差分

257 バイト追加 、 2016年9月27日 (火) 05:10
矢立文庫連載の1作、連載予定の2作追加。スーパー・リアル撤廃など
1行目: 1行目:  +
アニメ作品のコンテンツ展開の一つ。本頁では参戦済み作品([[登場作品]])の小説化コンテンツを中心に記載する。
 +
 
== 小説(Novel) ==
 
== 小説(Novel) ==
アニメ作品の小説版としては、アニメ本編のシナリオを小説という形式に落とし込んだもの(所謂'''ノベライズ''')、もしくはアニメ版の延長線上の[[世界観]]を舞台にオリジナルストーリーを描いたものなどが多い。前者の場合、本編とは設定やシナリオが異なる展開(特に制作現場が逼迫している場合、初期稿や中途稿などを元にしている場合が多い)を描いた、一種の翻案的作品という形式になる事もある。
+
アニメ作品の小説版としては、アニメ本編のシナリオを小説という形式に落とし込んだもの(いわゆる'''ノベライズ''')、もしくはアニメ版の延長線上の[[世界観]]を舞台にオリジナルストーリーを描いたものなどが多い。前者の場合、本編とは設定やシナリオが異なる展開(特に制作現場が逼迫している場合、初期稿や中途稿などを元にしている場合が多い)を描いた、一種の翻案的作品という形式になる事もある。
 +
 
 +
スーパーロボット大戦において、これら各種小説版の設定がゲーム本編に導入されるケースも多い。文章だからこそ簡潔に表現し易い設定なども多いからである。また『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』や『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』の様に、元々小説作品だった物を原作としてアニメ化、スパロボに参戦したというケースもある。
 +
 
 +
小説作品の最大の利点は「アニメ作品と違って時間的な制約に縛られない」ことである。そのため、キャラクターの心理描写や物事の詳細な解説等も可能になっている。アニメ版では語られなかった裏設定が、小説版の中で明示されることがある。したがって、小説版はアニメ版の設定資料集の一つであるとも言える。
 +
 
 +
文字媒体であることを生かして、アニメ・[[漫画]]作品では表現不可能な残酷・暴力的・性的な描写がなされることがある。逆に小説作品からアニメ・漫画化される場合は、それらの要素は削除ないし婉曲な表現に改変されることが多い。一例を挙げると前者には『リーンの翼』、後者には『[[機動戦士ガンダムUC]]』が該当。
 +
 
 +
== ガンダムシリーズ ==
 +
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
 +
;機動戦士ガンダム
 +
:著:富野由悠季、ソノラマ文庫より全3巻(現在は角川スニーカー文庫より再刊)。
 +
:映像作品とは大きく異なるシナリオ展開を辿った('''[[アムロ・レイ]]が[[セイラ・マス]]と肉体関係を持つ'''、'''アムロや[[ハヤト・コバヤシ]]が戦死する''')作品としても知られている。また、[[G-3ガンダム]]の初登場作品でもある。
 +
 
