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『[[スーパーロボット大戦J]]』に登場する[[異星人]]種族。[[ズィー=ガディン]]の皇帝機という名称や、シャナ=ミアの皇女という身分、[[フューリア聖騎士団]]の存在などから、皇帝を頂点とする帝政国家であったようである。また、フューリーと地球人類の姿形は同一であり、[[紫雲統夜|統夜]]のように種族を越えた遺伝的交配で生まれた人物も存在するあたり、肉体構成などは地球人類のそれとほとんど異なることは無いものと思われる。グ=ランドンの言葉によれば、全体的に「勇猛果敢であるが、好戦的な者が多い」らしく、その姿は同族の殺し合いをする地球人に似ているとも言っている。
 
『[[スーパーロボット大戦J]]』に登場する[[異星人]]種族。[[ズィー=ガディン]]の皇帝機という名称や、シャナ=ミアの皇女という身分、[[フューリア聖騎士団]]の存在などから、皇帝を頂点とする帝政国家であったようである。また、フューリーと地球人類の姿形は同一であり、[[紫雲統夜|統夜]]のように種族を越えた遺伝的交配で生まれた人物も存在するあたり、肉体構成などは地球人類のそれとほとんど異なることは無いものと思われる。グ=ランドンの言葉によれば、全体的に「勇猛果敢であるが、好戦的な者が多い」らしく、その姿は同族の殺し合いをする地球人に似ているとも言っている。
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なお、人やものの名前が「●●=●」と=で区切られる独特の文化がある。
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なお、人や物の名前が「●●=●」と=で区切られる独特の文化がある。
    
===[[スーパーロボット大戦J]]===
 
===[[スーパーロボット大戦J]]===
 
40億年以上前の[[宇宙]]で栄えていたが、フューリー同士の内戦が勃発。その中の一派は戦いに敗れ、原始の[[地球]]へとたどり着いた。そこで地球を新たな住み処とすべく生命の種を撒き、その一方で人々と所有兵器に[[ラースエイレム]]による時間停止処置を施し、地球の環境が整うまでの長きの間にわたって眠りに着いていた。だが目覚めてみれば、地球では「'''人類'''」という、彼らにとっては想定外の種族が誕生し、繁栄していた。
 
40億年以上前の[[宇宙]]で栄えていたが、フューリー同士の内戦が勃発。その中の一派は戦いに敗れ、原始の[[地球]]へとたどり着いた。そこで地球を新たな住み処とすべく生命の種を撒き、その一方で人々と所有兵器に[[ラースエイレム]]による時間停止処置を施し、地球の環境が整うまでの長きの間にわたって眠りに着いていた。だが目覚めてみれば、地球では「'''人類'''」という、彼らにとっては想定外の種族が誕生し、繁栄していた。
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地球移住の障害となる人類を完全に排除しようと策動を開始したフューリーは、アシュアリー・クロイツェル社に兵器のデータを持ち込み、月支社で機動兵器を製造させている。[[ジュア=ム・ダルービ|ジュア=ム]]のセリフから推測するに、これは[[地球連合軍|連合軍]]に売り込むためのものと称して行わせていたらしく、アシュアリー・クロイツェル社側はフューリーの策謀を何も知らなかったと思われる。また、ジュア=ムを始めとする戦闘経験のない準騎士・従士たちはここで操縦技術を学んだ。<ref>その際に使用したテスト機は[[ラフトクランズ]]と[[ヴォルレント]]を元にしていたらしく、カルヴィナはアフリカで彼らの部隊と遭遇したとき、アル=ヴァンとジュア=ムの機体がテスト機を改修したものであることに気づいている。</ref>
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地球移住の障害となる人類を完全に排除しようと策動を開始したフューリーは、アシュアリー・クロイツェル社に兵器のデータを持ち込み、月支社で機動兵器を製造させている。[[ジュア=ム・ダルービ|ジュア=ム]]のセリフから推測するに、これは[[地球連合軍|連合軍]]に売り込むためのものと称して行わせていたらしく、アシュアリー・クロイツェル社側はフューリーの策謀を何も知らなかったと思われる。また、ジュア=ムを始めとする戦闘経験のない準騎士・従士達はここで操縦技術を学んだ。<ref>その際に使用したテスト機は[[ラフトクランズ]]と[[ヴォルレント]]を元にしていたらしく、カルヴィナはアフリカで彼らの部隊と遭遇したとき、アル=ヴァンとジュア=ムの機体がテスト機を改修したものであることに気づいている。</ref>
    
