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=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
:初登場作品。キャラクターとしては「鉄人28号」名義で登録されている。装甲が高く、運動性もスーパー系にしては高い方だが、その分[[金田正太郎|正太郎]]の能力もあいまってあまり火力は高くない。しかし、Vコンシステムのおかげで常に状態異常を無効化し、正太郎がエースボーナスを獲得するとスーパー系にあるまじき脅威の移動・命中・回避能力を得ることになる。挙句の果てに修理装置もあるので持久力がある上に正太郎のレベルがすぐに上がる。
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:初登場作品。キャラクターとしては「鉄人28号」名義で登録されている。装甲が高く、運動性もスーパー系にしては高い方だが、その分[[金田正太郎|正太郎]]の能力もあいまってあまり火力は高くない。
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:しかし、Vコンシステムのおかげで常に状態異常を無効化し、正太郎がエースボーナスを獲得するとスーパー系にあるまじき脅威の移動・命中・回避能力を得ることになる。挙句の果てに[[修理装置]]もあるので、持久力がある上に正太郎のレベルがすぐに上がりやすい。
 
:さらに凄いことに、主題歌の歌詞「[[空]]だ [[海]]だ 地の果てだ」を拾ったのか、'''[[地形適応]]はオールA'''になっている(実際、原作でも[[地形]]を選ばずに戦っていた)。
 
:さらに凄いことに、主題歌の歌詞「[[空]]だ [[海]]だ 地の果てだ」を拾ったのか、'''[[地形適応]]はオールA'''になっている(実際、原作でも[[地形]]を選ばずに戦っていた)。
:また、[[ブランチ]]にリモコンを奪われ悪用されてしまう場面も再現されており、戦闘グラフィックも敵対時専用のものが用意されている(両腕の「28」のマーキングから味方時の単純な反転ではない事がわかる)。OPムービーでは横山作品つながりで[[ゴッドマーズ]]との2ショットや、同じく「[[太陽]]」が枕詞の[[ソルグラヴィオン]]と[[ソーラーアクエリオン]]との3ショットがある。
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:また、[[ブランチ]]にリモコンを奪われ悪用されてしまう場面も再現されており、戦闘グラフィックも敵対時専用のものが用意されている(両腕の「28」のマーキングから味方時の単純な反転ではない事がわかる)。
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:OPムービーでは横山作品つながりで[[ゴッドマーズ]]との2ショットや、同じく「[[太陽]]」が枕詞の[[ソルグラヴィオン]]と[[ソーラーアクエリオン]]との3ショットがある。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
:今回はキャラクターとしては「鉄人」名義。前作と同じ運用法がだいたい通用する。カスタムボーナスを取得した後は敵の近くにおいて[[援護攻撃]]役にするのも1つの手である。
 
:今回はキャラクターとしては「鉄人」名義。前作と同じ運用法がだいたい通用する。カスタムボーナスを取得した後は敵の近くにおいて[[援護攻撃]]役にするのも1つの手である。
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:初期はジャンプしてポーズを取りそのままキックを決めていたが、中期からはより必殺技としての性格を強めるためか、正太郎の[[カットイン]]演出が入るようになった。また、中期以降も「カットインの入らないフライングキックは痛め技」「カットインが入った場合は決め技」という使い分けが見られた。
 
:初期はジャンプしてポーズを取りそのままキックを決めていたが、中期からはより必殺技としての性格を強めるためか、正太郎の[[カットイン]]演出が入るようになった。また、中期以降も「カットインの入らないフライングキックは痛め技」「カットインが入った場合は決め技」という使い分けが見られた。
 
