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[[黒の騎士団]]の母体となったレジスタンスグループの2代目リーダー。<br />
 
[[黒の騎士団]]の母体となったレジスタンスグループの2代目リーダー。<br />
本編序盤、[[ゼロ]]の誘いに乗って黒の騎士団結成に参加。母体となったレジスタンスグループのリーダーであった事からも、No.2である副指令の地位となる。
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本編序盤、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の誘いに乗って黒の騎士団結成に参加。母体となったレジスタンスグループのリーダーであった事からも、No.2である副指令の地位となる。
    
しかし、次第に募らせていくゼロへの不信感や、ブリタニア人であるヴィレッタとの関わりから、『R2』の中盤にて、自らの立場を使って「ある行動」に出る事になる(後述)。
 
しかし、次第に募らせていくゼロへの不信感や、ブリタニア人であるヴィレッタとの関わりから、『R2』の中盤にて、自らの立場を使って「ある行動」に出る事になる(後述)。
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扇が最終的にゼロを裏切るよう黒の騎士団を扇動したのも、ゼロへの怒りというよりも、'''ディートハルトに拘束され危険な立場に置かれていたヴィレッタを守る為には、ディートハルトの後ろ盾であったゼロ(ルルーシュ)が邪魔な存在だった'''という、きわめて個人的な私情を挟んだ理由であった可能性が高い。更に、ゼロの追放後、後ろ盾を失いヴィレッタを解放されたディートハルトの顔には、扇から暴行を受けたかの様な痕があった。<br />そもそも、会談でシュナイゼルを中心としたブリタニア側の主張は、あまりにも荒唐無稽に等しい(事実とはいえオカルトじみている)内容である。資料は勿論、音声記録の会話でさえも一国家の力なら、十分捏造が可能な「状況証拠」ばかりで、証拠映像といった決定的な「物的証拠」は全く無かった。[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]や[[高亥]]の唐突的過ぎる心変わりにゼロの持つギアスが関係しているという話でさえ、「こじつけ」と言ってしまえばそれまでで、会談直前の第二次トウキョウ決戦に起きたブリタニア側によるトウキョウ租界の壊滅の事も含めれば、少なくとも半信半疑で終わるはずであったが、黒の騎士団内でゼロに次いで権限を持っていた扇がそれを真実と認めてしまった事で、最終的に黒の騎士団はゼロの排除を決定するに至ったのである。そもそも、ゼロを信じないと言い出したのにゼロの独白を鵜呑みにしているなど(さらに扇はルルーシュの声は知らないはずである。KMFに登場しているときはルルーシュは仮面を付けていない事が多いがおそらく通信システムにも変声機能は付いているはずである)、上記のとおりゼロを放逐したいだけという可能性がより高くなっている。<br />
 
扇が最終的にゼロを裏切るよう黒の騎士団を扇動したのも、ゼロへの怒りというよりも、'''ディートハルトに拘束され危険な立場に置かれていたヴィレッタを守る為には、ディートハルトの後ろ盾であったゼロ(ルルーシュ)が邪魔な存在だった'''という、きわめて個人的な私情を挟んだ理由であった可能性が高い。更に、ゼロの追放後、後ろ盾を失いヴィレッタを解放されたディートハルトの顔には、扇から暴行を受けたかの様な痕があった。<br />そもそも、会談でシュナイゼルを中心としたブリタニア側の主張は、あまりにも荒唐無稽に等しい(事実とはいえオカルトじみている)内容である。資料は勿論、音声記録の会話でさえも一国家の力なら、十分捏造が可能な「状況証拠」ばかりで、証拠映像といった決定的な「物的証拠」は全く無かった。[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]や[[高亥]]の唐突的過ぎる心変わりにゼロの持つギアスが関係しているという話でさえ、「こじつけ」と言ってしまえばそれまでで、会談直前の第二次トウキョウ決戦に起きたブリタニア側によるトウキョウ租界の壊滅の事も含めれば、少なくとも半信半疑で終わるはずであったが、黒の騎士団内でゼロに次いで権限を持っていた扇がそれを真実と認めてしまった事で、最終的に黒の騎士団はゼロの排除を決定するに至ったのである。そもそも、ゼロを信じないと言い出したのにゼロの独白を鵜呑みにしているなど(さらに扇はルルーシュの声は知らないはずである。KMFに登場しているときはルルーシュは仮面を付けていない事が多いがおそらく通信システムにも変声機能は付いているはずである)、上記のとおりゼロを放逐したいだけという可能性がより高くなっている。<br />
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また、視聴者だけでなく、ヴィレッタを担当した渡辺氏を始めとするコードギアスでの女性声優、果ては扇を演じた真殿氏自身からも、扇はあまり快く思われていない節がある。
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また、視聴者だけでなく、ヴィレッタを担当した渡辺氏を始めとするコードギアスでの女性声優陣、果ては扇を演じた真殿氏自身からも、扇はあまり快く思われていない節がある(ただ、渡辺氏らの場合は、ヴィレッタとの一件が関わっている。詳しくは[[ヴィレッタ・ヌゥ|そちら]]を参照。)。
    
