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OVA版ではシャアの思念ではなく、「自らを器と定義して、そのように振る舞う男」としての個我が成立している。ラプラスの箱の強奪に失敗した後にメガラニカを脱出、ネオ・ジオングに搭乗してバナージと戦うも、あくまでも自らの論理を以ってバナージを引き込もうと、砲火を交わしつつ論戦を繰り広げた。
 
OVA版ではシャアの思念ではなく、「自らを器と定義して、そのように振る舞う男」としての個我が成立している。ラプラスの箱の強奪に失敗した後にメガラニカを脱出、ネオ・ジオングに搭乗してバナージと戦うも、あくまでも自らの論理を以ってバナージを引き込もうと、砲火を交わしつつ論戦を繰り広げた。
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最終的にはネオ・ジオングのサイコシャードとユニコーンのサイコ・フレームの共鳴を介し、バナージと共にかつてのアムロとララァのように“刻”を形象として垣間見る。その果てに虚無の世界を見る。それを提示しバナージを自分と同じ諦念へと誘うが、それを見てもなお諦めないバナージの「それでも…それでも!」という叫びに呼応してユニコーンガンダムが発した“暖かな光”を「ソフトチェストタッチ」によって注ぎ込まれると、フロンタルの中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となった。フロンタルの中の“シャアの絶望”はシャア本人に回収され、残った己の意志で以って、先の可能性をバナージに託した。
 
最終的にはネオ・ジオングのサイコシャードとユニコーンのサイコ・フレームの共鳴を介し、バナージと共にかつてのアムロとララァのように“刻”を形象として垣間見る。その果てに虚無の世界を見る。それを提示しバナージを自分と同じ諦念へと誘うが、それを見てもなお諦めないバナージの「それでも…それでも!」という叫びに呼応してユニコーンガンダムが発した“暖かな光”を「ソフトチェストタッチ」によって注ぎ込まれると、フロンタルの中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となった。フロンタルの中の“シャアの絶望”はシャア本人に回収され、残った己の意志で以って、先の可能性をバナージに託した。
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:[[特異点]]+[[ニュータイプ]]という文字通りに特異な存在であるゆえか、シャア共々[[黒の英知]]に接触した節があり、歴代スパロボの並行世界におけるシャアの動向を掴んでいる。しかし、基本的には原作どおり「スペースノイドの希望たる赤い彗星」を演じているに過ぎないため、彼自身の意図がどういったものかは不明。
 
:[[特異点]]+[[ニュータイプ]]という文字通りに特異な存在であるゆえか、シャア共々[[黒の英知]]に接触した節があり、歴代スパロボの並行世界におけるシャアの動向を掴んでいる。しかし、基本的には原作どおり「スペースノイドの希望たる赤い彗星」を演じているに過ぎないため、彼自身の意図がどういったものかは不明。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]からネオ・ジオン総帥の座を譲り受けており、事実上ネオ・ジオンのトップとなっている。Zシリーズにおけるフロンタルの素性は[[UCW]]のジオニズム信奉の一派が、「赤い彗星」の絶対的カリスマを求めて作り上げた[[クローン]]の一体に <ref>[[レイ・ザ・バレル|レイ]]の口からシャアのクローンであると説明されている。</ref>、前作で発生した[[新世時空震動]]で[[並行世界]]のシャアの意識が流れ込んでいた、というもの。
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:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]からネオ・ジオン総帥の座を譲り受けており、事実上ネオ・ジオンのトップとなっている。Zシリーズにおけるフロンタルの素性は[[UCW]]のジオニズム信奉の一派が、「赤い彗星」の絶対的カリスマを求めて作り上げた[[クローン]]の一体に<ref>[[レイ・ザ・バレル|レイ]]の口からシャアのクローンであると説明されている。</ref>、前作で発生した[[新世時空震動]]で[[並行世界]]のシャアの意識が流れ込んでいた、というもの。
 
:今回はシナンジュはルート分岐でしかお目にかかれない。終盤は[[ネオ・ジオング]]に搭乗する。
 
:今回はシナンジュはルート分岐でしかお目にかかれない。終盤は[[ネオ・ジオング]]に搭乗する。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
:登場こそするものの、今作では他に宇宙世紀作品が参戦していないためにクロスオーバーが少なめで、UCの原作再現が中盤からな上にルート分岐によっては終盤まで殆ど登場せず、味方側に因縁のあるキャラクターが少ない事もあって第3次Zと比べると影が薄い。
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:登場こそするものの、今作では他に宇宙世紀作品が参戦していないためにクロスオーバーが少なめで、UCの原作再現が中盤からな上にルート分岐によっては終盤まで殆ど登場せず、味方側に因縁のあるキャラクターが少ない事もあって『第3次Z』と比べると影が薄い。
:能力こそ高いがZ3のように精神コマンドの使用等はしてこない事に加えルーチンの関係でHPの多い機体ばかり狙うので、シナンジュ搭乗時に共通ルートで戦う際はリディのバンシィ・ノルンだけを狙い続けるため、さほど強くは感じられないかもしれない。
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:能力こそ高いが『第3次Z』のように精神コマンドの使用等はしてこない事に加えルーチンの関係でHPの多い機体ばかり狙うので、シナンジュ搭乗時に共通ルートで戦う際はリディのバンシィ・ノルンだけを狙い続けるため、さほど強くは感じられないかもしれない。
 
:最終決戦時にはネオジオングに搭乗するも、全回復を乱発するBXのボス勢の中で50%程しか回復しない彼は良心的に見える。登場マップは敗北条件に指定されている機体が多く、彼の機体も他のボス機体同様、圧倒的な射程と範囲のMAP兵器を搭載しているのでそこだけは注意したい。
 
:最終決戦時にはネオジオングに搭乗するも、全回復を乱発するBXのボス勢の中で50%程しか回復しない彼は良心的に見える。登場マップは敗北条件に指定されている機体が多く、彼の機体も他のボス機体同様、圧倒的な射程と範囲のMAP兵器を搭載しているのでそこだけは注意したい。
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=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[第3次Z時獄篇]]
+
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
:[[直感]]、[[集中]]、[[加速]]、[[直撃]]、[[魂]]
 
:[[直感]]、[[集中]]、[[加速]]、[[直撃]]、[[魂]]
 
:シャアと全く同じ構成だが、集中に+が付いていない辺り、シャアとの違いを意識させられる。
 
:シャアと全く同じ構成だが、集中に+が付いていない辺り、シャアとの違いを意識させられる。
    
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[第3次Z時獄篇]]
+
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
:[[強化人間]]L9、[[底力]]L5、[[指揮官]]L4、[[サイズ差補正無視]]L3、[[集束攻撃|マルチターゲット]]、[[気力+ボーナス|気力+ボーナス]]、[[ガード]]、[[2回行動]]
 
:[[強化人間]]L9、[[底力]]L5、[[指揮官]]L4、[[サイズ差補正無視]]L3、[[集束攻撃|マルチターゲット]]、[[気力+ボーナス|気力+ボーナス]]、[[ガード]]、[[2回行動]]
 
: '''先頭に「強化人間」'''。確かに設定上「ニュータイプ」をつけるわけにはいかず、強敵ぶりを能力補正で再現するにはこうするしかないのだが、ある意味正体がバレバレである([[ラウ・ル・クルーゼ|似たような前例はあるにはあったが]])。
 
: '''先頭に「強化人間」'''。確かに設定上「ニュータイプ」をつけるわけにはいかず、強敵ぶりを能力補正で再現するにはこうするしかないのだが、ある意味正体がバレバレである([[ラウ・ル・クルーゼ|似たような前例はあるにはあったが]])。
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:ガードと2回行動は当初「???」扱いで未修得だが、最終決戦で解禁される。
 
:ガードと2回行動は当初「???」扱いで未修得だが、最終決戦で解禁される。
 
:スキルも強化人間を除いて全てシャアと同じだが、'''なんと強化人間がL9まで成長する'''。何気に本流シリーズで強化人間L9到達者は久々でもある。尤も、シャアもエースボーナス込みでニュータイプL9まで行くが。
 