;ローリングアタック
 
;ローリングアタック
:腕を伸ばしてきりもみ状に回転しながら相手に体当たりする技。名前のついている技の少ない鉄人の中では貴重な名前付きの技だが、本編では使用回数は少ない。
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:腕を伸ばしてきりもみ状に回転しながら相手に体当たりする技。名前の付いている技の少ない鉄人の中では貴重な名前付きの技だが、本編での使用回数は少ない。
:スパロボの戦闘アニメでは技を食らった敵機のグラフィックが痛々しいものに変わる(形容するならば「ドリルで大穴をあけられた鉄の塊」といった様相になる)。特に[[AT]]や生物系ユニットなどに使うと悲惨な光景を連想させてしまう。
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:スパロボの戦闘アニメでは技を食らった敵機のグラフィックが痛々しいものに変わる(形容するならば「ドリルで大穴をあけられた鉄の塊」といった様相になる)。特に[[AT]]や生物系ユニット等に使うと悲惨な光景を連想させてしまう。
 
:[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]では全体攻撃属性だが、消費ENが'''倍以上に増加している'''。
 
:[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]では全体攻撃属性だが、消費ENが'''倍以上に増加している'''。
 
;鉄人フルパワー
 
;鉄人フルパワー
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;太陽エネルギー解放
 
;太陽エネルギー解放
 
:原作最終話で使用。太陽エネルギーを収束させて敵に[[特攻]]する、鉄人最後の手段。
 
:原作最終話で使用。太陽エネルギーを収束させて敵に[[特攻]]する、鉄人最後の手段。
:[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]のイベントで使用。[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]では必殺武器となる。トドメ演出は地平線の向こうから現れる鉄人と正太郎たちのカットインで締めくくられる。
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:[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]のイベントで使用。[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]では必殺武器となる。トドメ演出は地平線の向こうから現れる鉄人と正太郎たちのカットインで締めくくられる。
 
:ちなみに消費ENは怒涛の'''110'''である。一応カスタムボーナスである程度フォローできるものの無駄撃ちは厳禁。
 
:ちなみに消費ENは怒涛の'''110'''である。一応カスタムボーナスである程度フォローできるものの無駄撃ちは厳禁。
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;太陽エネルギー転換装置
 
;太陽エネルギー転換装置
 
:「太陽の使者」の2つ名の通り、[[太陽光エネルギー|太陽光をエネルギーとする]]鉄人の動力装置。太陽光だけで鉄人の巨体を長時間動かすことが出来るほどのエネルギー効率を誇るシステムで、この装置のある施設を奪おうとする敵との戦いが初期のメインテーマとなっていた。
 
:「太陽の使者」の2つ名の通り、[[太陽光エネルギー|太陽光をエネルギーとする]]鉄人の動力装置。太陽光だけで鉄人の巨体を長時間動かすことが出来るほどのエネルギー効率を誇るシステムで、この装置のある施設を奪おうとする敵との戦いが初期のメインテーマとなっていた。
:第3次Z時獄篇ではカスタムボーナスの効果でこのシステムが再現されており、昼間及び宇宙のマップ限定で「[[EN回復|EN回復(中)]]」を得ることができる。
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:[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]ではカスタムボーナスの効果でこのシステムが再現されており、昼間及び宇宙のマップ限定で「[[EN回復|EN回復(中)]]」を得ることができる。
 
;独立連動システム
 
;独立連動システム
:鉄人の頭部や四肢には独立連動システムが搭載されており「例え四肢の一つが破壊されようとも他の部分は独立した動力になっているため、戦闘力が変わらない」という設定だが、劇中ではあまり活かされない設定となっていた。[[部位]]破壊のある『[[スーパーロボット大戦GC]]』『[[スーパーロボット大戦XO]]』なら活躍できたかもしれない。
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:鉄人の頭部や四肢には独立連動システムが搭載されており「例え四肢の一つが破壊されようとも他の部分は独立した動力になっているため、戦闘力が変わらない」という設定だが、劇中ではあまり活かされない設定となっていた。
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:[[部位]]破壊のある『[[スーパーロボット大戦GC]]』『[[スーパーロボット大戦XO]]』なら活躍できたかもしれない。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;全ての武器に「[[バリア貫通]]」が付加される
 
