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ただし、その主張のほとんどはあくまで「'''ごく一部のファンの意見または推測'''」であって、確定事項であったりファン全体の共通認識であったりするわけではないことに注意して読んでもらいたい。
ただし、その主張のほとんどはあくまで「'''ごく一部のファンの意見または推測'''」であって、確定事項であったりファン全体の共通認識であったりするわけではないことに注意して読んでもらいたい。
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== 未参戦の主な原因 ==
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== 1.放送時期の問題 ==
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=== 放送時期の問題 ===
スパロボの新作開発がスタートした際に放送中の作品は参戦できないというもの。'''本来の意味での未参戦作品'''と言える。
スパロボの新作開発がスタートした際に放送中の作品は参戦できないというもの。'''本来の意味での未参戦作品'''と言える。
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例外として劇場版○部作、のように一区切り付いている場合は完結していなくても参戦することがある。
例外として劇場版○部作、のように一区切り付いている場合は完結していなくても参戦することがある。
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== 2.知名度の問題 ==
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=== 知名度の問題 ===
放送時期的に古すぎる、視聴方法が限られている、単に話題性が無いなどの理由により知名度が低い作品がある。それらは参戦しても喜ぶ原作ファンやスパロボファンが少なく売上に貢献しないという考え方である。例として、古谷徹氏は寺田Pと食事に行った際、自身が主役を演じた『グロイザーX』の参戦を希望したが、寺田Pは「誰も知らないでしょ」と返答したとのこと。
放送時期的に古すぎる、視聴方法が限られている、単に話題性が無いなどの理由により知名度が低い作品がある。それらは参戦しても喜ぶ原作ファンやスパロボファンが少なく売上に貢献しないという考え方である。例として、古谷徹氏は寺田Pと食事に行った際、自身が主役を演じた『グロイザーX』の参戦を希望したが、寺田Pは「誰も知らないでしょ」と返答したとのこと。
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また、スパロボに参戦したのちに作品の知名度が上がり、放送当時の玩具の復刻やリメイク作品が製作されるなどのケースもある。
また、スパロボに参戦したのちに作品の知名度が上がり、放送当時の玩具の復刻やリメイク作品が製作されるなどのケースもある。
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== 3.世界観・設定の問題 ==
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=== 世界観・設定の問題 ===
他作品と絡ませにくい設定の作品や、メインキャラクターが戦争に不向きな少年少女あるいは不向きな職種である作品の場合、制作スタッフの方針で参戦が見送られる場合がある。特に、シリーズを重ねるごとに参戦作品の世界観や諸設定の再現する度合いが強くなっていくにつれて、作品設定の擦り合わせという面で作品の組み合わせにも影響するようになっている。
他作品と絡ませにくい設定の作品や、メインキャラクターが戦争に不向きな少年少女あるいは不向きな職種である作品の場合、制作スタッフの方針で参戦が見送られる場合がある。特に、シリーズを重ねるごとに参戦作品の世界観や諸設定の再現する度合いが強くなっていくにつれて、作品設定の擦り合わせという面で作品の組み合わせにも影響するようになっている。
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「[[多元世界]]」を導入した『[[Zシリーズ]]』の出現以降、各作品同士を[[平行世界]]の関係に置くことでこの問題をクリアしているスパロボは多く、日に日にハードルは下がっている。
「[[多元世界]]」を導入した『[[Zシリーズ]]』の出現以降、各作品同士を[[平行世界]]の関係に置くことでこの問題をクリアしているスパロボは多く、日に日にハードルは下がっている。
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== 4.作品のジャンルの問題 ==
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=== 作品のジャンルの問題 ===
『スーパーロボット大戦』という名前である以上、「ロボットアニメのみが参戦できる」と考えるのは自然だが、いわゆる「ロボットアニメ」という括りが明確に定義されているわけではないため、「この作品はロボットアニメなのかどうか」で参戦の可否が問われることもある。現在ではロボットアニメとして、スパロボ常連として認知されている『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』も、『[[スーパーロボット大戦F|F]]』で参戦が発表された当時は「エヴァは活躍するのが人造人間で、その描写も生物的でロボットらしくない。作品としても変身巨大ヒーローもののオマージュだから、いわゆるロボットアニメとはジャンルが違う」という理由で参戦に抵抗感を示す意見はあり、現在でも見受けられる。
