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== VR-014/HD フェイ・イェンHD(Fei-Yen with Heart of DIVA) ==
 
== VR-014/HD フェイ・イェンHD(Fei-Yen with Heart of DIVA) ==
*[[登場作品]]:「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD
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*[[登場作品]]:『電脳戦機バーチャロン』シリーズ フェイ・イェンHD
 
*[[声優]]:藤田咲
 
*[[声優]]:藤田咲
 
*型番番号:VR-014/HD
 
*型番番号:VR-014/HD
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*[[動力]]:V・コンバータ
 
*[[動力]]:V・コンバータ
 
*主なパイロット:[[フェイ・イェン]](ファイユーヴ)
 
*主なパイロット:[[フェイ・イェン]](ファイユーヴ)
*メカニックデザイン:カトキハジメ
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*メカニックデザイン:{{メカニックデザイン|カトキハジメ}}
    
=== 概要 ===
 
=== 概要 ===
 
角川書店『ニュータイプ』誌上の企画から生まれた、原作未登場のオリジナル[[バーチャロイド]]。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「'''[[初音ミク]]'''」と、バーチャロイドの「'''[[フェイ・イェン]]'''」をコラボさせた機体である。
 
角川書店『ニュータイプ』誌上の企画から生まれた、原作未登場のオリジナル[[バーチャロイド]]。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「'''[[初音ミク]]'''」と、バーチャロイドの「'''[[フェイ・イェン]]'''」をコラボさせた機体である。
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初出はニュータイプ誌2011年2月号にカトキハジメ本人が描いた「初音ミクのコスプレをしたフェイ・イェン」のイラストである。この時点では2010年末に発売されたXbox360版『電脳戦機バーチャロン フォース』(SRW未参戦)の宣伝のための企画に過ぎなかったのだが、下記されている基本機体設定はこの時点ですでにセガにより作られている。
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初出は『ニュータイプ』2011年2月号にカトキハジメ本人が描いた「初音ミクのコスプレをしたフェイ・イェン」のイラストである。この時点では2010年末に発売されたXbox360版『電脳戦機バーチャロン フォース』(SRW未参戦)の宣伝のための企画に過ぎなかったのだが、下記されている基本機体設定はこの時点ですでにセガにより作られている。
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「フォース」のプロモーション展開が終了した後も、このフェイ・イェンHDというバーチャロイドについては単独のキャラクターコンテンツとして更なるコラボ展開が行わるようになった。バンダイのフィギュアブランド『COMPOSITE Ver.Ka』による立体化、セガのリズムゲーム『初音ミク -Project DIVA-』 シリーズでのフェイ・イェンHDモジュールの実装を経て、三番目に行われたのが[[スーパーロボット大戦シリーズ]]へのキャラクターとしての出演である。
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『フォース』のプロモーション展開が終了した後も、このフェイ・イェンHDというバーチャロイドについては単独のキャラクターコンテンツとして更なるコラボ展開が行わるようになった。バンダイのフィギュアブランド『COMPOSITE Ver.Ka』による立体化、セガのリズムゲーム『初音ミク -Project DIVA-』 シリーズでのフェイ・イェンHDモジュールの実装を経て、三番目に行われたのが[[スーパーロボット大戦シリーズ]]へのキャラクターとしての出演である。
    
コスプレめいた外装やツインテールの髪型など、シルエットは概ね[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]]と共通している。しかしカラーリングは初音ミクの象徴色である緑と黒をベースに大きく変更された。外装はミクの衣装をほぼそのまま再現しているが、ロボットとしての硬質製が強調されており、このあたりはフリルのひらひらを意識したフェイ・イェン with VHよりも「メカ分」が強い。なお、初音ミクの象徴アイテムである二本のネギにあたるパーツ「ジェイド・フォーキー」も標準装備されている。
 
コスプレめいた外装やツインテールの髪型など、シルエットは概ね[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]]と共通している。しかしカラーリングは初音ミクの象徴色である緑と黒をベースに大きく変更された。外装はミクの衣装をほぼそのまま再現しているが、ロボットとしての硬質製が強調されており、このあたりはフリルのひらひらを意識したフェイ・イェン with VHよりも「メカ分」が強い。なお、初音ミクの象徴アイテムである二本のネギにあたるパーツ「ジェイド・フォーキー」も標準装備されている。
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原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク]]』の[[XAN-斬-]]が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただしこれは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるがゆえの特例と見るべきであるだろう。
 
原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク]]』の[[XAN-斬-]]が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただしこれは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるがゆえの特例と見るべきであるだろう。
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なお、「正史」におけるフェイ・イェンの声優は樋口智恵子氏だが、UXでのフェイ・イェンには初音ミクの音声ソース提供者である藤田咲氏が当てられた。
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なお、「正史」におけるフェイ・イェンの声優は樋口智恵子氏だが、スパロボでのフェイ・イェンには初音ミクの音声ソース提供者である藤田咲氏が当てられた。
    
=== 初音ミクと戦闘描写 ===  
 
=== 初音ミクと戦闘描写 ===  
 
「初音ミク」およびその類縁であるVOCALOIDキャラクターはファンの二次創作に関してかなり寛容であり、正式な手順を経てのコラボ展開についてもハードルがかなり低くなっている。ただし、正式な手順を経てのコラボについては、性的、暴力的、残酷な表現などでキャラクターの価値を下げることを禁止している。
 