:スキルも強化人間を除いて全てシャアと同じだが、'''なんと強化人間がL9まで成長する'''。何気に本流シリーズで強化人間L9到達者は久々でもある。尤も、シャアもエースボーナス込みでニュータイプL9まで行くが。
;[[BX]]
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;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
 
:[[強化人間]]L9、[[プレッシャー]]L4、[[援護攻撃]]L3、[[気力限界突破]]、[[カウンター]]、[[見切り]]、[[ガード]]、[[全体攻撃]]L3、[[指揮]]L4
 
:[[強化人間]]L9、[[プレッシャー]]L4、[[援護攻撃]]L3、[[気力限界突破]]、[[カウンター]]、[[見切り]]、[[ガード]]、[[全体攻撃]]L3、[[指揮]]L4
:第3次Zより更に強化されている。底力こそ無くなったものの、プレッシャーとガードでダメージを軽減し見切りと強化人間で命中率と回避率の上昇、気力限界突破で気力の上限も上がった。
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:『第3次Z』より更に強化されている。底力こそ無くなったものの、プレッシャーとガードでダメージを軽減し見切りと強化人間で命中率と回避率の上昇、気力限界突破で気力の上限も上がった。
    
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
;反撃時の与ダメージ1.2倍、命中率+20%
 
;反撃時の与ダメージ1.2倍、命中率+20%
:時獄篇・天獄篇とも、表記は違うがこのボーナス。天獄篇では全体的に難易度が上げられているため、ネオ・ジオング搭乗時にしっかり習得して現れる。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』で採用。『時獄篇』・『天獄篇』とも、表記は違うがこのボーナス。『天獄篇』では全体的に難易度が上げられているため、ネオ・ジオング搭乗時にしっかり習得して現れる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
=== 機動戦士ガンダムUC ===
   
;[[オードリー・バーン]]([[ミネバ・ラオ・ザビ]])
 
;[[オードリー・バーン]]([[ミネバ・ラオ・ザビ]])
 
:「[[ラプラスの箱]]」を利用する方針に関して彼女とは対立する。また、彼女からはシャア・アズナブルを演じようとする姿勢を嫌悪されており、「空っぽな人間」と酷評されている。
 
:「[[ラプラスの箱]]」を利用する方針に関して彼女とは対立する。また、彼女からはシャア・アズナブルを演じようとする姿勢を嫌悪されており、「空っぽな人間」と酷評されている。
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;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
:演じている存在。両者の外見や声等があまりにもよく似ている。また、フロンタル自身はシャアを「敗北した人間」と見下し、自らを「宇宙民の意思を受け入れる器」と豪語しているが、所詮は「他人の念仏で極楽参り」をしているに過ぎないので、説得力はあまり無い。
 
:演じている存在。両者の外見や声等があまりにもよく似ている。また、フロンタル自身はシャアを「敗北した人間」と見下し、自らを「宇宙民の意思を受け入れる器」と豪語しているが、所詮は「他人の念仏で極楽参り」をしているに過ぎないので、説得力はあまり無い。
:時獄編では彼と共演。フロンタルの立ち位置は「シャア不在の間の[[偽物|影武者]]」という設定になっており、シャアの帰還後は退いている。終盤では、スペースノイドの旗頭ではなく人類すべてを救おうとした彼を「赤い彗星の偽者」と断じ、自らを真の赤い彗星としてアクシズ落としを行う。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z時獄編]]』では彼と共演。フロンタルの立ち位置は「シャア不在の間の[[偽物|影武者]]」という設定になっており、シャアの帰還後は退いている。終盤では、スペースノイドの旗頭ではなく人類すべてを救おうとした彼を「赤い彗星の偽者」と断じ、自らを真の赤い彗星としてアクシズ落としを行う。
 
:シャア本人も、初対面より自身の嫌な部分を見せ付けるかのような存在である、文字通りの「道化」のフロンタルには良い印象を持ってはおらず、後に似た者同士呼ばわりされた際は、「不愉快」と拒絶している。
 
:シャア本人も、初対面より自身の嫌な部分を見せ付けるかのような存在である、文字通りの「道化」のフロンタルには良い印象を持ってはおらず、後に似た者同士呼ばわりされた際は、「不愉快」と拒絶している。
:時獄篇の[[戦闘前会話]]ではフロンタルの出自に気付いているが、上述の通りOVA版にはモナハンは登場しなかったため、天獄篇ではそれについて深く言及されなかった。
+
:『時獄篇』の[[戦闘前会話]]ではフロンタルの出自に気付いているが、上述の通りOVA版にはモナハンは登場しなかったため、天獄篇ではそれについて深く言及されなかった。
 
;[[アムロ・レイ]]、[[カミーユ・ビダン]]
 
;[[アムロ・レイ]]、[[カミーユ・ビダン]]
:前者は[[一年戦争]]当初から、後者は[[グリプス戦役]]当初から、本物のシャアと関わって来た男達。時獄編ではシャアの模倣であり、同時にその意志を否定するフロンタルに対しては激しい敵意を向けている。また、アムロに対しては自身の手を汚さず暗殺者に始末させようまでしており、その結果、彼からはシャア・アズナブルでも無ければ赤い彗星でも無いと断じられた。カミーユも、戦闘デモではシャアと相対した時以上の剣幕で全否定しており、相当腹に据えかねたことが伺える(が、逆に言えば二人ともそれほどまでに本物のシャアを理解し、信じているとも言える)。
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:前者は[[一年戦争]]当初から、後者は[[グリプス戦役]]当初から、本物のシャアと関わって来た男達。『第3次Z時獄編』ではシャアの模倣であり、同時にその意志を否定するフロンタルに対しては激しい敵意を向けている。また、アムロに対しては自身の手を汚さず暗殺者に始末させようまでしており、その結果、彼からはシャア・アズナブルでも無ければ赤い彗星でも無いと断じられた。カミーユも、戦闘デモではシャアと相対した時以上の剣幕で全否定しており、相当腹に据えかねたことが伺える(が、逆に言えば二人ともそれほどまでに本物のシャアを理解し、信じているとも言える)。
 
;[[ハマーン・カーン]]
 
;[[ハマーン・カーン]]
:時獄編では彼女とも共にネオ・ジオンを率いる立場にあるが、彼女からも快く思われていない。天獄篇では彼女からネオ・ジオン総帥の座を譲られるが、最終的にはZ-BLUEに加わった彼女とも敵対する。
+
:『第3次Z時獄編』では彼女とも共にネオ・ジオンを率いる立場にあるが、彼女からも快く思われていない。『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では彼女からネオ・ジオン総帥の座を譲られるが、最終的にはZ-BLUEに加わった彼女とも敵対する。
 
;[[ララァ・スン]]
 
;[[ララァ・スン]]
:OVA版、ならびに第3次Z天獄篇では彼女に導かれ、バナージに希望を託してこの世を去った。
+
:OVA版、ならびに『第3次Z天獄篇』では彼女に導かれ、バナージに希望を託してこの世を去った。
 
;[[ギュネイ・ガス]]、[[クェス・パラヤ]]、[[レズン・シュナイダー]]
 
;[[ギュネイ・ガス]]、[[クェス・パラヤ]]、[[レズン・シュナイダー]]
:第3次Z時獄篇では目下の同僚だが、三人全員から不信感と嫌悪を抱かれており、特にクェスからはアムロの暗殺未遂の黒幕であると早い段階で勘付かれていた。
+
:『第3次Z時獄篇』では目下の同僚だが、三人全員から不信感と嫌悪を抱かれており、特にクェスからはアムロの暗殺未遂の黒幕であると早い段階で勘付かれていた。
:天獄篇ではクェスが最初からシャアに付いて去り、ギュネイとレズンはフロンタルの部下となるも中盤でシャア派の将兵共々離反される。
+
:『第3次Z天獄篇』ではクェスが最初からシャアに付いて去り、ギュネイとレズンはフロンタルの部下となるも中盤でシャア派の将兵共々離反される。
    