 +
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
 +
;機動戦士Ζガンダム
 +
:著:富野由悠季、角川スニーカー文庫より全5巻。地味に[[カミーユ・ビダン]]の末路がTV版以上に悲惨なものになってしまっている。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
 +
;機動戦士ガンダムΖΖ
 +
:著:遠藤明範、角川スニーカー文庫より全2巻。
 +
:著者が富野監督自身から第三者の手に移った事もあり、前二作と比べれば概ねTV版に沿った展開となっている。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
 +
;機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
 +
:著:富野由悠季、角川スニーカー文庫より全1巻。
 +
:アムロの恋人が[[ベルトーチカ・イルマ]]となっている上に彼女が彼との子を妊娠しており、[[チェーン・アギ]]は登場しない。それ以外にも[[ギュネイ・ガス]]の名前が「グラーブ・ガス」に、[[ナナイ・ミゲル]]の名前が「メスタ・メスア」になっている他、[[ハサウェイ・ノア]]自身が[[クェス・パラヤ]]を殺してしまっている。また、[[νガンダム]]の代わりに[[Hi-νガンダム]]が、[[サザビー]]の代わりに[[ナイチンゲール]]が登場する等々、劇場版本編と設定が異なる箇所が存在する。
 +
:月刊ガンダムエース2014年8月号よりコミカライズ版が連載された。
 +
:『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』はこれの[[続編]]である。
 +
;機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー
 +
:著:富野由悠季、アニメージュ文庫、並びに徳間デュアル文庫より全3巻。
 +
:アニメ雑誌『アニメージュ』(徳間書店)に『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』として連載されたもの。アニメージュ文庫版はアニメ版と同じタイトル。
 +
:ただし、連載されたものはアムロが[[スウィートウォーター]]に潜入調査をしているシーンや[[νガンダム]]設計会議、[[ブライト・ノア|ブライト]]や[[シャア・アズナブル|シャア]]との再会、チェーンとの出会い、クェスの地上での修行の描写などが描かれる劇場版本編の前日談となっている。
 +
:そして、[[フィフス・ルナ]]での戦闘からは文庫の書き下ろしで、ほぼ劇場版に沿ったストーリーになっている。連載最終話の「チャプターL」は文庫の方で先に発表された。また、作中では精神崩壊した[[カミーユ・ビダン]]や戦死した[[ハヤト・コバヤシ]]についても触れられている。
 +
:アニメージュ版の表紙や挿絵を担当したのは、[[漫画|SF漫画家]]の星野之宣氏。従来のデザインや劇場版と比べると、大胆な独自の解釈によるデザインとなっている。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダムF91]] ===
 +
;機動戦士ガンダムF91
 +
:著:富野由悠季、角川スニーカー文庫より全2巻。
 +
:第1巻は7割近くが[[クロスボーン・バンガード]]誕生の経緯について語られている等、前日談の趣が強い。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]] ===
 +
;機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
 +
:著:結城恭介、角川スニーカー文庫より全1巻。
 +
:基本的にOVA本編を沿ったノベライズだが、[[バーナード・ワイズマン|結末が一部異なっている]]。
 +
;クリスが見る夢 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争より
 +
:著:山賀博之、AM文庫Jr.より全1巻。
 +
:アニメージュ1989年4月号の付録として付属した作品。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]] ===
 +
;機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
 +
:著:山口宏、角川スニーカー文庫より全3巻。
 +
 
 +
=== [[機動戦士Vガンダム]] ===
 +
;機動戦士Vガンダム
 +
:著:富野由悠季、角川スニーカー文庫より全5巻。
 +
 
 +
=== [[機動武闘伝Gガンダム]] ===
 +
;機動武闘伝Gガンダム
 +
:著:鈴木良武、角川スニーカー文庫より全3巻。TV版とは全く違うストーリー展開になっている。
 +
 
 +
=== [[新機動戦記ガンダムW]]([[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|OVA]]) ===
 +
;新機動戦記ガンダムW
 +
:著:神代創、角川スニーカー文庫より全5巻。TV版と若干ストーリー展開が異なる。
 +
;新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
 +
:著:隅沢克之、角川スニーカー文庫より全2巻。漫画作品『EPISODE ZERO』の内容が含まれており、TV版~EWの間の番外編作品についても全て発生したという前提になっている。
 +
;新機動戦記ガンダムW外伝 右手に鎌を左手に君を
 +
:著:皆川ゆか、講談社文庫より全1巻。
 +
;新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
 +
:著:隅沢克之、角川書店より全13巻。
 +
:映像作品の数十年後の未来を描いた後日談シリーズ。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]] ===
 +
;機動戦士ガンダム 第08MS小隊
 +
:著:大河内一楼、角川スニーカー文庫より全3巻。
 +
:[[キキ・ロジータ|キキ]]の凄惨な最期は読者に衝撃を与えた。
 +
 
 +
=== [[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]] ===
 +
;∀ガンダム
 +
:著:佐藤茂、角川スニーカー文庫より全5巻。
 +
;∀ガンダム 月に繭 地には果実
 +
:著:福井晴敏、ハルキ・ノベルス等よりいずれも全2巻。
 +
:中盤以降は戦争による大量虐殺や都市破壊が描かれるなど、かつて富野由悠季氏が執筆した「[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]」のノベライズを思い起こさせるハードな内容。
 +
:「GUSOH」など福井作品でおなじみの兵器が登場したり、TVアニメ版では詳細に語られなかった熱核反応炉に代わる[[モビルスーツ]]の主機関縮退炉や、[[Iフィールド]]駆動機構などの細密な描写、[[ニュータイプ]]の概念、TVアニメ版では映像を引用するだけだった[[黒歴史]]を綿密に描いている。また、各キャラの結末も大きく異なっている。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===
 +
;機動戦士ガンダムSEED
 +
:著:後藤リウ、角川スニーカー文庫より全5巻。
 +
:TV本編のノベライズ。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===
 +
;機動戦士ガンダムSEED DESTINY
 +
:著:後藤リウ、角川スニーカー文庫より全5巻。
 +
:TV本編のノベライズ。アニメには無かったシーンが追加されている。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] ===
 +
;機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
 +
:著:千葉智宏、角川スニーカー文庫より全2巻。
 +
:[[漫画|漫画版]]が[[ロウ・ギュール]]の視点で進行するのに対し、小説版では[[叢雲劾]]ら[[サーペントテール]]の視点で進行する。
 +
 