一方、地球人根絶を阻止しようとしたエ=セルダ・シューンは密かに、自身の[[ラフトクランズ]]に搭載されている[[ラースエイレム]]を核にした「ラースエイレムキャンセラー」を開発。加えてアシュアリー・クロイツェル社で友人となった開発者[[フランツ・ツェッペリン]]とともに[[ベルゼルート|主人]][[グランティード|公]][[クストウェル|機]]を開発し、対フューリーの唯一の切り札を生み出す。この主人公機は[[ナデシコ]]、そして[[特務分艦隊|第3特務分艦隊]]の手に渡り、特務分艦隊に対してラースエイレムを使用できなくなった騎士団は彼らの前に敗退を繰り返すことになる。また、前線指揮官を務めていたアル=ヴァンはこの頃に計画の再考をグ=ランドンに上申したために、騎士団を放逐されている。
 
一方、地球人根絶を阻止しようとしたエ=セルダ・シューンは密かに、自身の[[ラフトクランズ]]に搭載されている[[ラースエイレム]]を核にした「ラースエイレムキャンセラー」を開発。加えてアシュアリー・クロイツェル社で友人となった開発者[[フランツ・ツェッペリン]]とともに[[ベルゼルート|主人]][[グランティード|公]][[クストウェル|機]]を開発し、対フューリーの唯一の切り札を生み出す。この主人公機は[[ナデシコ]]、そして[[特務分艦隊|第3特務分艦隊]]の手に渡り、特務分艦隊に対してラースエイレムを使用できなくなった騎士団は彼らの前に敗退を繰り返すことになる。また、前線指揮官を務めていたアル=ヴァンはこの頃に計画の再考をグ=ランドンに上申したために、騎士団を放逐されている。
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=== [[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]] ===
 
=== [[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]] ===
数千年前まで繁栄していた異星の帝国であったが、ある時、フューリーの母星に存在した[[クロスゲート]]から突如破滅の軍勢「[[ルイーナ|ヴァウーラ]]」が現れ、騎士団の奮闘の甲斐なく母星は破滅の危機に瀕したため、生き残った者たちはやむなく[[ガウ=ラ・フューリア]]で転移し逃れた。しかし、母星を探して宇宙を放浪する中でたどり着いた地球で再度クロスゲートを発見してしまい、ヴァウーラとの二度目の大戦に突入する。この戦いでも騎士団は多くの犠牲を出すが、時の皇帝とエ=セルダ・シューンが搭乗した[[グランティード・ドラコデウス]]が超常的な力を発現させ、クロスゲートの封印に成功する。
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数千年前まで繁栄していた異星の帝国であったが、ある時、フューリーの母星に存在した[[クロスゲート]]から突如破滅の軍勢「[[ルイーナ|ヴァウーラ]]」が現れ、騎士団の奮闘の甲斐なく母星は破滅の危機に瀕したため、生き残った者たちはやむなく[[ガウ=ラ・フューリア]]で転移し逃れた。しかし、母星を探して宇宙を放浪する中で辿り着いた地球で再度クロスゲートを発見してしまい、ヴァウーラとの二度目の大戦に突入する。この戦いでも騎士団は多くの犠牲を出すが、時の皇帝とエ=セルダ・シューンが搭乗した[[グランティード・ドラコデウス]]が超常的な力を発現させ、クロスゲートの封印に成功する。
    
その後母星への帰還を諦めたフューリーは地球を新たな住処に定め、三度目のヴァウーラとの戦いに備えて封印殿([[ファブラ・フォレース]])を建造し、人口冬眠により長い時を重ねてきた。また、先住民の尊重とフューリーの純血の維持という皇帝の意向により地球人類には干渉しないという方針をとり、これは皇帝が崩御し皇女シャナ=ミアが君主となった後も維持された。
 
