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| *発売:バンプレスト | | *発売:バンプレスト |
| *定価:7,980円 | | *定価:7,980円 |
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| *主題歌:「Go!」 | | *主題歌:「Go!」 |
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| *前:[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]](WSC) | | *前:[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]](WSC) |
| *次:[[スーパーロボット大戦R]](GBA) | | *次:[[スーパーロボット大戦R]](GBA) |
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| 参戦作品が増えた関係で一部シナリオが修正・追加・削減されているが、基本は変わらない。しかし、テキスト量は増えたのでシナリオの厚みが増している。C2同様3部構成で、1部、2部は同時間軸。全99+2話。 | | 参戦作品が増えた関係で一部シナリオが修正・追加・削減されているが、基本は変わらない。しかし、テキスト量は増えたのでシナリオの厚みが増している。C2同様3部構成で、1部、2部は同時間軸。全99+2話。 |
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− | 後述するように、非常に難易度が高い作品。間違い無くスパロボ史上屈指である。<br />また、セーブ・ロードが非常に遅い(長いと1分以上)、3Dマップが見辛いなどストレスが溜まる点が多く、それも相まって巷での評価は低い。この為、スパロボ初心者には、敷居が高い作品となってしまっている。しかし、その難度ゆえの早解きやネタプレイなどに走るプレイヤーもいるとかいないとか。
| + | 後述するように、非常に難易度が高い作品。間違い無くスパロボ史上屈指である。また、セーブ・ロードが非常に遅い(長いと1分以上)、3Dマップが見辛いなどストレスが溜まる点が多く、それも相まって巷での評価は低い。この為、スパロボ初心者には、敷居が高い作品となってしまっている。しかし、その難度ゆえの早解きやネタプレイなどに走るプレイヤーもいるとかいないとか。 |
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| ただ、難易度が高いというのは、作品を評価する上で優劣が付くものではなく、本作が必ずしも悪い点ばかりかというとそんな事はない。代表的な優れている点は、機体ごとの特性が良く練られており、他の作品より戦略性が高い事である。また、もう一つの特徴としては、根本的なゲームデザインが他の作品とやや異なっている点が挙げられ、これが難度の上昇に一役買っている感がある。つまり、低い評価の要因の一つは、シリーズの命題の一つであるキャラゲーとゲーム性の両立に置いて、メインの購買層が求めるものよりゲーム性を重視してしまった事であると考えられる。この為、一つのシミュレーションゲームとして本作を見た場合の評価は必ずしも低くは無く、こちらを求める人には、勧めはしないが悪くは無いと思われる。 | | ただ、難易度が高いというのは、作品を評価する上で優劣が付くものではなく、本作が必ずしも悪い点ばかりかというとそんな事はない。代表的な優れている点は、機体ごとの特性が良く練られており、他の作品より戦略性が高い事である。また、もう一つの特徴としては、根本的なゲームデザインが他の作品とやや異なっている点が挙げられ、これが難度の上昇に一役買っている感がある。つまり、低い評価の要因の一つは、シリーズの命題の一つであるキャラゲーとゲーム性の両立に置いて、メインの購買層が求めるものよりゲーム性を重視してしまった事であると考えられる。この為、一つのシミュレーションゲームとして本作を見た場合の評価は必ずしも低くは無く、こちらを求める人には、勧めはしないが悪くは無いと思われる。 |
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| *ゲームバランスとして、敵・味方ともに被弾率が高い。これは他の作品では回避系である[[モビルスーツ]]のエースパイロットも例外ではなく、[[集中]]未使用・無[[改造]]なら50%程度は当たる。 | | *ゲームバランスとして、敵・味方ともに被弾率が高い。これは他の作品では回避系である[[モビルスーツ]]のエースパイロットも例外ではなく、[[集中]]未使用・無[[改造]]なら50%程度は当たる。 |
