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=== キャラクターの総評 ===
 
=== キャラクターの総評 ===
キオ編以降における度重なるヴェイガン殲滅発言が視聴者の強い印象に残ってしまったのか、[[ガンダムシリーズ]]は勿論ロボットアニメにおいても数少ない[[主人公]]でありながら「殲滅至上主義者」というその特異のキャラクター性が、特に語り草となっている。それ故に、[[パトリック・ザラ]]や[[ミツヒロ・バートランド]]、終いには[[三輪防人]]といった他作品の主人公達と敵対・対立する立場にある醜悪に歪んだ過激思想を持った人物達の同類と見做されてしまいがちな傾向もある(実際、『AGE』のBX参戦が決まった際にユーザーから「フリットの殲滅思考が過剰に強調されてしまうのではないか?」と懸念もされた程)。
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キオ編以降における度重なるヴェイガン殲滅発言が視聴者の強い印象に残ってしまったのか、[[ガンダムシリーズ]]は勿論ロボットアニメにおいても数少ない[[主人公]]でありながら「殲滅至上主義者」というその特異のキャラクター性が、特に語り草となっている。それ故に、[[パトリック・ザラ]]や[[ミツヒロ・バートランド]]、終いには[[三輪防人]]といった他作品の主人公達と敵対・対立する立場にある醜悪に歪んだ過激思想を持った人物達の同類と見做されてしまいがちな傾向もある(実際、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』が『[[スーパーロボット大戦BX]]』への参戦が決まった際に、ユーザーから「フリットの殲滅思考が過剰に強調されてしまうのではないか?」と懸念もされた程)。
    
しかしながら、フリットがヴェイガンに対しての過激なまでの殲滅思想を抱くようになった背景には、彼が幼少期からの悲劇的な経験を多く得た事も関係している。すなわち、フリットの殲滅思想は、大切な人々をヴェイガンの襲撃から守りきることができなかった事に対する後悔の念に端を発するものであり、その悲劇を繰り返させまいとする強い決意と責任感の表れでもあった<ref>ちなみに、フリットが抱く「人類を守る救世主にならなければならない」という使命感もまた、既述した彼自身の悲劇的な経験に由来するものである。このフリットの純粋な願望は、自身を救世主だと称した[[リボンズ・アルマーク]]の様な傲慢な意思とは全く無縁なものであった。</ref>。
 
しかしながら、フリットがヴェイガンに対しての過激なまでの殲滅思想を抱くようになった背景には、彼が幼少期からの悲劇的な経験を多く得た事も関係している。すなわち、フリットの殲滅思想は、大切な人々をヴェイガンの襲撃から守りきることができなかった事に対する後悔の念に端を発するものであり、その悲劇を繰り返させまいとする強い決意と責任感の表れでもあった<ref>ちなみに、フリットが抱く「人類を守る救世主にならなければならない」という使命感もまた、既述した彼自身の悲劇的な経験に由来するものである。このフリットの純粋な願望は、自身を救世主だと称した[[リボンズ・アルマーク]]の様な傲慢な意思とは全く無縁なものであった。</ref>。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
:初登場作品。本作ではシナリオの都合上第3部の姿での登場となる。
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:初登場作品。本作ではシナリオの都合上、第3部の姿での登場となる。
:序盤から自軍部隊に同行し、[[ブライティクス]]の首脳陣の一人として活躍する。自軍の中でも屈指の老齢であり、後述にもあるように『ガンダムAGE』のみならず宇宙世紀ガンダムシリーズや『ガンダム00』、マクロスシリーズの歴史を内包した世界観を持つ本作の世界で長きにわたる戦いを生き続け、十分なまでの勇名を馳せている為その存在感は非常に大きい。原作同様ヴェイガンに対して強い憎悪を向ける場面では周囲に戸惑いを与える事もあるが、同時に優れた人格者である面も多々描写され、BXのメンバーからも強く信頼されている。終盤には原作同様地球連邦軍の総司令に復帰する。
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:序盤から自軍部隊に同行し、[[ブライティクス]]の首脳陣の一人として活躍する。自軍の中でも屈指の老齢であり、後述にもあるように『ガンダムAGE』のみならず[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]や『ガンダム00』、[[マクロスシリーズ]]の[[世界観/BX|歴史を内包した世界観を持つ本作の世界]]で長きにわたる戦いを生き続け、十分なまでの勇名を馳せている為その存在感は非常に大きい。
:当初は[[ディーヴァ]]のサブパイロットとして参入し、終盤でAGE-1 グランサのパイロットに転向する。恐ろしいまでの火力を誇るAGE-1のお陰ですぐ1軍になれるだけの能力はあるのだが、ディーヴァを使っていないと低レベルで加入する事になるのが最大の難点。
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:原作同様[[ヴェイガン]]に対して強い憎悪を向ける場面では周囲に戸惑いを与える事もあるが、同時に優れた人格者である面も多々描写され、BXのメンバーからも強く信頼されている。終盤には原作同様、地球連邦軍の総司令に復帰する。
:また、サブパイロットとして自軍に参入済みである(自身で出撃していないので撃墜数を稼げるわけがない)ためか、参入時の'''撃墜数が0である。'''……乗機がトンデモ性能のMAP兵器を持っていることも一因と思われるが。
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:当初は[[ディーヴァ]]の[[サブパイロット]]として参入し、終盤でAGE-1 グランサのパイロットに転向する。恐ろしいまでの火力を誇るAGE-1のお陰ですぐ1軍になれるだけの能力はあるのだが、'''ディーヴァを使っていないと低レベルで加入する事になる'''のが最大の難点。
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:また、サブパイロットとして自軍に参入済みである(自身で出撃していないので撃墜数を稼げるわけがない)ためか、参入時の'''撃墜数が0である。'''……乗機がトンデモ性能のMAP兵器を持っていることも一因と思われるが。
 