その後母星への帰還を諦めたフューリーは地球を新たな住処に定め、三度目のヴァウーラとの戦いに備えて封印殿([[ファブラ・フォレース]])を建造し、人口冬眠により長い時を重ねてきた。また、先住民の尊重とフューリーの純血の維持という皇帝の意向により地球人類には干渉しないという方針をとり、これは皇帝が崩御し皇女シャナ=ミアが君主となった後も維持された。
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しかし時を経て地球人の文明が進歩し宇宙に進出したことで、彼らがフューリーの存在に気づきかねない現実に直面する。そこでエ=セルダは先帝の意向に反することを承知で、同化計画を発案した。その内容は、フューリー人と地球人の間に子を作り、その能力を調べるというものだった。現在のフューリーは人口が激減し数万人規模の集団になったことで種としての閉塞に陥っていたため、地球人との共存を本格的に模索しようとしたのである。この計画は純血を尊び地球人を蔑む重臣から反対されるもシャナ=ミアが押し切り、エ=セルダら4名がアシュアリー・クロイツェル社に接触、そこで地球人としての姿を手に入れた彼らはそれぞれが一人ずつ子どもを作った。その子どもたちがトーヤ、カティア、テニア、メルアである。
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しかし時を経て地球人の文明が進歩し宇宙に進出したことで、彼らがフューリーの存在に気づきかねない現実に直面する。そこでエ=セルダは先帝の意向に反することを承知で、同化計画を発案した。その内容は、フューリー人と地球人の間に子を作り、その能力を調べるというものだった。現在のフューリーは人口が激減し数万人規模の集団になったことで種としての閉塞に陥っていたため、地球人との共存を本格的に模索しようとしたのである。この計画は純血を尊び地球人を蔑む重臣から反対されるもシャナ=ミアが押し切り、エ=セルダら4名がアシュアリー・クロイツェル社に接触、そこで地球人としての姿を手に入れた彼らはそれぞれが一人ずつ子供を作った。その子供達こそがトーヤ、カティア、テニア、メルアである。
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その後エ=セルダはアシュアリー・クロイツェル社にフューリーの技術を(出所を隠して)提供し、来たるべきヴァウーラとの決戦に備えて新たな兵器を生み出すため、フューリーと地球の技術を融合させる試金石として[[ベルゼルート]]を開発させた。ベルゼルートはハーフたちの能力を調べるという、同化計画にとっても重要な役割を持った機体であり、計画に反対する者たちからは「紛い物」と侮蔑的に呼ばれた。
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その後エ=セルダはアシュアリー・クロイツェル社にフューリーの技術を(出所を隠して)提供し、来たるべきヴァウーラとの決戦に備えて新たな兵器を生み出すため、フューリーと地球の技術を融合させる試金石として[[ベルゼルート]]を開発させた。ベルゼルートはハーフ達の能力を調べるという、同化計画にとっても重要な役割を持った機体であり、計画に反対する者たちからは「紛い物」と侮蔑的に呼ばれた。
    
そしてムーン・デュエラーズのオープニングの直前に、カティア、テニア、メルアの三人がハーフとしての能力を調べるために月支社に呼び出され、そのことを嗅ぎつけたグ=ランドンら反同化計画派はついに計画を葬るために武力を使うことを決断する。かくしてオープニングでエ=セルダがシャナ=ミアに託された王座機[[グランティード]]とともに出奔するにいたり、物語がスタートする。
 
そしてムーン・デュエラーズのオープニングの直前に、カティア、テニア、メルアの三人がハーフとしての能力を調べるために月支社に呼び出され、そのことを嗅ぎつけたグ=ランドンら反同化計画派はついに計画を葬るために武力を使うことを決断する。かくしてオープニングでエ=セルダがシャナ=ミアに託された王座機[[グランティード]]とともに出奔するにいたり、物語がスタートする。
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尚エ=セルダの遺体を検死した所、脳の一部構造が違う事を確認されている。これについて[[ケンゾウ・コバヤシ|コバヤシ]]博士は、サイトロンを扱う為に適応した結果と推測している。一方でそれ以外の身体的要素は地球人となんら変わりない事も判明している。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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== 人物 ==
 
