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敵対者には終始タチの悪い黒幕のトリックスターとして振る舞う孫光龍ですが、実は彼、全てはただ一人の愛した女性のためだったりと、とても一途な男なんですよ?
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| 本名 = '''アクラヴ・アヴォット'''<ref>本名を呼んでいい人物は[[ナシム・ガンエデン]]の巫女の[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]と[[V・B]]の二人のみ。</ref>
 
| 本名 = '''アクラヴ・アヴォット'''<ref>本名を呼んでいい人物は[[ナシム・ガンエデン]]の巫女の[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]と[[V・B]]の二人のみ。</ref>
 
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
 
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
*{{登場作品 (人物)|超機人 龍虎王伝奇}}
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*{{登場作品 (人物)|超機人 [[龍虎王伝奇]]}}
 
*{{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α}}
 
*{{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α}}
 
*{{登場作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
 
*{{登場作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ガンエデン]]により[[不老不死]]に近い身体<ref>「限りある命」という点は普通の人間と同じらしい。</ref>[[念動力]]を身につけた男。[[性格]]は飄々とした紳士だが、実際は力のある者に従うだけの日和見主義者である<ref>特に顕著なのはαシリーズ。</ref>。<br />
+
[[ガンエデン]]により[[不老不死]]に近い身体<ref>本人曰く「キミ達と同じ限りある命さ」「もっとも」「その限りってところに」「だいぶ幅があるけどね」</ref>と最上位の[[超機人]]である「四霊」の超機人を意のままに操れるほどの強大な[[念動力]]、相手を即座にミイラ化させ死亡させる特殊な力などを身につけた男。
 +
力のある者に従うだけの日和見主義者であるようにも見受けられるが、<ref>特に顕著なのはαシリーズ。</ref>。<br />
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[[性格]]は飄々とした紳士で、普段はあらゆる存在を俯瞰し、余裕に満ち溢れた態度を崩さず、
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敵対者に対しては終始敵意を煽るような言動を見せるタチの悪い黒幕のトリックスターとして振る舞うが、
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実は誰にも明かすことなく真意をその胸に秘め続ける偽悪者でもあり、
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真意は
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「超機人に願いを託し、滅びた己が一族の誇りのため」(スーパーロボット大戦嵐 -龍王逆襲-)、
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「V・Bとの絆の証を残し、永遠に寄り添うため」(『スーパーロボット大戦OGサーガ 龍虎王伝奇 完結編』)
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であったりと根は非常に一途な男。
 
サトー・スズキ、アラン・ハリスなど「孫光龍」を含めて8つ以上の[[偽名]]を持ち、それらの名を使って20世紀初頭などに「[[バラル]]」のエージェントとしてグリムズ財団を始めとした全世界の戦争屋の間で暗躍していた。
 
サトー・スズキ、アラン・ハリスなど「孫光龍」を含めて8つ以上の[[偽名]]を持ち、それらの名を使って20世紀初頭などに「[[バラル]]」のエージェントとしてグリムズ財団を始めとした全世界の戦争屋の間で暗躍していた。
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[[第3次スーパーロボット大戦α]]・[[第2次スーパーロボット大戦OG]]では白いスーツに青いシャツ、黄色のネクタイ、胸のポシェットに白い百合を飾っているという出で立ちだが、原点である龍虎王伝奇ではスーツもシャツもネクタイも全て白で統一していて、胸元に百合の花も無い。また、顔立ちも微妙に異なっている。
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[[第3次スーパーロボット大戦α]]・[[第2次スーパーロボット大戦OG]]では白いスーツに青いシャツ、黄色のネクタイ、胸のポシェットに白い百合を飾っているという出で立ちだが、原点である龍虎王伝奇ではスーツもシャツもネクタイも全て白で統一していて、胸元に百合の花も無い(この理由は『スーパーロボット大戦OGサーガ 龍虎王伝奇 完結編』において明かされる)。また、顔立ちも微妙に異なっている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:隆馬と文麗の孫であるが、彼との因縁は描かれなかった。
 
:隆馬と文麗の孫であるが、彼との因縁は描かれなかった。
 
;[[V・B]]
 