| *ただ、ある程度どのユニットも被弾しながら戦闘するのが前提になっている為、[[シールド]]によるダメージ軽減など全体的に一撃のダメージが低め。 | | *ただ、ある程度どのユニットも被弾しながら戦闘するのが前提になっている為、[[シールド]]によるダメージ軽減など全体的に一撃のダメージが低め。 |
− | *しかし、敵は基本的に物量で攻めて来るので、HP総量は当然自軍より多くなる。つまり、雑魚とまともに撃ち合うとダメージ負けする。<br />この為、雑魚を倒すだけで一苦労する。特にこれは自軍の火力不足が目立つ序盤に顕著。 | + | *しかし、敵は基本的に物量で攻めて来るので、HP総量は当然自軍より多くなる。つまり、雑魚とまともに撃ち合うとダメージ負けする。この為、雑魚を倒すだけで一苦労する。特にこれは自軍の火力不足が目立つ序盤に顕著。 |
− | *この被弾前提のバランスから、元々被弾する事が前提のスーパー系の重要度が非常に高く、一体居る居ないでかなりの違いが出る。<br />撤退ボスの撃墜に特定のスーパーロボットの武器改造&気力上げが必須という状況もあり、そう言う意味でも他で代替えが効かない局面がある。 | + | *この被弾前提のバランスから、元々被弾する事が前提のスーパー系の重要度が非常に高く、一体居る居ないでかなりの違いが出る。撤退ボスの撃墜に特定のスーパーロボットの武器改造&気力上げが必須という状況もあり、そう言う意味でも他で代替えが効かない局面がある。 |
| *それと比較してリアル系のユニットは、一体の戦力は大きくないが援護が得意なパイロットが多く、居ないと居ないで困るという感覚。 | | *それと比較してリアル系のユニットは、一体の戦力は大きくないが援護が得意なパイロットが多く、居ないと居ないで困るという感覚。 |
| *また、この関係から、回復系の[[精神コマンド]]([[根性]]、[[信頼]]等)の重要性が高く、他のシリーズでは殆ど使わない様な[[愛]](回復版)が強力で出番が回ってくる。 | | *また、この関係から、回復系の[[精神コマンド]]([[根性]]、[[信頼]]等)の重要性が高く、他のシリーズでは殆ど使わない様な[[愛]](回復版)が強力で出番が回ってくる。 |
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| *ユニットの特性が[[精神コマンド]]を覚えるレベルの段階まで良く練られており、その局面、その局面で機体・パイロットともに特色がある。これは従来[[二軍]]のキャラも例外ではない。 | | *ユニットの特性が[[精神コマンド]]を覚えるレベルの段階まで良く練られており、その局面、その局面で機体・パイロットともに特色がある。これは従来[[二軍]]のキャラも例外ではない。 |
| *反面、効率を重視した場合、特に序盤では、原作での機体組み合わせやお気に入りの機体の改造を見送る必要性が出て来る。 | | *反面、効率を重視した場合、特に序盤では、原作での機体組み合わせやお気に入りの機体の改造を見送る必要性が出て来る。 |
− | *本作はCOMPACT2のシナリオを一つにまとめた関係と容量の節約のためか、味方機体のデータが地上、宇宙、銀河通じて共有されている。そのため、地上宇宙、どちらにも登場する機体は地上編で改造を施すと宇宙編でもその改造が引き継がれる。<br />例えば地上編で早々に宇宙へ行くことになるダンクーガと片方のマジンガー組に改造を施すと宇宙編で改造された状態で登場する。<br />しかもその改造の引継ぎは地上で行えばタイミング問わずなので時間を逆行した改造引継ぎが可能。(例:地上編の「地底帝国侵略」ルートで一時的に加入するグレンダイザー、または地上と宇宙を行き来するダンガイオーを改造する)<br />それのせいでシナリオと時系列、戦力的に矛盾が生まれてしまうが、逆に言えばその仕様により、地上で得た資金を機体改造という形である程度宇宙編に回す事ができる。<br />地上で幸運や強運を持つバーニィを使って資金を稼ぎ、後に宇宙へ行く機体に改造を施せば宇宙編が楽になるので、宇宙編に備えたやりくりも、他のスパロボにはないIMPACT独自の要素。<br />極端な話、地上で「地底帝国侵略」ルートを通ってグレンダイザーをフル改造すれば宇宙編第1話からフル改造されたグレンダイザーが登場する。<br />フル改造をすればボスボロットのような極端な例外を除き、序盤は無敵と言っていいので、しばらくはグレンダイザー無双ができる。<br />また、ダンクーガは地上での改造が追加武装の早期入手に繋がったり、宇宙編における熟練度獲得に直結する時があるため、地上での引き継ぎ改造の重要性は非常に高い。<br />もちろん、宇宙編の事ばかり気にして宇宙へ行く機体にばかりに手をかけると、今度は地上編の難易度が急上昇するので足元はしっかりと確認しよう。<br />ちなみに逆行改造が可能な機体はダンガイオー・ダイターン3・グレンダイザー・アフロダイA・飛影チームの初期3機、たった1話のみだがシャイニングガンダムとノーベルガンダム。 | + | *本作はCOMPACT2のシナリオを一つにまとめた関係と容量の節約のためか、味方機体のデータが地上、宇宙、銀河通じて共有されている。そのため、地上宇宙、どちらにも登場する機体は地上編で改造を施すと宇宙編でもその改造が引き継がれる。 |
