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尚、一口に人造人間の開発といってもその方向性は一様ではなかったようで、実際に開発された個体を観察すると、前述の試験管ベビー・アンドロイド・バイオロイドといった肉体の組成の別とは異なる点で、複数の過程が混在していることが確認できる。
尚、一口に人造人間の開発といってもその方向性は一様ではなかったようで、実際に開発された個体を観察すると、前述の試験管ベビー・アンドロイド・バイオロイドといった肉体の組成の別とは異なる点で、複数の過程が混在していることが確認できる。
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1つは身体及び感情要素の双方を一から構築するという開発パターンで、初期型WナンバーではW06やW07、後期型ではその同位体であるW16やW17が該当する。
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1つは身体及び感情要素の双方を一から構築するという開発パターンで、初期型WナンバーではW06やW07、後期型では類似したコンセプトであるW16やW17が該当する。
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2つ目は後から別の人格を移植することを前提にボディが設計されているタイプのもので、初期型ではW05、後期型ではその同位体であるW15が該当する。うち、[[ゼンガー・ゾンボルト]]の人格データを移植したW15『[[ウォーダン・ユミル]]』には「定期的に[[アースクレイドル]]の『メイガス・ゲボ』とリンクしないと精神が不安定になる」という欠点も観察されており、技術としては不安定な部分があったようだが、[[ガグン・ラウズ]]のように思念のみの存在となった者が自身の器として利用するなど、応用範囲の広い技術でもあったようである。
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2つ目は後から別の人格を移植することを前提にボディが設計されているタイプのもので、初期型ではW05、後期型では同じコンセプトのW15が該当する。うち、[[ゼンガー・ゾンボルト]]の人格データを移植したW15『[[ウォーダン・ユミル]]』には「定期的に[[アースクレイドル]]の『メイガス・ゲボ』とリンクしないと精神が不安定になる」という欠点も観察されており、技術としては不安定な部分があったようだが、[[ガグン・ラウズ]]のように思念のみの存在となった者が自身の器として利用するなど、応用範囲の広い技術でもあったようである。
これらとは全く異なる開発パターンとして、Wシリーズで培った白兵戦技術(及び、推測ではあるが巨大機動兵器の技術)を応用し、人間的な外観や感情の育成を放棄して純粋に白兵戦の戦闘力のみを追求したW10などの例もある。
これらとは全く異なる開発パターンとして、Wシリーズで培った白兵戦技術(及び、推測ではあるが巨大機動兵器の技術)を応用し、人間的な外観や感情の育成を放棄して純粋に白兵戦の戦闘力のみを追求したW10などの例もある。
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:シャドウミラー隊において、Wシリーズを指揮する機動兵器隊長。元々は性能にこそ一定の評価を下しつつも、Wナンバーに感情を持たせようとし、人間らしく扱うレモンの姿勢に懐疑的であった(初代Aにおいて敵として向かい合った場合や、GBA版OG2等の彼は、その認識を改めぬまま果てる)彼だが、Wナンバーが亡きレモンの遺産となったことでその接し方にも変化が生じ、彼女らが人間としての自我を持つ可能性について肯定的な認識を持つようになる。ラミアやアシェンがATA発動を余儀なくされそうになった場面では、身の危険を厭わずにコードDTDの外部からの強制発動という荒技で彼女達の命を繋ぎとめた。
:シャドウミラー隊において、Wシリーズを指揮する機動兵器隊長。元々は性能にこそ一定の評価を下しつつも、Wナンバーに感情を持たせようとし、人間らしく扱うレモンの姿勢に懐疑的であった(初代Aにおいて敵として向かい合った場合や、GBA版OG2等の彼は、その認識を改めぬまま果てる)彼だが、Wナンバーが亡きレモンの遺産となったことでその接し方にも変化が生じ、彼女らが人間としての自我を持つ可能性について肯定的な認識を持つようになる。ラミアやアシェンがATA発動を余儀なくされそうになった場面では、身の危険を厭わずにコードDTDの外部からの強制発動という荒技で彼女達の命を繋ぎとめた。
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
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:ウォーダン・ユミルの人格のベースとなっている(人物の異世界同位体)。スレードゲルミルを駆るウォーダンとは数度にわたり剣を交えるが、最終的にメイガスを護るために剣を揮うという明確な目的と自我を持つに至ったウォーダンを武人として遇し、真っ向からの真剣勝負で彼の闘志に応えた。
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:ウォーダン・ユミルの人格のベースとなっている。スレードゲルミルを駆るウォーダンとは数度にわたり剣を交えるが、最終的にメイガスを護るために剣を揮うという明確な目的と自我を持つに至ったウォーダンを武人として遇し、真っ向からの真剣勝負で彼の闘志に応えた。
;[[ガグン・ラウズ]]
;[[ガグン・ラウズ]]
:アグラッドヘイムの王で、W05・ギムノスのボディを身体として利用していた。ボディの流用のために声が似るのは当然として、豪胆な性格や技台詞の言い回しなども親分そっくり。彼の身体がW05と適合したのはW05が人格移植タイプであるという特徴を備えていたからだが、或いは彼自身の性格がW05の求める特徴に合致していたからなのかもしれない。
:アグラッドヘイムの王で、W05・ギムノスのボディを身体として利用していた。ボディの流用のために声が似るのは当然として、豪胆な性格や技台詞の言い回しなども親分そっくり。彼の身体がW05と適合したのはW05が人格移植タイプであるという特徴を備えていたからだが、或いは彼自身の性格がW05の求める特徴に合致していたからなのかもしれない。