== 人物 ==
 
;[[シャナ=ミア・エテルナ・フューラ]]
 
;[[シャナ=ミア・エテルナ・フューラ]]
:皇女。名目上の地位では最高位にあると思われる人物。地球人排除には否定的でエ=セルダに協力していたが、Jではフューリーの未来を案じて迷ったのか、思い切った行動をとることができなかった。OGではより明確な方針を持ち、意に沿わぬ重臣たちと牽制しあう君主らしい姿を見せているが、独力でグ=ランドンらの陰謀を阻止することはかなわなかった。
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:皇女。名目上の地位では最高位にあると思われる人物。地球人排除には否定的でエ=セルダに協力していたが、『J』ではフューリーの未来を案じて迷ったのか、思い切った行動をとることができなかった。『OG』ではより明確な方針を持ち、意に沿わぬ重臣達と牽制しあう君主らしい姿を見せているが、独力でグ=ランドンらの陰謀を阻止することは叶わなかった。
 
;[[グ=ランドン・ゴーツ]]
 
;[[グ=ランドン・ゴーツ]]
:[[フューリア聖騎士団]]のトップに立つ総代騎士で、フューリーの実質的な指導者。威厳と傲慢を等しく兼ね備えたような人物で、そのためか最後まで地球人類を対等な存在として認めなかった。OGでも地球をフューリーのものにしようと画策し、シャナ=ミアに内密でルイーナを地球人類の根絶に利用しようとしていた。
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:[[フューリア聖騎士団]]のトップに立つ総代騎士で、フューリーの実質的な指導者。威厳と傲慢を等しく兼ね備えたような人物で、そのためか最後まで地球人類を対等な存在として認めなかった。『OG』でも地球をフューリーの物にする為、シャナ=ミアに内密でルイーナを地球人類の根絶に利用する事を目論むだけでなく、自らがフューリーの皇帝たらんと画策する。
 
;[[エ=セルダ・シューン]]
 
;[[エ=セルダ・シューン]]
:フューリーにおいて英雄視されていた人物。Jでは騎士で、グ=ランドンに次ぐ立場。ラースエイレムキャンセラーの開発はフューリーの存亡を危機に陥れる可能性を秘めていたわけだが、Jでは直接登場することはなく、彼をそこまで踏み切らせた内心の想いは結局明かされないままであった。OGでは皇族の近衛兵の長たる聖禁士長で、同化計画の中心人物としてオープニングから登場する。
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:フューリーにおいて英雄視されていた人物。『J』では騎士で、グ=ランドンに次ぐ立場。ラースエイレムキャンセラーの開発はフューリーの存亡を危機に陥れる可能性を秘めていたわけだが、『J』では直接登場することはなく、彼をそこまで踏み切らせた内心の想いは結局明かされないままであった。『OG』では皇族の近衛兵の長たる聖禁士長で、同化計画の中心人物としてオープニングから登場する。
 
;[[アル=ヴァン・ランクス]]
 
;[[アル=ヴァン・ランクス]]
:騎士。エ=セルダの弟子であったが、Jでは同胞のために計画を遂行することこそ自らの使命と思い定め、裏切った師を追撃し手にかける。しかし、以前からあったと思われる使命への迷いを抑えられなくなったのか、グ=ランドンに異議を唱えるようになり、騎士団を放逐される。OGでも師エ=セルダの協力者としての立場と騎士としての立場に板挟みとなる役回りを演じる。
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:騎士。エ=セルダの弟子であったが、『J』では同胞の為に計画を遂行することこそ自らの使命と思い定め、裏切った師を追撃し手にかける。しかし、以前からあったと思われる使命への迷いを抑えられなくなったのか、グ=ランドンに異議を唱えるようになり、騎士団を放逐される。『OG』でも師エ=セルダの協力者としての立場と騎士としての立場に板挟みとなる役回りを演じる。
 