− | *キャラは基本的に共有だが、地上編、宇宙編でスポット参戦するキャラは時系列の都合からか、別々のデータが用意されており、レベル、特殊技能が継承されない時がある。<br />ただし、万丈だけは例外で彼のみ、スポット参戦時の能力値は地上編終盤のものを引き継ぐ。 | + | **例えば地上編で早々に宇宙へ行くことになるダンクーガと片方のマジンガー組に改造を施すと宇宙編で改造された状態で登場する。しかもその改造の引継ぎは地上で行えばタイミング問わずなので時間を逆行した改造引継ぎが可能(例:地上編の「地底帝国侵略」ルートで一時的に加入するグレンダイザー、または地上と宇宙を行き来するダンガイオーを改造する)。それのせいでシナリオと時系列、戦力的に矛盾が生まれてしまうが、逆に言えばその仕様により、地上で得た資金を機体改造という形である程度宇宙編に回す事ができる。 |
| + | **地上で幸運や強運を持つバーニィを使って資金を稼ぎ、後に宇宙へ行く機体に改造を施せば宇宙編が楽になるので、宇宙編に備えたやりくりも、他のスパロボにはないIMPACT独自の要素。 |
| + | **極端な話、地上で「地底帝国侵略」ルートを通ってグレンダイザーをフル改造すれば宇宙編第1話からフル改造されたグレンダイザーが登場する。フル改造をすればボスボロットのような極端な例外を除き、序盤は無敵と言っていいので、しばらくはグレンダイザー無双ができる。 |
| + | **また、ダンクーガは地上での改造が追加武装の早期入手に繋がったり、宇宙編における熟練度獲得に直結する時があるため、地上での引き継ぎ改造の重要性は非常に高い。 |
| + | **もちろん、宇宙編の事ばかり気にして宇宙へ行く機体にばかりに手をかけると、今度は地上編の難易度が急上昇するので足元はしっかりと確認しよう。 |
| + | **ちなみに逆行改造が可能な機体はダンガイオー・ダイターン3・グレンダイザー・アフロダイA・飛影チームの初期3機、たった1話のみだがシャイニングガンダムとノーベルガンダム。 |
| + | *キャラは基本的に共有だが、地上編、宇宙編でスポット参戦するキャラは時系列の都合からか、別々のデータが用意されており、レベル、特殊技能が継承されない時がある。ただし、万丈だけは例外で彼のみ、スポット参戦時の能力値は地上編終盤のものを引き継ぐ。 |
| *[[スーパーロボット大戦64|64]]等に見られるフル改造段階の差別化が図られており、二軍級の機体もフル改造する事で一軍級と同等の戦力になる様になっている。 | | *[[スーパーロボット大戦64|64]]等に見られるフル改造段階の差別化が図られており、二軍級の機体もフル改造する事で一軍級と同等の戦力になる様になっている。 |
| *むしろ二軍級ユニットの方が、フル改造すると同じような武器の攻撃力が主役級よりも高くなるため使いやすい上に、[[V-UPユニット]]で更に伸びてしまう。最終的に必殺技クラスの武器を連発できる上に機体性能も低くないなど、逆転しすぎている面もある。 | | *むしろ二軍級ユニットの方が、フル改造すると同じような武器の攻撃力が主役級よりも高くなるため使いやすい上に、[[V-UPユニット]]で更に伸びてしまう。最終的に必殺技クラスの武器を連発できる上に機体性能も低くないなど、逆転しすぎている面もある。 |
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| *[[熟練度]]や[[スキルコーディネイトシステム]]など、早いターンでのクリアを要求する要素が多く、[[αシリーズ]]などと違って獲得する為に機体改造が必須。 | | *[[熟練度]]や[[スキルコーディネイトシステム]]など、早いターンでのクリアを要求する要素が多く、[[αシリーズ]]などと違って獲得する為に機体改造が必須。 |
