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、 2012年12月13日 (木) 22:36
*1992年7月23日 ~ 1998年1月25日にかけて発売。 全7話、全7巻
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])(1999年)
== 概要 ==
原作は横山光輝作品の漫画『ジャイアント・ロボ』で、こちらはかつて特撮作品で制作・放送されたが、SRWに登場しているのは今川泰宏監督のもと製作されたOVA作品である。なお特撮版は、同じくバンプレスト発売の『[[スーパー特撮大戦2001]]』等に参戦している。
1992年から実に7年の歳月をかけ全7話が製作されたが、描かれたストーリーは膨大な世界観のごく一部に過ぎないとされている。長い年月を費やして作りこまれた極めて高いクオリティ映像と、舞台を思わせる密度の濃い演出手法の完成度から、ファンの間で次回作を望む声は根強い。
また、基本設定・ストーリーは異なるものの、本作の構想を基にした漫画作品『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』が、漫画雑誌「チャンピオンRED」において2006年より連載中であり、こちらも高い評価を得ている。
他作品に登場したキャラを別の作品に登場させる、所謂『スターシステム』を積極的に活用しているのに加えて、原作では善玉キャラであった人物を悪役として起用するなど、チャレンジブルな面も評価が高い。具体的には横山光輝の漫画版『三国志』における後半の主役「[[諸葛亮孔明]]」が敵方である[[BF団]]の軍師であったり、[[BF団]]の首領「[[ビッグ・ファイア]]」が同じく横山光輝の漫画『バビル2世』の[[主人公]]の容姿と同じであることなどが挙げられる。このシステムのおかげで、敵・味方とも実に個性的なキャラクターが数多く存在している。特に味方側の[[九大天王]]、敵側の[[十傑集]]はその極みと言える(ただし、九大天王は2人しか登場していないため、十傑集にインパクトで劣ってしまっている)。
このスターシステムの採用が故に現在は版権の取得が難しい作品とされている。元ネタである各作品の版権も個別に取得する必要があるとの説もあり、スパロボシリーズには2000年発売の『[[スーパーロボット大戦α]]』と同時に版権を取得したと思われる『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]』(2001年発売)を最後に出演していない。『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』発売後の2004年には、原作者の横山光輝氏が死去したこともあり、今後の作品で参戦が果たされるかどうかは不明である。
== ストーリー ==
地球全人口の3分の2が死に至った大災害「バシュタールの惨劇」から10年。人類はついに無公害完全リサイクル可能な夢のエネルギー機関「シズマドライブ」を作り上げ、かつてない科学万能の時代を謳歌していた。しかしそんな世の中にも闇は蠢いていた。悪の秘密結社[[BF団]]が世界各地で目的不明のテロ活動を行っていたのである。そのBF団と戦う正義の集団が[[国際警察機構]]。我らが主人公[[草間大作]]もそのエージェントとして、父の形見の[[ジャイアント・ロボ]]を駆りBF団の陰謀をくじいていた。
そんなある時、中国にいた大作たちはBF団に追われる謎の人物から黒いアタッシェケースを託される。その中にあったのは見たこともない特殊なシズマ管。そして時を同じくしてパリに現れた巨大な球形の怪ロボット「大怪球フォーグラー」。これが起動したとき、世界中の全てのシズマドライブが停止した。人類社会を支えているエネルギーの中和現象。これはかつての「バシュタールの惨劇」の再来である。文明の崩壊の危機に直面する人類社会を救えるのは、忌み嫌われた前世代のエネルギー「原子力」で動いているジャイアント・ロボだけ。そして、ロボとBF団との戦いの果てにシズマドライブ開発史に隠された闇が明らかになっていくことになる……
== [[登場人物]] ==
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]
*[[メカ&キャラクターリスト/α]]
*[[メカ&キャラクターリスト/α forDC]]
=== [[国際警察機構]] ===
==== エキスパート ====
;[[草間大作]]
:
;[[銀鈴]]
:
;[[鉄牛]] (黒旋風の鉄牛)
:
;[[呉学人]] (智多星の呉用)
:
;[[村雨健二]] (不死身の村雨健二)
:
;青面獣の楊志
:SRW未登場。
;公孫勝・一清道人
:SRW未登場。
==== [[九大天王]] ====
;[[戴宗]] (神行太保・戴宗 / しんこうたいほう・たいそう)
:
;[[中条長官]] (静かなる中条)
:
=== [[BF団]] ===
;[[ビッグ・ファイア]]
:SRW未登場。[[BF団]]のトップに位置する少年。人類最強の汎[[超能力]]者。その力は絶大で[[十傑集]]すら足元にも及ばない。<br />SRWには未登場で、その存在が会話中に語られるだけだが、[[αシリーズ]]においてはとんでもない役割と設定の持ち主。[[ゼ・バルマリィ帝国|バルマー]]のズフィルードと共に、50万年前の終焉を生き延びた存在であり、ヒトの死と新生を司る者の一人というものだった。しかし、後のシリーズに『ジャイアントロボ』が参戦しなかった為、その設定は[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]や[[ルアフ・ガンエデン|霊帝ルアフ]]などにそれぞれ受け継がれた。