;[[フー=ルー・ムールー]]
 
;[[フー=ルー・ムールー]]
:騎士。アル=ヴァン更迭後は前線指揮官となる。Jでは戦を至上とする女傑であるためか、ラースエイレムの使用を嫌がっていた。OGでは、グ=ランドンに個人的な愛情の念を抱く人物になっている。
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:騎士。アル=ヴァン更迭後は前線指揮官となる。『J』では戦を至上とする女傑であるためか、ラースエイレムの使用を嫌がっていた。『OG』では、グ=ランドンに個人的な愛情の念を抱く一方で、その様な自分の「騎士」としての在り方に悩む人物になっている。
 
;[[ジュア=ム・ダルービ]]
 
;[[ジュア=ム・ダルービ]]
:準騎士。軽薄かつ冷酷な性格で、地球人を含めた他の異星種族を徹底的に見下している。後にアル=ヴァンの更迭に伴い騎士に昇格するが、この時点で精神に異常をきたしており、欠点が更に顕著になる。
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:準騎士。軽薄かつ冷酷な性格で、地球人を含めた他の異星種族を徹底的に見下している。後にアル=ヴァンの更迭に伴い騎士に昇格するが、この時点で精神に異常をきたしており、欠点が更に顕著になる。『OGMD』では家族想いな一面が描写されるも、「禁忌」を犯した事が切欠となり転落してしまう。
 
;[[ソ=デス・ズォー]]
 
;[[ソ=デス・ズォー]]
:OGMDにて追加された人物。諜士。サディスティックな性格。Jではアル=ヴァンの役目だった、アシュアリー・クロイツェル月支社の襲撃を行う。
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:『OGMD』にて追加された人物。諜士。サディスティックな性格。『J』ではアル=ヴァンの役目だった、アシュアリー・クロイツェル月支社の襲撃を行い同僚達を、家族を殺されたカルヴィナや3人娘の仇となる。
 
;[[カロ=ラン・ヴイ]]
 
;[[カロ=ラン・ヴイ]]
:OGMDにて追加された人物。諜士長。野心に溢れた禿頭の容姿が特徴。Jではアル=ヴァンの役目だった、出奔したエ=セルダの殺害を行う。
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:『OGMD』にて追加された人物。諜士長。野心に溢れた禿頭の容姿が特徴。『J』ではアル=ヴァンの役目だった、出奔したエ=セルダの殺害を行い(その場で殺害するには至らなかったが、これが致命傷となりエ=セルダの死因となった)、トーヤの仇となる。
 
;[[ダ=ニーア・ゲルト]]
 
;[[ダ=ニーア・ゲルト]]
:OGMDにて追加された人物。宰士長。髭の長い老人。
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:『OGMD』にて追加された人物。宰士長。髭の長い老人。グ=ランドンやカロ=ランと同じくフューリーこそ至高の種族と考えている為、シャナ=ミアの方針には否定的。
    
== 関連人物 ==
 
== 関連人物 ==
;[[紫雲統夜]]
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;[[紫雲統夜]]/[[トーヤ・シウン]]
:父エ=セルダがフューリー人。フューリー人としての本名はJだと「トーヤ=セルダ・シューン」、OGMDだと「トウ=ヤ・シューン」。
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:父エ=セルダがフューリー人。フューリー人としての本名は『J』だと「トーヤ=セルダ・シューン」、『OGMD』だと「トウ=ヤ・シューン」。
 
;[[カルヴィナ・クーランジュ]]
 
;[[カルヴィナ・クーランジュ]]
:元軍人で[[アシュアリー・クロイツェル]]社に所属。Jでは教官として地球人に扮したフューリー人たちに機体の操縦を教えていたが、アル=ヴァンらの襲撃に巻き込まれ重傷を負う。OGではベルゼルートのテストパイロットという立場。
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:元軍人で[[アシュアリー・クロイツェル]]社に所属。『J』では教官として地球人に扮したフューリー人達に機体の操縦を教えていたが、アル=ヴァンらの襲撃に巻き込まれ重傷を負う。『OG』ではベルゼルートのテストパイロットという立場。
 
