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== 専用 / 専用機(Exclusive Use) ==

=== 概要 ===
ここでいう専用とは「メカニックにおける特定個人のための機体」を指す。それには幾つかの要素がある。

#個人専用にチューニング([[改造]])された機体
#特殊な認証により他人には扱えない機体
#個人専用に色付けされた機体
#パレードや王族の式典用に使用される機体

主にアニメなどのメディアブックスにおけるメカニックの設定で「専用機」と名が付くので有名なのは、『[[機動戦士ガンダム]]』([[ガンダムシリーズ]])における[[一年戦争]]の[[ジオン軍]][[エース|エースパイロット]][[シャア・アズナブル]]の機体。[[モビルスーツ]]はほぼ彼専用の赤色でカラーリングされており、チェーニングが行われている。一年戦争時のジオン軍のエースパイロットらに概ね共通している伝統である。例えば[[ガンダムタイプ]]らは、初めから専用機として開発されているわけではなく、パイロットの技量や特性の特徴が一致したことで専用機として配属される。

==== 1.個人専用にチューニング([[改造]])された機体 ====

パイロットの[[技量]]に合わせて、一般兵を搭乗することを前提としない。新型機が配備された時点で、機体のサーポモーターなどをパイロットの癖に合わせて調整される。また、パイロットの相性を考えて特殊な武器を内蔵させるなど様々な工夫の結果、一般訓練されたパイロットには全く扱えないピーキーな機体に仕上がったことを指す。個人専用に大幅な改造された機体だと尚更だろう。

;[[νガンダム]] / [[デスティニーガンダム]]
:歴代の[[主人公]][[ガンダムタイプ]]でも、主人公専用として開発された機体([[モビルスーツ]])である。
;[[アルトアイゼン・リーゼ]]
:改造前の[[アルトアイゼン]]は[[キョウスケ・ナンブ]]が専属パイロットとして適合したことで、彼の愛機となった。改造後のリーゼはアルトを使いこなしたキョウスケ専用にチェーニングされた彼にしか扱えない機体となった。ゲームでは誰でも使える機体。

==== 2.特殊な認証により他人には扱えない機体 ====

メカニックという部類では特殊なコンピュータの認証コードや、機体のバイオメトリクス(生体認証)が必要とされる場合。これらの場合さらに「他人に操縦させない軍事機密ないし個人専用機体」である例と、「機体そのもの意思により選ばれた者」である例の二つに分かれる。前者の場合『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[ストライクガンダム]]が[[キラ・ヤマト]]の複雑なOSを組んだことで彼にしか使えなくなったこと。後者の場合、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の[[EVA初号機]]が[[碇ユイ]]を取り込んだことで息子の[[碇シンジ]]にしか操縦できなくなったことや、機体に選ばれたパイロットという意味では、『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』の[[サイバスター]]に代表される[[魔装機神]]が該当するだろう。

;[[ニュータイプ]]&[[強化人間]]専用[[モビルスーツ]](モビルアーマー)
:[[サイコミュ]]とパイロットとの脳波にリンクしているため、専用機として使用される。ゲームでは味方機として手に入る場合、誰でも乗ることは可能だが、サイコミュ兵器は制限される。[[バンプレストオリジナル]]の[[SRX計画]]の機体もこれに該当している。
;[[バトルマシン]]
:ヘルメットより各パイロットの脳波を認識するため、実質[[葵豹馬|豹馬]]たちしか操縦できない。
;[[ボルトマシン]]
:[[ボルテスV]]への初合体時、5人の声紋が各々の機体のコンピュータに登録され、以後は彼ら以外に操縦する事が不可能である旨を[[浜口博士]]が述べている。
;[[ドラグナー]]
:起動時にパイロット認証をロックしたため、[[ケーン・ワカバ|ケーン]]達以外には操縦不能となった。
;[[レイズナー]]
:[[レイ]]によって[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]以外は使用できないようになっている。
;[[ライディーン]]
:古代ムー帝国の血を引く[[ひびき洸]]にしか使用できない。
;[[エヴァンゲリオン|EVAシリーズ]]
:EVAには意思が存在し、特殊なバイオメトリクスを書き換えないと操縦できない。作中では何度か試験的に別のパイロットを乗せてみる実験も行われたが、結局デフォルトの組み合わせが最も優れており実戦で採用されることはなかった。その問題を解決したのが[[EVA量産機]]と[[ダミープラグ]]である。
;[[魔装機神]] / [[超機人]]
:機体そのものに意思を持ち、選ばれた者(パイロット)にしか使えない機体である。[[サイバスター]]や[[龍虎王]]([[虎龍王]])が該当。

==== 3.個人専用に色付けされた機体 ====

個人に色付けされた機体は先述のシャア専用が有名で「パイロットに恐怖を与える」「自分のアピール」という理由で色付けされる。色付けされることでパイロット自身が絶対の自信の表れとも表現できる。1の「個人的にチューニングされた機体」としばしば重複することも。

;[[シャア・アズナブル|シャア専用機]]
:[[シャア専用ザク]]、[[シャア専用ズゴック]]、[[シャア専用ゲルググ]]、[[リック・ディアス (クワトロ専用)]]、[[サザビー]]が該当(但し、ザクとズゴックは指揮官用のチューニング機、サザビーはシャア個人のために開発されたものである)。他のパイロットからは恐怖の畏怖として知られる。

==== 4.パレードや王族の式典用に使用される機体 ====

パレードや王族の式典用に使用される機体はスパロボではイベント専用であり、有名なところでは『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[ミーア・キャンベル]][[ザクウォーリア|専用ザクウォーリア]]や、[[バンプレストオリジナル]]の[[シャイン・ハウゼン]]王女専用の[[フェアリオン]]が該当する。

;[[フェアリオン]]
:[[シャイン・ハウゼン]]王女に開発された[[アーマードモジュール]]で、赤と金を基調としたゴールドタイプと、青と銀を基調としたシルバータイプの2機。式典用である以上に、戦闘用としても王女にしか使えないよう調整がなされており、外見や色合いも王女に似せて設計されている。王女専用はゴールドタイプ、シルバータイプは王女の機体補助役である[[ラトゥーニ・スゥボータ]]専用である。こちらのカラーリングも、ラトゥーニの髪の色やゴスロリ服の色調に合わせた物になっている。式典用と銘打たれているが、小さな機体の中に様々な技術を詰め込んだ、コスト度外視の超高性能機である。

=== スパロボシリーズにおいて ===
基本的に『○○専用』とつくものは大抵の場合一般機より性能が高い(本来カラーリングしか違わない物でも)。また、獲得[[経験値]]や[[資金]]も多い。[[一般兵]]が乗る『隊長機・指揮官機』と比べてもこの傾向が顕著である。<br />自軍で使用可能な場合、専用の名が付いていても同系列の[[乗り換え]]に含まれる機体がある。特定の誰かしか乗れない機体で、且つそのパイロットが他に乗り換えできるケースは意外と珍しい。

== 資料リンク ==
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