 +
=== [[機動戦士ガンダム00]]([[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]) ===
 +
;機動戦士ガンダム00
 +
:著:木村暢、角川スニーカー文庫より全3巻。
 +
:TVアニメ版1stシーズンのノベライズ。[[リボンズ・アルマーク|0ガンダムのパイロット]]視点のクルジス介入の描写や[[アンドレイ・スミルノフ|セルゲイの息子]]、[[メメントモリ]]の存在について触れるなど、2ndシーズンへの[[伏線]]が見られる。
 +
:なお、『00』のノベライズ作品はTVアニメ版スタッフが監修した「公式設定」として扱われているのも特徴で、TV版で明かされなかった設定が多く明かされている。
 +
;機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン
 +
:著:木村暢、角川スニーカー文庫より全5巻。
 +
:TVアニメ版2ndシーズンのノベライズ。
 +
;劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
 +
:著:木村暢、角川スニーカー文庫より全1巻。
 +
:劇場版のノベライズ。
   −
また『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』や『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』の様に、元々小説作品だった物を原作としてアニメ化、スパロボに参戦したというケースも存在。
+
=== [[機動戦士ガンダムAGE]] ===
 +
;機動戦士ガンダムAGE
 +
:著:小太刀右京、角川スニーカー文庫より全5巻。
 +
:TVシリーズのノベライズにあたるが、TVシリーズでは避けられていた残酷描写が多く見られるなど改変部分が非常に大きく、評価は「良くも悪くもテレビとは別物」で落ち着いている。
 +
:各所に歴代ガンダム作品のオマージュが取り入れられている点も特徴の一つ。
   −
スーパーロボット大戦において、これら各種小説版の設定がゲーム本編に導入されるケースも多い。文章だからこそ簡潔に表現し易い設定なども多いからである。
+
== マクロスシリーズ ==
 +
;[[超時空要塞マクロス]]
 +
:著:井上敏樹、小学館スーパークエスト文庫より全3巻。
 +
;夢見るプレリュード
 +
:著:スタッフ共著、アニメージュ文庫より全1巻。
 +
;早瀬未沙 白い追憶
 +
:著:大野木寛、アニメージュ文庫より全1巻。
 +
;[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]
 +
:著:富田祐弘、小学館文庫より全1巻。
 +
:[[一条輝]]と[[早瀬未沙]]の視点に作劇を絞っており、彼ら以外には[[ロイ・フォッカー]]と[[リン・ミンメイ]]程度しか出番が割り振られていない。
 +
 
 +
;[[マクロスプラス]]
 +
:著:信本敬子、スーパークエスト文庫より全1巻。
 +
:OVA本編で言う所の第2巻までの内容で止まっており、実質未完作品である。
   −
== スーパー系 ==
+
;[[マクロスF]]
 +
:著:小太刀右京、角川スニーカー文庫より全6巻。
 +
:本編のノベライズ全4巻、前日談を含む番外編『フロンティア・メモリーズ』『フロンティア・ダイアリーズ』各1巻で構成される。
 +
;劇場版マクロスF
 +
:著:小太刀右京、角川スニーカー文庫より全2巻。
 +
:『[[劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜]]』と『[[劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜]]』のノベライズ。
 +
:ちなみに、小太刀氏は'''誤って[[スーパーロボット大戦L|ボルテスチームをS.M.Sのメンバーとして登場させようとしてしまった]]'''事を[http://d.hatena.ne.jp/ninjahattari/touch/20101205 本人のブログ]において告白している。
 +
 