| *ボスクラスの敵が撤退するケースが多い。特に序盤は獲得した資金の全てを特定のユニット(主にスーパーロボット)に注いだ上で、更に計画的に敵を撃墜して気力調整をしなければ撃墜がほぼ不可能であり、それはつまり[[熟練度]]の獲得が不可能と同義。もっと言えば初見殺し的な出現・撤退もある。もっともっと言えば、そう言うユニットは趣味の範囲にとどまらない強力かつ希少な[[V-UPユニット]]等の[[強化パーツ]]を持っている場合が大半なので、撃墜しないと後々更に厳しくなる。 | | *ボスクラスの敵が撤退するケースが多い。特に序盤は獲得した資金の全てを特定のユニット(主にスーパーロボット)に注いだ上で、更に計画的に敵を撃墜して気力調整をしなければ撃墜がほぼ不可能であり、それはつまり[[熟練度]]の獲得が不可能と同義。もっと言えば初見殺し的な出現・撤退もある。もっともっと言えば、そう言うユニットは趣味の範囲にとどまらない強力かつ希少な[[V-UPユニット]]等の[[強化パーツ]]を持っている場合が大半なので、撃墜しないと後々更に厳しくなる。 |
− | *シナリオが非常に長く、普通にクリアするだけでも99話、隠しシナリオまで加えると101話かかる。<br />スパロボに熟達したプレイヤーでも、1周するだけでプレイ時間が100時間を越える事はほぼ確実。1マップ2時間かかると200時間である。<br />ステージの難度よりもゲームを続ける難度の方が高いかもしれない。 | + | *シナリオが非常に長く、普通にクリアするだけでも99話、隠しシナリオまで加えると101話かかる。スパロボに熟達したプレイヤーでも、1周するだけでプレイ時間が100時間を越える事はほぼ確実。1マップ2時間かかると200時間である。ステージの難度よりもゲームを続ける難度の方が高いかもしれない。 |
− | *[[周回プレイ]]での資金引き継ぎはあるものの使用分は還元されず、クリア時点で所持している分だけ。どうしても序盤から楽したい人は最終話付近で全滅プレイを繰り返して引き継ぐしかない。<br />1部終了時に所持資金が一旦リセットされる(3部で戻ってくる)ため、1部に登場する際に改造を行える機体を除き、2部では資金引き継ぎの恩恵は受けられない。 | + | *[[周回プレイ]]での資金引き継ぎはあるものの使用分は還元されず、クリア時点で所持している分だけ。どうしても序盤から楽したい人は最終話付近で全滅プレイを繰り返して引き継ぐしかない。1部終了時に所持資金が一旦リセットされる(3部で戻ってくる)ため、1部に登場する際に改造を行える機体を除き、2部では資金引き継ぎの恩恵は受けられない。 |
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| この様な感じなのだが、その割には売り文句が「初心者向けのバランス。人気のあったシステム(援護など)を採用」であった。実際にプレイした人は、後者はともかく前者には大いに疑問を感じたはずである。 | | この様な感じなのだが、その割には売り文句が「初心者向けのバランス。人気のあったシステム(援護など)を採用」であった。実際にプレイした人は、後者はともかく前者には大いに疑問を感じたはずである。 |
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| *COMPACTシリーズに続き、「[[フリーオーダーシナリオシステム]]」(シーン中の数話(1シーン6話前後でそのうちの3~4話)を好きな順番でプレイできる)及び「[[スキルコーディネイトシステム]]」(クリアターンに応じて各話ごとに一つスキルを得られ、好きなキャラに付けることができる)を採用。前述の通り本作は基本的に難易度が高いため、毎シナリオ早解きを半ば強制させられるスキルコーディネイトシステムは攻略のハードルを押し上げている反面、計画的かつ安定的な低ターン攻略はプレイヤーの腕の見せ所でもある。 | | *COMPACTシリーズに続き、「[[フリーオーダーシナリオシステム]]」(シーン中の数話(1シーン6話前後でそのうちの3~4話)を好きな順番でプレイできる)及び「[[スキルコーディネイトシステム]]」(クリアターンに応じて各話ごとに一つスキルを得られ、好きなキャラに付けることができる)を採用。前述の通り本作は基本的に難易度が高いため、毎シナリオ早解きを半ば強制させられるスキルコーディネイトシステムは攻略のハードルを押し上げている反面、計画的かつ安定的な低ターン攻略はプレイヤーの腕の見せ所でもある。 |
| *本作は敵のレベルが固定なので、特定のパイロットのみを育てるのはいささか効率が悪い。シナリオが長い分強制出撃の機会がほとんどのキャラに1回以上はあるので、全キャラを平均的に育てた方が最終的には楽になる。 | | *本作は敵のレベルが固定なので、特定のパイロットのみを育てるのはいささか効率が悪い。シナリオが長い分強制出撃の機会がほとんどのキャラに1回以上はあるので、全キャラを平均的に育てた方が最終的には楽になる。 |