:なお、[[戦術指揮]]も担当する。内容も相応にらしいものであり、三段階目までいくとヴェイガンに対して猛威を奮う。
 
:なお、[[戦術指揮]]も担当する。内容も相応にらしいものであり、三段階目までいくとヴェイガンに対して猛威を奮う。
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=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
;[[ブライト・ノア]]
 
;[[ブライト・ノア]]
:『BX』ではかつての部下。彼とは強い信頼関係にあり、中盤に再会した際、彼とバナージを引き合わせる。
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』ではかつての部下。彼とは強い信頼関係にあり、中盤に再会した際、彼とバナージを引き合わせる。
 
;[[カイ・シデン]]
 
;[[カイ・シデン]]
 
:『BX』では[[第1次ネオ・ジオン抗争]]以来の旧知の仲で、協力者。
 
:『BX』では[[第1次ネオ・ジオン抗争]]以来の旧知の仲で、協力者。
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:『BX』ではブライティクスの首脳陣仲間の一人で、ジェフリーやアズベスらも交えて共に何度か酒を酌み交わし、語らう場面も。
 
:『BX』ではブライティクスの首脳陣仲間の一人で、ジェフリーやアズベスらも交えて共に何度か酒を酌み交わし、語らう場面も。
 
;[[マーサ・ビスト・カーバイン]]
 
;[[マーサ・ビスト・カーバイン]]
:『BX』では政敵。己の私利私欲の為に連邦軍を私物化し利用する彼女を嫌悪を込めて「女狐」と呼んでおり、ロストロウラン戦直後に自身に嫌味を浴びせた[[アルベルト・ビスト|アルベルト]]に対しても面と向かって[[ビスト財団]]を「寄生虫」と呼び吐き捨てるなど、彼女をはじめ財団を激しく敵視している。また、アスノ家からAGEシステムと[[ガンダムAGE-3]]の奪取も企てるなど、BXではフリットにとってある意味ヴェイガンに次ぐ憎き地球人である。
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:『BX』では政敵。己の私利私欲の為に連邦軍を私物化し利用する彼女を嫌悪を込めて「女狐」と呼んでおり、ロストロウラン戦直後に自身に嫌味を浴びせた[[アルベルト・ビスト|アルベルト]]に対しても面と向かって[[ビスト財団]]を「寄生虫」と呼び吐き捨てるなど、彼女をはじめ財団を激しく敵視している。
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:また、アスノ家からAGEシステムと[[ガンダムAGE-3]]の奪取も企てるなど、BXではフリットにとってある意味ヴェイガンに次ぐ憎き地球人である。
 
