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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[装甲騎兵ボトムズ|TVシリーズ]]から32年後の世界が舞台。しかしストーリー展開がファンだけでなくスタッフからも物議を醸し、実際にファンからの抗議が殺到した。また高橋監督自身、TVシリーズのノベライズ版で「諸般の事情で製作に踏み切ってしまったのです」と記するなど、必ずしも乗り気でなかったようである(元々、ファンや関係者の続編を期待する声にも「TV版の後日談は作らない」と発言していた)。<br/>
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[[装甲騎兵ボトムズ|TVシリーズ]]から32年後の世界が舞台。しかしストーリー展開がファンだけでなくスタッフからも物議を醸し、実際にファンからの抗議が殺到した。また高橋監督自身、TVシリーズのノベライズ版で「諸般の事情で製作に踏み切ってしまったのです」と記するなど、必ずしも乗り気でなかったようである(元々、ファンや関係者の続編を期待する声にも「TV版の後日談は作らない」と発言していた)。
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後に発表された『[[装甲騎兵ボトムズ 孤影再び|孤影再び]]』は本作の直接の続編。
 
後に発表された『[[装甲騎兵ボトムズ 孤影再び|孤影再び]]』は本作の直接の続編。
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;[[テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ]]
 
;[[テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ]]
 
:惑星マナウラのマーティアル司祭。少女時代に事故で瀕死の重傷を負い、生体兵器・ネクスタントとして蘇生した。
 
:惑星マナウラのマーティアル司祭。少女時代に事故で瀕死の重傷を負い、生体兵器・ネクスタントとして蘇生した。
:マーティアルに尽力した功績を認められ、法王テオ8世より第13階位「秩序の盾」を授かるが、その認証式のさなかにキリコ蘇生の報がもたらされる。
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:彼女がキリコを慮って下したある決断が、後に取り返しの付かない悲劇へと繋がる。
   
;[[ヴィアチェフラフ・ダ・モンテ=ウェルズ]]
 
;[[ヴィアチェフラフ・ダ・モンテ=ウェルズ]]
 
:テイタニアの父親で、惑星マナウラを中心とした教区を統括する、マーティアルの枢機卿。元マナウラ軍中将。
 
:テイタニアの父親で、惑星マナウラを中心とした教区を統括する、マーティアルの枢機卿。元マナウラ軍中将。
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:[[ワイズマン|神]]を殺せるほどの力を持ちながら誰にも従わないキリコは、「力」を絶対視するマーティアル教団の権威を揺るがす存在であった。そのため教団では、キリコをマーティアルに入信させるか抹殺するかで論戦が繰り広げられた。そんな折、キリコがフィアナと共に冷凍睡眠に入った事から、この問題は「キリコを”触れ得ざる者”と定め、今後マーティアルは彼と関わらない」という形で決着した。
 
:[[ワイズマン|神]]を殺せるほどの力を持ちながら誰にも従わないキリコは、「力」を絶対視するマーティアル教団の権威を揺るがす存在であった。そのため教団では、キリコをマーティアルに入信させるか抹殺するかで論戦が繰り広げられた。そんな折、キリコがフィアナと共に冷凍睡眠に入った事から、この問題は「キリコを”触れ得ざる者”と定め、今後マーティアルは彼と関わらない」という形で決着した。
 
:これは事実上、問題を先延ばしにしたものであり、この決定に不満を持つ教徒も少なからずいたが(モンテウェルズもその1人である)、広大な宇宙を漂う冷凍睡眠カプセルが回収される可能性は極めて低いと考えられていた(作中でも『大海で一粒の砂を探すに等しい』とまで言われている)ため、妥当な判断でもあった。そしてこの決定が間違っていなかった事が、後に(多大な破壊と犠牲を以って)証明される。
 
:これは事実上、問題を先延ばしにしたものであり、この決定に不満を持つ教徒も少なからずいたが(モンテウェルズもその1人である)、広大な宇宙を漂う冷凍睡眠カプセルが回収される可能性は極めて低いと考えられていた(作中でも『大海で一粒の砂を探すに等しい』とまで言われている)ため、妥当な判断でもあった。そしてこの決定が間違っていなかった事が、後に(多大な破壊と犠牲を以って)証明される。
;[[ネクスタント]]
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;ネクスタント
 
:モンテウェルズが独自に開発を主導した、次世代型[[パーフェクトソルジャー|PS]]。
 
:モンテウェルズが独自に開発を主導した、次世代型[[パーフェクトソルジャー|PS]]。
 
:バララントPSの発展型で、脳と一部の生体組織を除いた部分が義体に置き換えられている。また、体内に「補助脳」と呼ばれる戦闘処理システムを持ち、それらが有機的に連動することで、生身でもATと渡り合える程の戦闘力を発揮する。
 
:バララントPSの発展型で、脳と一部の生体組織を除いた部分が義体に置き換えられている。また、体内に「補助脳」と呼ばれる戦闘処理システムを持ち、それらが有機的に連動することで、生身でもATと渡り合える程の戦闘力を発揮する。