 +
;[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]
 +
:著:小太刀右京、電撃ホビーブックスより全1巻。
 +
:[[マクロスシリーズ]]の作風に漏れず、ゲーム本編とは異なるストーリー進行、キャラクターの出自や来歴の変更がなされている。
 +
:著者を同じくする小説版『マクロスF』『マクロス・ザ・ライド』と設定の繋がりがあり、『~ザ・ライド』からはゲーム未登場の機体・キャラクターもごく僅かながら描かれている。
 +
 
 +
== その他 ==
 
=== [[マジンガーシリーズ]]、[[ゲッターロボシリーズ]] ===
 
=== [[マジンガーシリーズ]]、[[ゲッターロボシリーズ]] ===
 
;スーパーロボット大戦
 
;スーパーロボット大戦
12行目: 154行目:  
:マジンガーシリーズおよびゲッターロボシリーズのTV版終了後を舞台にした作品で、主人公は[[兜甲児]]。
 
:マジンガーシリーズおよびゲッターロボシリーズのTV版終了後を舞台にした作品で、主人公は[[兜甲児]]。
 
:未来世界に復活した[[闇の帝王]]や[[メカザウルス]]に対するマジンガーチーム・[[ゲッターチーム]]の奮闘を描く。
 
:未来世界に復活した[[闇の帝王]]や[[メカザウルス]]に対するマジンガーチーム・[[ゲッターチーム]]の奮闘を描く。
:題名は『スーパーロボット大戦』だが、ゲームシリーズとは無関係。
+
:題名は『スーパーロボット大戦』だが、[[スーパーロボット大戦シリーズ]]とは無関係。
 
;PROJECT KAISER 誕生編
 
;PROJECT KAISER 誕生編
 
:著:早川正、書籍『魔神大戦21』に収録。
 
:著:早川正、書籍『魔神大戦21』に収録。
122行目: 264行目:  
:著:竹田裕一郎、MF文庫より全1巻。
 
:著:竹田裕一郎、MF文庫より全1巻。
 
:ホビージャパン誌にて連載された作品で、OVAに先行して[[ルネ・カーディフ・獅子王|ルネ]]が初出した外伝。また、『[[ベターマン]]』に纏わる人物も物語に関わってくる。
 
:ホビージャパン誌にて連載された作品で、OVAに先行して[[ルネ・カーディフ・獅子王|ルネ]]が初出した外伝。また、『[[ベターマン]]』に纏わる人物も物語に関わってくる。
 +
;覇界王 ~ガオガイガー対ベターマン~
 +
:Web小説連載サイト「矢立文庫」で連載予定。TVアニメ版のDVD-BOXに付属した後日談『プロジェクトZ』の続編。
    
=== [[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]] ===
 
=== [[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]] ===
178行目: 322行目:  
:著:豊田巧、マッグガーデンより全2巻。
 
:著:豊田巧、マッグガーデンより全2巻。
   −
== リアル系 ==
   
=== [[戦闘メカ ザブングル]] ===
 
=== [[戦闘メカ ザブングル]] ===
 
;戦闘メカ ザブングル
 
;戦闘メカ ザブングル
204行目: 347行目:  
:著:高橋良輔、ソノラマ文庫より全1巻。
 
:著:高橋良輔、ソノラマ文庫より全1巻。
 
:OVA本編第1話から第5話までのノベライズだが、第1巻と銘打ちながら続刊せず終わっている。
 
:OVA本編第1話から第5話までのノベライズだが、第1巻と銘打ちながら続刊せず終わっている。
 +
;装甲騎兵ボトムズ 絢爛たる葬列
 +
:Web小説連載サイト「矢立文庫」で連載中。
    
=== [[超時空世紀オーガス]] ===
 
=== [[超時空世紀オーガス]] ===
300行目: 445行目:  
;ゼーガペイン 喪失の扉
 
;ゼーガペイン 喪失の扉
 
:著:日下部匡俊、朝日ノベルズより全1巻。
 
:著:日下部匡俊、朝日ノベルズより全1巻。
 +
;エンタングル:ガール 舞浜南高校映画研究部
 +
:Web小説連載サイト「矢立文庫」で連載予定。[[カミナギ・リョーコ]]の視点で描かれる青春群像劇。執筆するのは『ゼーガペインADP』でSF考証を務めた高島雄哉。
    
=== [[アイドルマスター XENOGLOSSIA]] ===
 
=== [[アイドルマスター XENOGLOSSIA]] ===
333行目: 480行目:  
:著:谷村大四郎、アニメ公式WEBサイトで連載されていた(2015年現在公開終了)。
 
