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== 評価 ==
 
== 評価 ==
先述の通り「シリーズ初の連作方式による配信専用ソフト」「全てのシナリオがフリープレイ形式」「『NEO』システムの継承作」という3つの大きな名目を背負って制作された作品であったが、『NEO』の継承作としてはスキルや特殊効果のさらなる細分化やクイックロードの実装といったシステム面のブラッシュアップにより順当な進化を見せたものの、リピートプレイ前提とはいえ改造を自由に行えなくするECの存在やスタックでHPを水増ししていくだけの雑魚ユニット、そして敵側が一方的に有利なレベル差補正の仕様といったゲームバランス取りに関しては多くのプレイヤーが不満を零す結果となった。「1ステージが長い」「敵ユニットの種類が少ない」というNEOにおける問題点もほぼ据え置き状態で、これらがより作業感を強くしておりプレイモチベーションを下げる一因となっているという声も少なくない。また近年の作品としてはローディングが全体的に長く(特に戦闘ローディングはユニットによっては10秒近いローディングが発生)、これもプレイストレスの大きな要因となっている。
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先述の通り「シリーズ初の連作方式による配信専用ソフト」「全てのシナリオがフリープレイ形式」「『NEO』システムの継承作」という3つの大きな名目を背負って制作された作品であったが、『NEO』の継承作としてはスキルや特殊効果のさらなる細分化やクイックロードの実装といったシステム面のブラッシュアップにより順当な進化を見せたものの、リピートプレイ前提とはいえ改造を自由に行えなくするECの存在やスタックでHPを水増ししていくだけの雑魚ユニット、そして敵側が一方的に有利なレベル差補正の仕様といったゲームバランス取りに関しては多くのプレイヤーが不満を零す結果となった。<br>
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「1ステージが長い」「敵ユニットの種類が少ない」というNEOにおける問題点もほぼ据え置き状態で、これらがより作業感を強くしておりプレイモチベーションを下げる一因となっているという声も少なくない。<br>
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また近年の作品としてはローディングが全体的に長く(特に戦闘ローディングはユニットによっては10秒近いローディングが発生)、これもプレイストレスの大きな要因となっている。
    
シナリオについては「発売前アナウンスよりは充実していた」「意外なif展開やクロスオーバーがある」と「巻頭・巻末テキストでストーリーを処理し過ぎ」「総シナリオのボリュームの割に特定作品に比重が偏り過ぎ」という意見で賛否が大方二分されている。オリジナルキャラは主人公コンビが概ね好評な一方で、敵勢力のミューカスはラスボスに至るまで言葉を介さない人外勢力であり、ユニット群の厭らしさもあり評価は芳しくない。
 
シナリオについては「発売前アナウンスよりは充実していた」「意外なif展開やクロスオーバーがある」と「巻頭・巻末テキストでストーリーを処理し過ぎ」「総シナリオのボリュームの割に特定作品に比重が偏り過ぎ」という意見で賛否が大方二分されている。オリジナルキャラは主人公コンビが概ね好評な一方で、敵勢力のミューカスはラスボスに至るまで言葉を介さない人外勢力であり、ユニット群の厭らしさもあり評価は芳しくない。
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他方、戦闘アニメーションについては先述のようにカットイン演出の大幅進歩などにより『NEO』から格段の向上を見せている。
 
他方、戦闘アニメーションについては先述のようにカットイン演出の大幅進歩などにより『NEO』から格段の向上を見せている。
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バグなどの不具合についてはソフトアップデートで早期に対応する一方で、アップデートにより新たなバグを発生させてしまうなど、自転車操業的な開発状況であった事が偲ばれる。
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バグなどの不具合についてはソフトアップデートで早期に対応する一方で、アップデートにより新たなバグを発生させてしまうなど、自転車操業的な開発状況であった事が偲ばれる。<br>
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その影響か、PSP/PSVitaの他社ソフトを鑑みても異例の短期間といえる配信終了の告知から実施がなされ、第1章配信から2年半あまりで新規入手手段が失われてしまった事も、惜しまれる商品上の瑕となってしまった。
    
== 参戦作品 ==
 
== 参戦作品 ==
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