二人とも、固いわね。こういうのは、照れとか恥じらいがあっちゃ駄目よ」
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第36話「星を継ぐ者」にて、衣装無しで[[なぜなにナデシコ]]]をやらされる羽目になったユリカとルリに対して。
+
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第36話「星を継ぐ者」にて、衣装無しで「[[なぜなにナデシコ]]」をやらされる羽目になったユリカとルリに対して。
 +
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では第29話「それぞれの誇り」にて、ユリカがまだ不在であることから代わりに[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]がやらされており ほぼ同様の台詞を言われ、更にガン×ソードさんネタを振られる。<br/>ウサギ役であれば正に[[卯都木命|適役]]というキャラがいたのだが…
 +
;「いい筋しているわね、メガネのお嬢さん。あなた…将来はきっと私と似たポジションになるわよ」
 +
:『T』同話より。「では、リクエストにお応えして、ここまでの状況のまとめをしましょう」と彼女が突然切り出し、[[獅堂光|光]]が「'''誰かリクエストした?'''」と疑問の一言を発したことから[[鳳凰寺風|風]]が「'''駄目ですよ、光さん。その人の仕事…言い換えれば存在する意味を奪うような事を言っては'''」と窘めたことに対して。これに風は「あ、ありがとうございます…」と戸惑いを隠せない様子ながらも返答している。
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
*イネスの名前はモデルのイネス・ド・ラ・フレサンジュが由来<ref name="Ines">[https://twitter.com/seitenhyohyo/status/1732632555445522476 佐藤竜雄 Twitter(2023年12月7日)]、2023年12月7日閲覧。</ref>。
 +
*イネスが初登場した時点ではイネスとアイちゃんが同一人物という設定は存在せず、6話もしくは8話の収録後にイネスの外国語表記「Ines」から着想を得て決まった<ref name="Ines"/>。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
    
{{DEFAULTSORT:いねす ふれさんしゆ}}
 
{{DEFAULTSORT:いねす ふれさんしゆ}}
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:機動戦艦ナデシコ]]
 
[[Category:機動戦艦ナデシコ]]
6,846

回編集