;[[スメラギ・李・ノリエガ]]
 
;[[スメラギ・李・ノリエガ]]
:『BX』では元は反地球連邦勢力であった彼女達[[ソレスタルビーイング]]を一応は警戒していたが、彼女達の人間性と信念を信用しすぐに仲間として受け入れる。
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:『BX』では元は[[テロリスト|反地球連邦勢力]]であった彼女達[[ソレスタルビーイング]]を一応は警戒していたが、彼女達の人間性と信念を信用しすぐに仲間として受け入れる。
 
;[[カティ・マネキン]]
 
;[[カティ・マネキン]]
 
:『BX』では地球連邦軍の改革派に属し、自身の支持者の一人である。
 
:『BX』では地球連邦軍の改革派に属し、自身の支持者の一人である。
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=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
;[[ジェフリー・ワイルダー]]
 
;[[ジェフリー・ワイルダー]]
:『BX』では旧知の戦友でかつては同じ部隊で共に戦った過去を持つ。
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では旧知の戦友でかつては同じ部隊で共に戦った過去を持つ。
 
;[[アズベス]]
 
;[[アズベス]]
 
:『BX』では歴戦の戦士であると共に、「孫」の成長を見守る者同士であり、関わる場面も多く、互いに敬意を表している。
 
:『BX』では歴戦の戦士であると共に、「孫」の成長を見守る者同士であり、関わる場面も多く、互いに敬意を表している。
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=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
 
;[[篠田俊太郎]]、[[姫木るる子]]
 
;[[篠田俊太郎]]、[[姫木るる子]]
:『BX』では序盤に彼らの直談判を受け入れ、[[地球防衛組]]と自軍部隊への同行を認める。篠田先生とは酒の席で共に孫や子供達のことで語らう場面も(後述)。
+
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では序盤に彼らの直談判を受け入れ、[[地球防衛組]]と[[ブライティクス|自軍部隊]]への同行を認める。
 +
:篠田先生とは酒の席で共に孫や子供達のことで語らう場面も(後述)。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== フリット編 ===
 
=== フリット編 ===
 
;フリット「そんなの意味が無いですよ!」<BR/>イワーク「そうさ、意味なんてない。上の奴らは裕福な生活を送りながら下らない思想をぶつけ合って戦闘に明け暮れている。俺達はそのしわ寄せで、こんな生活を強いられているんだ!!」
 
;フリット「そんなの意味が無いですよ!」<BR/>イワーク「そうさ、意味なんてない。上の奴らは裕福な生活を送りながら下らない思想をぶつけ合って戦闘に明け暮れている。俺達はそのしわ寄せで、こんな生活を強いられているんだ!!」
:第6話でのイワークとのやり取り。、[[スペースコロニー|コロニー]]・ファーデーンではザラムとエウバの確執が未だに続いている事を聞き思わず反応するが、ほとんど八つ当たり気味に怒鳴り返される。
+
:第6話でのイワーク・ブライア(CV:乃村健次氏)とのやり取り。[[スペースコロニー|コロニー]]・ファーデーンではザラムとエウバの確執が未だに続いている事を聞き思わず反応するが、ほとんど八つ当たり気味に怒鳴り返される。
 +
:余談だが、'''「強いられているんだ!!」'''というイワークの名(迷?)台詞は、彼の濃い顔が集中線付きでアップされるという演出が為された故に、ネット界隈で予想外の人気を呼んだ。
 +
:さらに、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』が参戦する以前に発売された『[[スーパーロボット大戦UX]]』において、イワークと[[声優ネタ|声優が同じ]]である[[紅蓮装曹操ガンダム]]が「強いられている」という言葉を発する場面が存在する。
 