:著:谷村大四郎、アニメ公式WEBサイトで連載されていた(2015年現在公開終了)。
   −
== [[ガンダムシリーズ]] ==
+
== バンプレストオリジナル ==
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
  −
;機動戦士ガンダム
  −
:著:富野由悠季、ソノラマ文庫より全3巻(現在は角川スニーカー文庫より再刊)。
  −
:映像作品とは大きく異なるシナリオ展開を辿った('''[[アムロ・レイ|アムロ]]が[[セイラ・マス|セイラ]]と肉体関係を持つ'''、'''アムロや[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]が戦死する''')作品としても知られており、また[[G-3ガンダム]]の初登場作品でもある。
  −
 
  −
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
  −
;機動戦士Ζガンダム
  −
:著:富野由悠季、角川スニーカー文庫より全5巻。地味に[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の末路がTV版以上に悲惨なものになってしまっている。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
  −
;機動戦士ガンダムΖΖ
  −
:著:遠藤明範、角川スニーカー文庫より全2巻。
  −
:著者が富野監督自身から第三者の手に移った事もあり、前二作と比べれば概ねTV版に沿った展開となっている。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
  −
;機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
  −
:著:富野由悠季、角川スニーカー文庫より全1巻。
  −
:[[アムロ・レイ|アムロ]]の恋人が[[ベルトーチカ・イルマ|ベルトーチカ]]となっている上に彼女が彼との子を妊娠しており、[[チェーン・アギ|チェーン]]は登場しない。
  −
:それ以外にも[[ギュネイ・ガス|ギュネイ]]の名前が「グラーブ・ガス」に、[[ナナイ・ミゲル|ナナイ]]の名前が「メスタ・メスア」になっている他、[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]自身が[[クェス・パラヤ|クェス]]を殺してしまっている。また、[[νガンダム]]の代わりに[[Hi-νガンダム]]が、[[サザビー]]の代わりに[[ナイチンゲール]]が登場する等々、劇場版本編と設定が異なる箇所が存在する。
  −
:月刊ガンダムエース2014年8月号よりコミカライズ版が連載開始。
  −
:余談だが、'''小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』の[[続編]]'''である。
  −
;機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー(アニメージュ文庫版は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)
  −
:著:富野由悠季、アニメージュ文庫、並びに徳間デュアル文庫より全3巻。
  −
:アニメ雑誌『アニメージュ』(徳間書店)に『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』として連載されたもの。
  −
:ただし、連載されたものはアムロが[[スウィートウォーター]]に潜入調査をしているシーンや[[νガンダム]]設計会議、[[ブライト・ノア|ブライト]]や[[シャア・アズナブル|シャア]]との再会、チェーンとの出会い、クェスの地上での修行の描写などが描かれる劇場版本編の前日談となっている。
  −
:そして、[[フィフス・ルナ]]での戦闘からは文庫の書き下ろしで、ほぼ劇場版に沿ったストーリーになっている。連載最終話の「チャプターL」は文庫の方で先に発表された。また、作中では精神崩壊した[[カミーユ・ビダン]]や戦死した[[ハヤト・コバヤシ]]についても触れられている。
  −
:アニメージュ版の表紙や挿絵を担当したのは、[[漫画|SF漫画家]]の星野之宣氏。従来のデザインや劇場版と比べると、大胆な独自の解釈によるデザインとなっている。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダムF91]] ===
  −
;機動戦士ガンダムF91
  −
:著:富野由悠季、角川スニーカー文庫より全2巻。
  −
:第1巻は7割近くが[[クロスボーン・バンガード]]誕生の経緯について語られている等、前日談の趣が強い。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]] ===
  −
;機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
  −
:著:結城恭介、角川スニーカー文庫より全1巻。
  −
:基本的にOVA本編を沿ったノベライズだが、[[バーナード・ワイズマン|結末が一部異なっている]]。
  −
;クリスが見る夢 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争より
  −
:著:山賀博之、AM文庫Jr.より全1巻。
  −
:アニメージュ1989年4月号の付録として付属した作品。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]] ===
  −
;機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
  −
:著:山口宏、角川スニーカー文庫より全3巻。
  −
 
  −
=== [[機動戦士Vガンダム]] ===
  −
;機動戦士Vガンダム
  −
:著:富野由悠季、角川スニーカー文庫より全5巻。
  −
 
  −
=== [[機動武闘伝Gガンダム]] ===
  −
;機動武闘伝Gガンダム
  −
:著:鈴木良武、角川スニーカー文庫より全3巻。TV版とは全く違うストーリー展開になっている。
  −
 