『スーパーロボット大戦』という名前である以上、「ロボットアニメのみが参戦できる」と考えるのは自然だが、いわゆる「ロボットアニメ」という括りが明確に定義されているわけではないため、「この作品はロボットアニメなのかどうか」で参戦の可否が問われることもある。現在ではロボットアニメとして、スパロボ常連として認知されている『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』も、『[[スーパーロボット大戦F|F]]』で参戦が発表された当時は「エヴァは活躍するのが人造人間で、その描写も生物的でロボットらしくない。作品としても変身巨大ヒーローもののオマージュだから、いわゆるロボットアニメとはジャンルが違う」という理由で参戦に抵抗感を示す意見はあり、現在でも見受けられる。
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{| class="wikitable"
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! 問題の作品 !! 参戦先
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! 作品 !! 参戦先
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*[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]
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*[[宇宙の騎士テッカマンブレードII]]
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*[[スーパーロボット大戦J]](『II』は未参戦)
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*[[スーパーロボット大戦W]]
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| [[宇宙の騎士テッカマンブレード]]<br>[[宇宙の騎士テッカマンブレードII]] ||
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[[スーパーロボット大戦J]](『II』は未参戦)<br>[[スーパーロボット大戦W]]
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*[[疾風!アイアンリーガー]]
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*[[スーパーロボット大戦NEO]]
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| [[疾風!アイアンリーガー]] ||
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[[スーパーロボット大戦NEO]]
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*[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]
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*[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
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| [[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]] ||
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[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
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*[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]
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*[[フェイ・イェンHD|「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD]]
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*[[スーパーロボット大戦UX]]
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| [[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]<br />[[フェイ・イェンHD|「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD]] ||
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[[スーパーロボット大戦UX]]
+
*[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]
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*[[クレヨンしんちゃん]]
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+
*[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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| [[ゴジラ対エヴァンゲリオン]] ||
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[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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*[[宇宙戦艦ヤマト2199]]
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+
