差分
→ディス・アストラナガン(Dis Astranagant)
悪魔絵師こと金子一馬氏によるデザインからか機械でありながら有機的な生々しさを感じさせるデザインが特徴的で、アストラナガンの意匠を「堕天使」とするなら、この機体の意匠は間違いなく「悪魔」と言えるだろう。『女神転生』シリーズで有名な同氏だが、[[ディス・アストラナガン]]の兵器の演出、初登場場面では同作を彷彿とさせる魔術的な演出が目立ち、超技術を結集させた[[アストラナガン]]のそれとは一線を画したものとなっている。曰く付きの動力源を搭載していることなどから、単純に機動兵器としてカテゴライズできる存在であるかも定かではなく、他作品においては構造的に全く関係ないはずの[[SRX]]と[[DiSRX|融合する]]という離れ業まで披露している。
悪魔絵師こと金子一馬氏によるデザインからか機械でありながら有機的な生々しさを感じさせるデザインが特徴的で、アストラナガンの意匠を「堕天使」とするなら、この機体の意匠は間違いなく「悪魔」と言えるだろう。『女神転生』シリーズで有名な同氏だが、[[ディス・アストラナガン]]の兵器の演出、初登場場面では同作を彷彿とさせる魔術的な演出が目立ち、超技術を結集させた[[アストラナガン]]のそれとは一線を画したものとなっている。曰く付きの動力源を搭載していることなどから、単純に機動兵器としてカテゴライズできる存在であるかも定かではなく、他作品においては構造的に全く関係ないはずの[[SRX]]と[[DiSRX|融合する]]という離れ業まで披露している。
アストラナガンの名称に冠されている「ディス」という単語の由来はローマ神話・大陸ケルトにおける冥府の神ディス・パテル(Dis Pater)の略式名称ディス(Dis)であると思われる。一般的に知名度があるプルートーという表記のラテン語訳であり、更に遡ればギリシア神話の冥府神ハーデスの別名プルトンが他神話に取り入れられたものである。中世以降の西洋世界では、冥界の神という立ち位置がキリスト教的な地獄の支配者、魔王サタンのイメージと同一視されたので、その辺りも含めて「ディス」=「悪魔王の名前」という対応の由来になっているものと推測される。
アストラナガンの名称に冠されている「ディス」という単語の由来はローマ神話・大陸ケルトにおける冥府の神ディス・パテル(Dis Pater)の略式名称ディス(Dis)であると思われる。一般的に知名度があるプルートーという表記のラテン語訳であり、更に遡ればギリシア神話の冥府神ハーデスの別名プルトンが他神話に取り入れられたものである。中世以降の西洋世界では、冥界の神という立ち位置がキリスト教的な地獄の支配者、魔王サタンのイメージと同一視されたので、その辺りも含めて「ディス」=「悪魔王の名前」という対応の由来になっているものと推測される。また、disとは英語で否定・反対という意味を持っている。上記の通り、アストラナガンと対称な意匠を持つこの機体は、まさしく「負のアストラナガン」である。
なお余談だが、タロットカードで「悪魔」に対応する数字はע('''アイン''')である。
なお余談だが、タロットカードで「悪魔」に対応する数字はע('''アイン''')である。