  −
=== [[新機動戦記ガンダムW]]([[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|OVA]]) ===
  −
;新機動戦記ガンダムW
  −
:著:神代創、角川スニーカー文庫より全5巻。TV版と若干ストーリー展開が異なる。
  −
;新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
  −
:著:隅沢克之、角川スニーカー文庫より全2巻。漫画作品『EPISODE ZERO』の内容が含まれており、TV版~EWの間の番外編作品についても全て発生したという前提になっている。
  −
;新機動戦記ガンダムW外伝 右手に鎌を左手に君を
  −
:著:皆川ゆか、講談社文庫より全1巻。
  −
;新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
  −
:著:隅沢克之、角川書店より全13巻。
  −
:映像作品の数十年後の未来を描いた後日談シリーズ。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]] ===
  −
;機動戦士ガンダム 第08MS小隊
  −
:著:大河内一楼、角川スニーカー文庫より全3巻。
  −
:[[キキ・ロジータ|キキ]]の凄惨な最期は読者に衝撃を与えた。
  −
 
  −
=== [[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]] ===
  −
;∀ガンダム
  −
:著:佐藤茂、角川スニーカー文庫より全5巻。
  −
;∀ガンダム 月に繭 地には果実
  −
:著:福井晴敏、ハルキ・ノベルス等よりいずれも全2巻。
  −
:中盤以降は戦争による大量虐殺や都市破壊が描かれるなど、かつて富野由悠季氏が執筆した「[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]」のノベライズを思い起こさせるハードな内容。
  −
:「GUSOH」など福井作品でおなじみの兵器が登場したり、TVアニメ版では詳細に語られなかった熱核反応炉に代わる[[モビルスーツ]]の主機関縮退炉や、[[Iフィールド]]駆動機構などの細密な描写、[[ニュータイプ]]の概念、TVアニメ版では映像を引用するだけだった[[黒歴史]]を綿密に描いている。また、各キャラの結末も大きく異なっている。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===
  −
;機動戦士ガンダムSEED
  −
:著:後藤リウ、角川スニーカー文庫より全5巻。
  −
:TV本編のノベライズ。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===
  −
;機動戦士ガンダムSEED DESTINY
  −
:著:後藤リウ、角川スニーカー文庫より全5巻。
  −
:TV本編のノベライズ。アニメには無かったシーンが追加されている。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] ===
  −
;機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
  −
:著:千葉智宏、角川スニーカー文庫より全2巻。
  −
:[[漫画|漫画版]]が[[ロウ・ギュール]]の視点で進行するのに対し、小説版では[[叢雲劾]]ら[[サーペントテール]]の視点で進行する。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダム00]]([[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]) ===
  −
;機動戦士ガンダム00
  −
:著:木村暢、角川スニーカー文庫より全3巻。
  −
:TVアニメ版1stシーズンのノベライズ。[[リボンズ・アルマーク|0ガンダムのパイロット]]視点のクルジス介入の描写や[[アンドレイ・スミルノフ|セルゲイの息子]]、[[メメントモリ]]の存在について触れるなど、2ndシーズンへの[[伏線]]が見られる。
  −
:なお、『00』のノベライズ作品はTVアニメ版スタッフが監修した「公式設定」として扱われているのも特徴で、TV版で明かされなかった設定が多く明かされている。
  −
;機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン
  −
:著:木村暢、角川スニーカー文庫より全5巻。
  −
:TVアニメ版2ndシーズンのノベライズ。
  −
;劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
  −
:著:木村暢、角川スニーカー文庫より全1巻。
  −
:劇場版のノベライズ。
  −
 
  −
=== [[機動戦士ガンダムAGE]] ===
  −
;機動戦士ガンダムAGE
  −
:著:小太刀右京、角川スニーカー文庫より全5巻。
  −
:TVシリーズのノベライズにあたるが、TVシリーズでは避けられていた残酷描写が多く見られるなど改変部分が非常に大きく、評価は「良くも悪くもテレビとは別物」で落ち着いている。
  −
:各所に歴代ガンダム作品のオマージュが取り入れられている点も特徴の一つ。
  −
 