=== [[コズミック・イラ]]作品 ===
 
=== [[コズミック・イラ]]作品 ===
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
:クロノの暗部が生んだ生贄と認識しており、それ故に彼の憎しみについても理解の意図を示していた。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』ではクロノの暗部が生んだ生贄と認識しており、それ故に彼の憎しみについても理解の意図を示していた。
 
;[[ミーア・キャンベル]]
 
;[[ミーア・キャンベル]]
:時獄篇では既に故人であるため、直接の絡みはないが、自分と同じく影武者として生きてきた彼女を自分と比較していた。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』では既に故人であるため、直接の絡みはないが、自分と同じく影武者として生きてきた彼女を自分と比較していた。
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
:天獄篇では同盟を結び彼の率いる[[ザフト]]の強硬派と共に連邦軍やZ-BLUEと敵対するが、彼からは本心では信頼されておらず、最終的にはZ-BLUEに加わった彼とも敵対する。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では同盟を結び彼の率いる[[ザフト]]の強硬派と共に連邦軍やZ-BLUEと敵対するが、彼からは本心では信頼されておらず、最終的にはZ-BLUEに加わった彼とも敵対する。
    
=== 西暦作品 ===
 
=== 西暦作品 ===
 
;[[ティエリア・アーデ]]
 
;[[ティエリア・アーデ]]
:天獄篇では彼がイノベイドであることは見抜いていたが、ヴェーダの一時的な緊急停止権を持っていたことは気づいておらず、コード『CHRONO H』を発動されたことにより、状況は一変。最終的には撤退する羽目となった。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では彼がイノベイドであることは見抜いていたが、ヴェーダの一時的な緊急停止権を持っていたことは気づいておらず、コード「CHRONO H」を発動されたことにより、状況は一変。最終的には撤退する羽目となった。
:BXでも、彼によってネェル・アーガマのシステムを奪還され、反撃を許す事になった。
+
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』でも、彼によってネェル・アーガマのシステムを奪還され、反撃を許す事になった。
    
=== SDガンダムシリーズ ===
 
=== SDガンダムシリーズ ===
 
;[[黄金の騎士]]
 
;[[黄金の騎士]]
:BXでは[[ドラゴンベビー]]の企みを破って姿を現した際に、その姿に大きな反応を見せる(後述)。
+
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では[[ドラゴンベビー]]の企みを破って姿を現した際に、その姿に大きな反応を見せる(後述)。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
;[[ガウルン]]
 
;[[ガウルン]]
:時獄編では中盤に密かに結託したアマルガムより派遣された彼を[[Z-BLUE]]足止めのために利用する。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄編]]』では中盤に密かに結託したアマルガムより派遣された彼を[[Z-BLUE]]足止めのために利用する。
 
;[[レナード・テスタロッサ]]
 
;[[レナード・テスタロッサ]]
:第3次Zでは彼と結託しており、天獄篇では共に[[サイデリアル]]に擦り寄りつつ、自らの目的を果たすために暗躍する。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』では彼と結託しており、天獄篇では共に[[サイデリアル]]に擦り寄りつつ、自らの目的を果たすために暗躍する。
 
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ]])
 
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ]])
:時獄篇では「シャアを演じる」「アクシズの落下によって他者や自分が死んでも興味がない」と言い切る姿に、ゼロは[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]と同じ「虚無」を持っていると評した。
+
:『第3次Z時獄篇』では「シャアを演じる」「アクシズの落下によって他者や自分が死んでも興味がない」と言い切る姿に、ゼロは[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]と同じ「虚無」を持っていると評した。
 
:実際シュナイゼルとフロンタルの2人は「己」が存在せず、生命への執着が(自他含めて)無きに等しく、行動原理も自らの意志に依るものでは無く「他者が望むから」という共通点を持っており、ゼロが彼をシュナイゼルと同類と見たのも自然の流れと言える。
 
:実際シュナイゼルとフロンタルの2人は「己」が存在せず、生命への執着が(自他含めて)無きに等しく、行動原理も自らの意志に依るものでは無く「他者が望むから」という共通点を持っており、ゼロが彼をシュナイゼルと同類と見たのも自然の流れと言える。
    
=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
 
;[[ノノ]]([[バスターマシン7号]])
 
;[[ノノ]]([[バスターマシン7号]])
:天獄篇におけるフロンタルとの最終決戦において、'''彼女の決め台詞に口を挟む'''という掟破りを平然と行う(後述)
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』におけるフロンタルとの最終決戦において、'''彼女の決め台詞に口を挟む'''という掟破りを平然と行う(後述)。
 
;[[アンチスパイラル]]
 
;[[アンチスパイラル]]
:時獄篇ではアクシズでの決戦の際、[[エタニティ・フラット]]の完成を目論むフロンタルとの利害が一致することで、フロンタルに助力して[[ムガン]]の軍勢を増援に送る。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』ではアクシズでの決戦の際、[[エタニティ・フラット]]の完成を目論むフロンタルとの利害が一致することで、フロンタルに助力して[[ムガン]]の軍勢を増援に送る。
 
;[[レイディ・リンクス]]
 
;[[レイディ・リンクス]]
:BXにおける協力者。
+
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』における協力者。
    
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
;[[アドヴェント]]
 
;[[アドヴェント]]
:天獄篇では彼からラプラス事件の真相と箱の真実を伝えられた。が、その全てを見下した態度には「気に入らんな」と不快感を露わにしていた。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では彼からラプラス事件の真相と箱の真実を伝えられた。が、その全てを見下した態度には「気に入らんな」と不快感を露わにしていた。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「これはファッションのようなもので、プロパガンダと言ってもいい。君のように素直に言ってくれる人がいないので、つい忘れてしまう。すまなかった」
 
;「これはファッションのようなもので、プロパガンダと言ってもいい。君のように素直に言ってくれる人がいないので、つい忘れてしまう。すまなかった」
 
:同第2巻より。フル・フロンタルと面会したバナージが顔を見せてほしいと言い、怒るアンジェロを押しとどめてマスクを取るフロンタル。このような洗練された冷静な態度も彼の特徴である。
 
:同第2巻より。フル・フロンタルと面会したバナージが顔を見せてほしいと言い、怒るアンジェロを押しとどめてマスクを取るフロンタル。このような洗練された冷静な態度も彼の特徴である。
;「今の私は自らを器と規定している。宇宙に捨てられた者の想い…ジオンの理想を継ぐ者たちの宿願を受け止めるための器だ。」<br/>「彼らが望むなら私はシャア・アズナブルになる。このマスクはそのためのものだ」
+
;「今の私は自らを器と規定している。宇宙に捨てられた者の想い…ジオンの理想を継ぐ者たちの宿願を受け止めるための器だ。」<br />「彼らが望むなら私はシャア・アズナブルになる。このマスクはそのためのものだ」
 
:同第2巻より。[[バナージ・リンクス|バナージ]]に「あなたはシャア・アズナブルなんですか!?」と問われて。この『器』という考えがフロンタルの根底になっている。
 
:同第2巻より。[[バナージ・リンクス|バナージ]]に「あなたはシャア・アズナブルなんですか!?」と問われて。この『器』という考えがフロンタルの根底になっている。
 
;「もし、シャア・アズナブルが生きているとすれば……それはもう、人ではなくなっているのではないかな?」
 
;「もし、シャア・アズナブルが生きているとすれば……それはもう、人ではなくなっているのではないかな?」
 
:ネェル・アーガマ制圧後のジンネマンとの会話にて。あまりにも無機的なその言葉は、ジンネマンをして「こいつは何'''物'''だ?」と思わしめた。
 
:ネェル・アーガマ制圧後のジンネマンとの会話にて。あまりにも無機的なその言葉は、ジンネマンをして「こいつは何'''物'''だ?」と思わしめた。
 
:尤も、ガンダムシリーズ全体を見渡すと'''[[黄金の騎士|ある意味本当に人ではなくなっているシャア]]がいたりもするが'''。
 
:尤も、ガンダムシリーズ全体を見渡すと'''[[黄金の騎士|ある意味本当に人ではなくなっているシャア]]がいたりもするが'''。
;「ニュータイプになれば、あの温かな光を以て、時間さえ支配出来る? それは夢だ。地球を包んだあの虹を見ても人は変わらなかった。これからも変わることはない」<BR/>「真理からは遠く、光を超える術すら手に入れられず、届く範囲のスペースで増えては滅ぶ……それが人間だ」<BR/>「導く必要はなく、その価値もない……ならば、私は器になろう」
+
;「ニュータイプになれば、あの温かな光を以て、時間さえ支配出来る? それは夢だ。地球を包んだあの虹を見ても人は変わらなかった。これからも変わることはない」<br />「真理からは遠く、光を超える術すら手に入れられず、届く範囲のスペースで増えては滅ぶ……それが人間だ」<br />「導く必要はなく、その価値もない……ならば、私は器になろう」
 
