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| 肉体らしい肉体を持たない[[ラダム]]が、他の惑星の侵略用に開発した生体兵器。強靭な肉体を持つ知的生命体を「テックシステム」に取り込み、遺伝子レベルで適合性を調査し、ラダムの知識を植えつける。この段階を「素体テッカマン」という。その後、戦闘用フォーマットを行い、最後に肉体の中枢、つまり脳髄にラダムが寄生することで「'''テッカマン'''」は完成する。 | | 肉体らしい肉体を持たない[[ラダム]]が、他の惑星の侵略用に開発した生体兵器。強靭な肉体を持つ知的生命体を「テックシステム」に取り込み、遺伝子レベルで適合性を調査し、ラダムの知識を植えつける。この段階を「素体テッカマン」という。その後、戦闘用フォーマットを行い、最後に肉体の中枢、つまり脳髄にラダムが寄生することで「'''テッカマン'''」は完成する。 |
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− | 侵攻初期段階と[[ラダム樹]]が咲いた最終段階ではフォーマットの仕方に違いがある。侵攻初期は戦闘能力と改造速度を最優先し、適性を無視して短期間で強引にフォーマットを行ういわば「使い捨て」仕様のため、一部耐えられない個体が出てくる。不適合とされた個体は、フォーマット、或いはその前段階でテックシステムから排出される。排出された個体は、肉体組織が崩壊しており、やがて死に至る。過酷なフォーマットを経るためか、総じて強力な傾向にあり、個体差も大きい。
| + | 侵攻初期段階とラダム樹が咲いた最終段階ではフォーマットの仕方に違いがある。侵攻初期は戦闘能力と改造速度を最優先し、適性を無視して短期間で強引にフォーマットを行ういわば「使い捨て」仕様のため、一部耐えられない個体が出てくる。不適合とされた個体は、フォーマット、或いはその前段階でテックシステムから排出される。排出された個体は、肉体組織が崩壊しており、やがて死に至る。過酷なフォーマットを経るためか、総じて強力な傾向にあり、個体差も大きい。 |
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| 一方、最終段階は個体を捕獲後、数年をかけてフォーマットを行うため、不適合な個体は出てこない。 | | 一方、最終段階は個体を捕獲後、数年をかけてフォーマットを行うため、不適合な個体は出てこない。 |
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− | フォーマットされた人間は、ラダムに対し忠誠心を持つようになる一方、もともとの性格が先鋭化される副作用もある。[[相羽シンヤ]]は、兄へのコンプレックスが増幅され、[[フォン・リー]]は[[相羽ケンゴ]]への愛情が暴走した。これらの副作用は、時にラダムへの忠誠すら上回り、彼らが独断専行に走ったことが、地球側が付け入る隙となった。 | + | フォーマットされた人間は、ラダムに対し忠誠心を持つようになる一方、もともとの性格が先鋭化される副作用もある。[[相羽シンヤ]]は、兄[[相羽タカヤ]]へのコンプレックスが増幅され、[[フォン・リー]]は[[相羽ケンゴ]]への愛情が暴走した。これらの副作用は、時にラダムへの忠誠すら上回り、彼らが独断専行に走ったことが、地球側が付け入る隙となった。 |
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| == テッカマンへの変身 == | | == テッカマンへの変身 == |
− | テッカマンへの変身は「'''テックセット'''」と呼ばれ、クリスタル状のシステムボックスを「'''テックセッター'''」の叫びとともに使用することで、体の表面に強固な外殻が形成される。続いてシステムボックスに内蔵された「光=物質変換機能」によって、最外装のアーマーやバーニアなどの装備が外殻に組み込まれる。なお、このシステムボックスの「光=物質変換機能」はある種の電磁波を利用しており、これに干渉スペクトルを照射することで変身を妨害、あるいは強制解除させることができる。[[Dボゥイ]]に対してテックセットを妨害する手段でも用いられたが、[[ユミ・フランソワ|ユミ]]達が[[ラダム樹]]に捕らえられた人々もその手段で助け出されている。 | + | テッカマンへの変身は「'''テックセット'''」と呼ばれ、クリスタル状のシステムボックスを「'''テックセッター'''」の叫びとともに使用することで、体の表面に強固な外殻が形成される。続いてシステムボックスに内蔵された「光=物質変換機能」によって、最外装のアーマーやバーニアなどの装備が外殻に組み込まれる。なお、このシステムボックスの「光=物質変換機能」はある種の電磁波を利用しており、これに干渉スペクトルを照射することで変身を妨害、あるいは強制解除させることができる。[[Dボゥイ]]に対してテックセットを妨害する手段でも用いられたが、[[ユミ・フランソワ]]達がラダム樹に捕らえられた人々もその手段で助け出されている。 |
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| なお、変身前の服については、クリスタルフィールドの性質からラダムと地球で異なり、ラダムのテックプラントによるテッカマン(エビルやダガーなど)はそのままであるが、ラダム樹に捕獲された素体からフォーマットされた、もしくは地球製テックプラントによるテッカマン(アキやイーベル)は変身解除時に弾け飛んでしまう。これらは『Missing link』『ブレードII』で確立した設定である。 | | なお、変身前の服については、クリスタルフィールドの性質からラダムと地球で異なり、ラダムのテックプラントによるテッカマン(エビルやダガーなど)はそのままであるが、ラダム樹に捕獲された素体からフォーマットされた、もしくは地球製テックプラントによるテッカマン(アキやイーベル)は変身解除時に弾け飛んでしまう。これらは『Missing link』『ブレードII』で確立した設定である。 |
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| === 地球製のテッカマン === | | === 地球製のテッカマン === |
− | [[ラダム樹]]に取り込まれた人間(素体テッカマン)を助け出し、[[地球]]製の技術で戦闘フォーマットを受けた人間達の事を指す。
| + | ラダム樹に取り込まれた人間(素体テッカマン)を助け出し、[[地球]]製の技術で戦闘フォーマットを受けた人間達の事を指す。 |
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| 純粋なテックシステムでは無いため、侵攻初期のラダムテッカマンのような高い戦闘能力は無く、クラッシュイントルードの使用やバーニアの使用にやや制限があり、単独飛行が出来ない。また、テッカマンアキは地球製テッカマンを造りだす過程で生まれた実験体であるため、テッカマンであっても極めて素体に近い存在である。 | | 純粋なテックシステムでは無いため、侵攻初期のラダムテッカマンのような高い戦闘能力は無く、クラッシュイントルードの使用やバーニアの使用にやや制限があり、単独飛行が出来ない。また、テッカマンアキは地球製テッカマンを造りだす過程で生まれた実験体であるため、テッカマンであっても極めて素体に近い存在である。 |
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| なお、[[地球]]製テッカマンのスペースナイツ所属者の名前はそれぞれ、 | | なお、[[地球]]製テッカマンのスペースナイツ所属者の名前はそれぞれ、 |
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− | *ベスナー = Весна([[ロシア語]]で「春」) | + | *ベスナー = Весна(ロシア語で「春」) |
| *ゾマー = Sommer([[ドイツ語]]で「夏」) | | *ゾマー = Sommer([[ドイツ語]]で「夏」) |
| *イーベル = Hiver([[フランス語]]で「冬」) | | *イーベル = Hiver([[フランス語]]で「冬」) |