5行目: |
5行目: |
| *種族:[[人造人間]] | | *種族:[[人造人間]] |
| *性別:女 | | *性別:女 |
− | *年齢:30歳代 | + | *[[年齢]]:30歳代 |
| *所属:[[新地球連邦|新地球連邦軍]]・[[カイメラ|カイメラ隊]] | | *所属:[[新地球連邦|新地球連邦軍]]・[[カイメラ|カイメラ隊]] |
| *[[軍階級|階級]]:准将 | | *[[軍階級|階級]]:准将 |
14行目: |
14行目: |
| *備考:上記の嗜好や記憶は、'''全て創造主に「設定されたもの」'''である | | *備考:上記の嗜好や記憶は、'''全て創造主に「設定されたもの」'''である |
| | | |
− | [[多元世界]]の支配勢力である新地球連邦において、女性ながら准将の地位に就いている人物。多元世界を結ぶ情報ネットワークシステム「[[UN]]」を敷設するなどの実績を持ち、その点が評価され、新地球連邦の最高意思決定機関である[[賢人会議]]の一員となる。 | + | [[多元世界]]の支配勢力である[[新地球連邦]]において、女性ながら准将の地位に就いている人物。多元世界を結ぶ情報ネットワークシステム「[[UN]]」を敷設するなどの実績を持ち、その点が評価され、新地球連邦の最高意思決定機関である[[賢人会議]]の一員となる。 |
| | | |
| 後に三賢人、[[ジャミトフ・ハイマン]]、[[ロード・ジブリール]]達による歪んだ意思決定の実態を不安視し、UNを用いた情報戦を展開。その腐敗の実態をプラント代表の[[ギルバート・デュランダル]]に流して、賢人会議の実情を暴露させると同時に、新地球連邦内部では[[パプテマス・シロッコ]]、[[デューイ・ノヴァク]]と共謀して「[[オペレーション・クルセイダー]]」を発動させ、賢人会議派を一斉に粛清。これにより新地球連邦の掌握に成功し、シロッコ、デューイの両名と共に事実上の三頭支配体制を確立した。 | | 後に三賢人、[[ジャミトフ・ハイマン]]、[[ロード・ジブリール]]達による歪んだ意思決定の実態を不安視し、UNを用いた情報戦を展開。その腐敗の実態をプラント代表の[[ギルバート・デュランダル]]に流して、賢人会議の実情を暴露させると同時に、新地球連邦内部では[[パプテマス・シロッコ]]、[[デューイ・ノヴァク]]と共謀して「[[オペレーション・クルセイダー]]」を発動させ、賢人会議派を一斉に粛清。これにより新地球連邦の掌握に成功し、シロッコ、デューイの両名と共に事実上の三頭支配体制を確立した。 |
24行目: |
24行目: |
| しかし、[[パラダイムシティ]]から帰還したZEUTHにより[[カイメラ|カイメラ隊]]は壊滅し、自らの生命線であるUNのステーションのターミナルを押さえられたことで立場が逆転。彼女がこれまでに積み上げてきた情報操作を全て公衆の面前に晒されてしまう。それを挽回すべく、自身の乗機として開発された[[レムレース]]に搭乗してZEUTHの駆逐に乗り出すも果たせず、逆にZEUTHによって討たれる。それでも、彼女はしぶとく生き残り[[司令クラスター]]の前に姿を現すが、その前に現れたのは[[レムレース|彼女の乗機]]に搭乗していた[[黒のカリスマ]]であった。 | | しかし、[[パラダイムシティ]]から帰還したZEUTHにより[[カイメラ|カイメラ隊]]は壊滅し、自らの生命線であるUNのステーションのターミナルを押さえられたことで立場が逆転。彼女がこれまでに積み上げてきた情報操作を全て公衆の面前に晒されてしまう。それを挽回すべく、自身の乗機として開発された[[レムレース]]に搭乗してZEUTHの駆逐に乗り出すも果たせず、逆にZEUTHによって討たれる。それでも、彼女はしぶとく生き残り[[司令クラスター]]の前に姿を現すが、その前に現れたのは[[レムレース|彼女の乗機]]に搭乗していた[[黒のカリスマ]]であった。 |
| | | |
− | そして黒のカリスマの正体が明らかになると同時に、彼女自身が黒のカリスマこと「[[ジ・エーデル・ベルナル]]」によって作り出された[[人造人間]]であることが彼の口から語られる。エーデルはジ・エーデルが[[多元世界]]を裏から操る(弄ぶ)ために創造した存在であり、容姿・人格・趣味・過去・政治思想まで、彼女のパーソナリティと呼べるものは全てが彼に設定されたものであった。彼女が具体的な方策を問われても、オウム返しのように「法と秩序による世界の統治」を繰り返していたのも、それ以外に思想を設定されていなかったためである。更に彼女を制御するために、絶対服従のキー「バインド・スペル」も設定されており、彼女は'''「アイラビュ~…!」'''という言葉の後に続く「命令、依頼、勧め、お願い」に当たる言葉には絶対に逆らう事が出来ない。これを使って、ジ・エーデルはジエーの姿の時に彼女を操り、時には罵倒されて快楽を得、時には都合よく行動させていたのであった。この時、彼女は『命令に従う』といった返答をするのではなく「上の立場から応じる」といった返答をしていた。
