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なお「ゲキ・ガンガーの世界には『機動戦艦ナデシコ』のアニメが放映されている」という設定になっている模様。ナデシコ本編の第14話『「熱血アニメ」でいこう!』は正月放映にあわせた総集編(通常の放映枠が特番で使えず早朝放映となったため、見逃しても問題がないようにという配慮)になっているのだが、この回は通常のOP(とCM)が終わった後のAパート冒頭で、今度は「ゲキ・ガンガーのOP」が始まり、本編も「ゲキ・ガンガーの登場人物であるジュンペイが、『機動戦艦ナデシコ』を見ようとしたら総集編であることを嘆く」という設定で物語が始まるという、非常に手の込んだつくりになっている。ゲキ・ガンガーのOPはすべて70年代をイメージした画風・フォントになっている。
 
なお「ゲキ・ガンガーの世界には『機動戦艦ナデシコ』のアニメが放映されている」という設定になっている模様。ナデシコ本編の第14話『「熱血アニメ」でいこう!』は正月放映にあわせた総集編(通常の放映枠が特番で使えず早朝放映となったため、見逃しても問題がないようにという配慮)になっているのだが、この回は通常のOP(とCM)が終わった後のAパート冒頭で、今度は「ゲキ・ガンガーのOP」が始まり、本編も「ゲキ・ガンガーの登場人物であるジュンペイが、『機動戦艦ナデシコ』を見ようとしたら総集編であることを嘆く」という設定で物語が始まるという、非常に手の込んだつくりになっている。ゲキ・ガンガーのOPはすべて70年代をイメージした画風・フォントになっている。
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『ナデシコ』の作風は「一見明るいオタク的なロボットアニメだが、本質は暗くシビア」と言うものであり、「勧善懲悪」と言う分かりやすいテーマを掲げているスーパーロボット作品であるゲキ・ガンガーは、必ずしも肯定的には描かれていない。「過去に死亡した仲間が復活する」「正義が悪を倒す事で、ハッピーエンドで完結する」と言う内容の最終回はその象徴的な話であり、「ガイや[[白鳥九十九|白鳥]]が死亡し、決して戻ってこない」「木星蜥蜴は絶対悪ではなく、最終的には和平を結ぶ」と言うナデシコの話と真っ向から対立する。ただ、その上で全否定もされておらず、その非現実的な話に憧れる感情は決して否定していない。
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こうしたゲキ・ガンガーの複雑な立ち位置は、最終回を見たアキトの「そりゃあ、ひどい話だった」「ひどい話だったけどゾクゾクした。ゲキ・ガンガーを好きだった俺の気持ち、熱血を信じた俺の気持ちを信じたい」と言う台詞に象徴されている。
    
== ゲキ・ガンガーの各形態・パイロット ==
 
== ゲキ・ガンガーの各形態・パイロット ==
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== スパロボにおける扱い ==
 
== スパロボにおける扱い ==
 
基本的に木連の思想形成のバックボーンであるという設定がそのまま流用されている。各種[[スーパーロボット]]作品由来のネタについては完全にスルーされている。『ナデシコ』初参戦が報じられた頃は「[[隠し要素]]としてゲキ・ガンガーのキャラやユニットも登場するのでは?」とファンの間で噂されたこともあったが、流石にそのようなことはなく、『ゲキ・ガンガー3』は現在に至るまで一貫して“劇中劇”として取り扱われている。ただし、BGMはWで戦闘BGMとして採用されている。
 
基本的に木連の思想形成のバックボーンであるという設定がそのまま流用されている。各種[[スーパーロボット]]作品由来のネタについては完全にスルーされている。『ナデシコ』初参戦が報じられた頃は「[[隠し要素]]としてゲキ・ガンガーのキャラやユニットも登場するのでは?」とファンの間で噂されたこともあったが、流石にそのようなことはなく、『ゲキ・ガンガー3』は現在に至るまで一貫して“劇中劇”として取り扱われている。ただし、BGMはWで戦闘BGMとして採用されている。
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また、ゲキ・ガンガーのようなスーパーロボットが多く登場している事、フラグによってはガイや白鳥が(まさにゲキ・ガンガーの作中のように)死なずに済む事、そもそもスパロボでナデシコのハードな部分があまり描かれない事、などから、原作にあった「全肯定も全否定もされない複雑な立ち位置」はあまり再現されない。Wの決戦に象徴されるように、むしろ全面的に肯定される事が多い。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
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