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48 バイト除去 、 2016年10月16日 (日) 15:47
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;「勝平、そんなことを言うものではない。リリーナさん。わしは完全平和主義は嫌いではないし、必要なものじゃとも思っている」<br />デュオ「けどよ、そいつは相手にもよるんじゃねえか?」<br />宇宙太「ガイゾック相手じゃな」<br />「話し合いとは、お互いに相手の言うことを聞こう、理解しようという意思があって初めて成立する。片方だけそう思っても、何の意味もない」<br />リリーナ「それはわかります。しかし、勝手に、相手はそんな意思はないと決めつけてしまうことは間違いです。共和共存に必要なのは、他人を思いやる気持ちです。決して戦うことではありません」<br />「そうじゃな。じゃが、今回のことであんたにもわかったろう。ガイゾックには、人間と話し合おう、共存しようという意思はない。やつらにとって、人間は滅ぼすべき対象以外の何者でもないんじゃ。それも、遊び混じりで」<br />リリーナ「だとしたら、なぜ、彼らはそんな考えを持つに至ったのでしょう。誰が彼らにそのような考えを与えたのでしょう」<br />「そこまではしらん。わしらはどう戦い抜くかを考えるので精一杯なのじゃから」
 
;「勝平、そんなことを言うものではない。リリーナさん。わしは完全平和主義は嫌いではないし、必要なものじゃとも思っている」<br />デュオ「けどよ、そいつは相手にもよるんじゃねえか?」<br />宇宙太「ガイゾック相手じゃな」<br />「話し合いとは、お互いに相手の言うことを聞こう、理解しようという意思があって初めて成立する。片方だけそう思っても、何の意味もない」<br />リリーナ「それはわかります。しかし、勝手に、相手はそんな意思はないと決めつけてしまうことは間違いです。共和共存に必要なのは、他人を思いやる気持ちです。決して戦うことではありません」<br />「そうじゃな。じゃが、今回のことであんたにもわかったろう。ガイゾックには、人間と話し合おう、共存しようという意思はない。やつらにとって、人間は滅ぼすべき対象以外の何者でもないんじゃ。それも、遊び混じりで」<br />リリーナ「だとしたら、なぜ、彼らはそんな考えを持つに至ったのでしょう。誰が彼らにそのような考えを与えたのでしょう」<br />「そこまではしらん。わしらはどう戦い抜くかを考えるので精一杯なのじゃから」
:[[スーパーロボット大戦R|R]]の第8話「バンドック現る!」のシナリオエンドデモにて、[[ガイゾック]]との和平交渉に臨んだものの[[キラー・ザ・ブッチャー|ブッチャー]]の罠にかかって危うく殺されそうになってもなおガイゾックを信じようとする[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]を、[[神勝平|勝平]]が「甘ちゃんに何が分かる!」と言わんばかりに感情任せに責め立てていたところを仲裁に入り、リリーナの理想である完全平和主義に対して一定の理解を示しながらも、ガイゾックに対してそれをやってしまった事は迂闊だったと冷静に諭した台詞。
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:[[スーパーロボット大戦R|R]]の第8話「バンドック現る!」のシナリオエンドデモにて、[[ガイゾック]]との和平交渉に臨んだものの[[キラー・ザ・ブッチャー|ブッチャー]]の罠にかかって危うく殺されそうになってもなおガイゾックを信じようとする[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]を、[[神勝平|勝平]]が感情任せに責め立てていたところを仲裁に入り、リリーナの理想である完全平和主義に対して一定の理解を示しながらも、ガイゾックに対してそれをやってしまった事は迂闊だったと冷静に諭した台詞。
:確かに平和な世の中を築くには相互理解は必要不可欠で、いつまでも武器を手に取り互いの生命を奪い合っていては際限なく殺し合う最悪の結末を迎えるのは避けられない。だからといって、現実問題世の中には良い人間悪い人間とさまざま人間がいて、善悪二元論では語れるほど単純な構造はしておらず、善意から悪人に近づいた善人が恩を仇で返された例も数えきれないほどある。今回のリリーナの行動はガイゾック側からしたら「'''飛んで火にいる夏の虫'''」「'''カモがネギしょってやって来た'''」という言葉がふさわしいのだろう。誰を信じ、誰を信じないか。人間が社会的な生き物として存在する上では極めて難しい命題である。だが、裏切られてもリリーナは己が信念を胸に前に進んでいくのだろう。異なる価値観を持つ人間たちが、互いに歩み寄って手を取り合える平和な世界が来るその時まで…。
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:何気ないやり取りのように見えるが、確かに平和な世の中を築くには相互理解は必要不可欠で、いつまでも武器を手に取り互いの生命を奪い合っていては際限なく殺し合う最悪の結末を迎えるのは避けられない。だからといって、現実問題世の中には良い人間悪い人間とさまざま人間がいて、善悪二元論では語れるほど単純な構造はしておらず、善意から悪人に近づいた善人が恩を仇で返された例も数えきれないほどある。今回のリリーナの行動はガイゾック側からしたら「'''飛んで火にいる夏の虫'''」「'''カモがネギしょってやって来た'''」という言葉がふさわしいのだろう。誰を信じ、誰を信じないか。人間が社会的な生き物として存在する上では極めて難しい命題である。だが、裏切られてもリリーナは己が信念を胸に前に進んでいくのだろう。異なる価値観を持つ人間たちが、互いに歩み寄って手を取り合える平和な世界が来るその時まで…。
:何気やり取りのように見えるが、終盤での[[木連]]の謀略と裏切り、ガイゾックとの最終決戦に向けての首魁の正体への布石など様々な伏線が張られた重要なやり取りでもある。
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:更には終盤での[[木連]]の謀略と裏切り、ガイゾックとの最終決戦に向けての首魁の正体への布石など様々な伏線が張られた重要なやり取りでもある。
 
[[category:登場人物か行]]
 
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[[category:無敵シリーズ]]
 
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{{DEFAULTSORT:かみきたひようさえもん}}
 
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