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1,675 バイト追加 、 2016年7月17日 (日) 00:43
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[[ガンダムシリーズ]]の一作であり、[[宇宙世紀]]シリーズ以外では初めて『機動戦士』のタイトルが冠せられた作品。
 
[[ガンダムシリーズ]]の一作であり、[[宇宙世紀]]シリーズ以外では初めて『機動戦士』のタイトルが冠せられた作品。
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21世紀の新しいガンダムシリーズを標榜し、「21世紀の1stガンダム」の謳い文句は有名。以前の平成ガンダム作品にも多くのパロディ・オマージュが散見されたものの、それらよりも1stガンダムを彷彿とさせるシーンが多く、かつ同様のコンセプトの作品であり監督が当時スタッフとして参加していた『[[機甲戦記ドラグナー]]』を思わせる点も見受けられる。後半からは独自の展開に進んでゆく。
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21世紀の新しいガンダムシリーズを標榜した結果誕生した、いまだに賛否が分かれる迷作。 「21世紀の1stガンダム」の謳い文句は有名で、実際無節操にファーストネタが盛り込まれている。 以前の平成ガンダム作品にも多くのパロディ・オマージュが散見されたものの、それらよりも露骨に1stガンダムを意識とさせるシーンが多いのが特徴。 
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後半からは独自の展開に進んでゆくが、無駄に過剰な演出・設定の矛盾・理不尽すぎる展開・作品品質の不安定さなど、シリーズ作品どころか単独作品としても些か微妙な出来で、特に出演声優勢からは軒並み低評価。 本作はバンダイの社運を賭けた一大プロジェクトであったため、急遽その穴埋めを外伝作品『ガンダムSEED ASTRAY』が担当せざるを得ない珍現象にまで至った。 さらに、逆効果にしかならなかった「大言壮語な前宣伝」や「総監督による他のアナザーガンダム作品へのディスリスペクトっぷり」もあって、旧来からのガンダムファンの多数がアンチ化。 彼らと、本作の支持層である腐女子との論争はネット上で長く続いた(感情的で一切の反論を認めず喚いていた後者が、次第に別の作品へと興味・活動の場を移したことで沈静化した形)。 余談だが、本作が放送終了した後、総監督の福田氏&脚本の両澤氏(両者は夫婦関係)はガンダムシリーズの大御所である富野氏から長々と説教されたそうな……
    
なお続編の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではなく、本タイトルでの劇場版制作がアナウンスされているが、2015年現在、「キラがザフトの白服を着ている」以外の情報は全く流れていない。2011年には放送局であるMBSとの契約が切れ、劇場版の企画継続が難しくなったため実質的に白紙化したものと考えられている。
 
なお続編の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではなく、本タイトルでの劇場版制作がアナウンスされているが、2015年現在、「キラがザフトの白服を着ている」以外の情報は全く流れていない。2011年には放送局であるMBSとの契約が切れ、劇場版の企画継続が難しくなったため実質的に白紙化したものと考えられている。
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結果的に(旧来からのファンを切り捨てた以上に)新たな支持層を得たため、興行的には成功。 また、凝ったギミックを盛り込んだ各種プラモデルは好評で、作品自体には否定的でもメカデザイン・造形面に関しては評価するといった層も散見された。 このためか、模型誌を中心に活動していたアストレイシリーズは今でも続く息の長い作品となっている。
    
2012年1月より、新規カットの追加・一部BGMがリミックスされたHDリマスター版がTOKYO MXとBS11にて放送開始(前年12月よりバンダイチャンネルで先行配信)。
 
2012年1月より、新規カットの追加・一部BGMがリミックスされたHDリマスター版がTOKYO MXとBS11にて放送開始(前年12月よりバンダイチャンネルで先行配信)。
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初参戦以降、続編の『DESTINY』を始めいくつかの関連作品も参戦し、近年のスパロボシリーズの顔となっている。特に『J』や『W』では[[宇宙世紀]]シリーズに代わる世界観の根幹を成している。
 
初参戦以降、続編の『DESTINY』を始めいくつかの関連作品も参戦し、近年のスパロボシリーズの顔となっている。特に『J』や『W』では[[宇宙世紀]]シリーズに代わる世界観の根幹を成している。
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『W』以降は『DESTINY』の参戦によって『DESTINY』時代ベースとなる為『SEED』は原作再現はされず、よくて機体だけ参戦となっている。
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『K』以降は『DESTINY』の参戦によって『DESTINY』時代ベースとなる為『SEED』は原作再現はされず、よくて機体だけ参戦となっている。
    
ファンの量と比例するようにアンチも多い為に色々な意味で存在感が絶大。これも手伝って、スパロボ作中における主人公のキラを始めとした主要キャラクターの描写、とりわけ曖昧な考え・台詞の補完や共感しやすい性格への改変([[スパロボ補正]])も話題になりやすい。
 
ファンの量と比例するようにアンチも多い為に色々な意味で存在感が絶大。これも手伝って、スパロボ作中における主人公のキラを始めとした主要キャラクターの描写、とりわけ曖昧な考え・台詞の補完や共感しやすい性格への改変([[スパロボ補正]])も話題になりやすい。
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