;全ての武器に「[[バリア貫通]]」が付加される
:第2次Z再世篇。[[斬月]]と同じボーナス。本作では敵が使う殆どのバリアが無効効果なので実質効果があるのはバリア・フィールド持ちのボスユニットか、全機エネルギーフィールド持ちの[[アンチスパイラル]]勢となる。特に後者との戦闘においては[[サイズ差補正無視]]もあれば、常に最大級の攻撃効果を発揮出来るのは大きい。さらに真価を発揮するのならば[[援護攻撃]]も欲しい。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]。[[斬月]]と同じボーナス。本作では敵が使う殆どの[[バリア]]が無効効果なので、実質効果があるのはバリア・フィールド持ちのボスユニットか、全機エネルギーフィールド持ちの[[アンチスパイラル]]勢となる。
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:特に後者との戦闘においては[[サイズ差補正無視]]もあれば、常に最大級の攻撃効果を発揮出来るのは大きい。さらに真価を発揮するのならば[[援護攻撃]]も欲しい。
 
;昼間及び宇宙のマップでは、EN回復(中)を得る
 
;昼間及び宇宙のマップでは、EN回復(中)を得る
:第3次Z時獄篇。太陽エネルギー転換装置の再現で'''夜間以外'''の戦場で[[EN]]が回復する。
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:[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]。太陽エネルギー転換装置の再現で'''夜間以外'''の戦場で[[EN]]が回復する。
 
:夜間のマップはさほど多くはない(だいたい全シナリオの1/4程度)ため、メインで使うならば早めに取得しておいて損は無いだろう。
 
:夜間のマップはさほど多くはない(だいたい全シナリオの1/4程度)ため、メインで使うならば早めに取得しておいて損は無いだろう。
:なお、このボーナスの存在により、同作では[[機動新世紀ガンダムX|ガンダムX]]や[[無敵超人ザンボット3|ザンボット3]]が参戦していないにも関わらず、昼夜の区別がシステム上存在していたことになる。さらに、この2作品は天獄篇にて復帰している。
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:なお、このボーナスの存在により、同作では[[機動新世紀ガンダムX|ガンダムX]]や[[無敵超人ザンボット3|ザンボット3]]が参戦していないにも関わらず、昼夜の区別がシステム上存在していたことになる。さらに、この2作品は[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]にて復帰している。
    
== 機体[[BGM]] ==
 
== 機体[[BGM]] ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;偽鉄人28号
 
;偽鉄人28号
:敵が開発した鉄人そっくりの[[偽物]]ロボット。見た目は完全に鉄人そのもの(Vコンも似せている)であり、正太郎ですら見分けがつかなくなるほどだった。しかし性能面では鉄人よりも大きく劣っている。
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:敵が開発した鉄人そっくりの[[偽物]]ロボット。
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:見た目は完全に鉄人そのもの(Vコンも似せている)であり、[[金田正太郎|正太郎]]ですら見分けがつかなくなる程だった。しかし、性能面では本物の鉄人よりも大きく劣っている。
 
;[[ブラックオックス]]
 
;[[ブラックオックス]]
 
:[[不乱拳博士]]が製造したロボット。鉄人との息の合った攻撃は強敵メカを木端微塵にする。
 
:[[不乱拳博士]]が製造したロボット。鉄人との息の合った攻撃は強敵メカを木端微塵にする。
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;JINTETSU
 
;JINTETSU
 
:『[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]』の外伝OVA『鉄腕Gin Rei』に登場。ネーミングや咆哮からして明らかに鉄人のパロディ(ただし遠隔操作型ではなく搭乗型)。デザインは[[ゲッターロボシリーズ|漫画版ゲッターロボ]]でお馴染みの石川賢氏。
 
