6行目: |
6行目: |
| 1974年に放送され、アニメブームを起こしたSF作品『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品。旧作とストーリー自体は同じだが、違和感のある描写が修正され、新たな設定も加えられている。また、女性キャラクターが多く追加されている。 | | 1974年に放送され、アニメブームを起こしたSF作品『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品。旧作とストーリー自体は同じだが、違和感のある描写が修正され、新たな設定も加えられている。また、女性キャラクターが多く追加されている。 |
| | | |
− | タイトルの「2199」は「にいいちきゅうきゅう」と読む。
| + | タイトルの「2199」は、「'''にいいちきゅうきゅう'''」と読む。 |
| | | |
− | === スーパーロボット大戦への参戦 === | + | === スーパーロボット大戦への参戦の経緯 === |
− | ロボットの登場しない本作品<ref>巨大ロボットが登場しないだけで、人間大のロボットキャラ自体は存在する。</ref>だが、参戦発表時のプロデューサー・寺田貴信氏の発言によれば参戦させることは以前から考えていたという。ロボットが登場しないため参戦を悩んでいたともいうが、本作品に島大介役で出演している鈴村健一氏にヤマトはまだ参戦しないのかと問われたことや、バンダイナムコエンターテインメントから新たなクロスオーバーを求められたことから参戦が決定したという。 | + | ロボットの登場しない本作品<ref>もっとも、『宇宙戦艦ヤマト2199』には巨大ロボットが登場しないだけで、人間大のロボットキャラ自体は存在する。</ref>だが、参戦発表時のプロデューサー・寺田貴信氏の発言によれば「『ヤマト』を参戦させることは以前から考えていた」という。 |
| + | |
| + | また、「ロボットが登場しないため参戦を悩んでいた」ともいうが、本作品に島大介役で出演している[[声優]]の鈴村健一氏から「『ヤマト』はまだ参戦しないのか?」と問われたことや、「バンダイナムコエンターテインメントから(スパロボに対して)新たなクロスオーバーを求められた」ことから参戦が決定したという。 |
| | | |
| == ストーリー == | | == ストーリー == |
− | 地球外知的生命体・ガミラス人によって地球は汚染され、人々は地下での生活を余儀なくされていた。だが人類絶滅まで残り1年となった2199年、異星人・イスカンダル人から齎された技術によって、恒星間航行が可能な宇宙戦艦「ヤマト」が完成し、これによってイスカンダルまで汚染浄化システムを取りに行く「ヤマト計画」の存在が明かされる。選抜メンバーは、16万8千光年彼方にあるイスカンダルに向けて旅立つ。
| + | [[地球外生命体|地球外知的生命体]]・ガミラス人によって地球は汚染され、人々は地下での生活を余儀無くされていた。だが、人類絶滅まで残り1年となった[[西暦]]2199年、[[異星人]]・イスカンダル人から齎された技術によって、恒星間航行が可能な宇宙戦艦「ヤマト」が完成し、これによってイスカンダルまで汚染浄化システムを取りに行く「ヤマト計画」の存在が明かされる。選抜メンバーは、16万8千光年彼方にあるイスカンダルに向けて旅立つ。 |
| | | |
| == 登場人物 == | | == 登場人物 == |
21行目: |
23行目: |
| :宇宙戦艦[[ヤマト]]の艦長。 | | :宇宙戦艦[[ヤマト]]の艦長。 |
| ;[[古代進]] | | ;[[古代進]] |
− | :ヤマトの戦術長。 | + | :宇宙戦艦ヤマトの戦術長。 |
| ;[[南部康雄]] | | ;[[南部康雄]] |
− | :ヤマトの砲雷長。 | + | :宇宙戦艦ヤマトの砲雷長。 |
| ;[[島大介]] | | ;[[島大介]] |
− | :ヤマトの航海長。 | + | :宇宙戦艦ヤマトの航海長。 |
| | | |
| == 登場メカ == | | == 登場メカ == |
47行目: |
49行目: |
| == 用語 == | | == 用語 == |
| ;大ガミラス帝星 | | ;大ガミラス帝星 |
− | :地球から16万8千光年離れたサレザー恒星系に位置する第4惑星イスカンダル及びガミラス本星を拠点とした星間国家。通称「ガミラス帝国」。武力により多くの星々を植民星としている。 | + | :地球から16万8千光年離れたサレザー恒星系に位置する第4惑星イスカンダルおよびガミラス本星を拠点とした星間国家。通称「'''ガミラス帝国'''」。武力によって多くの星々を植民星としている。 |
− | :本星出身者は青い肌が特徴だが、身体面やメンタルは地球人と何ら変わりがない。 | + | :なお、ガミラス本星出身者は青い肌が特徴だが、身体面やメンタルは地球人と何ら変わりがない。 |
