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| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
− | ;怒りの塔に座する者
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− | :天獄篇第15話「決戦! ラース・バビロン!」より。乾坤一擲の突破作戦を仕掛けたZ-BLUEだったが、策に対しての正面突破を前提としていたそれはストラウスに読まれており、全軍との激突を強いられ敗走する。
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− | :しかし、次は勝つという決意を込めて振り返ったその視界に、一つの姿が映る。ラース・バビロン皇帝宮、その屋根の上に姿を表した巨躯の男。金色の武具とマントに身を包んだその名は、皇帝アウストラリス―――サイデリアルの統治者。圧倒的なプレッシャーを以ってZ-BLUEを睥睨するその姿は、まさに覇者だった。
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− | :これを千載一遇のチャンスと見たヒビキはGAIモードを起動し、その意志はほんの一瞬、「いがみ合う双子」に真の覚醒を齎す。だが、その一撃は皇帝宮を防御する霊子の障壁で跳ね返される。「血塗られた目」を表し動きの止まったヒビキだが、アウストラリスはそれを見て呟く。呪われし者、心を壊されし者。「何故、お前は動ける?」
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− | :逃亡するZ-BLUEを見送ったアウストラリスは、垣間見た「いがみ合う双子」とそのリアクターの力に、かすかな希望を見出す。己の身に秘めたスフィアの力と共に。
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| ;Revelion~反逆の戦士~ | | ;Revelion~反逆の戦士~ |
| :天獄篇第48話「燃える地球」より。激戦の末三人のリアクターを打ち破ったZ-BLUEだが、そこに謎の球体が皇帝宮から出現する。虹色を孕み、不気味に脈動する銀色の球体……どこからどう見ても機動兵器には見えないそれが、アウストラリスの力。そこに、リアクター達が戻って来る。次元力で機体を再生させる時間を稼ぐため、アウストラリスをバルビエルが急かす。が、それに対する皇帝の返答は、不意に放った闘気による攻撃だった。 | | :天獄篇第48話「燃える地球」より。激戦の末三人のリアクターを打ち破ったZ-BLUEだが、そこに謎の球体が皇帝宮から出現する。虹色を孕み、不気味に脈動する銀色の球体……どこからどう見ても機動兵器には見えないそれが、アウストラリスの力。そこに、リアクター達が戻って来る。次元力で機体を再生させる時間を稼ぐため、アウストラリスをバルビエルが急かす。が、それに対する皇帝の返答は、不意に放った闘気による攻撃だった。 |
| :アン・アーレスを破壊し、プレイアデス・タウラの自沈を見届け、尸逝天の消滅を看取り、三つのスフィアを手にしたアウストラリスは直衛部隊を展開。それを跳ね除けるZ-BLUEの猛攻にも、アウストラリスは動じない。業を煮やしたガドライトが襲い掛かるが、その眼前で球体が変化を起こす。 | | :アン・アーレスを破壊し、プレイアデス・タウラの自沈を見届け、尸逝天の消滅を看取り、三つのスフィアを手にしたアウストラリスは直衛部隊を展開。それを跳ね除けるZ-BLUEの猛攻にも、アウストラリスは動じない。業を煮やしたガドライトが襲い掛かるが、その眼前で球体が変化を起こす。 |
− | :四つのスフィアの力を取り込み、孵化するかのように変貌したその姿は、機動兵器の常識を超えた銀色の巨人。圧倒を通り越して絶対的なその力は、ジェミニアをたったの一撃で粉砕してみせる。そして、その巨人そのものとなった男・アウストラリス。明かされる「立ち上がる射手」の正体―――彼の名は、次元将ヴィルダーク。根源的災厄に立ち向かう力にして、人類の希望たる存在。終焉を越えるその意志はZ-BLUEに向き、宇宙を救うさらなる力を求め、反逆の戦士が戦場に立つ。 | + | :四つのスフィアの力を取り込み、孵化するかのように変貌したその姿は、機動兵器の常識を超えた銀色の巨人。圧倒を通り越して絶対的なその力は、ジェミニアをたったの一撃で粉砕してみせる。そして、その巨人そのものとなった男・アウストラリス。明かされる「立ち上がる射手」の正体―――次元将ヴィルダーク。根源的災厄に立ち向かう力にして、人類の希望たる存在。終焉を越えるその意志はZ-BLUEに向き、宇宙を救うさらなる力を求め、反逆の戦士が戦場に立つ。 |
| ;将が如く | | ;将が如く |
| :天獄篇第57話「真化、その意味」/「終焉の宇宙」にて。 | | :天獄篇第57話「真化、その意味」/「終焉の宇宙」にて。 |
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| :彼は語る。真化融合……それは自分達の夢だと。マシンと人との完全なる調和、そこから生まれる至高の力。それを求め、そして届かなかった次元将の故郷。彼らが生み出した力が、リヴァイヴ・セル。次元獣という形で人とマシンを一体化させ、力を高める禁忌の御業。 | | :彼は語る。真化融合……それは自分達の夢だと。マシンと人との完全なる調和、そこから生まれる至高の力。それを求め、そして届かなかった次元将の故郷。彼らが生み出した力が、リヴァイヴ・セル。次元獣という形で人とマシンを一体化させ、力を高める禁忌の御業。 |
| :次元将は冷酷でも、残忍でもない。為すべき使命の重さを知り、人の命の意味と価値を理解し、それに報いるために己を懸ける、ただの人間。だからこそ最後の次元将は、Z-BLUEの存在を認めることがどうしても出来ない。見果てぬ夢、届かぬ幻想……そうであったはずの、そうでなければならなかった真化融合を果たし、その力を以って御使いを討たんとする彼らを認めれば、次元将が生まれた意味も、今までやって来たことも、全ての意味が失われてしまう。 | | :次元将は冷酷でも、残忍でもない。為すべき使命の重さを知り、人の命の意味と価値を理解し、それに報いるために己を懸ける、ただの人間。だからこそ最後の次元将は、Z-BLUEの存在を認めることがどうしても出来ない。見果てぬ夢、届かぬ幻想……そうであったはずの、そうでなければならなかった真化融合を果たし、その力を以って御使いを討たんとする彼らを認めれば、次元将が生まれた意味も、今までやって来たことも、全ての意味が失われてしまう。 |
− | :自分のやって来たことは間違っている。それはとうにわかっていた。それでもこれしか道はない、自分に出来ることはこれしかないと、人の尊厳を否定し、多くの犠牲を強いり、血塗られた道を突き進んできた。……だが、その全ては、無駄だった。
| + | :だからこそ、Z-BLUEと協力することは出来ない。流された血と無念に報いるためにも、この力で御使いに勝利しなければならない。彼らこそが、御使いを倒しうる可能性を持つ存在であっても。 |
− | :だからこそ、Z-BLUEと協力することは出来ない。流された血と無念に報いるためにも、この力で御使いに勝利しなければならない。彼らの方が、自分よりも強い力と心を持っていても。彼らこそが、御使いを倒しうる可能性を持つ存在であっても。 | |
| :人類最強の部隊と最後の次元将……人々の希望が、混沌の宇宙で激突する。御使いを倒す、その道を歩むために。 | | :人類最強の部隊と最後の次元将……人々の希望が、混沌の宇宙で激突する。御使いを倒す、その道を歩むために。 |
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