;「昨日のケンカを今日に引きずるなんて、男らしくないよ!」
 
;「昨日のケンカを今日に引きずるなんて、男らしくないよ!」
:第7話、ザラムのリーダーであるドン・ボヤージに対して。しかし、直後に「'''お前さんだって昔を引きずって戦っているんだろうが!そのガンダムで!'''」と返されてしまい、フリットも言葉を濁してしまう。
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:第7話より。ザラムのリーダーであるドン・ボヤージに対して。
:事実、フリットは幼少・少年期のトラウマを以降も引きずってしまっている。
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:しかし、直後に'''「お前さんだって、昔を引きずって戦っているんだろうが! そのガンダムで!」'''と返されてしまい、フリットも言葉を濁してしまう。
 +
:事実、フリットは幼少・少年期の[[トラウマイベント|トラウマ]]を以降も引きずってしまっている点が皮肉である。
 
;「命はオモチャじゃないんだぞおおおおおっ!!」
 
;「命はオモチャじゃないんだぞおおおおおっ!!」
 
:第14話より。ユリンを死に追いやったデシルへ対して激昂。圧倒的な力でデシルを撃破へと追い詰める。
 
:第14話より。ユリンを死に追いやったデシルへ対して激昂。圧倒的な力でデシルを撃破へと追い詰める。
;「何が救世主だ! ユリンさえ救えないなんて…僕は…僕はああああああああっ!!」
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;「何が救世主だ! ユリンさえ救えないなんて…。僕は…僕はああああああああっ!!」
:デシルを撃破後、心を通わせた一人の少女すら守れなかった事に対しての慟哭。この時から、フリットは[[ヴェイガン]]への憎しみを募らせていく事となる…。
+
:デシルを撃破後、心を通わせた一人の少女すら守れなかった事に対しての慟哭。この時から、フリットはUE([[ヴェイガン]])への憎しみを募らせていく事となる…。
    
=== アセム編 ===
 
=== アセム編 ===
;「これは戦争だ! どんな手を使ってでもお前を落とす!!」
+
;「これは戦争だ! どんな手を使ってでもお前を落とす!!」
:
+
:第22話より。ユリンの仇敵であるデシルと再戦し、形勢がフリット側に有利なままで撤退する際に。
;「お前の動きは読めているぞ! デシル!」
+
:大切な人の命を奪った仇敵が相手といえど深入りしないあたり、フリットの大人としての余裕がうかがえる。
:マジシャンズ8を率いてディーヴァを襲撃してきたデシルを迎撃した際に。感情任せの攻撃を仕掛けてくるデシルに対し、常に動きの先を読んで近づけようとしなかった。フリット編とは技量が完全に逆転していることがわかる。
+
;「お前の動きは読めているぞ! デシル!」
 +
:第25話より。ヴェイガン軍が抱える[[Xラウンダー]]の精鋭部隊「マジシャンズ8」を率いて[[ディーヴァ]]を襲撃してきたデシルを迎撃した際に。
 +
:感情任せの攻撃を仕掛けてくるデシルに対し、常に動きの先を読んで近づけようとしなかった。フリット編とは技量が完全に逆転していることがわかる。
 
;「元よりそのつもりだ。私が目指すのは…ヴェイガンの殲滅なのだから!!」
 
;「元よりそのつもりだ。私が目指すのは…ヴェイガンの殲滅なのだから!!」
 
:アセム編最終話(第28話)においてクーデターを決行し地球連邦政府首相フロイ・オルフェノアの罪を暴き、彼を前にして、堂々の殲滅宣言。この台詞を放った際のフリットの強い憎悪を滲ませた瞳も非常に印象的な場面である。
 
:アセム編最終話(第28話)においてクーデターを決行し地球連邦政府首相フロイ・オルフェノアの罪を暴き、彼を前にして、堂々の殲滅宣言。この台詞を放った際のフリットの強い憎悪を滲ませた瞳も非常に印象的な場面である。
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;「奴は邪悪な存在、人類を滅ぼそうとする『魔王』だ!」
 
;「奴は邪悪な存在、人類を滅ぼそうとする『魔王』だ!」
 
:同じく第30話より。キオに対して、ヴェイガンの首魁イゼルカントを分かりやすく、かつ過激な言い方で断ずる。
 
:同じく第30話より。キオに対して、ヴェイガンの首魁イゼルカントを分かりやすく、かつ過激な言い方で断ずる。
:『BX』では[[闇の皇帝ジークジオン|本物の魔王]]相手の特殊台詞としても使われている。
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では[[闇の皇帝ジークジオン|本物の魔王]]相手の[[特殊戦闘台詞]]としても使われている。
 
