22行目: |
22行目: |
| | | |
| === 機体概要 === | | === 機体概要 === |
− | [[ネオ・ジオン]]軍との戦争に備え、[[アムロ・レイ]]大尉が自身の専用機として自ら基礎設計を担当しており、これまでに開発された全ての[[ガンダムタイプ]]のモビルスーツを参考にしている。 | + | [[ネオ・ジオン]]軍との戦争に備え、[[アムロ・レイ]]大尉が自身の専用機として自ら基礎設計を担当しており、これまでに開発された全ての[[ガンダムタイプ]]の[[モビルスーツ]]を参考にしている。 |
| | | |
| 発注から3か月という短期間で急造されているものの、急造故に信頼性のある既存部品の流用や汎用性や運用面を重視したアムロの設計により、「専用機の高い性能」と「量産型の信頼性」を併せ持った、非常に完成度の高い機体となっている。 | | 発注から3か月という短期間で急造されているものの、急造故に信頼性のある既存部品の流用や汎用性や運用面を重視したアムロの設計により、「専用機の高い性能」と「量産型の信頼性」を併せ持った、非常に完成度の高い機体となっている。 |
| | | |
− | 外見的には、かつて[[一年戦争]]末期にアムロ専用機として開発されていたガンダムタイプのモビルスーツ「[[NT-1アレックス]]」を想起させるものがある(『逆シャア』の上映は『0080』より先だが)。機体のカラーリングはそれまでのTV版主人公機に共通していたトリコロールカラーと異なり、白と黒が基調になっている。 | + | 外見的には、かつて[[一年戦争]]末期にアムロ専用機として開発されていたガンダムタイプのモビルスーツ「[[NT-1アレックス]]」を想起させるものがある(『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆シャア]]』の上映は『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|0080]]』より先だが)。機体のカラーリングはそれまでのTV版主人公機に共通していたトリコロールカラーと異なり、白と黒が基調になっている。 |
| | | |
− | 製作過程で[[ネオ・ジオン]](と言うより、[[シャア・アズナブル]]個人)から意図的に技術漏洩された[[サイコフレーム]]にコックピット周辺のフレームの材質を変更した為、反応速度が飛躍的に増大した。ちなみにこれにより当初想定していた機体重量が3キロ減ったが、強度はアップしている。
| + | 製作過程でネオ・ジオン(と言うより、[[シャア・アズナブル]]個人)から意図的に技術漏洩された[[サイコフレーム]]にコックピット周辺のフレームの材質を変更した為、反応速度が飛躍的に増大した。ちなみにこれにより当初想定していた機体重量が3キロ減ったが、強度はアップしている。 |
| | | |
− | 武装は頭部に内蔵されているバルカン砲を除けば全て外装式であり、フィン・ファンネル以外はライフル、サーベル、バズーカにシールドと非常に標準的。
| + | 武装は頭部に内蔵されているバルカン砲を除けば全て外装式であり、[[ファンネル|フィン・ファンネル]]以外はライフル、サーベル、バズーカにシールドと非常に標準的。 |
| これには内部に余裕を持たせ、整備性と拡張性、そして耐久性を高める狙いがあり、また設計したアムロが「モビルスーツは歩兵としての機動兵器である」という認識を持っていたため。その意味では、初代ガンダムの正統後継機とも言える。 | | これには内部に余裕を持たせ、整備性と拡張性、そして耐久性を高める狙いがあり、また設計したアムロが「モビルスーツは歩兵としての機動兵器である」という認識を持っていたため。その意味では、初代ガンダムの正統後継機とも言える。 |
| | | |
− | この機体の最大の特徴である[[ファンネル|フィン・ファンネル]]は攻防一体の誘導兵器で、強力なビームを発射したり、対ビームバリアを形成して敵からの攻撃を防御する事ができる。
| + | νガンダムが完成してからはアムロの能力を100%引き出すことが可能になった為、[[ユニコーンガンダム]]が出るまでは長らく[[宇宙世紀]]0090年代最強のモビルスーツと認識されていた。 |
− | | |
− | νガンダムが完成してからはアムロの能力を100%引き出すことが可能になった為、[[ユニコーンガンダム]]が出るまでは長らく[[宇宙世紀]]0090年代最強の[[モビルスーツ]]と認識されていた。 | |
| | | |
| === 劇中での様相 === | | === 劇中での様相 === |
− | 劇中冒頭から登場しているが、その時はまだ組み立て途中であり、[[フィフス・ルナ]]攻防戦の後にアムロが受け取りに訪れた時も未だに調整中であった。 | + | 劇中冒頭から登場しているが、その時はまだ組み立て途中であり、[[フィフス・ルナ]]攻防戦の後に[[アムロ・レイ]]が受け取りに訪れた時も未だに調整中であった。 |
| しかし、帰還命令を受けたアムロはスタッフの反対を押し切ってライフルとシールドのみを装備した状態の本機で出撃し、[[ロンド・ベル]]の窮地を救った。 | | しかし、帰還命令を受けたアムロはスタッフの反対を押し切ってライフルとシールドのみを装備した状態の本機で出撃し、[[ロンド・ベル]]の窮地を救った。 |
| | | |
45行目: |
43行目: |
| [[アクシズ]]落下阻止作戦時には多数の[[ギラ・ドーガ]]を撃墜し、[[クェス・パラヤ]]と[[ギュネイ・ガス]]を同時に相手にしても互角以上に渡り合っている。 | | [[アクシズ]]落下阻止作戦時には多数の[[ギラ・ドーガ]]を撃墜し、[[クェス・パラヤ]]と[[ギュネイ・ガス]]を同時に相手にしても互角以上に渡り合っている。 |
| | | |
− | その後、アクシズにてシャアの[[サザビー]]と交戦。激闘の末、これを撃破した(この際、サザビーは左腕を切断、頸部エネルギーパイプを引き千切られた挙句にアクシズに叩き付けられると大破に近い形であるのに対し、本機は左腕の予備ビームサーベルラック破壊と股間部をビームサーベルで斬られた程度の小破であり、機体設計も相まって優勢だったことが伺われた)。
| + | その後、アクシズにて[[シャア・アズナブル]]の[[サザビー]]と交戦。激闘の末、これを撃破した(この際、サザビーは左腕を切断、頸部エネルギーパイプを引き千切られた挙句にアクシズに叩き付けられると大破に近い形であるのに対し、本機は左腕の予備ビームサーベルラック破壊と股間部をビームサーベルで斬られた程度の小破であり、機体設計も相まって優勢だったことが伺われた)。 |
| | | |
| 最後は[[地球]]に落下しようとするアクシズの後部を[[サイコフレーム]]の力で押し返し、アムロやシャアと共に何処かへと姿を消してしまっている。 | | 最後は[[地球]]に落下しようとするアクシズの後部を[[サイコフレーム]]の力で押し返し、アムロやシャアと共に何処かへと姿を消してしまっている。 |