:『[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]』の外伝OVA『鉄腕Gin Rei』に登場。ネーミングや咆哮からして明らかに鉄人のパロディ(ただし遠隔操作型ではなく搭乗型)。デザインは[[ゲッターロボシリーズ|漫画版ゲッターロボ]]でお馴染みの石川賢氏。
:凄まじいパワーを誇るが、その重量を支えるため背中のロケットを常に噴射していなければならない欠点もある。[[BF団]]に寝返った[[草間大作]]が乗り込み[[銀鈴ロボ]]と戦った。
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:凄まじいパワーを誇るが、その重量を支えるため背中のロケットを常に噴射していなければならない欠点もある。[[BF団]]に寝返った草間大作が乗り込み[[銀鈴ロボ]]と戦った。
 
:その他、角川スニーカー文庫の[[小説|小説版]]では「日本支部の28号」なる[[国際警察機構]]所属の機体が存在するとされる。
 
:その他、角川スニーカー文庫の[[小説|小説版]]では「日本支部の28号」なる[[国際警察機構]]所属の機体が存在するとされる。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*オンエア時に発売された「超金属 鉄人28号」は全高41cm、重量1.4kg、パーツの厚さ1.2mmと従来の超合金フィギュアを遥かに凌駕するスペックを誇る。[[変形]]・[[合体]]などのギミックを持たない鉄人のロボットらしさを「重量感や金属感で徹底的に表現する」というコンセプトの下に開発された本商品は、フランスのルーブル美術館にも展示されているという(出典:講談社『THE超合金』)。
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*オンエア時に発売された「超金属 鉄人28号」は全高41cm、重量1.4kg、パーツの厚さ1.2mmと従来の超合金フィギュアを遥かに凌駕するスペックを誇る。
**一方で、背面のロケットエンジンが戦闘機に変形するというバンダイらしい発想の初期デザインも存在する。
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**[[変形]]・[[合体]]などのギミックを持たない鉄人のロボットらしさを「重量感や金属感で徹底的に表現する」というコンセプトの下に開発された本商品は、フランスのルーブル美術館にも展示されているという(出典:講談社『THE超合金』)。
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**一方で「背面のロケットエンジンが戦闘機に変形する」というバンダイらしい発想の初期デザインも存在する。
 
*[[マジンガーZ]]の生みの親である[[漫画|漫画家]]・永井豪氏に多大な影響を与えたロボットとしても知られる。
 
*[[マジンガーZ]]の生みの親である[[漫画|漫画家]]・永井豪氏に多大な影響を与えたロボットとしても知られる。
 
**永井氏はインタビュー記事にて'''「小学生時代に手塚治虫先生の鉄腕アトムや横山光輝先生の鉄人28号に出会わなかったら、『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』を描くことは無かったに違いない」'''と深い思い入れを語っている
 
**永井氏はインタビュー記事にて'''「小学生時代に手塚治虫先生の鉄腕アトムや横山光輝先生の鉄人28号に出会わなかったら、『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』を描くことは無かったに違いない」'''と深い思い入れを語っている
***特に「良いも悪いもリモコン次第」という操縦する人間次第で善にも悪にもなり得る兵器である鉄人28号の設定は、永井氏が生み出した「神にも[[天使・悪魔|悪魔]][[あしゅらマジンガー|にもなれる]]」マジンガーZにも大きな影響を与えている。
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***特に「良いも悪いもリモコン次第」という操縦する人間次第で善にも悪にもなり得る兵器である鉄人28号の設定は、永井氏が生み出した「[[神]]にも[[天使・悪魔|悪魔]][[あしゅらマジンガー|にもなれる]]」マジンガーZにも大きな影響を与えている。
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**なお、鉄人28号は『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]』において([[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー版]]準拠の)[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]と夢の共演を果たしている。
 
*兵庫県神戸市長田区に所在する若松公園に鉄人28号の実物大のモニュメントが建てられている(2009年9月29日に完成)。
 
*兵庫県神戸市長田区に所在する若松公園に鉄人28号の実物大のモニュメントが建てられている(2009年9月29日に完成)。
  
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