;「輸送だと…? ヴェイガンの捕虜など全員処刑すれば良いのだ!」
 
;「輸送だと…? ヴェイガンの捕虜など全員処刑すれば良いのだ!」
 
:第44話より。ヴェイガンの捕虜の扱いをどうするかを訪ねたフレデリックに対しての断言。
 
:第44話より。ヴェイガンの捕虜の扱いをどうするかを訪ねたフレデリックに対しての断言。
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=== ゲーム・書籍媒体 ===
 
=== ゲーム・書籍媒体 ===
 
;「戦争に大丈夫などない。生き延びたいのなら…死を覚悟して全力で戦うしかない」<br>「アスノ隊! 我々はどんな状況であろうと勝利を信じて戦う。それだけだ!」<br>「私に続け! フリット・アスノ、ガンダムAGE-1出る!」
 
;「戦争に大丈夫などない。生き延びたいのなら…死を覚悟して全力で戦うしかない」<br>「アスノ隊! 我々はどんな状況であろうと勝利を信じて戦う。それだけだ!」<br>「私に続け! フリット・アスノ、ガンダムAGE-1出る!」
:PSPのゲーム『ユニバーサルアクセル』及び『コズミックドライブ』における青年フリット編の出撃時。
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:[[PSP]]のゲーム『ユニバーサルアクセル』及び『コズミックドライブ』における青年フリット編の出撃時。
 
;「よくやったキオ! さすがはワシの孫じゃ!」
 
;「よくやったキオ! さすがはワシの孫じゃ!」
 
:コミカライズである『クライマックスヒーロー』にて。このように、[[アムロ・レイ|歴代ガンダム]][[シーブック・アノー|コミカライズ]][[ウッソ・エヴィン|作品]]の例に漏れず、当作品においてのフリットは孫煩悩で砕けたキャラとなっている。
 
:コミカライズである『クライマックスヒーロー』にて。このように、[[アムロ・レイ|歴代ガンダム]][[シーブック・アノー|コミカライズ]][[ウッソ・エヴィン|作品]]の例に漏れず、当作品においてのフリットは孫煩悩で砕けたキャラとなっている。
 
;ファルシア……! 殺人を強要されたユリン・ルシェルを縛ったモビルスーツ、それを今また私の孫に向けてくる、その歪みきった精神性! やはりきゃつらは根絶やしにせねばならん……!
 
;ファルシア……! 殺人を強要されたユリン・ルシェルを縛ったモビルスーツ、それを今また私の孫に向けてくる、その歪みきった精神性! やはりきゃつらは根絶やしにせねばならん……!
:小説版5巻において[[フォーンファルシア]]の姿を初めて目の当たりにしての地の文での台詞。フリットにとって因縁のある機体のためか、憎悪を露わにした。
+
:[[小説|小説版]]第5巻において[[フォーンファルシア]]の姿を初めて目の当たりにしての地の文での台詞。フリットにとって因縁のある機体のためか、憎悪を露わにした。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「私は…私が守れなかった者たちのために戦い抜いてみせる!」
 
;「私は…私が守れなかった者たちのために戦い抜いてみせる!」
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』での戦闘台詞。単純に考えればこの「守れなかった者たち」とはユリンやウルフ達の事を指していると思われるが、BXでのフリットは自身の少年時代から始まるAGE本篇の戦いだけでなく、[[機動戦士ガンダム|1st]]から[[逆襲のシャア]]に至る[[一年戦争|宇宙]][[デラーズ紛争|世]][[グリプス戦役|紀]][[第1次ネオ・ジオン抗争|の]][[第2次ネオ・ジオン抗争|戦い]]、[[ソレスタルビーイング|CB]]の蜂起から始まる[[機動戦士ガンダム00]]の戦い、統合戦争から始まる[[マクロスシリーズ]]の戦いにも関わっていると思われる為、そこで散ってしまった者達の事も含めての発言だと考えると、非常に重い台詞である。
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』での戦闘台詞。単純に考えれば、この「守れなかった者たち」とはユリンやウルフ達の事を指していると思われるが、『BX』でのフリットは自身の少年時代から始まるAGE本篇の戦いだけでなく、[[機動戦士ガンダム|1st]]から[[逆襲のシャア]]に至る[[一年戦争|宇宙]][[デラーズ紛争|世]][[グリプス戦役|紀]][[第1次ネオ・ジオン抗争|の]][[第2次ネオ・ジオン抗争|戦い]]、[[ソレスタルビーイング|CB]]の蜂起から始まる[[機動戦士ガンダム00]]の戦い、統合戦争から始まる[[マクロスシリーズ]]の戦いにも関わっていると思われる為、そこで散ってしまった者達の事も含めての発言だと考えると、非常に重い台詞である。
 
