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傲慢かつ冷酷で権力欲が強い性格だが、祖国愛は強く慈善事業や基金の設立に熱心な活動を行っている。ウェンディ曰く「自分の命令に従うものには情け深いけど、敵対するものには容赦しないタイプ」。また、捕虜となっていた[[シモーヌ・キュリアン]]を解放し魔装機神操者を助けるのを黙認するなど、女性に対しては紳士的な一面も持つ。しかし'''人の顔を覚えるのが下手'''という欠点があり、そのために'''[[ひょっとこ仮面]]の正体を一人だけ見抜けない'''など、どこか抜けた一面も持ち合わせた人物である。
 
傲慢かつ冷酷で権力欲が強い性格だが、祖国愛は強く慈善事業や基金の設立に熱心な活動を行っている。ウェンディ曰く「自分の命令に従うものには情け深いけど、敵対するものには容赦しないタイプ」。また、捕虜となっていた[[シモーヌ・キュリアン]]を解放し魔装機神操者を助けるのを黙認するなど、女性に対しては紳士的な一面も持つ。しかし'''人の顔を覚えるのが下手'''という欠点があり、そのために'''[[ひょっとこ仮面]]の正体を一人だけ見抜けない'''など、どこか抜けた一面も持ち合わせた人物である。
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『魔装機神』第一章では、[[シュウ・シラカワ]]ら[[ヴォルクルス]]信徒と結託し、ラングラン王国を崩壊させることに成功。その際、部隊長を反乱兵に仕立てることで全責任を負わせ自身はシュテドニアスに撤退している。この時は覆面で素顔を隠していたが、ラセツはあれで完璧な変装だったつもりらしい。実際、マサキからは第二章での初対面で「どこかで会った事がないか」と指摘されており、魔装機神IIの時点では「ラングラン崩壊時に対峙した覆面の士官=ラセツ」と認識しているので全く正体を隠せていない。
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『魔装機神』第一章では、[[シュウ・シラカワ]]ら[[ヴォルクルス]]信徒と結託し、ラングラン王国を崩壊させることに成功。その際、部隊長を反乱兵に仕立てることで全責任を負わせ自身はシュテドニアスに撤退している。<ref>この時は覆面で素顔を隠していたが、ラセツはあれで'''完璧な変装だったつもりらしい'''。実際、マサキからは第二章での初対面で「どこかで会った事がないか」と指摘されており、魔装機神IIの時点では「ラングラン崩壊時に対峙した覆面の士官=ラセツ」と認識しているので全く正体を隠せていない。</ref>
    
シュテドニアスがラングラン王国に侵攻した際には、軍の崩壊を防ぐために交戦を主張するノボトニー元帥と対立し、戦況の不利を悟り撤退派に転じたゾラウシャルドに接近。開戦に導いた戦争責任は問われず、大統領の白紙委任状を与えられるに至っている。
 
シュテドニアスがラングラン王国に侵攻した際には、軍の崩壊を防ぐために交戦を主張するノボトニー元帥と対立し、戦況の不利を悟り撤退派に転じたゾラウシャルドに接近。開戦に導いた戦争責任は問われず、大統領の白紙委任状を与えられるに至っている。
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『魔装機神』第二章ではルート分岐でその動向が大きく異なっており、シュテドニアスがメインで扱われるルートではクーデターを起こし、穏健派のノボトニー元帥らを追放し軍部の実権を握ることに成功する。その後の動向も分岐で大きく異なり、ゾラウシャルドが戦死したことで穏健派との権力闘争に敗れるかゾラウシャルド暗殺をロドニーに暴露され国から追放されたパターン(テューディルート)と、ゾラウシャルドを謀殺しシュテドニアス全体の実権を握ることに成功するパターン(ラセツルート)が存在する。そして[[テューディ・ラスム・イクナート]]と結託しイスマイルや超魔装機でラングラン王国に戦争を仕掛けるが、魔装機神操者との戦いに敗れ戦死する。
 