− | *αの頃からニュータイプ・オールドタイプ間の格差は少しずつ改善されているが、本作では寧ろオールドタイプの方が使い勝手が良いという逆転現象が発生している。特にファースト~Z間のOVA3作のパイロット([[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]、[[シロー・アマダ|シロー]]、[[ノリス・パッカード|ノリス]]、[[コウ・ウラキ|コウ]]、[[サウス・バニング|バニング]]等)に顕著。<br />能力に従来作ほどの差がない点に加え、[[援護攻撃]]能力の圧倒的な差や[[魂]]修得の有無がポイント。 | + | *αの頃からニュータイプ・オールドタイプ間の格差は少しずつ改善されているが、本作では寧ろオールドタイプの方が使い勝手が良いという逆転現象が発生している。特にファースト~Z間のOVA3作のパイロット([[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]、[[シロー・アマダ|シロー]]、[[ノリス・パッカード|ノリス]]、[[コウ・ウラキ|コウ]]、[[サウス・バニング|バニング]]等)に顕著。能力に従来作ほどの差がない点に加え、[[援護攻撃]]能力の圧倒的な差や[[魂]]修得の有無がポイント。 |
| *キャラ同士の交流はファミリーネームや「~君」で互いを呼び合うものになっており、他のシリーズと比べると人間関係に若干、距離感を措いているような印象も受ける。 | | *キャラ同士の交流はファミリーネームや「~君」で互いを呼び合うものになっており、他のシリーズと比べると人間関係に若干、距離感を措いているような印象も受ける。 |
| *C2では後のステージで決着を付ける展開だった一部の敵ネームドキャラが、リメイクによるシナリオ変更等の結果、生死不明のままフェードアウトするというやや消化不良な展開も起きている。 | | *C2では後のステージで決着を付ける展開だった一部の敵ネームドキャラが、リメイクによるシナリオ変更等の結果、生死不明のままフェードアウトするというやや消化不良な展開も起きている。 |
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| *[[バンプレストオリジナル]] | | *[[バンプレストオリジナル]] |
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− | 他、『[[超獣機神ダンクーガOVA]]』のシナリオが再現されている。<br />また、『[[劇場版マジンガーシリーズ]]』の機体が登場。C2に隠しで登場した『[[聖戦士ダンバインOVA]]』の機体は本作では登場しない。その他リメイク前とは隠しユニットを中心に違いがある。単純に追加されたものも多い。 | + | 他、『[[超獣機神ダンクーガOVA]]』のシナリオが再現されている。また、『[[劇場版マジンガーシリーズ]]』の機体が登場。C2に隠しで登場した『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』の機体は本作では登場しない。その他リメイク前とは隠しユニットを中心に違いがある。単純に追加されたものも多い。 |
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| == 世界観 == | | == 世界観 == |
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| == [[バンプレストオリジナル]] == | | == [[バンプレストオリジナル]] == |
| === 登場メカ(オリジナル) === | | === 登場メカ(オリジナル) === |
− | ;'''主人公機'''
| |
− | :
| |
| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
− | |- | + | |+主人公機 |
| ! 機体名 !! 初登場 | | ! 機体名 !! 初登場 |
| |- | | |- |
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115行目: |
| | [[ライン・ヴァイスリッター]] || [[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部|COMPACT2]] | | | [[ライン・ヴァイスリッター]] || [[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部|COMPACT2]] |
| |} | | |} |
− |
| |
− | ;'''敵勢力機([[アインスト]])'''
| |
− | :
| |
| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
− | |- | + | |+敵勢力機([[アインスト]]) |
| ! 機体名 !! 初登場 | | ! 機体名 !! 初登場 |
| |- | | |- |