:
 
:
;「カラになったこの身体に人の総意を引き受け、彼らが願うところを願うとしよう」<BR/>「ニュータイプ……可能性 はもう要らない。無為な存在ならそれに相応しく、小さく自足できる環境をくれてやろう」<BR/>「……おかしなものだ。これではまるで、復讐を誓っているようではないか。誰の為の復讐だ? シャア……それもいい。人がそう望むなら、私はシャアになろう」
+
;「カラになったこの身体に人の総意を引き受け、彼らが願うところを願うとしよう」<br />「ニュータイプ……可能性 はもう要らない。無為な存在ならそれに相応しく、小さく自足できる環境をくれてやろう」<br />「……おかしなものだ。これではまるで、復讐を誓っているようではないか。誰の為の復讐だ? シャア……それもいい。人がそう望むなら、私はシャアになろう」
 
:
 
:
 
;「熱……暖かな光……こんなものがいくら集まっても、何も……そう、何も……!」
 
;「熱……暖かな光……こんなものがいくら集まっても、何も……そう、何も……!」
 
:
 
:
;「潮時……か……」<BR/>「君に……託す……成すべきと、思ったことを……」
+
;「潮時……か……」<br />「君に……託す……成すべきと、思ったことを……」
 
:最期。絶望を払われた男は、次代を担う者に可能性を託して宇宙の闇に去って行った。ほんの一時だけ地球に現れては消える、彗星のように。
 
:最期。絶望を払われた男は、次代を担う者に可能性を託して宇宙の闇に去って行った。ほんの一時だけ地球に現れては消える、彗星のように。
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;「奇妙な感覚だ。昔、いまと同じことを考えていたような気がする。ニュータイプといえども、肉体を使った戦いには訓練と要する。だから『ガンダム』のパイロットをおびき出して、生身で決着を――」
 
;「奇妙な感覚だ。昔、いまと同じことを考えていたような気がする。ニュータイプといえども、肉体を使った戦いには訓練と要する。だから『ガンダム』のパイロットをおびき出して、生身で決着を――」
 
:メガラニカにてバナージの白兵戦の直前の独白。『昔』と言っているのは[[ア・バオア・クー]]内部でのシャアとアムロの白兵戦の事を指しているが決着は着かず結局は機体に乗った末に相撃ちに終わった。また、『肉体を使った戦いには訓練と要する』は[[∀ガンダム_(TV)|作者がかつて書いた作品の原作]]での[[ギム・ギンガナム|皮肉とも]][[ロラン・セアック|取れる言葉]]である。
 
:メガラニカにてバナージの白兵戦の直前の独白。『昔』と言っているのは[[ア・バオア・クー]]内部でのシャアとアムロの白兵戦の事を指しているが決着は着かず結局は機体に乗った末に相撃ちに終わった。また、『肉体を使った戦いには訓練と要する』は[[∀ガンダム_(TV)|作者がかつて書いた作品の原作]]での[[ギム・ギンガナム|皮肉とも]][[ロラン・セアック|取れる言葉]]である。
;「残留思念という言葉を知っているはずだ」<BR/>「サイコフレームは人の意思に反応する性質を持つが、同時に人の意思を吸い取りもする。星をも動かすほどの力を発動させたサイコフレームは、その代償に[[シャア・アズナブル|核となった人間の意志]]を吸収し尽くした」<BR/>「その者の意識が、戻る場所を失って宇宙をさまよっていたのだとしたら……。たまたま現れた似姿に宿っても、不思議はあるまい。君が言うとおり、人は他者の中に自己を見出す生き物だからな」
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;「残留思念という言葉を知っているはずだ」<br />「サイコフレームは人の意思に反応する性質を持つが、同時に人の意思を吸い取りもする。星をも動かすほどの力を発動させたサイコフレームは、その代償に[[シャア・アズナブル|核となった人間の意志]]を吸収し尽くした」<br />「その者の意識が、戻る場所を失って宇宙をさまよっていたのだとしたら……。たまたま現れた似姿に宿っても、不思議はあるまい。君が言うとおり、人は他者の中に自己を見出す生き物だからな」
 
:メガラニカにて、バナージを相手に白兵戦を行いながら。原作のフロンタルもOVA同様、強化人間の中にシャアの意識が入り込んだ存在らしい。
 
:メガラニカにて、バナージを相手に白兵戦を行いながら。原作のフロンタルもOVA同様、強化人間の中にシャアの意識が入り込んだ存在らしい。
;「オールドタイプの枠組み……義務や責任と言った観念に縛られている君だ。ニュータイプにはニュータイプの世界との関わり方がある、と言っても承知しないだろう」<BR/>「変わろうとしない者には、変わらないなりの未来を与えておけばいい。『箱』はそのために使わせてもらう。それが、ニュータイプを否定した人類への報いだ」
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;「オールドタイプの枠組み……義務や責任と言った観念に縛られている君だ。ニュータイプにはニュータイプの世界との関わり方がある、と言っても承知しないだろう」<br />「変わろうとしない者には、変わらないなりの未来を与えておけばいい。『箱』はそのために使わせてもらう。それが、ニュータイプを否定した人類への報いだ」
 
:シナンジュに乗り込んで。これを聞いたバナージは、フロンタルの本質が「何もない自分を哀れむ誰かが世界を憎み、拾い物の言葉に自分の感情を載せている、偽者ですらないシャアの紛い物」だと直感した。
 
:シナンジュに乗り込んで。これを聞いたバナージは、フロンタルの本質が「何もない自分を哀れむ誰かが世界を憎み、拾い物の言葉に自分の感情を載せている、偽者ですらないシャアの紛い物」だと直感した。
;「じきに分かる。究極の感応を得ることが、どういうことか……。真のニュータイプとなる代償に、君はそのマシーンに喰われる。バナージ・リンクスという遺伝子の器は失われる。究極のニュータイプの完成だよ」<BR/>「言ったろう?。君はもう、“みんな”の中には帰れないと」
+
;「じきに分かる。究極の感応を得ることが、どういうことか……。真のニュータイプとなる代償に、君はそのマシーンに喰われる。バナージ・リンクスという遺伝子の器は失われる。究極のニュータイプの完成だよ」<br />「言ったろう?。君はもう、“みんな”の中には帰れないと」
 
:小説版最後の台詞で、フロンタル流のニュータイプの定義。分かり合うことの目的は融和だが、その究極の形は「一つになった意志」であるという。[[人類補完計画]]や[[イデ]]に通じるものがある。事実、この直後にフロンタルを葬ったバナージは……[[ユニコーンガンダム|。]]
 
:小説版最後の台詞で、フロンタル流のニュータイプの定義。分かり合うことの目的は融和だが、その究極の形は「一つになった意志」であるという。[[人類補完計画]]や[[イデ]]に通じるものがある。事実、この直後にフロンタルを葬ったバナージは……[[ユニコーンガンダム|。]]
 
:ちなみにこれらの台詞はOVA版では若干ニュアンスが変わっており、現実を突きつけようとする小説版とは異なり、バナージに対してフロンタルなりの論理を説明するものになっている。
 
:ちなみにこれらの台詞はOVA版では若干ニュアンスが変わっており、現実を突きつけようとする小説版とは異なり、バナージに対してフロンタルなりの論理を説明するものになっている。
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;「私とて赤い彗星と言われた男だ……やってみせよう!」<BR/>「君の生まれの不幸を呪いたまえ」
+
;「私とて赤い彗星と言われた男だ……やってみせよう!」<br />「君の生まれの不幸を呪いたまえ」
 