| + | そして[[黒のカリスマ]]の正体が明らかになると同時に、彼女自身が黒のカリスマこと「[[ジ・エーデル・ベルナル]]」によって作り出された[[人造人間]]であることが彼の口から語られる。エーデルはジ・エーデルが[[多元世界]]を裏から操る(弄ぶ)ために創造した存在であり、容姿・人格・趣味・過去・政治思想まで、彼女のパーソナリティと呼べるものは全てが彼に設定されたものであった。彼女が具体的な方策を問われても、オウム返しのように「法と秩序による世界の統治」を繰り返していたのも、それ以外に思想を設定されていなかったためである。更に彼女を制御するために、絶対服従のキー「バインド・スペル」も設定されており、彼女は'''「アイラビュ~…!」'''という言葉の後に続く「命令、依頼、勧め、お願い」に当たる言葉には絶対に逆らう事が出来ない。これを使って、ジ・エーデルはジエーの姿の時に彼女を操り、時には罵倒されて快楽を得、時には都合よく行動させていたのであった。この時、彼女は『命令に従う』といった返答をするのではなく「上の立場から応じる」といった返答をしていた。 |
| | | |
| この事実に彼女は絶句するも何らの抵抗もできず、散々彼に弄ばれ、辱められた挙句、最期は用済みとして消滅させられ、バンプレストオリジナルキャラの中でも屈指の屈辱的な最期を遂げた(似たような生い立ちの[[ハザル・ゴッツォ]]や、[[ユーゼス・ゴッツォ|創造主]]の捨て駒にされた[[アーマラ・バートン]]を遙かに上回る惨めな最期である)。人類を導く聖母という立場にあと一歩のところまで上り詰めたかに見えたが、それは全て[[ジ・エーデル・ベルナル|ジ・エーデル]]の掌の上での幻想に過ぎなかったのである。 | | この事実に彼女は絶句するも何らの抵抗もできず、散々彼に弄ばれ、辱められた挙句、最期は用済みとして消滅させられ、バンプレストオリジナルキャラの中でも屈指の屈辱的な最期を遂げた(似たような生い立ちの[[ハザル・ゴッツォ]]や、[[ユーゼス・ゴッツォ|創造主]]の捨て駒にされた[[アーマラ・バートン]]を遙かに上回る惨めな最期である)。人類を導く聖母という立場にあと一歩のところまで上り詰めたかに見えたが、それは全て[[ジ・エーデル・ベルナル|ジ・エーデル]]の掌の上での幻想に過ぎなかったのである。 |
31行目: |
31行目: |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦Z]] | | ;[[スーパーロボット大戦Z]] |
− | :黒歴史ENDルートのみ彼女が[[ラストボス|ラスボス]]となる。<br />彼女の能力は極めて高いが、乗機[[レムレース]]の性能が今一つであるため、実戦ではさほど苦労はしないであろう。[[精神コマンド]]に[[愛]]を持つのは恋人への想いという設定の故であろうか。<br />キャラクター辞典には通常バージョン・本性バージョンの2つが登録されているが、[[ネタバレ]]回避のためか通常バージョンの声優は登録されていない(もしかして味方ポジションでは…というミスリードも含まれているのかもしれない)。 | + | :黒歴史ENDルートのみ彼女が[[ラストボス|ラスボス]]となる。彼女の能力は極めて高いが、乗機[[レムレース]]の性能が今一つであるため、実戦ではさほど苦労はしないであろう。[[精神コマンド]]に[[愛]]を持つのは恋人への想いという設定の故であろうか。 |
| + | :キャラクター辞典には通常バージョン・本性バージョンの2つが登録されているが、[[ネタバレ]]回避のためか通常バージョンの声優は登録されていない。 |
| :なお、ジ・エーデルと対峙した時の彼女のパイロットレベルはなんと'''「1」'''になっている。これもジ・エーデルが設定したのだろうか。 | | :なお、ジ・エーデルと対峙した時の彼女のパイロットレベルはなんと'''「1」'''になっている。これもジ・エーデルが設定したのだろうか。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] |
86行目: |
87行目: |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「法と秩序で世界を治める」 | | ;「法と秩序で世界を治める」 |
− | :彼女の目標かつ決まり文句だが、具体的なプランは何ら持ち合わせていなかった。<br />そしてあまりに同じ答えばかりを繰り返すため、[[アポロ]]から「お前は壊れた人形か!」と反論された。 | + | :彼女の目標かつ決まり文句だが、具体的なプランは何ら持ち合わせていなかった。そしてあまりに同じ答えばかりを繰り返すため、[[アポロ]]から「お前は壊れた人形か!」と反論された。 |
| ;「羽虫と蟻が…! 統治者の御座に触れるな!!」 | | ;「羽虫と蟻が…! 統治者の御座に触れるな!!」 |
| :彼女に抵抗を試み、[[レムレース]]を取り囲んだ[[連邦兵]]に対して。ヒステリックな性格かつ相手への侮蔑が全面に現れた瞬間である。 | | :彼女に抵抗を試み、[[レムレース]]を取り囲んだ[[連邦兵]]に対して。ヒステリックな性格かつ相手への侮蔑が全面に現れた瞬間である。 |