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TV版・第弐拾四話「最後のシ者」で登場した、[[ゼーレ]]から送り込まれてきた5人目の[[EVA]]パイロット「フィフスチルドレン」。
 
TV版・第弐拾四話「最後のシ者」で登場した、[[ゼーレ]]から送り込まれてきた5人目の[[EVA]]パイロット「フィフスチルドレン」。
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[[綾波レイ|レイ]]と同じく、誕生日([[セカンドインパクト]]の日)を除いた一切の経歴は抹消されている。チルドレンの中では唯一の年長者である(学年でいえば中学三年生になる)。
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[[綾波レイ]]と同じく、誕生日([[セカンドインパクト]]の日)を除いた一切の経歴は抹消されている。チルドレンの中では唯一の年長者である(学年でいえば中学三年生になる)。
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[[碇シンジ|シンジ]]に興味を抱いており、彼に対してはっきり「好きってことさ」と意思表示を見せる。最初は戸惑っていたシンジも、次第に心を開きかけていた。
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[[碇シンジ]]に興味を抱いており、彼に対してはっきり「好きってことさ」と意思表示を見せる。最初は戸惑っていたシンジも、次第に心を開きかけていた。
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[[エヴァンゲリオン|エヴァ]]との[[シンクロ率]]を自由に調整できる不思議な少年だったが、その正体は最後の[[使徒]]である'''第17使徒タブリス'''。人間の肉体に[[第1使徒アダム]]の[[魂]]を宿らせたのがカヲルである。故にアダムの[[クローン]]である[[EVA弐号機|弐号機]]や、[[EVA量産機]]([[ダミープラグ]])を意のままに操る事が出来る。また、カヲルは「生と死は等価値なんだよ、僕にとってはね」と発言しているが、それはアダムの魂が不滅で死後転生する事を仄めかしているもの。つまり、文字通りカヲルにとって生と死は等価だと言える。この設定を生かしたのが『[[第3次α]]』であり、同作でのカヲルには『[[MX]]』世界の記憶を持っているともとれる描写がある。また、新劇場版のカヲルも旧世紀版の記憶を維持しているという見方がある。
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[[エヴァンゲリオン|エヴァ]]との[[シンクロ率]]を自由に調整できる不思議な少年だったが、その正体は最後の[[使徒]]である'''第17使徒タブリス'''。人間の肉体に[[第1使徒アダム]]の[[魂]]を宿らせたのがカヲルである。故にアダムの[[クローン]]である[[EVA弐号機]]や、[[EVA量産機]]([[ダミープラグ]])を意のままに操る事が出来る。また、カヲルは「生と死は等価値なんだよ、僕にとってはね」と発言しているが、それはアダムの魂が不滅で死後転生する事を仄めかしているもの。つまり、文字通りカヲルにとって生と死は等価だと言える。この設定を生かしたのが『[[第3次α]]』であり、同作でのカヲルには『[[MX]]』世界の記憶を持っているともとれる描写がある。また、新劇場版のカヲルも旧世紀版の記憶を維持しているという見方がある。
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肉体そのものは人間のものである事以外は経歴同様謎が多く、[[綾波レイ|レイ]]と同じく[[クローン|元となった人物からの複製]]なのか、[[人造人間|一から造られた人造の身体]]なのかすら明らかになっていない。新劇場版では月に複数の個体が一つ一つ棺に納めてあるかのようにも見える。
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肉体そのものは人間のものである事以外は経歴同様謎が多く、レイと同じく[[クローン|元となった人物からの複製]]なのか、[[人造人間|一から造られた人造の身体]]なのかすら明らかになっていない。新劇場版では月に複数の個体が一つ一つ棺に納めてあるかのようにも見える。
    
原作での登場は実質第弐拾四話、ただ1話のみでありながら(最終話、旧劇場版にも僅かに登場している)そのキャラクター性の強さから、視聴者には強い印象を植え付けた特異なキャラクターでもあった。<ref>ただし、流石に1話のみの出演であったためキャラクターとしての掘り下げは不十分であり、[[声優]]の石田彰氏はTV版の時点では「キャラクターを掴み損ねていた」と発言している(これは制作スタッフも同様であったという)。</ref>一方、出番が充分に与えられた貞本義行氏の[[漫画|漫画版]]においては、初登場時に子猫を「どうせすぐ死ぬから」として無造作に扼殺したり、レイの最期を見て「ヒトがヒトを好きになる」感情に興味を抱いてシンジに迫るなど、ヒトならざる者としてのキャラクター描写がかなり丁寧になされている。
 
原作での登場は実質第弐拾四話、ただ1話のみでありながら(最終話、旧劇場版にも僅かに登場している)そのキャラクター性の強さから、視聴者には強い印象を植え付けた特異なキャラクターでもあった。<ref>ただし、流石に1話のみの出演であったためキャラクターとしての掘り下げは不十分であり、[[声優]]の石田彰氏はTV版の時点では「キャラクターを掴み損ねていた」と発言している(これは制作スタッフも同様であったという)。</ref>一方、出番が充分に与えられた貞本義行氏の[[漫画|漫画版]]においては、初登場時に子猫を「どうせすぐ死ぬから」として無造作に扼殺したり、レイの最期を見て「ヒトがヒトを好きになる」感情に興味を抱いてシンジに迫るなど、ヒトならざる者としてのキャラクター描写がかなり丁寧になされている。
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=== 新劇場版 ===
 
=== 新劇場版 ===
[[月|月面]]に置いてある複数の棺から目覚める。この時点で既に碇シンジの事を知る様子を見せた。
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[[月|月面]]に置いてある複数の棺から目覚める。この時点で既に[[碇シンジ]]の事を知る様子を見せた。
    
月面にて宇宙服の着用せずとも活動が可能。『破』のラストシーンにおいて「Mark.06」(EVA6号機)のパイロットとして登場し、[[サードインパクト]]を引き起こしかけた[[EVA初号機]]に槍を突き立て、サードインパクトを未然に防いだが……。
 
月面にて宇宙服の着用せずとも活動が可能。『破』のラストシーンにおいて「Mark.06」(EVA6号機)のパイロットとして登場し、[[サードインパクト]]を引き起こしかけた[[EVA初号機]]に槍を突き立て、サードインパクトを未然に防いだが……。