;「憎しみで戦うだけでは何も生まれない……私はそれをキオに教えられたのだ!」
 
;「憎しみで戦うだけでは何も生まれない……私はそれをキオに教えられたのだ!」
 
:
 
:
 
;「…覚悟は決めた。今の地球圏はヴェイガンだけでなく数多の悪意に包まれている。それを払う為ならば、たとえ鬼と呼ばれようとも、私は戦い続けよう」
 
;「…覚悟は決めた。今の地球圏はヴェイガンだけでなく数多の悪意に包まれている。それを払う為ならば、たとえ鬼と呼ばれようとも、私は戦い続けよう」
 
:『BX』第8話「じいちゃんのガンダム」より。ヴェイガンのみならず、様々な危機に瀕している地球を救うため、大人代表として敢えて修羅の道を歩む事を決断する。
 
:『BX』第8話「じいちゃんのガンダム」より。ヴェイガンのみならず、様々な危機に瀕している地球を救うため、大人代表として敢えて修羅の道を歩む事を決断する。
;(『生きる事は難しい』…時代は繰り返すというのか、ユリン…)
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;「彼らの言葉に全て信を置きはしないが、共に行動する事で動きを把握できるのなら、その方がいいとも言えよう」
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:『BX』第19話[[ELS]]移送ルート「歴史の裏に消えた者達」より。「[[ブライティクス|我々]]は、CBと手を組む事も有りではないかと考えています」と[[ジェフリー・ワイルダー|ジェフリー]]からフリットへ最終的な判断を求めてきた際の返答。
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:かつての[[テロリスト|反地球連邦勢力]]を自軍の戦力として取り込めるあたり、フリットは清濁併せ呑める器量の持ち主である。
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:なお、フリットの最終的な判断を聞いた[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]は「物は言いようとは、よく言ったものですね」とコメントし、それを聞いたフリットは'''「物は使いようとも、よく言うものだ」'''と返した。改めて、フリットの老練さが光る名場面である。
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;(『生きる事は難しい』…時代は繰り返すというのか、[[ユリン・ルシェル|ユリン]]…)
 
:『BX』第20話(宇宙ルート)「ロストロウランに散る」より。[[ニュータイプ]]同士の感応の末やっと分かり合えるも炎と共に消えていった[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]を前に慟哭するバナージの姿を目の当たりにし、自身の遠き日の悲しい過去を想起しての心中での呟き。
 
:『BX』第20話(宇宙ルート)「ロストロウランに散る」より。[[ニュータイプ]]同士の感応の末やっと分かり合えるも炎と共に消えていった[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]を前に慟哭するバナージの姿を目の当たりにし、自身の遠き日の悲しい過去を想起しての心中での呟き。
 
;「家や血筋からは自由になれないものだ。大きく、強ければなおさらな…」
 
;「家や血筋からは自由になれないものだ。大きく、強ければなおさらな…」
:荒んだ雰囲気のリディを評して。
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:荒んだ雰囲気の[[リディ・マーセナス|リディ]]を評して。「モビルスーツ鍛冶」として有名なアスノ家の出身であるフリットにとっても、他人事とはとらえられないのだろう…。
 
