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| **{{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}} | | **{{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}} |
| *種族:怪獣 | | *種族:怪獣 |
− | *肩書:怪獣王 | + | *[[異名|肩書]]:怪獣王 |
| *[[全長一覧|全高]]:[[全長::55 m]] | | *[[全長一覧|全高]]:[[全長::55 m]] |
| *体重:[[体重::25000 t]] | | *体重:[[体重::25000 t]] |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。必殺技は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から噴き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙しつくす。 | + | 言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。必殺技は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から噴き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙し尽くす。 |
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− | シリーズにおいて多くの個体が登場し、大きく分けて1954年公開の初代、翌1955年公開の『ゴジラの逆襲』から『メカゴジラの逆襲』まで登場した二代目、1984年版および『VSビオランテ』の三代目、『VSキングギドラ』から『VSデストロイア』まで登場した四代目、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)、『大怪獣総攻撃』(通称:GMK)、『×メカゴジラ』『東京SOS』のゴジラ、『ファイナルウォーズ』(通称:GFW)、『シン・ゴジラ』となる。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚め日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。
| + | シリーズにおいて多くの個体が登場し、大きく分けて1954年公開の初代、翌1955年公開の『ゴジラの逆襲』から『メカゴジラの逆襲』まで登場した二代目、1984年版および『vsビオランテ』の三代目、『vsキングギドラ』から『vsデストロイア』まで登場した四代目、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)、『大怪獣総攻撃』(通称:GMK)、『×メカゴジラ』『東京SOS』のゴジラ、『ファイナルウォーズ』(通称:GFW)、『シン・ゴジラ』となる。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚め日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。 |
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| === ゴジラ2000 ミレニアム === | | === ゴジラ2000 ミレニアム === |
− | 1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では根室や茨城県東海村、[[新宿]]を襲撃している。 | + | 1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では北海道根室や茨城県東海村、東京都[[新宿]]を襲撃している。 |
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| 体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。 | | 体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。 |
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| === ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 === | | === ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 === |
− | '''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''。そのため、回想となる1954年の最初の襲撃シーンは一部場面が新撮されている。1966年と1996年にも出現し、日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、電力も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになるなど、影響を強く与えている。 | + | '''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''。そのため、回想となる1954年の最初の襲撃シーンは一部場面が新撮されている。1966年と1996年にも出現し、日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになるなど、影響を強く与えている。 |
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| 2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により誕生したメガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。 | | 2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により誕生したメガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。 |
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| *[[登場作品]]:ゴジラ(1954) | | *[[登場作品]]:ゴジラ(1954) |
| *種族:怪獣 | | *種族:怪獣 |
− | *肩書:水爆大怪獣 | + | *[[異名|肩書]]:水爆大怪獣 |
| *[[全長一覧|全高]]:50m | | *[[全長一覧|全高]]:50m |
| *体重:2万t | | *体重:2万t |
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− | 1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃をものともせず、[[東京]]銀座一帯を蹂躙し尽し、焦土へと変える。<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっている。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して1度(ゲスト出演を入れると2回)しかゴジラは破壊したことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の世界観では一度モスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>
| + | 1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は太平洋上に浮かぶ孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃をものともせず、[[東京]]銀座一帯を蹂躙し尽し、焦土へと変える<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっている。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して1度(ゲスト出演を入れると2回)しかゴジラに破壊されたことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の[[世界観]]では過去にモスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>。 |
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− | ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している際に「オキシジェン・デストロイヤー」を使用され、身体を溶かされ死亡する。 | + | ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している時に芹沢博士に「オキシジェン・デストロイヤー」を使用され、身体を溶かされ死亡する。 |
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− | 最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった<ref>中には約40年後の1995年にオキシジェン・デストロイヤーの影響により、新たな怪獣「デストロイア」が生まれた事もある。</ref>。 | + | 最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった<ref>中には、佐保代ゴジラが倒されて約40年後の1995年に(かつて初代ゴジラを倒した)「オキシジェン・デストロイヤー」の影響によって、新たなる怪獣「デストロイア」が生まれた事もある(『ゴジラvsデストロイア』)。</ref>。 |
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| なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまで高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。 | | なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまで高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。 |
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| :歴代を通じて泳ぎは達者で長時間の潜水も可能(中にはエラ呼吸能力まで持った個体も存在する)。基本的に島国[[日本]]を舞台とするゴジラシリーズにおいては人類側や敵怪獣との海上・海中戦も頻繁に描かれている。昭和期では海へと帰ってゆくラストシーンも定番だろう。 | | :歴代を通じて泳ぎは達者で長時間の潜水も可能(中にはエラ呼吸能力まで持った個体も存在する)。基本的に島国[[日本]]を舞台とするゴジラシリーズにおいては人類側や敵怪獣との海上・海中戦も頻繁に描かれている。昭和期では海へと帰ってゆくラストシーンも定番だろう。 |
| :真空の宇宙空間でも活動可能で、あらゆる環境で生息可能な完全生物と言える。 | | :真空の宇宙空間でも活動可能で、あらゆる環境で生息可能な完全生物と言える。 |