:「連続攻撃」の台詞パターンの一つ。言うまでもないが元ネタは[[一年戦争]]で[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]を謀殺した際のシャアの名言。
 
:「連続攻撃」の台詞パターンの一つ。言うまでもないが元ネタは[[一年戦争]]で[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]を謀殺した際のシャアの名言。
 
;「シャア・アズナブルを消去すれば、私は……」/「赤い彗星は一人でいい!」
 
;「シャア・アズナブルを消去すれば、私は……」/「赤い彗星は一人でいい!」
 
:シャアとの特殊戦闘台詞。
 
:シャアとの特殊戦闘台詞。
 
;「プロト・プル・トゥエルブ……クローニングによる人工ニュータイプ計画……その12番目の試作品である彼女……マリーダ・クルス中尉に敬意を表しよう」
 
;「プロト・プル・トゥエルブ……クローニングによる人工ニュータイプ計画……その12番目の試作品である彼女……マリーダ・クルス中尉に敬意を表しよう」
:「パラオ急襲」/「猛るユニコーン」にて。本来の設定とは異なり、Zシリーズでは12番目の'''試作品'''となっている。天獄篇での参戦ラインナップを見るに、どうやら『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』を「出さない」ための改変だったらしい(元の設定のままだと、オリジナルに当たるプルの顛末をどこかで描かねばならない)。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』調査ルート第24話「パラオ急襲」/静観ルート第25話「猛るユニコーン」にて。本来の設定とは異なり、Zシリーズでは12番目の'''試作品'''となっている。『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』での参戦ラインナップを見るに、どうやら『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』を「出さない」ための改変だったらしい(元の設定のままだと、オリジナルに当たるプルの顛末をどこかで描かねばならない)。
 
;「待っていたよ、Z-BLUE。だが、これは変えてはならないことなのだ」
 
;「待っていたよ、Z-BLUE。だが、これは変えてはならないことなのだ」
 
:フィフス落下の阻止に現れたZ-BLUEに対して。「変えてはならない」の意味は後に明らかとなる。
 
:フィフス落下の阻止に現れたZ-BLUEに対して。「変えてはならない」の意味は後に明らかとなる。
 
;「それが正しいことだとしてもですか?」
 
;「それが正しいことだとしてもですか?」
:「フィフス・ルナ攻防戦」より、フィフス放棄を決定したシャアに対して。多くの歴史、およびCCA正史ではシャアはフィフス・ルナ落下を実行し、完遂しているのがミソである。
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:『第3次Z時獄篇』宇宙ルート第37話「フィフス・ルナ攻防戦」より、フィフス放棄を決定したシャアに対して。多くの歴史、およびCCA正史ではシャアはフィフス・ルナ落下を実行し、完遂しているのがミソである。
 
;「そういう言い方は嫌いですな…。大人っぽくて」
 
;「そういう言い方は嫌いですな…。大人っぽくて」
:「二つの赤い彗星」より。[[エタニティ・フラット]]を前向きに肯定した事を評価したシャアに対して[[ララァ・スン]]の言葉を使って反応し、不快感を抱かせる。同時に正体についてシャアとプレイヤーに疑念を抱かせる伏線でもある。
+
:『第3次Z時獄篇』第41話「二つの赤い彗星」より。[[エタニティ・フラット]]を前向きに肯定した事を評価したシャアに対して[[ララァ・スン]]の言葉を使って反応し、不快感を抱かせる。同時に正体についてシャアとプレイヤーに疑念を抱かせる伏線でもある。
;「誤解しないでもらおう。私こそがスペースノイドの希望を体現する者、つまりは真の赤い彗星だ」<BR/>「だから、私は正しく世界を導くために、真のシャア・アズナブルの行為であるアクシズ落下を行うのだよ」
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;「誤解しないでもらおう。私こそがスペースノイドの希望を体現する者、つまりは真の赤い彗星だ」<br />「だから、私は正しく世界を導くために、真のシャア・アズナブルの行為であるアクシズ落下を行うのだよ」
:「BEYOND THE TIME」より。フロンタルにとって「赤い彗星」とはスペースノイドの希望「でなければならない」存在であり、その希望に応えなかったシャアではなく、それに応える自分こそが「真の赤い彗星」であると言っているのである。
+
:『第3次Z時獄篇』第57話「BEYOND THE TIME」より。フロンタルにとって「赤い彗星」とはスペースノイドの希望「でなければならない」存在であり、その希望に応えなかったシャアではなく、それに応える自分こそが「真の赤い彗星」であると言っているのである。
 
:メタなことを言うと、'''アクシズ落としの場面なのにシャアが原作どおりに動かないので、代わりにシャアとして原作どおりに動いている'''という話である。
 
:メタなことを言うと、'''アクシズ落としの場面なのにシャアが原作どおりに動かないので、代わりにシャアとして原作どおりに動いている'''という話である。
 
;「そうではないよ、アムロ。私こそが真の赤い彗星なのだ」
 
;「そうではないよ、アムロ。私こそが真の赤い彗星なのだ」
 
:同話にて自ら前線に出張ってきたのを「シャアの物真似」と評したアムロの言葉を受けて。
 
:同話にて自ら前線に出張ってきたのを「シャアの物真似」と評したアムロの言葉を受けて。
;「今、宇宙に必要なのは新しい秩序を打ち立てられる強力な指導者だ。だが彼は、何かを捨てるという強い意志が足りなかった」<BR/>「棄民であるスペースノイドの持つアースノイドへの憎しみは、より直接的な行為でしか、晴らすことは出来ない。そう、このアクシズ落としのような手だ」<BR/>「それがスペースノイドが赤い彗星に望んだことだよ」
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;「今、宇宙に必要なのは新しい秩序を打ち立てられる強力な指導者だ。だが彼は、何かを捨てるという強い意志が足りなかった」<br />「棄民であるスペースノイドの持つアースノイドへの憎しみは、より直接的な行為でしか、晴らすことは出来ない。そう、このアクシズ落としのような手だ」<br />「それがスペースノイドが赤い彗星に望んだことだよ」
 
:同ステージのイベントにて。ポイントは「私に望んだこと」とは言っていない点で、フロンタルはあくまで「スペースノイドが赤い彗星に望んだ事」を、それを成そうとしないシャアに代わって「赤い彗星」として実行しているのであり、そこから逆に「スペースノイドが赤い彗星にアースノイドへの粛清を望んでいる→アースノイドを粛清する者が赤い彗星である→アクシズ落下を行う自分こそが真の赤い彗星」という思想に至ったらしい。シャアは性急と呼ばれても人の革新という形で人類全体のことを考えていたのと比べると、大きな違いであり、フロンタルが機械的に見えるシーンである。
 
:同ステージのイベントにて。ポイントは「私に望んだこと」とは言っていない点で、フロンタルはあくまで「スペースノイドが赤い彗星に望んだ事」を、それを成そうとしないシャアに代わって「赤い彗星」として実行しているのであり、そこから逆に「スペースノイドが赤い彗星にアースノイドへの粛清を望んでいる→アースノイドを粛清する者が赤い彗星である→アクシズ落下を行う自分こそが真の赤い彗星」という思想に至ったらしい。シャアは性急と呼ばれても人の革新という形で人類全体のことを考えていたのと比べると、大きな違いであり、フロンタルが機械的に見えるシーンである。
;「そこまで悲観する必要はない。そこで人は理性で自らを律し、より良き社会を築けばいい」<BR/>「人間の生命は永遠になるのだ。そこには新たな価値や意味が生まれるだろう」<BR/>「面白い、面白くないの問題ではないのだよ。我々は理性を以って、運命を受け入れるだけだ」<BR/>「人間としての尊厳、矜持、意地……そんなものでは人類は救えない」
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;「そこまで悲観する必要はない。そこで人は理性で自らを律し、より良き社会を築けばいい」<br />「人間の生命は永遠になるのだ。そこには新たな価値や意味が生まれるだろう」<br />「面白い、面白くないの問題ではないのだよ。我々は理性を以って、運命を受け入れるだけだ」<br />「人間としての尊厳、矜持、意地……そんなものでは人類は救えない」
 