*[[スーパーロボット大戦V]]
|}
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<!--BXの『SDガンダム外伝』は三国伝の反響を踏まえて参戦されたうえ、それ以外の参戦作品はむしろ正統派に感じられるので一覧には入れませんでした-->
<!--BXの『SDガンダム外伝』は三国伝の反響を踏まえて参戦されたうえ、それ以外の参戦作品はむしろ正統派に感じられるので一覧には入れませんでした-->
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== 5.権利上の問題 ==
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=== 権利上の問題 ===
スパロボシリーズの販売元である旧バンプレストやバンダイナムコエンターテインメントは、玩具メーカー・バンダイを含む「バンダイナムコグループ」の系列会社であるため、競合関係にあるタカラトミーやKONAMIがスポンサーを務めて商品化権を握っている作品の参戦は難しいというもの。スパロボに関わる権利はコンピューターゲームの販売権であり、基本的には玩具の販売権を取得している会社がゲームも販売することが多く、玩具の発売会社を確認することで大まかに判断できる。ただし稀にそれぞれの権利を別会社が取得している作品(例:『魔神英雄伝ワタル』・『超速変形ジャイロゼッター』)もあるので注意が必要。
スパロボシリーズの販売元である旧バンプレストやバンダイナムコエンターテインメントは、玩具メーカー・バンダイを含む「バンダイナムコグループ」の系列会社であるため、競合関係にあるタカラトミーやKONAMIがスポンサーを務めて商品化権を握っている作品の参戦は難しいというもの。スパロボに関わる権利はコンピューターゲームの販売権であり、基本的には玩具の販売権を取得している会社がゲームも販売することが多く、玩具の発売会社を確認することで大まかに判断できる。ただし稀にそれぞれの権利を別会社が取得している作品(例:『魔神英雄伝ワタル』・『超速変形ジャイロゼッター』)もあるので注意が必要。
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90行目:
また、ロボットアニメの制作サイドとスポンサーの関係には大きく2種類が存在する。1つは『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のように既に制作中の作品に玩具メーカーが出資し見返りとして商品化権を得るというもの、もう1つは、「[[マシンロボ]]シリーズ」のように玩具メーカーがデザインを持ち込みアニメ化させるというもの。大元の生みの親ががどちらであるかは版権事情にも大きく影響してくる。「マシンロボ」シリーズのように玩具そのものを原作とし、タイトルごとにアニメの制作会社が異なる作品もあれば、『[[伝説巨神イデオン]]』のように玩具会社からの持ち込み企画であるにも関わらず玩具会社が手放した作品、「勇者シリーズ」のように複雑な背景事情で映像と玩具が離れ離れになってしまう作品もある。これによって、参戦可能のように思える作品が参戦できない、その逆に不可能だと思われた作品が参戦する、同じシリーズなのに参戦可能なタイトルと不可能なタイトルが存在したりとバラつきが起こることがある。
また、ロボットアニメの制作サイドとスポンサーの関係には大きく2種類が存在する。1つは『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のように既に制作中の作品に玩具メーカーが出資し見返りとして商品化権を得るというもの、もう1つは、「[[マシンロボ]]シリーズ」のように玩具メーカーがデザインを持ち込みアニメ化させるというもの。大元の生みの親ががどちらであるかは版権事情にも大きく影響してくる。「マシンロボ」シリーズのように玩具そのものを原作とし、タイトルごとにアニメの制作会社が異なる作品もあれば、『[[伝説巨神イデオン]]』のように玩具会社からの持ち込み企画であるにも関わらず玩具会社が手放した作品、「勇者シリーズ」のように複雑な背景事情で映像と玩具が離れ離れになってしまう作品もある。これによって、参戦可能のように思える作品が参戦できない、その逆に不可能だと思われた作品が参戦する、同じシリーズなのに参戦可能なタイトルと不可能なタイトルが存在したりとバラつきが起こることがある。
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== 5.展開メディアの問題 ==
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=== 展開メディアの問題 ===
漫画・小説で展開されたもののアニメ化・ゲーム化がまだされていない作品。戦闘アニメーションのモデルとなる素材がないことや声優が設定されていない等といった問題が発生する。また、そのあたりを手間隙かけて実際にゼロから設定するとしても、原作版権所持側からは許可されづらいケースもある。メディアミックスに積極的な出版社であれば機会があればその漫画や小説のアニメやゲームへの展開を自分たち主導でやりたいと考えるのが当然であるため、先にスパロボが独自の解釈で動きや声を作って「イメージの固定化」を読者に植え付けるのは好ましくないというわけである。その漫画・小説作品がよっぽどの知名度があるものでない限りは、これらの問題点をクリアするまでの手間をかけるメリットは少ないのが正直なところだろう。
漫画・小説で展開されたもののアニメ化・ゲーム化がまだされていない作品。戦闘アニメーションのモデルとなる素材がないことや声優が設定されていない等といった問題が発生する。また、そのあたりを手間隙かけて実際にゼロから設定するとしても、原作版権所持側からは許可されづらいケースもある。メディアミックスに積極的な出版社であれば機会があればその漫画や小説のアニメやゲームへの展開を自分たち主導でやりたいと考えるのが当然であるため、先にスパロボが独自の解釈で動きや声を作って「イメージの固定化」を読者に植え付けるのは好ましくないというわけである。その漫画・小説作品がよっぽどの知名度があるものでない限りは、これらの問題点をクリアするまでの手間をかけるメリットは少ないのが正直なところだろう。