− | :なお、『ゴジラ対ヘドラ』では熱線を口から吐いて'''後ろ向きで飛行した'''。流石に不評の声も多かったが、PS3のゲームで'''平成版デザインのゴジラの技として採用された'''事も。 | + | :なお、『ゴジラ対ヘドラ』では熱線を口から吐いて'''後ろ向きで飛行した'''。流石に不評の声も多かったが、[[プレイステーション3|PS3]]の[[コンピュータゲーム|ゲーム]]で'''平成版デザインのゴジラの技として採用された'''事も。 |
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| === [[サイズ]] === | | === [[サイズ]] === |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;芹沢大助 | | ;芹沢大助 |
− | :『ゴジラ』(1954年)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。 | + | :『ゴジラ』(1954)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。第二次世界大戦で[[医療・病障害|負傷した]]右眼に眼帯を着用している。 |
− | :最初のゴジラを自身が開発した「オキシジェン・デストロイヤー」により抹殺したが、オキシジェン・デストロイヤーが[[核ミサイル|核兵器]]に代わる新たな兵器として利用される事を恐れ、設計図など関連する[[資料]]を全て破棄。最期は、自身がゴジラと運命を共にする事で「オキシジェン・デストロイヤー」に関する全ての情報を闇へと葬った。 | + | :最初のゴジラを自身が開発した「オキシジェン・デストロイヤー」により抹殺したが、「オキシジェン・デストロイヤー」が[[核ミサイル|核兵器]]に代わる新たな兵器として利用される事を恐れ、設計図など関連する[[資料]]を全て破棄。最期は、自身がゴジラと運命を共にする事で「オキシジェン・デストロイヤー」に関する全ての情報を闇へと葬った。 |
| ;山根恭平 | | ;山根恭平 |
− | :『ゴジラ』(1954年)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。 | + | :『ゴジラ』(1954)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。 |
| :多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。ラストシーンの名台詞は、あまりにも有名。 | | :多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。ラストシーンの名台詞は、あまりにも有名。 |
| + | ;[[自衛隊]] |
| + | :[[日本]]が抱える事実上の戦力で、ゴジラシリーズ作品においても度々登場する。ゴジラにとって「(怪獣以外の)[[ライバル|好敵手]]」と言うべき存在である。 |
| ;[[家城茜]] | | ;[[家城茜]] |
− | :『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する[[自衛隊|特生自衛隊員]]。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。 | + | :『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特生自衛隊員。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」というテーマが内包されている。 | + | *『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて乗組員達が被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには'''「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」'''というテーマが内包されている。 |
| **そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。 | | **そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。 |
| *ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。 | | *ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。 |
| **中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。 | | **中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。 |
− | ***後に『シン・ゴジラ』でゴジラのモーションキャプチャーを行った野村萬歳は、「狂言と通じるものがある」と語っている。 | + | ***後に『シン・ゴジラ』でゴジラのモーションキャプチャーを行った狂言師・俳優の二世野村萬歳氏は、「ゴジラの足の運びは、能や狂言等における摺り足と相通じるものがある」と語っている。 |
| *1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。 | | *1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。 |
− | **特に『[[ゾイド]]シリーズ』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。 | + | **特に『[[ゾイドシリーズ]]』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。 |
| **映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]] 』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの泣き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだものクリラが出るなど多くのパロディが行われた。 | | **映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]] 』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの泣き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだものクリラが出るなど多くのパロディが行われた。 |
| ***2016年に公開された『シン・ゴジラ』のコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)と『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。 | | ***2016年に公開された『シン・ゴジラ』のコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)と『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。 |
| **同じ東宝製作の特撮『流星人間ゾーン』にも味方ポジションの助っ人ヒーローとして登場している。 | | **同じ東宝製作の特撮『流星人間ゾーン』にも味方ポジションの助っ人ヒーローとして登場している。 |
− | *頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと3種類の恐竜をモチーフとしている。名前は、ゴリラとクジラを混合した造語「グジラ」から命名されたのが名前の起源であるが、名前の綴りから海外では「ガッズィーラ」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は海外製作の98年版『GODZILLA(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』ではジラ名義で登場)』でもネタにしている。 | + | *頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと3種類の恐竜をモチーフとしている。名前は、ゴリラとクジラを混合した造語「ゴジラ」から命名されたのが名前の起源であるが、名前の綴りから海外では「ガッズィーラ」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は海外製作の98年版『GODZILLA(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』ではジラ名義で登場)』でもネタにしている。 |
− | **2014年公開版(通称:ギャレゴジ)では、渡辺謙氏演じる日本人科学者芹沢猪四郎博士のみが一貫して「GOJIRA(ゴジラ)」と発音している。これについて実は元の台本では「ガッズィーラ」になっており、渡辺氏もギャレス・エドワーズ監督から「[[英語]]の発音に近づけてほしい」との要請を受けていたが、渡辺氏は日本人としての拘りから「絶対嫌だ」とその要請を拒否して「ゴジラ」と発音した。その結果、観客からは歓声を以て受け入れられ、エドワーズ監督も渡辺氏の判断に称賛を送っている。 | + | **2014年公開版(通称:ギャレゴジ)では、俳優の渡辺謙氏演じる日本人[[科学者・技術者|科学者]]芹沢猪四郎博士<ref>ちなみに、役名は『ゴジラ』(1954)の登場人物である'''芹沢'''大助博士および同作品の監督を務めた本多'''猪四郎'''氏に由来する。</ref>のみが一貫して「GOJIRA(ゴジラ)」と発音している。これについて実は元の台本では「ガッズィーラ」になっており、渡辺氏もギャレス・エドワーズ監督から「[[英語]]の発音に近づけてほしい」との要請を受けていたが、渡辺氏は日本人としての拘りから「絶対嫌だ」とその要請を拒否して「ゴジラ」と発音した。その結果、観客からは歓声を以て受け入れられ、エドワーズ監督も渡辺氏の判断に称賛を送っている。 |
| *実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]]への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』では「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ジラースを演じた役者はゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。 | | *実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]]への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』では「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ジラースを演じた役者はゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。 |
| *岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。ついでに同国語辞典には「ウルトラマン」も、見出し語として載っている。 | | *岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。ついでに同国語辞典には「ウルトラマン」も、見出し語として載っている。 |