:エタニティ・フラットに対しての見解。こうして見るとわかるのだが、時獄篇におけるフロンタルの行動・言動には彼自身の意志というものが全く介在しておらず、アムロをして「'''シャアから迷いを取り去った、誰も愛していない空っぽの存在'''」と言わしめている。
 
:エタニティ・フラットに対しての見解。こうして見るとわかるのだが、時獄篇におけるフロンタルの行動・言動には彼自身の意志というものが全く介在しておらず、アムロをして「'''シャアから迷いを取り去った、誰も愛していない空っぽの存在'''」と言わしめている。
;「アムロ…」<br/>「君は、私を迷いを捨てたシャアと言ってくれた。ならば、その言葉に応えよう」
+
;「アムロ…」<br />「君は、私を迷いを捨てたシャアと言ってくれた。ならば、その言葉に応えよう」
 
:直後、アンチスパイラルの意を受けたニアが差し向けた手勢が加わったのを見てフロンタルは自分は宇宙の意思に認められたと増長する。そして、アムロの言葉をそのまま形にするかのようにフロンタルはアクシズへと撤退するという狡猾な手段を取った。戦わずしてアクシズが落ちるのを傍観するという暴挙……それは、戦略的には理にかなった行動であり、同時にどこまでも「戦士」であるシャアが決してとるはずのないものであった。これを見たアムロはとうとう堪忍袋の尾が切れ、フロンタルをシャア・アズナブルでも赤い彗星でもないと断じた。
 
:直後、アンチスパイラルの意を受けたニアが差し向けた手勢が加わったのを見てフロンタルは自分は宇宙の意思に認められたと増長する。そして、アムロの言葉をそのまま形にするかのようにフロンタルはアクシズへと撤退するという狡猾な手段を取った。戦わずしてアクシズが落ちるのを傍観するという暴挙……それは、戦略的には理にかなった行動であり、同時にどこまでも「戦士」であるシャアが決してとるはずのないものであった。これを見たアムロはとうとう堪忍袋の尾が切れ、フロンタルをシャア・アズナブルでも赤い彗星でもないと断じた。
;「さあ、改めて始めよう」<br/>「''アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!''」
+
;「さあ、改めて始めよう」<br />「''アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!''」
 
:アースノイドの粛清と「時の牢獄」の構築を目論むフロンタルは「空虚な器にスペースノイドの怨念と憎しみが満ちた」声で言い放った。歯車が違えばシャアその人が口にしていたであろう「あの言葉」を。
 
:アースノイドの粛清と「時の牢獄」の構築を目論むフロンタルは「空虚な器にスペースノイドの怨念と憎しみが満ちた」声で言い放った。歯車が違えばシャアその人が口にしていたであろう「あの言葉」を。
 
:2人のシャアの関係や[[アクシズ]]落としの事情も原作と異なる為か、名台詞はそのままフロンタルに取られた上で[[DVE]]並びに戦闘台詞にも採用された。
 
:2人のシャアの関係や[[アクシズ]]落としの事情も原作と異なる為か、名台詞はそのままフロンタルに取られた上で[[DVE]]並びに戦闘台詞にも採用された。
 
:一方で池田氏の演技力の凄まじさを表すDVEでもあり、微妙なイントネーションや音域の違いで'''「シャアの名台詞を模倣するフロンタル」'''を見事に表現している。相当のこだわりがあってこそ出来る驚愕の演技である。
 
:一方で池田氏の演技力の凄まじさを表すDVEでもあり、微妙なイントネーションや音域の違いで'''「シャアの名台詞を模倣するフロンタル」'''を見事に表現している。相当のこだわりがあってこそ出来る驚愕の演技である。
;「…様々な世界に存在するキャスバル・レム・ダイクンは様々な運命をたどった…[[A|ある者は]][[F|クワトロ・]][[COMPACT|バジーナの]][[COMPACT3|まま]][[GC|戦い]][[XO|続]][[OE|け]]、[[64|ある者は最後に]][[COMPACT2|シャアと]][[IMPACT|して]][[第2次α|世界の敵となり]]、[[新|ある者は人類を守るために異星人に恭順の意を示した…]]そのどれもに共通しているのは、あなたという存在は世界の在り方を決めるものだった」<BR/>「その中で私は真のシャア・アズナブルとしてアクシズを落下させることを選択した。つまり、今の私は赤い彗星そのものなのだ」
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;「…様々な世界に存在するキャスバル・レム・ダイクンは様々な運命をたどった…[[A|ある者は]][[F|クワトロ・]][[COMPACT|バジーナの]][[COMPACT3|まま]][[GC|戦い]][[XO|続]][[OE|け]]、[[64|ある者は最後に]][[COMPACT2|シャアと]][[IMPACT|して]][[第2次α|世界の敵となり]]、[[新|ある者は人類を守るために異星人に恭順の意を示した…]]そのどれもに共通しているのは、あなたという存在は世界の在り方を決めるものだった」<br />「その中で私は真のシャア・アズナブルとしてアクシズを落下させることを選択した。つまり、今の私は赤い彗星そのものなのだ」
 
:シャアがZ-BLUEに加勢した後の台詞の一部、数多の並行世界…というよりは歴代スパロボ版シャアの未来か。何気に、「[[D|シャアとして地球のために戦った]]」「[[R|キャスバルとして政治の世界に進出した]]」未来については全く語っていないのがミソ。
 
:シャアがZ-BLUEに加勢した後の台詞の一部、数多の並行世界…というよりは歴代スパロボ版シャアの未来か。何気に、「[[D|シャアとして地球のために戦った]]」「[[R|キャスバルとして政治の世界に進出した]]」未来については全く語っていないのがミソ。
 
:共通項としてはフロンタルの言うとおり、存在する世界の進む道に大きな影響を与えている、という点か(クワトロであり続けた場合は「逆襲のシャア」の物語が始まらない=別の歴史が始まる、という影響が現れていることになる)。
 
:共通項としてはフロンタルの言うとおり、存在する世界の進む道に大きな影響を与えている、という点か(クワトロであり続けた場合は「逆襲のシャア」の物語が始まらない=別の歴史が始まる、という影響が現れていることになる)。
 
;「並行世界間の同一人物は基本的に同じ世界には存在しないそうですよ」
 
;「並行世界間の同一人物は基本的に同じ世界には存在しないそうですよ」
 
:シャアとの[[戦闘前会話]]の一部。これを言われたシャア本人からは「不快だな」と、断言されている。自分に都合の良い形でシャア・アズナブルという人間を曲解しているフロンタルの態度には、流石のシャアも腹に据えかねていただろう。
 
:シャアとの[[戦闘前会話]]の一部。これを言われたシャア本人からは「不快だな」と、断言されている。自分に都合の良い形でシャア・アズナブルという人間を曲解しているフロンタルの態度には、流石のシャアも腹に据えかねていただろう。
;シャア「違うな、フロンタル。お前は未来など求めていない!」<br/>フロンタル「だから?」<BR/>シャア「ようやく生の感情を見せたな」<BR/>フロンタル「そうまでして私を怒らせたいか、シャア・アズナブル!!」
+
;シャア「違うな、フロンタル。お前は未来など求めていない!」<br />フロンタル「だから?」<br />シャア「ようやく生の感情を見せたな」<br />フロンタル「そうまでして私を怒らせたいか、シャア・アズナブル!!」
 
:同上。あくまでもフロンタルを「己の中にある『シャア・アズナブル』を模倣しているに過ぎない」と断ずるシャアに激昂。本作でようやく'''フロンタルの素が出た'''場面である。
 
:同上。あくまでもフロンタルを「己の中にある『シャア・アズナブル』を模倣しているに過ぎない」と断ずるシャアに激昂。本作でようやく'''フロンタルの素が出た'''場面である。
 