| <!-- ;名称 --> | | <!-- ;名称 --> |
| <!-- :解説 --> | | <!-- :解説 --> |
54行目: |
56行目: |
| ;オープニングテーマ | | ;オープニングテーマ |
| : | | : |
− | :;「宇宙戦艦ヤマト」(第3話~14話) | + | :;「宇宙戦艦ヤマト」(第3話~第14話) |
| ::作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 宮川泰 / 編曲 - 宮川彬良 / 歌・先行上映版 - ささきいさお / バックコーラス - 東京混声合唱団、Yucca / 歌・TV放送版 - 歌 - Project Yamato 2199 | | ::作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 宮川泰 / 編曲 - 宮川彬良 / 歌・先行上映版 - ささきいさお / バックコーラス - 東京混声合唱団、Yucca / 歌・TV放送版 - 歌 - Project Yamato 2199 |
− | ::第1話ではEDとして使用。再放送では16話以降もOPとして流れた。 | + | ::第1話ではEDとして使用。再放送では第16話以降もOPとして流れた。 |
| :;「Fight For Liberty」(第16話以降) | | :;「Fight For Liberty」(第16話以降) |
| ::作詞・作曲 - TAKUYA∞ / 編曲 - UVERworld、平出悟 / 歌 - UVERworld | | ::作詞・作曲 - TAKUYA∞ / 編曲 - UVERworld、平出悟 / 歌 - UVERworld |
− | ::ヤマトTVシリーズ初となるタイアップソング。 | + | ::『宇宙戦艦ヤマト』TVシリーズ初となるタイアップソング。 |
| | | |
| == 登場作と扱われ方 == | | == 登場作と扱われ方 == |
| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦V]] | | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
− | :初参戦作品。上記の通りロボットは登場しない作品なので、参戦発表には驚きの声が上がった。 | + | :初参戦作品。上記の通り巨大ロボットが登場しない作品なので、参戦発表には驚きの声が上がった。 |
− | :なお、同じく戦艦を主体とした『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』と同時参戦するためか、「ヤマトナデシコ」と洒落た呼び名ネタも。 | + | :なお、同じく[[戦艦]]を主体とした『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』と同時参戦するためか、「'''ヤマトナデシコ'''」と洒落た呼び名ネタも。<ref>余談だが、『[[機動戦艦ナデシコ]]』の[[平行世界|パラレルワールド]]に当たる[[漫画]]作品『遊撃宇宙戦艦ナデシコ』における[[ナデシコ]]は、ヤマトユニットと合体し「'''ヤマト=ナデシコ'''」と改称されている。</ref> |
− | :余談だが、『[[機動戦艦ナデシコ]]』のパラレルワールドに当たる漫画作品『遊撃宇宙戦艦ナデシコ』における[[ナデシコ]]は、ヤマトユニットと合体し「ヤマト=ナデシコ」と改称されている。
| |
| <!-- == 各話リスト == --> | | <!-- == 各話リスト == --> |
| <!-- | | <!-- |
83行目: |
84行目: |
| ;メカニックデザイン:玉盛順一朗、石津泰志、山根公利、出渕裕 | | ;メカニックデザイン:玉盛順一朗、石津泰志、山根公利、出渕裕 |
| ;音楽:宮川泰、宮川彬良 | | ;音楽:宮川泰、宮川彬良 |
| + | |
| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *ブームを起こした『宇宙戦艦ヤマト』だが、放送当初は視聴率に伸び悩み[[打ち切り]]までに、追い込まれたと有名な話になっている。 | + | *ブームを起こした『宇宙戦艦ヤマト』だが、「放送当初は視聴率に伸び悩み[[打ち切り]]に追い込まれた」事実は有名である。 |
− | **その後、雑誌などの口コミで人気が集まり定期的に新作が製作され、[[ガンダムシリーズ]]と同様再評価された作品となっている。 | + | **その後、雑誌などの口コミで人気が集まり定期的に新作が製作され、[[ガンダムシリーズ]]と同様に再評価された作品となっている。 |
| | | |
| == 脚注 == | | == 脚注 == |