  −
== [[マクロスシリーズ]] ==
  −
=== [[超時空要塞マクロス]]([[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|劇場版]]) ===
  −
;超時空要塞マクロス
  −
:著:井上敏樹、小学館スーパークエスト文庫より全3巻。
  −
;夢見るプレリュード
  −
:著:スタッフ共著、アニメージュ文庫より全1巻。
  −
;早瀬未沙 白い追憶
  −
:著:大野木寛、アニメージュ文庫より全1巻。
  −
;超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
  −
:著:富田祐弘、小学館文庫より全1巻。
  −
:[[一条輝|輝]]と[[早瀬未沙|未沙]]の視点に作劇を絞っており、彼ら以外には[[ロイ・フォッカー|フォッカー]]と[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]程度しか出番が割り振られていない。
  −
 
  −
=== [[マクロスプラス]] ===
  −
;マクロスプラス
  −
:著:信本敬子、スーパークエスト文庫より全1巻。
  −
:OVA本編で言う所の第2巻までの内容で止まっており、実質未完作品である。
  −
 
  −
=== [[マクロスF]] ===
  −
;マクロスF
  −
:著:小太刀右京、角川スニーカー文庫より全6巻。
  −
:本編のノベライズ全4巻、前日談を含む番外編『フロンティア・メモリーズ』『フロンティア・ダイアリーズ』各1巻で構成される。
  −
;劇場版マクロスF
  −
:著:小太刀右京、角川スニーカー文庫より全2巻。
  −
:劇場版[[劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜|前]][[劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜|後編]]のノベライズ。
  −
:ちなみに、小太刀氏は'''誤って[[スーパーロボット大戦L|ボルテスチームをS.M.Sのメンバーとして登場させようとしてしまった]]'''事を[http://d.hatena.ne.jp/ninjahattari/touch/20101205 本人のブログ]において告白している。
  −
 
  −
=== [[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]] ===
  −
;マクロス30 銀河を繋ぐ歌声
  −
:著:小太刀右京、電撃ホビーブックスより全1巻。
  −
:[[マクロスシリーズ]]の作風に漏れず、ゲーム本編とは異なるストーリー進行、キャラクターの出自や来歴の変更がなされている。
  −
:著者を同じくする小説版『マクロスF』『マクロス・ザ・ライド』と設定の繋がりがあり、『~ザ・ライド』からはゲーム未登場の機体・キャラクターもごく僅かながら描かれている。
  −
 
  −
== [[バンプレストオリジナル]] ==
   
;[[スーパーロボット大戦OG -SECRET HANGAR-]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG -SECRET HANGAR-]]
 
:著:トリスター、ソフトバンククリエイティブより全2巻。
 
:著:トリスター、ソフトバンククリエイティブより全2巻。
484行目: 488行目:     
== 小説原作作品 ==
 
== 小説原作作品 ==
小説作品をアニメ化したもの、もしくは小説作品そのものの名義で要素がゲームで扱われた作品。
+
小説作品をアニメ化したもの、もしくは小説作品そのものの名義で参戦したもの。参戦リストには明記されてなくとも一部要素が採用されているものも含める。
    
;[[フルメタル・パニックシリーズ]]
 
;[[フルメタル・パニックシリーズ]]
505行目: 509行目:  
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
:著:福井晴敏、角川書店・角川文庫・角川スニーカー文庫よりいずれも全10巻。
 
:著:福井晴敏、角川書店・角川文庫・角川スニーカー文庫よりいずれも全10巻。
  −
== 備考 ==
  −
*小説作品の最大の利点は「アニメ作品と違って時間的な制約に縛られない」ことである。そのため、キャラクターの心理描写や物事の詳細な解説等も可能になっている。
  −
**アニメ版では語られなかった裏設定が、小説版の中で明示されることがある。したがって、小説版はアニメ版の設定資料集の一つであるとも言える。
  −
*小説作品では文字媒体であることを生かして、アニメ・[[漫画]]作品では表現不可能な残酷・暴力的・性的な描写がなされることがある(一例を挙げると『リーンの翼』がある)。
  −
**逆に小説作品からアニメ・漫画化される場合は、それらの要素は削除ないし婉曲な表現に改変されることが多い(一例を挙げると『機動戦士ガンダムUC』が該当)。
      
{{DEFAULTSORT:しようせつ}}
 
{{DEFAULTSORT:しようせつ}}
 
[[Category:資料]]
 
[[Category:資料]]
 
[[Category:書籍]]
 
[[Category:書籍]]