;[[V・B]]
:ドイツ人エージェント。ヨーロッパからの因縁であり、彼女の「誰にもない魅力」に惚れ込んでいた。その後、光龍は彼女の遺体を回収するが……。
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:ドイツ人エージェント。ヨーロッパからの因縁であり、彼女の「誰にもない魅力」に惚れ込んでいた。
: 第2次OGにおいて、彼女の名は「ブランシュタイン」であることが明言された。クラウスの例からするとVは「フォン」ではなく、名前の頭文字のようだ。
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:龍虎王伝奇 第2部において光龍は彼女の遺体を回収し、保存されていたことが明らかになる。
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:『スーパーロボット大戦OGサーガ 龍虎王伝奇 完結編』において、彼女の本名は「ヴァレリー・フォン・ブランシュタイン」であることが判明した。
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:光龍の側が一方的に強い好意を示す様が目立った関係ながらも、
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:彼女の側も第1部においては「いまわの際に本名を教える」という約束を守ることで彼女なりに想いに応えてみせ、
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:第2部においては彼女の魂が眠りにつく光龍に寄り添おうとするものも、拒まれたことから互いに別れの言葉を交わしながら去って行くなど、
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:お互い本名を偽り合い、敵対する因縁の関係であり、愛の正道ならざるも、決して通じ合っていなかったわけではなく、彼女の側も満更ではない関係であったようである。
 
;[[デヴォラ]]
 
;[[デヴォラ]]
 
:光龍の部下の女性。デヴォラは光龍を愛していたがその報いは得られず、光龍が愛している[[V・B]]に強い嫉妬を抱くようになる。隙を突いてV・Bに致命傷を与えるが、それによって光龍の逆鱗に触れ殺される。光龍曰く「人間は捨てたが女は捨てきれなかった」。
 
:光龍の部下の女性。デヴォラは光龍を愛していたがその報いは得られず、光龍が愛している[[V・B]]に強い嫉妬を抱くようになる。隙を突いてV・Bに致命傷を与えるが、それによって光龍の逆鱗に触れ殺される。光龍曰く「人間は捨てたが女は捨てきれなかった」。
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;「ふふ…V・B…君は実にいい女だね……。もう離さないよ…」
 
;「ふふ…V・B…君は実にいい女だね……。もう離さないよ…」
 
:デヴォラ殺害直後、気を抜いていた光龍の顔面にV・Bのチャクラムが叩きこまれる。さしもの光龍もこれには動揺したが、V・Bに声をかけられると、微笑みを浮かべてこの言葉贈った。暑苦しいのは嫌いらしいが、本人は中々に情熱的な人物である。
 
:デヴォラ殺害直後、気を抜いていた光龍の顔面にV・Bのチャクラムが叩きこまれる。さしもの光龍もこれには動揺したが、V・Bに声をかけられると、微笑みを浮かべてこの言葉贈った。暑苦しいのは嫌いらしいが、本人は中々に情熱的な人物である。
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=== 龍虎王伝奇 第2部 ===
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;「傷がね…」
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;「治ってしまうんですよ」
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;「…眠ってしまうとね……」
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;「あの時彼女がくれた」
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;「唯一の絆が……」
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;「起きている以上は」
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;「何かしてないと退屈じゃないですか…」
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;「けど…もういいや」
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;「…僕の女神二人共に叱られたんじゃね」
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;「解放してあげますよ……」
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:[[霊亀皇]]を操っての[[オーダー]]との決戦において敗れ、崩れ去る霊亀皇の中、
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:"神の子([イルイ|イルイ・ガンエデン])"に「今はまだ目覚める時ではない…そしてあなたも」「目覚めている時ではない…」「なぜこんな事をしたのです」と第2部での自身の計画を実行しようとした理由について問われた際に明かした真意。
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:彼は最愛の女、V・Bことヴァレリー・フォン・ブランシュタインとの絆と考える顔の傷跡が残っている内に、総人尸解計画を実現することで、
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:ヴァレリーとの絆の証を遺し、永遠に寄り添おうとしたのだった。
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;「ああ…気持ちはうれしいがね」
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;「眠りにつく僕に付き合わせるのは申し訳ない」
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;「そのかわり…君の魂の欠片を…少しだけもらうよ」
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:「ありがとう」「みんなを助ける力を分けてくれて…」「でも…いいのかしら?」「付き合ってあげてもよくてよ?」と答え、眠りにつく光龍に寄り添おうとするヴァレリーの魂に対し。
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:この時受け取った「ヴァレリーの魂の欠片」を白百合の花の形として胸元に飾っており、これにより『第3次α』『第2次OG』など、後の時代で白百合の花を胸に飾っていた理由が明かされた。
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;「さようならヴァレリー」
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;「幸せにね」
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;「僕も…次に目覚めたら」
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;「もう少し気楽(ハッピー)に生きることにするよ…」
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:解放されたヴァレリーの魂に対し贈った言葉。
 +
:どうやら後の時代で「ハッピー」という言葉を度々使う快楽主義者じみた振る舞いを見せているのは、これが一因だったようである。
    
=== 第3次α ===
 
=== 第3次α ===
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