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開発した核エンジン搭載機の中で唯一強奪されなかったのは、十数機存在する内の[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]・[[デスティニーガンダム|デスティニー]]・[[レジェンドガンダム|レジェンド]]の3機のみであるが、全て撃墜されたという悲哀。また、同時期に開発していたフリーダムの量産機(後の[[ストライクフリーダムガンダム|Sフリーダム]])も密かに強奪され、クライン派の大幅な戦力増強に貢献している。結局ザフトは自分達の開発した機体で自らの敗北を招いたとしか言いようがない事になってしまったのだ。
 
開発した核エンジン搭載機の中で唯一強奪されなかったのは、十数機存在する内の[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]・[[デスティニーガンダム|デスティニー]]・[[レジェンドガンダム|レジェンド]]の3機のみであるが、全て撃墜されたという悲哀。また、同時期に開発していたフリーダムの量産機(後の[[ストライクフリーダムガンダム|Sフリーダム]])も密かに強奪され、クライン派の大幅な戦力増強に貢献している。結局ザフトは自分達の開発した機体で自らの敗北を招いたとしか言いようがない事になってしまったのだ。
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物語の演出故か、もしくは本来の国軍としての組織ではないのか、戦争とはいえ敵側兵士に対するモラル面に著しく欠けている部分がある(これは対立している[[地球連合]]側も同様)。特にC.E.71年時は、最もナチュラルとコーディネイターが対立している時期であったこともあって、制圧した基地に残された捕虜達に私刑行為を行ったり、パナマ攻防戦では電子兵器である「[[グングニール]]」発動後、無力化した生身の連合兵士にモビルスーツの機関銃で虐殺する等、明らかな条約無視を行う者がいた。この時の作中描写は特に凄惨なもので、ザフトの兵士達になぶり殺しにされたと思われる連合兵士達の無残な姿が描かれており、これには同じザフト所属である[[イザーク・ジュール]]も激しい嫌悪感を見せている。小説版ではこの件をきっかけに地球連合軍内での捕虜条約の黙殺(事実上の無力化)を招いており、直後の第三次ビクトリア攻防戦ではザフト兵の降伏が一切認められず、全兵士が殺戮されるいうある意味自業自得の結果を招いている。
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物語の演出故か、もしくは本来の国軍としての組織ではないのか、戦争とはいえ敵側兵士に対するモラル面に著しく欠けている部分がある(これは対立している[[地球連合]]側も同様)。特にC.E.71年時は、最もナチュラルとコーディネイターが対立している時期であったこともあって、制圧した基地に残された捕虜達に私刑行為を行ったり、パナマ攻防戦では電子兵器である「[[グングニール]]」発動後、無力化した生身の連合兵士にモビルスーツの機関銃で虐殺する等、明らかな条約無視を行う者がいた。この時の作中描写は特に凄惨なもので、ザフトの兵士達になぶり殺しにされたと思われる連合兵士達の無残な姿が描かれており、これには同じザフト所属である[[イザーク・ジュール]]も激しい嫌悪感を見せている。小説版ではこの件をきっかけに地球連合軍内での捕虜条約の黙殺(事実上の無力化)を招いており、直後の第三次ビクトリア攻防戦ではザフト兵の降伏が一切認められず、全兵士が殺戮されるいうある意味自業自得の結果を招いている(アニメ版でも撃墜したザフトのモビルスーツに対する歩兵の掃討部隊が展開しており、撃墜されて負傷したザフトパイロットを無警告で射殺しているシーンがある)。
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『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|DESTINY]]』の時も、地球連合軍に制圧されたガルナハンが解放された際、取り残された連邦兵達が一方的に住民達にリンチされたり私刑で殺されていくのを、平然と放置している(しかも、主人公格である[[アスラン・ザラ]]までもが、目撃しながら見て見ぬフリをしている)。このような側面から、視聴者の中にはザフトそのものに嫌悪感を示す者が多いようである(ザフト所属の名有りキャラはともかく)。
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『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|DESTINY]]』の時も、主人公のシンが抵抗力を失った連合のインド洋前線基地に対して上官であるアスランの制止を無視してまで基地を殲滅する暴挙に出ている。地球連合軍に制圧されたガルナハンが解放された際、取り残された連合兵達が一方的に住民達にリンチされたり私刑で殺されていくのを、平然と放置している(しかも、主人公格である[[アスラン・ザラ]]までもが、目撃しながら見て見ぬフリをしている。ただし小説版では住民感情を考慮して止める訳にもいかず、あの兵士達を殺したのも自分だと落ち込むシーンがある)。このような側面から、視聴者の中にはザフトそのものに嫌悪感を示す者が多いようである(ザフト所属の名有りキャラはともかく)。
    
ちなみに、国家の名称がプラントなので「ザフト=プラント軍」なのだが、劇中で「ザフト軍」という呼称が使われたり、「ザフトのために!」という台詞があったりと扱いが安定しない。前者はアメリカ軍を「アメリカ軍'''軍'''」と呼ぶようなもので、後者についても「アメリカ(国家)のためではなく、アメリカ軍(軍隊)のために戦う」と比喩していい台詞である。設定と脚本に齟齬があったと思われる。
 
ちなみに、国家の名称がプラントなので「ザフト=プラント軍」なのだが、劇中で「ザフト軍」という呼称が使われたり、「ザフトのために!」という台詞があったりと扱いが安定しない。前者はアメリカ軍を「アメリカ軍'''軍'''」と呼ぶようなもので、後者についても「アメリカ(国家)のためではなく、アメリカ軍(軍隊)のために戦う」と比喩していい台詞である。設定と脚本に齟齬があったと思われる。
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