;[[諸葛亮孔明]]
:
;[[コ・エンシャク]] ([[呼炎灼]])
:[[64]]において[[衝撃のアルベルト|アルベルト]]の[[シールド防御|シールド]]として登場。
==== [[十傑集]] ====
;[[混世魔王 樊瑞]]
:
;[[衝撃のアルベルト]]
:
;[[激動たるカワラザキ]]
:
;[[眩惑のセルバンテス]]
:
;[[素晴らしきヒィッツカラルド]]
:
;マスク・ザ・レッド
:SRW未登場だが、実はDC版[[α]]の[[没データ]]において、音声の収録が行われていたことが判明している。未登場の理由は、元ネタである『仮面の忍者 赤影』の版権絡みであるとされているが、真相は不明。
;白昼の残月
:SRW未登場。
;命の鐘の十常寺
:SRW未登場。
;暮れなずむ幽鬼
:SRW未登場。
;直系の怒鬼
:SRW未登場。
==== エージェント ====
;[[オロシャのイワン]]
:
;[[Qボス]] ([[オズマ]])
:
;幻夜
:SRW未登場。
;サニー・ザ・マジシャン
:SRW未登場。
== [[登場メカ]] ==
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]
*[[メカ&キャラクターリスト/α]]
*[[メカ&キャラクターリスト/α forDC]]
=== [[国際警察機構]] ===
;[[ジャイアント・ロボ]]
:
;[[銀鈴ロボTYPE-1]]
:
;[[銀鈴ロボTYPE-2]]
:
=== [[BF団]] ===
;[[GR2]]
:
;[[維新竜・暁]]
:
;[[ウラエヌス]]
:
;[[ギャロップ (BF団)|ギャロップ]]
:
=== [[生身ユニット]] ===
;[[衝撃のアルベルト]]
:
;[[コ・エンシャク]] ([[呼炎灼]])
:厳密にはユニットとしての登場ではないが、[[64]]において[[衝撃のアルベルト|アルベルト]]の[[シールド防御|シールド]]として登場している。
== 登場作と扱われ方 ==
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])
:初参戦作品。
;[[スーパーロボット大戦α]]
:序盤で原作第1話が再現されるが、眩惑のセルバンテスが生きていたり大怪球フォーグラーが登場しないなど、原作を全然消化しないまま終わる。当初の予定では[[αシリーズ]]の以後の作品において重要な位置を占める作品となる予定だったが、上記の理由から以降のシリーズには参戦しなかった。そのため、[[ビッグ・ファイア]]や[[BF団]]が果たすはずだった役目はオリジナルキャラの[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]に受け継がれる事になる。
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
:『[[α]]』と同時に開発が開始された作品だが、制作が難航したため発売が本作未参戦の『[[α外伝]]』発売後までずれ込んだ。開発中の段階で以後の作品に参戦できないことが決まっていたのか、本作を取り上げた追加ルートが用意されており、当初の設定の一端に触れる事ができる。
== 用語 ==
;[[BF団]]
:
;[[十傑集]]
:
;[[国際警察機構]]
:
;[[九大天王]]
:
;シズマドライブ
:シズマ博士(SRW未登場)ら5人の科学者グループが発明した完全リサイクル可能、完全無公害のエネルギー。作中ではありとあらゆるエネルギー源がこれに置き換えられており、それは飛行機からライターまでに至る。だが、実際には重大な欠陥が存在しており、それが大事件の発端となってしまった。<br />物語の根幹を成す設定なのだが、SRWにおいては他に超エネルギーがぞろぞろあるためかこの設定が再現されたことは無い。
;[[怪ロボット]]
:[[BF団]]の主戦力である機動兵器。殆どの機体が上記のシズマドライブで稼働している。開発者はブラック博士(SRW未登場)。
;[[GR計画]]
:[[ジャイアント・ロボ]]らGRシリーズの開発計画。だが真の目的は別にあり、[[BF団]]の悲願の計画である。<br />[[αシリーズ]]では[[STMC]]らを含む世界の終末を回避するための手段であったとも言われている。
== 主要スタッフ ==
;制作会社
:ムー・フィルム<br />フェニックス・エンタテインメント、他
;監督
:今川泰宏
;キャラクターデザイン
:窪岡俊之<br />山下明彦、他
<!-- :メカニカルデザイン: -->
;音楽
:天野正道
== 商品情報 ==
=== [[DVD]] ===
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=== 漫画版 ===
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=== 小説版 ===
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<!-- == 話題まとめ == -->
<!-- == 資料リンク == -->
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