;[[カティア・グリニャール]]、[[フェステニア・ミューズ]]、[[メルア・メルナ・メイア]]
 
;[[カティア・グリニャール]]、[[フェステニア・ミューズ]]、[[メルア・メルナ・メイア]]
 
:フューリーに拉致され、サイトロン感覚器の適応手術を受ける。そもそもいかなる目的があって拉致し、手術を施したのかは不明。
 
:フューリーに拉致され、サイトロン感覚器の適応手術を受ける。そもそもいかなる目的があって拉致し、手術を施したのかは不明。
:OGMDでは三人とも地球人とフューリー人のハーフとなっており、適応手術の設定は削除されている。フューリー人と夫婦になった地球人は異星人フューリーの存在について知っていたと思われる。三人の両親はみなソ=デスによる襲撃で死亡した。
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:『OGMD』では三人とも地球人とフューリー人のハーフとなっており、適応手術の設定は削除されている。フューリー人と夫婦になった地球人は異星人フューリーの存在について知っていたと思われる。三人の両親は皆ソ=デスによる襲撃で死亡した。
 
;[[フランツ・ツェッペリン]]
 
;[[フランツ・ツェッペリン]]
:アシュアリー・クロイツェル社の開発者。Jでは木原マサキとともにフューリーについて知悉していた数少ない地球人で、証拠隠滅のためにアル=ヴァンらに殺害された。OGではドイツ支社で存命。フューリーについては何も知らず、エ=セルダとアル=ヴァンが極秘を条件に持ち込んだ「出所不明」の技術を不審に思いながらも、先行他社に追いつくために受け入れ、[[ベルゼルート・ブリガンディ]]を開発する。
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:アシュアリー・クロイツェル社の開発者。『J』では木原マサキとともにフューリーについて知悉していた数少ない地球人で、証拠隠滅のためにアル=ヴァンらに殺害された。『OGMD』ではドイツ支社で存命。フューリーについては何も知らず、エ=セルダとアル=ヴァンが極秘を条件に持ち込んだ「出所不明」の技術を不審に思いながらも、先行他社に追いつくために受け入れ、[[ベルゼルート・ブリガンディ]]を開発する。
    
== 他作品の関連人物 ==
 
== 他作品の関連人物 ==
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:フューリーを守護する騎士団。
 
:フューリーを守護する騎士団。
 
;[[ラースエイレム]]
 
;[[ラースエイレム]]
:フューリーが用いる、「局地的に時間を停止させる」というとてつもない兵器。フューリー以外の勢力は防御策を持ち合わせておらず、その一方的な有様はもはや虐殺で、相手は何が起こったのかわからないまま死んでいくことになる。OGMDでは多くの制限や制約、効力の低下や使用者のリスクが追加されたものの依然として脅威の兵器。
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:フューリーが用いる、「局地的に時間を停止させる」というとてつもない兵器。フューリー以外の勢力は防御策を持ち合わせておらず、その一方的な有様はもはや虐殺で、相手は何が起こったのかわからないまま死んでいくことになる。『OGMD』では多くの制限や制約、効力の低下や使用者のリスクが追加されたものの依然として脅威の兵器。
 
:;エイテルム
 
:;エイテルム
::「天上物質」とも呼ばれるレアメタル。OGMDにおけるラースエイレムシステムのコア。耐久限界があり、これを迎えるとシステムがいきなり使用不能になる上、'''あと何回使えるかは使って見ないとわからない'''という欠点がある。フューリーの本星でしか産出されないため、帰還できない現状では補填が効かない。
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::「天上物質」とも呼ばれるレアメタル。『OGMD』におけるラースエイレムシステムのコア。耐久限界があり、これを迎えるとシステムがいきなり使用不能になる上、'''あと何回使えるかは使って見ないとわからない'''という欠点がある。フューリーの本星でしか産出されないため、帰還できない現状では補填が効かない。
 