;「口が達者な分だけ可愛げというものがない……!」
 
;「口が達者な分だけ可愛げというものがない……!」
 
:ヒビキとの戦闘前会話において。時獄篇のフロンタルは原作に比べやや感情的な面が強い。
 
:ヒビキとの戦闘前会話において。時獄篇のフロンタルは原作に比べやや感情的な面が強い。
 
:フロンタルの言うとおり、ヒビキが敵と見做した相手に対しては容赦無く不遜かつ辛辣な態度をとるキャラであるのも事実ではあるが。
 
:フロンタルの言うとおり、ヒビキが敵と見做した相手に対しては容赦無く不遜かつ辛辣な態度をとるキャラであるのも事実ではあるが。
;シャア「不思議だ……こんな状況なのに恐怖は感じない。むしろ暖かくて、安心を感じるとは……」<BR/>フロンタル「だが、この暖かさを持った人間が感情を制御しきれず、自滅の道を歩んでいる……ならば、よりよき世界に導く指導者が必要になる!」<BR/>アムロ「わかってるよ! だから、世界に人の心の光を見せなきゃならないんだろ!」
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;シャア「不思議だ……こんな状況なのに恐怖は感じない。むしろ暖かくて、安心を感じるとは……」<br />フロンタル「だが、この暖かさを持った人間が感情を制御しきれず、自滅の道を歩んでいる……ならば、よりよき世界に導く指導者が必要になる!」<br />アムロ「わかってるよ! だから、世界に人の心の光を見せなきゃならないんだろ!」
 
:「BEYOND THE TIME」クリア時のやり取り。ある意味、時獄篇におけるフロンタルの立ち位置を明確にした場面である。
 
:「BEYOND THE TIME」クリア時のやり取り。ある意味、時獄篇におけるフロンタルの立ち位置を明確にした場面である。
 
:ここからわかるとおり、本作のフロンタルは原作におけるシャアの負の部分を担当している形になっている。
 
:ここからわかるとおり、本作のフロンタルは原作におけるシャアの負の部分を担当している形になっている。
 
;「それは、まさに神の存在と言えるでしょう」
 
;「それは、まさに神の存在と言えるでしょう」
:[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]予告及び第40話「赤い彗星の未来」にて、[[ラプラスの箱]]を評して曰く。フロンタルの思惑の真意を知るため、自ら捕らわれの身となったシャアに対して、彼はラプラスの箱の真の意味、そして自らの本当の目的について淡々と語り出す。
+
:[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』予告及び第40話「赤い彗星の未来」にて、[[ラプラスの箱]]を評して曰く。フロンタルの思惑の真意を知るため、自ら捕らわれの身となったシャアに対して、彼はラプラスの箱の真の意味、そして自らの本当の目的について淡々と語り出す。
; シャア「フル・フロンタル!」(打撃音)<BR/>フロンタル「ぐっ!シャアめ!」(打撃音)<BR/>シャア「殴り返してきたか!どうやら、まだ完全に器になったというわけではないようだな!」<BR/>フロンタル「私を挑発しているのか、シャア!」「ならば、相手をしてやる![[サザビー]]に乗れ!」
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; シャア「フル・フロンタル!」(打撃音)<br />フロンタル「ぐっ!シャアめ!」(打撃音)<br />シャア「殴り返してきたか!どうやら、まだ完全に器になったというわけではないようだな!」<br />フロンタル「私を挑発しているのか、シャア!」「ならば、相手をしてやる![[サザビー]]に乗れ!」
:同じく天獄篇ネオ・ジオンルート第40話「赤い彗星の未来」にて、シャアと'''生身で殴りあって'''。
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:同じく『第3次Z天獄篇』ネオ・ジオンルート第40話「赤い彗星の未来」にて、シャアと'''生身で殴りあって'''。
 
:逆上して殴り返したり「シャア!」と感情的に言い捨てるなど、前作に引き続き'''フロンタルの素が出た'''場面であり、自らを冷たく「器」と言い続けてきた彼の、血の通った偽らざる「地」が垣間見えるシーン。
 
:逆上して殴り返したり「シャア!」と感情的に言い捨てるなど、前作に引き続き'''フロンタルの素が出た'''場面であり、自らを冷たく「器」と言い続けてきた彼の、血の通った偽らざる「地」が垣間見えるシーン。
;「私は、君のような少年を……ガンダムに乗って奇跡を起こす少年を何人も見てきた」<BR/>「奇跡もまた、繰り返す……そして、何も変わらない」<BR/>「バナージ君! 君に刻の涙を見せよう!」
+
;「私は、君のような少年を……ガンダムに乗って奇跡を起こす少年を何人も見てきた」<br />「奇跡もまた、繰り返す……そして、何も変わらない」<br />「バナージ君! 君に刻の涙を見せよう!」
:「虹の彼方へ」で撃墜され、追って来たバナージと対峙して。「刻の涙」は「[[機動戦士Ζガンダム]]」の次回予告で使用されたフレーズで、「ヒトがより良き未来へ進む過程で遭遇する苦難や悲劇」のことである。
+
:『第3次Z天獄篇』第45話「虹の彼方に」で撃墜され、追って来たバナージと対峙して。「刻の涙」は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の次回予告で使用されたフレーズで、「ヒトがより良き未来へ進む過程で遭遇する苦難や悲劇」のことである。
;「どうだろうな。だが、私は確かに絶望を味わった」<BR/>「人の心の光を見せてもなお、変わらない人類……だが、それは彼ら自身のせいではない……所詮、人は神にはなれないし、神を超えることも出来ない」
+
;「どうだろうな。だが、私は確かに絶望を味わった」<br />「人の心の光を見せてもなお、変わらない人類……だが、それは彼ら自身のせいではない……所詮、人は神にはなれないし、神を超えることも出来ない」
:「虹の彼方へ」クリア時、「刻の果ての虚無」の中でバナージに対して。フロンタルのこの言は、「人はどこまで行っても変わらない」という諦念の表れでありながら、同時に「'''人はどこまで行っても人でしかない'''」という真理を突いた台詞でもある。
+
:「虹の彼方に」クリア時、「刻の果ての虚無」の中でバナージに対して。フロンタルのこの言は、「人はどこまで行っても変わらない」という諦念の表れでありながら、同時に「'''人はどこまで行っても人でしかない'''」という真理を突いた台詞でもある。
 
;「これが火の文明……人が自ら生み出したものは人に新たな力を与える……それは誰かと共に希望を信じる力……」
 
;「これが火の文明……人が自ら生み出したものは人に新たな力を与える……それは誰かと共に希望を信じる力……」
 
:虚無の世界に集った「ガンダム」達を見て。真化への最後の階梯、火の文明……その真理は、自ら生み出したものによって力を手に入れ、その力によって何かを生み出しながら進化していくこと。一人で背負うのではなく、誰かと共によりよき明日を信じ、続く戦いの中に「それでも」希望を見つけようとする力。
 
:虚無の世界に集った「ガンダム」達を見て。真化への最後の階梯、火の文明……その真理は、自ら生み出したものによって力を手に入れ、その力によって何かを生み出しながら進化していくこと。一人で背負うのではなく、誰かと共によりよき明日を信じ、続く戦いの中に「それでも」希望を見つけようとする力。
;「バナージ君……ガンダムに導かれた者達……そして、シャア・アズナブル……君達ならば、私が超えられなかった絶望の向こうに虹を見つけられるかも知れない」<BR/>「そして、それすら超えた向こうに未来を見つけてくれ」<BR/>「君に……託す……。為すべきと……思ったことを……」
+
;「バナージ君……ガンダムに導かれた者達……そして、シャア・アズナブル……君達ならば、私が超えられなかった絶望の向こうに虹を見つけられるかも知れない」<br />「そして、それすら超えた向こうに未来を見つけてくれ」<br />「君に……託す……。為すべきと……思ったことを……」
 
:最期。ララァの導きにより絶望を払われた「赤い彗星」は、ガンダムに導かれた少年達、そしてもう一人の自分自身に可能性を委ね、刻の彼方へ去っていった。
 
:最期。ララァの導きにより絶望を払われた「赤い彗星」は、ガンダムに導かれた少年達、そしてもう一人の自分自身に可能性を委ね、刻の彼方へ去っていった。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;「可能性を信じた開拓民を切り捨て、劣悪な環境に生きる人々を敵とするのとどちらが非道でしょうか?」
 