;「他の者達もすぐに出撃しろ! 一分一秒でも早く原種を撃退するのだ! このコロニーを…この地を…これ以上戦火にさらしてはならんッ!」
 
;「他の者達もすぐに出撃しろ! 一分一秒でも早く原種を撃退するのだ! このコロニーを…この地を…これ以上戦火にさらしてはならんッ!」
 
:『BX』第28話「友」より。ミンスリーに襲来した原種を前に怒りを滲ませながら部隊の出撃を命じる。ミンスリーはフリットにとって、かつてユリンと再会し、束の間の幸せな時間を過ごした思い出の場所。その地を穢そうとする原種に、フリットが怒りを抑えられるはずがなかった。その剣幕には[[弓さやか|さやか]]も「荒れてる」と漏らし、ナトーラも気圧されながら「普段より気合が入っている」と言うほどで、キオも不安を覚えた。
 
:『BX』第28話「友」より。ミンスリーに襲来した原種を前に怒りを滲ませながら部隊の出撃を命じる。ミンスリーはフリットにとって、かつてユリンと再会し、束の間の幸せな時間を過ごした思い出の場所。その地を穢そうとする原種に、フリットが怒りを抑えられるはずがなかった。その剣幕には[[弓さやか|さやか]]も「荒れてる」と漏らし、ナトーラも気圧されながら「普段より気合が入っている」と言うほどで、キオも不安を覚えた。
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== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
;「物心つかぬ頃に父親のアセムを亡くし、その上に母親のロマリーとも離れて暮らさせ今までキオには心苦しい思いをさせてきた…」<br />「にも関わらず、本当に良い孫に育ってくれた! う、うぅぅ…」
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;「物心つかぬ頃に父親の[[キャプテン・アッシュ|アセム]]を亡くし、その上に母親の[[ロマリー・アスノ|ロマリー]]とも離れて暮らさせ今まで[[キオ・アスノ|キオ]]には心苦しい思いをさせてきた…」<br />「にも関わらず、本当に良い孫に育ってくれた! う、うぅぅ…」
:『BX』第26話「三つの星が集う時」より。[[一番星コンテスト]]の最中でのボヤき。元総司令の威厳はどこへやら、完全に孫バカなおじいちゃんであるが、キオへの深い愛情をも感じさせる台詞である。
+
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX』第26話「三つの星が集う時」より。[[一番星コンテスト]]の最中でのボヤき。
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:元総司令の威厳はどこへやら、完全に孫バカなお爺ちゃんであるが、キオへの深い[[愛|愛情]]をも感じさせる台詞である。
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== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
;[[ガンダムAGE-1]]
 
;[[ガンダムAGE-1]]
255行目: 269行目:  
:AGE-1を開発する際に参考にしたアスノ家に飾られていた肖像画のMSを各種文献やフリットの生前の証言などを参考に復元したMS。
 
:AGE-1を開発する際に参考にしたアスノ家に飾られていた肖像画のMSを各種文献やフリットの生前の証言などを参考に復元したMS。
 
;[[ディーヴァ]]
 
;[[ディーヴァ]]
:アセム編・キオ編にて、指揮官として乗艦。
+
:アセム編・キオ編にて、[[指揮官]]として乗艦。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
264行目: 278行目:  
*老年期において、丸眼鏡のようなゴーグルを着用していた事から、一部視聴者から「[[バスク・オム]]のようだ」とネタにされた。
 
*老年期において、丸眼鏡のようなゴーグルを着用していた事から、一部視聴者から「[[バスク・オム]]のようだ」とネタにされた。
 
<!--**確かに、フリットとバスクは敵対勢力に対する強い憎悪を抱く軍の[[指揮官]]である点は共通しているが、フリットは残忍な[[性格]]のバスクとは異なって、一線を越えるような所業をする事は皆無であった点を忘れてはならない。-->
 
<!--**確かに、フリットとバスクは敵対勢力に対する強い憎悪を抱く軍の[[指揮官]]である点は共通しているが、フリットは残忍な[[性格]]のバスクとは異なって、一線を越えるような所業をする事は皆無であった点を忘れてはならない。-->
*壮年期以降のフリットには、視聴者から少年期との区別も込めてそれぞれに「オジット」「ジジット」というあだ名がつけられている。
+
*壮年期以降のフリットには、視聴者から少年期との区別も込めてそれぞれに'''「オジット」'''あるいは'''「ジジット」'''という[[俗語・俗称|あだ名]]が付けられている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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