「初音ミク」およびその類縁であるVOCALOIDキャラクターはファンの二次創作に関してかなり寛容であり、正式な手順を経てのコラボ展開についてもハードルがかなり低くなっている。ただし、正式な手順を経てのコラボについては、性的、暴力的、残酷な表現などでキャラクターの価値を下げることを禁止している。
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このことから、多くのVOCALOIDファンの間では長らく「VOCALOIDをモチーフとしたキャラを商業展開させるときは、'''そのキャラに戦闘をさせてはいけない'''」という解釈が存在していた。そのため、[[UX]]でのフェイ・イェンHDの参戦発表がされた際は一つの事件として扱われた([[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|公式ラジオ]]でも杉田智和氏が「'''ミクなら駄目でもフェイ・イェンなら良い'''という事か」と言及している)。事実、初音ミクをモチーフとしたキャラを明確な戦闘シーンに放り込むコラボはUXが史上初である(ただし、RPGのパーティメンバーの衣装の1つとして、初音ミクモチーフのそれが採用された前例はある。また、UX後に某狩人ゲームでコラボレーションとして初音ミクのコスプレになる装備とミクをイメージした武器が登場している)。
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このことから、多くのVOCALOIDファンの間では長らく「VOCALOIDをモチーフとしたキャラを商業展開させるときは、'''そのキャラに戦闘をさせてはいけない'''」という解釈が存在していた。そのため、『UX』でのフェイ・イェンHDの参戦発表がされた際は一つの事件として扱われた([[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|公式ラジオ]]でも杉田智和氏が「'''ミクなら駄目でもフェイ・イェンなら良い'''という事か」と言及している)。事実、初音ミクをモチーフとしたキャラを明確な戦闘シーンに放り込むコラボは『UX』が史上初である(ただし、RPGのパーティメンバーの衣装の1つとして、初音ミクモチーフのそれが採用された前例はある。また、『UX』後にゲーム『モンスターハンターフロンティアG』でコラボレーションとして初音ミクのコスプレになる装備とミクをイメージした武器が登場している)。
    
少なくとも戦闘でのカットインでミク(正確にはミクにコスプレしたフェイ・イェン)が登場する事から先述のガイドラインにある禁則事項を何らかの形(おそらく杉田氏の言及通りの形)で回避して実現できたものと思われる。余談であるが、カットインでミクが登場する事とフェイ・イェンHDの声を藤田咲氏が担当しているせいか、フェイ・イェンHDのパイロットはミクと一部勘違いする人もいた。
 
少なくとも戦闘でのカットインでミク(正確にはミクにコスプレしたフェイ・イェン)が登場する事から先述のガイドラインにある禁則事項を何らかの形(おそらく杉田氏の言及通りの形)で回避して実現できたものと思われる。余談であるが、カットインでミクが登場する事とフェイ・イェンHDの声を藤田咲氏が担当しているせいか、フェイ・イェンHDのパイロットはミクと一部勘違いする人もいた。
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=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
''':[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[脱力]]、[[熱血]]'''
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:'''[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[脱力]]、[[熱血]]'''
 
:リアル系の典型。「突撃」があるので、移動後にエモーショナル・アタックが撃てるのが地味に大きい。フェイ・イェンの宿命なのかしっかり「脱力」持ち。
 
:リアル系の典型。「突撃」があるので、移動後にエモーショナル・アタックが撃てるのが地味に大きい。フェイ・イェンの宿命なのかしっかり「脱力」持ち。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[フェイ・イェン・ザ・ナイト]]<br>[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]]
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;[[フェイ・イェン・ザ・ナイト]][[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]]
 
:VRとしてはこれらの系列の機体に当たるが、当人からはデザインがかなり不評。ただし本作ではこれらに関する記憶は綺麗に欠け落ちている。
 
:VRとしてはこれらの系列の機体に当たるが、当人からはデザインがかなり不評。ただし本作ではこれらに関する記憶は綺麗に欠け落ちている。
 
;[[マジンカイザーSKL]]
 
;[[マジンカイザーSKL]]
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***なお、「はちゅねミク」自体がこのネギ動画から生まれた存在である。この後、他のVOCALOIDにも歌手のイメージとはかけ離れた持ち物を持たせるのが定番化した。
 
***なお、「はちゅねミク」自体がこのネギ動画から生まれた存在である。この後、他のVOCALOIDにも歌手のイメージとはかけ離れた持ち物を持たせるのが定番化した。
 
*この機体には、初音ミクの楽曲(ミクの性質故に「歌わせたもの」というのが正しいだろうが)の[[世界観]]をモチーフにしたバリエーションも存在する。
 
*この機体には、初音ミクの楽曲(ミクの性質故に「歌わせたもの」というのが正しいだろうが)の[[世界観]]をモチーフにしたバリエーションも存在する。
*3DSのソフトで初音ミクが登場するのは、初音ミクProject miraiから約1年ぶりの事となる。
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*3DSのソフトで初音ミクが登場するのは、『初音ミクProject mirai』から約1年ぶりの事となる。
    
== 商品情報 ==
 
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