『魔装機神』第二章ではルート分岐でその動向が大きく異なっており、シュテドニアスがメインで扱われるルートではクーデターを起こし、穏健派のノボトニー元帥らを追放し軍部の実権を握ることに成功する。その後の動向も分岐で大きく異なり、ゾラウシャルドが戦死したことで穏健派との権力闘争に敗れるかゾラウシャルド暗殺をロドニーに暴露され国から追放されたパターン(テューディルート)と、ゾラウシャルドを謀殺しシュテドニアス全体の実権を握ることに成功するパターン(ラセツルート)が存在する。そして[[テューディ・ラスム・イクナート]]と結託しイスマイルや超魔装機でラングラン王国に戦争を仕掛けるが、魔装機神操者との戦いに敗れ戦死する。
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一方バゴニアがメインで扱われるルートでは上院議員となった[[ロドニー・ジェスハ]]ら穏健派に押され、ゾラウシャルドの人気低迷もあって劣勢に陥っている。クーデター計画も失敗に終わり、魔装機神操者との戦いに敗れ戦死する。
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一方バゴニアがメインで扱われるルートでは上院議員となった[[ロドニー・ジェスハ]]ら穏健派に押され、ゾラウシャルドの人気低迷もあって劣勢に陥っている。クーデター計画も失敗に終わる。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:PSP版では声が追加されたことで、台詞数が増加している。『[[熱血!必中!ボイス・スパログ!~魔装機神II篇~]]』で、ラセツなどの漢字表記可能な人名と機体名を持つものは『エリアル王国』にルーツを持っていることが明かされた。
 
:PSP版では声が追加されたことで、台詞数が増加している。『[[熱血!必中!ボイス・スパログ!~魔装機神II篇~]]』で、ラセツなどの漢字表記可能な人名と機体名を持つものは『エリアル王国』にルーツを持っていることが明かされた。
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
:既に故人だが、シュテドニアスの市街地が戦火に巻き込まれることを想定してか避難シェルターの建設を主導していたことが判明する(さすがにマグゥーキのような存在の出現は想定していなかったようだが)。
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:既に故人だが、シュテドニアスの市街地が戦火に巻き込まれることを想定してか避難シェルターの建設を主導していたことが判明する(さすがに[[マグゥーキ]]のような存在の出現は想定していなかったようだが)。
    
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] ===
 
=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] ===
;「よさんか、もう我々の役目は終わったのだ」<br />「それに、君には最後の役目が残っている。彼らに倒されては困るのだよ」<br />「君には、部下を煽動し、邪神徒にそそのかされた反乱兵として死ぬ役目が残っているのだよ。ククククク」<br />「この程度の策略も見破れぬ貴様には、ふさわしい最期だと思うがね」<br />「では、さよならだ」
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;「よさんか、もう我々の役目は終わったのだ」<br />「それに、君には最後の役目が残っている。彼らに倒されては困るのだよ」<br />「君には、部下を煽動し、邪神徒にそそのかされた反乱兵として死ぬ役目が残っているのだよ。ククククク」<br />「この程度の策略も見破れぬ貴様には、ふさわしい最期だと思うがね。では、さよならだ」
 
:魔装機神第一章「カタストロフ」にて部隊長を反乱兵に仕立て上げて謀殺する際の台詞。第二章で明らかになったラセツの「自分の命令に従うものには情け深いが、敵対するものには容赦しない」という性格を考えるとこの部隊長はラセツに対して反抗的だったのだろう。
 
:魔装機神第一章「カタストロフ」にて部隊長を反乱兵に仕立て上げて謀殺する際の台詞。第二章で明らかになったラセツの「自分の命令に従うものには情け深いが、敵対するものには容赦しない」という性格を考えるとこの部隊長はラセツに対して反抗的だったのだろう。
 
;「何を言っているのかな、脱走兵のラディウス元少尉?私にはさっぱり意味がわからんよ」<br />「脱走兵のたわごとなど、聞く耳は持たんという事だ。脱走兵らしく、ヤツラとともにここで死ぬのだな、ラディウス元少尉」
 
;「何を言っているのかな、脱走兵のラディウス元少尉?私にはさっぱり意味がわからんよ」<br />「脱走兵のたわごとなど、聞く耳は持たんという事だ。脱走兵らしく、ヤツラとともにここで死ぬのだな、ラディウス元少尉」
 