とはいえ、仮にギアスの話が真実となるならば、ルルーシュは日本解放の障害になるという理由で血のつながった妹に日本人をいとも容易く虐殺させた上に彼女を殺したことになり(視聴者は神の視点を持つ故にユフィがギアスにかかった理由を知っているが、劇中の人物からすればルルーシュが自分の意思でかけたようにしか見えない)、ルルーシュをすぐに裏切った行為こそ短慮であったものの、これまでの功績だけでゼロとギアスを信じ、何かの作戦の折に犠牲にされる可能性を抱えたまま従い続けることが出来たかどうかを考えると、難しい話でもあり、処刑寸前の自分達を救出したのも駒としての利用価値があったからとも考えられるので、疑い出せば切りが無かった。小説版では黒の騎士団が裏切ったのはギアスの力を恐れたためという指摘をC.C.もしているようにゼロの異能の力を恐れた結果として凡庸な人物ともいえる。また、仮にゼロを黒の騎士団のトップに置き続けた場合、'''日本人虐殺を行った張本人が日本解放を掲げる黒の騎士団を率いている'''という問題に発展してしまうのも事実ではある。<br />ゼロ(ルルーシュ)追放に関しては扇の行為の是非以前に、'''黒の騎士団とゼロとの間に強固な信頼関係が築かれなかった'''ことが一番の原因ともいえる(ゼロはブラックリベリオンの際の戦線離脱で一時的に信頼を失っており、それが修復しきれなかったのが大きい)。
 
とはいえ、仮にギアスの話が真実となるならば、ルルーシュは日本解放の障害になるという理由で血のつながった妹に日本人をいとも容易く虐殺させた上に彼女を殺したことになり(視聴者は神の視点を持つ故にユフィがギアスにかかった理由を知っているが、劇中の人物からすればルルーシュが自分の意思でかけたようにしか見えない)、ルルーシュをすぐに裏切った行為こそ短慮であったものの、これまでの功績だけでゼロとギアスを信じ、何かの作戦の折に犠牲にされる可能性を抱えたまま従い続けることが出来たかどうかを考えると、難しい話でもあり、処刑寸前の自分達を救出したのも駒としての利用価値があったからとも考えられるので、疑い出せば切りが無かった。小説版では黒の騎士団が裏切ったのはギアスの力を恐れたためという指摘をC.C.もしているようにゼロの異能の力を恐れた結果として凡庸な人物ともいえる。また、仮にゼロを黒の騎士団のトップに置き続けた場合、'''日本人虐殺を行った張本人が日本解放を掲げる黒の騎士団を率いている'''という問題に発展してしまうのも事実ではある。<br />ゼロ(ルルーシュ)追放に関しては扇の行為の是非以前に、'''黒の騎士団とゼロとの間に強固な信頼関係が築かれなかった'''ことが一番の原因ともいえる(ゼロはブラックリベリオンの際の戦線離脱で一時的に信頼を失っており、それが修復しきれなかったのが大きい)。