;「可能性を信じた開拓民を切り捨て、劣悪な環境に生きる人々を敵とするのとどちらが非道でしょうか?」
:『[[BX]]』第32話より。地球を見捨てる事を前提とした共栄圏を否定した[[ブライティクス]]の面々に対する反論。
+
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第32話より。地球を見捨てる事を前提とした共栄圏を否定した[[ブライティクス]]の面々に対する反論。
 
;「戦場であのような姿をさらすとは、ただ者ではないと見える…!」
 
;「戦場であのような姿をさらすとは、ただ者ではないと見える…!」
:同じく『[[BX]]』第32話にて、突如戦場に姿を現した[[黄金の騎士]]を前に驚嘆しての台詞。携帯機シリーズの[[スーパーロボット大戦L|前々作]]においても[[ギルバート・デュランダル|フロンタルと声がそっくりな議長]]が似たような発言をしている。
+
:同じく『BX』第32話にて、突如戦場に姿を現した[[黄金の騎士]]を前に驚嘆しての台詞。携帯機シリーズの[[スーパーロボット大戦L|前々作]]においても[[ギルバート・デュランダル|フロンタルと声がそっくりな議長]]が似たような発言をしている。
    
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
;「仮面の私と着ぐるみの君…。まさか、こんな形で巡り会うとはな」<BR/>「なるほど…。いわゆる中の人…つまり、意思がある自分は私と違うと言いたいか…」<BR/>「だが君は、誰かに望まれたから、そんなもので出撃している…。つまり、スペースノイドの願いを集めた私と同じだよ」<BR/>「いいだろう! 私を否定するのなら、君の意志というものを見せてもらおう!」
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;「仮面の私と着ぐるみの君…。まさか、こんな形で巡り会うとはな」<br />「なるほど…。いわゆる中の人…つまり、意思がある自分は私と違うと言いたいか…」<br />「だが君は、誰かに望まれたから、そんなもので出撃している…。つまり、スペースノイドの願いを集めた私と同じだよ」<br />「いいだろう! 私を否定するのなら、君の意志というものを見せてもらおう!」
:第3次Z時獄篇57話、ボン太くんとの戦闘前会話。'''言っていることを大体把握した上で'''大真面目に対話している。しかもある意味メタ発言に走っている。可愛さに全力で揺らいでいる[[シャア・アズナブル|片割れ]]とは大違いである。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』第57話「BEYOND THE TIME」、ボン太くんとの戦闘前会話。'''言っていることを大体把握した上で'''大真面目に対話している。しかもある意味メタ発言に走っている。可愛さに全力で揺らいでいる[[シャア・アズナブル|片割れ]]とは大違いである。
;[[ノノ]]or[[バスターマシン7号]]「あなたはここでノノ達が止めます!なぜならば…!」<br/>フロンタル「たわ言に付き合っている暇はないな」<br/>ノノ「ちょっと待ってください!なぜならば…の先を聞きたくないんですか!」<br/>フロンタル「君達の得意とするポジティブな絵空事は聞き飽きたよ」
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;[[ノノ]]or[[バスターマシン7号]]「あなたはここでノノ達が止めます!なぜならば…!」<br />フロンタル「たわ言に付き合っている暇はないな」<br />ノノ「ちょっと待ってください!なぜならば…の先を聞きたくないんですか!」<br />フロンタル「君達の得意とするポジティブな絵空事は聞き飽きたよ」
:第3次Z天獄篇45話「虹の彼方に」における、ノノ(バスターマシン7号)との[[戦闘前会話]]。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』第45話「虹の彼方に」における、ノノ(バスターマシン7号)との[[戦闘前会話]]。
 
:'''決め台詞に口を挟んだ挙句「たわ言」と切り捨てる'''という、お約束もへったくれも無いフロンタルの掟破りに、さしものノノも大いに狼狽える。
 
:'''決め台詞に口を挟んだ挙句「たわ言」と切り捨てる'''という、お約束もへったくれも無いフロンタルの掟破りに、さしものノノも大いに狼狽える。
 
:合理主義的なフロンタルらしいと言えばそうだが、互いの温度差のギャップが面白いやりとり。
 
:合理主義的なフロンタルらしいと言えばそうだが、互いの温度差のギャップが面白いやりとり。
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;[[シナンジュ]]
 
;[[シナンジュ]]
 
:専用機。[[アナハイム・エレクトロニクス]]社製で、[[サイコフレーム]]の搭載機でもある。
 
:専用機。[[アナハイム・エレクトロニクス]]社製で、[[サイコフレーム]]の搭載機でもある。
;;[[ネオ・ジオング]]
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:;[[ネオ・ジオング]]
::OVA7巻に登場した専用機。最終決戦時に搭乗。シナンジュをコアユニットとした拠点攻略用の超大型[[モビルアーマー|MA]]であり、サイコフレーム技術を起点とした兵装が備えられている。
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::OVA7巻に登場する専用機。最終決戦時に搭乗。シナンジュをコアユニットとした拠点攻略用の超大型[[モビルアーマー|MA]]であり、サイコフレーム技術を起点とした兵装が備えられている。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*フル・フロンタルという名前の日本語訳にちなんで、視聴者からは'''「全裸」'''というあだ名で呼称される事がある。
 
*フル・フロンタルという名前の日本語訳にちなんで、視聴者からは'''「全裸」'''というあだ名で呼称される事がある。
 
**『UC』のepisode 7公開に伴い、公式で「epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる! 機動戦士ガンダムUC」([[ナレーション]]は[[マリーダ・クルス]]役の甲斐田裕子氏)という動画が公開されたのだが、そこでの紹介文に'''「実は全裸という意味!」'''と書かれてしまっている。
 
**『UC』のepisode 7公開に伴い、公式で「epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる! 機動戦士ガンダムUC」([[ナレーション]]は[[マリーダ・クルス]]役の甲斐田裕子氏)という動画が公開されたのだが、そこでの紹介文に'''「実は全裸という意味!」'''と書かれてしまっている。
*「シャアの後継者として赤い彗星となることを望まれ造られた存在」という立ち位置は、富野由悠季氏の小説作品『ガイア・ギア』の主人公である「アフランシ・シャア」によく似ている。<br />彼もジオン残党の末裔にあたる組織に象徴として迎えられるが、フロンタルとは反対に「(組織が望む)シャア」でも「赤い彗星」でもなく「アフランシ」として生きる道を選んでいる。
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*「シャアの後継者として赤い彗星となることを望まれ造られた存在」という立ち位置は、富野由悠季氏の小説作品『ガイア・ギア』の主人公である「アフランシ・シャア」によく似ている。彼もジオン残党の末裔にあたる組織に象徴として迎えられるが、フロンタルとは反対に「(組織が望む)シャア」でも「赤い彗星」でもなく「アフランシ」として生きる道を選んでいる。
*雑誌「Febri」のインタビューで池田秀一が語ったことによると、フロンタル役に決まった時点で役作りのためにあえて原作を読まないようにしており、途中までは自身もフロンタルの正体をよく知らないまま演じていたという。ただEP5の頃には小説を最後まで読んでしまっており、描写について酒の席で原作者の福井晴敏に不満を言ってしまい、それがEP7の描写変更の遠因となったのではないかとしている。EP7は自らの希望でアフレコも一人だけで行っており、フロンタル役への思い入れは相当に強いことが伺える。
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*雑誌『Febri』のインタビューで池田秀一が語ったことによると、フロンタル役に決まった時点で役作りのためにあえて原作を読まないようにしており、途中までは自身もフロンタルの正体をよく知らないまま演じていたという。ただEP5の頃には小説を最後まで読んでしまっており、描写について酒の席で原作者の福井晴敏に不満を言ってしまい、それがEP7の描写変更の遠因となったのではないかとしている。EP7は自らの希望でアフレコも一人だけで行っており、フロンタル役への思い入れは相当に強いことが伺える。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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