:;ラースエイレムキャンセラー
 
:;ラースエイレムキャンセラー
::エ=セルダのラフトクランズに搭載されていたラースエイレムを使って開発された。時間停止の効果を無効化するため、ラースエイレム搭載機と渡り合うためには必須の装置。OGMDでは存在しないが、カウンターという役割は[[時流エンジン|別の技術]]が代行した。
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::エ=セルダのラフトクランズに搭載されていたラースエイレムを使って開発された。時間停止の効果を無効化するため、ラースエイレム搭載機と渡り合うためには必須の装置。『OGMD』では存在しないが、カウンターという役割は[[時流エンジン|別の技術]]が代行した。
 
;[[オルゴンエクストラクター]]
 
;[[オルゴンエクストラクター]]
 
:動力源とみられる装置。外界に存在するオルゴン・エナジーを抽出して動力に変える。
 
:動力源とみられる装置。外界に存在するオルゴン・エナジーを抽出して動力に変える。
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:なんらかの性質を持つ粒子。フューリーのメカはサイトロン・コントロールによって動くようだが、そのフューリーも未だに人体実験を続けていることから、彼らにとっても未解明の部分が残っているものと思われる。また、サイトロン適応者同士の意志を交信させることができるほか、完璧ではないが適応者に未来の情景を垣間見せることも。
 
:なんらかの性質を持つ粒子。フューリーのメカはサイトロン・コントロールによって動くようだが、そのフューリーも未だに人体実験を続けていることから、彼らにとっても未解明の部分が残っているものと思われる。また、サイトロン適応者同士の意志を交信させることができるほか、完璧ではないが適応者に未来の情景を垣間見せることも。
 
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
 
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
:[[J]]ではフューリー由来の技術のようである。
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:『J』ではフューリー由来の技術のようである。
 
;真の死
 
;真の死
 
:ステイシス・ベッドの冷凍睡眠による仮初の死ではない、本物の死のこと。
 
:ステイシス・ベッドの冷凍睡眠による仮初の死ではない、本物の死のこと。
 
;ヴォーダの闇
 
;ヴォーダの闇
 
:フューリーの思想でいう「あの世」のようなものらしい。劇中での使われ方からすると、どちらかというと仏教でいう無間地獄に近いようである。
 
:フューリーの思想でいう「あの世」のようなものらしい。劇中での使われ方からすると、どちらかというと仏教でいう無間地獄に近いようである。
:OGMDの設定によれば、「ヴォーダ」とはフューリー語で「地獄」を意味する言葉であり、「ヴォーダの闇へ還る」とは完全な存在の消滅を意味する。
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:『OGMD』の設定によれば、「ヴォーダ」とはフューリー語で「地獄」を意味する言葉であり、「ヴォーダの闇へ還る」とは完全な存在の消滅を意味する。
 
;ル=クク・ヴォーデュ
 
;ル=クク・ヴォーデュ
 
:[[クロスゲート]]をフューリーの言葉で表したもの。「ヴォーダの門」とも呼ばれている。
 
:[[クロスゲート]]をフューリーの言葉で表したもの。「ヴォーダの門」とも呼ばれている。
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:地球の南極に存在したル=クク・ヴォーデュを封印するべく建造された巨大施設。即ち南極遺跡([[ファブラ・フォレース]])である。
 
:地球の南極に存在したル=クク・ヴォーデュを封印するべく建造された巨大施設。即ち南極遺跡([[ファブラ・フォレース]])である。
 
;[[ガウ=ラ・フューリア]]
 
;[[ガウ=ラ・フューリア]]
:フューリーの本拠地である巨大宇宙船。外観はOGMDで判明。主砲として小さな惑星なら一撃で粉砕する「オルゴ=ラ・テドラブル砲」を有する。
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:フューリーの本拠地である巨大宇宙船。外観は『OGMD』で判明。主砲として小さな惑星なら一撃で粉砕する「オルゴ=ラ・テドラブル砲」を有する。
 
;ジェヴィルン
 
;ジェヴィルン
 
:フューリーの[[負念|ラマリス]]の呼称。
 
:フューリーの[[負念|ラマリス]]の呼称。
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