:「ロドニー救出」にて。ラセツの敵対者への非情さを象徴する台詞であるが、後の[[ひょっとこ仮面|あるイベント]]のことを考えると…。
 
:「ロドニー救出」にて。ラセツの敵対者への非情さを象徴する台詞であるが、後の[[ひょっとこ仮面|あるイベント]]のことを考えると…。
;「ロドニーか。ふっ、無能者の下についたのが、貴様の不運だったな。どうだ、今からでも遅くはない。私の元で働く気はないかね?君ならば、大将の位を差し上げてもいい」
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;ラセツ「ロドニーか。ふっ、無能者の下についたのが、貴様の不運だったな。どうだ、今からでも遅くはない。私の元で働く気はないかね?君ならば、大将の位を差し上げてもいい」<br/>ロドニー「そら、おもしろい話やな。けど……おんどれの下で働くくらいやったらな、 ナメクジの部下になった方がマシじゃい!」<br/>「……よく言ったな、ロドニー。口はその身を滅ぼすという事を、身をもって知るがいいっ!!」
:「造反」もしくは「クーデター」にて。ラセツはロドニーとは敵対関係であるが、その一方で彼の実力も高く評価していることが窺える台詞である。
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:「造反」もしくは「クーデター」にて。ラセツはロドニーとは敵対関係であるが、その一方で彼の実力も高く評価していることが窺える台詞である。もっともラセツもナメクジよりも下に見られては堪ったものではなく珍しく激怒している。
;「……よく言ったな、ロドニー。口はその身を滅ぼすという事を、身をもって知るがいいっ!!」
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:「造反」もしくは「クーデター」においてロドニーから「おんどれの下で働くくらいやったらな、ナメクジの部下になった方がマシじゃい!」と言われて。ラセツもナメクジよりも下に見られては堪ったものではなく珍しく激怒している。
   
;「あなたのバックにある、軍産複合体『トリニティ』のことですか?ふふ、それなら心配はいりませんよ。トリニティは間もなく解体されます。連邦決議案でね。既に全議員の8割に、下工作は終わっています。トリニティの支配は、もう終わらせなければなりません。この戦いが終われば、軍事企業に意味はなくなる。シュテドニアスの支配に、戦争屋は不要なのですよ。あなたは、それをわかっていない。だから、死んでいただく」
 
;「あなたのバックにある、軍産複合体『トリニティ』のことですか?ふふ、それなら心配はいりませんよ。トリニティは間もなく解体されます。連邦決議案でね。既に全議員の8割に、下工作は終わっています。トリニティの支配は、もう終わらせなければなりません。この戦いが終われば、軍事企業に意味はなくなる。シュテドニアスの支配に、戦争屋は不要なのですよ。あなたは、それをわかっていない。だから、死んでいただく」
 
:「カークスの遺産」より。ゾラウシャルド大統領を暗殺する際の台詞。野望の塊のごときラセツではあるが、当人なりの志があることが伺える。その後の展開はロドニーとエリスが仲間にいるかどうかで変わる。なお、続編のIIIではトリニティ自体は出てこないが、軍事産業からの支援を受ける議員の発言力が未だ根強く、IIでの内戦の復興もままならぬ状況でも軍事産業に力を入れる方向で国が動いていた。
 
:「カークスの遺産」より。ゾラウシャルド大統領を暗殺する際の台詞。野望の塊のごときラセツではあるが、当人なりの志があることが伺える。その後の展開はロドニーとエリスが仲間にいるかどうかで変わる。なお、続編のIIIではトリニティ自体は出てこないが、軍事産業からの支援を受ける議員の発言力が未だ根強く、IIでの内戦の復興もままならぬ状況でも軍事産業に力を入れる方向で国が動いていた。
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;「ふざけた事を……その正体、暴いてやる!!」
 
;「ふざけた事を……その正体、暴いてやる!!」
 
:対ひょっとこ仮面戦にて。'''[[マサキ・アンドー|他]][[リューネ・ゾルダーク|の]][[ミオ・サスガ|面]][[エリス・ラディウス|々]]には[[ロドニー・ジェスハ|正体]]がバレバレなだけに、'''大真面目なセリフが笑いを誘う『迷台詞』である。上記の台詞が色々な意味で台無しである。
 
:対ひょっとこ仮面戦にて。'''[[マサキ・アンドー|他]][[リューネ・ゾルダーク|の]][[ミオ・サスガ|面]][[エリス・ラディウス|々]]には[[ロドニー・ジェスハ|正体]]がバレバレなだけに、'''大真面目なセリフが笑いを誘う『迷台詞』である。上記の台詞が色々な意味で台無しである。
;「正体を現せ、不届き者が!」 / 「そのふざけた物言い、[[ロドニー・ジェスハ|誰か]]を思い出して不愉快だ!」
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;「そのふざけた物言い、[[ロドニー・ジェスハ|誰か]]を思い出して不愉快だ!」
 
:ひょっとこ仮面と戦闘で対峙した時の言葉。正解まで後一歩。
 
:ひょっとこ仮面と戦闘で対峙した時の言葉。正解まで後一歩。
  
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