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137行目: |
| | | |
| === 登場人物(オリジナル) === | | === 登場人物(オリジナル) === |
− | ;'''主人公'''
| |
− | :
| |
| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
− | |- | + | |+主人公 |
| ! 人物名 !! 初登場 | | ! 人物名 !! 初登場 |
| |- | | |- |
148行目: |
145行目: |
| | [[エクセレン・ブロウニング]] || [[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部|COMPACT2]] | | | [[エクセレン・ブロウニング]] || [[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部|COMPACT2]] |
| |} | | |} |
− |
| |
− | ;'''敵勢力([[アインスト]])'''
| |
− | :
| |
| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
− | |- | + | |+敵勢力([[アインスト]]) |
| ! 人物名 !! 初登場 | | ! 人物名 !! 初登場 |
| |- | | |- |
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205行目: |
| : | | : |
| ;第1話 | | ;第1話 |
− | :恐らくスパロボ史上一番でこの先覆らないであろう凶悪な1話。出撃位置の周囲が[[水]]で囲まれていて、こちらの攻撃は効きにくい上に、水中から[[ゴッグ]]がメガ粒子砲を援護込みで乱射してくるという初心者殺しな内容で、[[シールド防御|シールド]]を持った[[ノリス・パッカード|ノリス]]までいる。おまけに味方の大半が[[モビルスーツ]]な為、空も飛べず移動すらままならないという極悪さ。3Dマップの見難さ、簡易戦闘演出の長さなども相まって多くのプレイヤーがこの先に不安を抱く。<br />なお、こんな味方(というかプレイヤー)のピンチにも拘わらず'''[[ゲッター3]]は不在'''。独壇場を逃したとファンの間では語り草になっている。 | + | :恐らくスパロボ史上一番でこの先覆らないであろう凶悪な1話。出撃位置の周囲が[[水]]で囲まれていて、こちらの攻撃は効きにくい上に、水中から[[ゴッグ]]がメガ粒子砲を援護込みで乱射してくるという初心者殺しな内容で、[[シールド防御|シールド]]を持った[[ノリス・パッカード|ノリス]]までいる。おまけに味方の大半が[[モビルスーツ]]な為、空も飛べず移動すらままならないという極悪さ。3Dマップの見難さ、簡易戦闘演出の長さなども相まって多くのプレイヤーがこの先に不安を抱く。 |
− | ::なお、後に『スーパーロボット大戦生誕25周年記念「生スパロボチャンネル」』にて森住惣一郎氏が実況プレイを行ったがユニットをとにかく海へと突っ込ませてゴッグに苦戦していた。
| + | :なお、こんな味方(というかプレイヤー)のピンチにも拘わらず'''[[ゲッター3]]は不在'''。独壇場を逃したとファンの間では語り草になっている。 |
| + | :なお、後に『スーパーロボット大戦生誕25周年記念「生スパロボチャンネル」』にて森住惣一郎氏が実況プレイを行ったがユニットをとにかく海へと突っ込ませてゴッグに苦戦していた。 |
| ;[[愛]] | | ;[[愛]] |
| :据え置きのスパロボでは「愛」の効果が味方ユニット全機のHP全回復だったのは本作が最後である。本作では上述の様に、回復系精神の使用が前提となっており、使えるパイロットにとってはそれが長所として扱われている。いざと言う時は「愛」を使わざるを得なくなる局面も発生する様に調整されており、下手をすれば、第1話から[[シロー・アマダ|シロー]]の「愛」が飛ぶ。最後の最後に戦術の肝、ある意味では最重要[[精神コマンド]]として扱われているとも見る事ができ、これは有終の美と言って差し支えないだろう。 | | :据え置きのスパロボでは「愛」の効果が味方ユニット全機のHP全回復だったのは本作が最後である。本作では上述の様に、回復系精神の使用が前提となっており、使えるパイロットにとってはそれが長所として扱われている。いざと言う時は「愛」を使わざるを得なくなる局面も発生する様に調整されており、下手をすれば、第1話から[[シロー・アマダ|シロー]]の「愛」が飛ぶ。最後の最後に戦術の肝、ある意味では最重要[[精神コマンド]]として扱われているとも見る事ができ、これは有終の美と言って差し支えないだろう。 |