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こうして全銀河の意思共有を目指した彼女であったが、フロンティア船団の抵抗とランカの[[説得]]に応じたバジュラ達が自身の制御を離れたことで追い詰められていき、最期は[[早乙女アルト]]の[[VF-25 メサイア]]により頭部を破壊されて、死亡する。
 
こうして全銀河の意思共有を目指した彼女であったが、フロンティア船団の抵抗とランカの[[説得]]に応じたバジュラ達が自身の制御を離れたことで追い詰められていき、最期は[[早乙女アルト]]の[[VF-25 メサイア]]により頭部を破壊されて、死亡する。
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尚、TV版の[[小説]]では消滅したのはグレイスの二次的[[クローン]]であり、'''「グレイスとギャラクシー船団の集合意識体は存在している」'''と語られている。
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なお、TV版の[[小説]]では消滅したのはグレイスの二次的[[クローン]]であり、'''「グレイスとギャラクシー船団の集合意識体は存在している」'''と語られている。
    
=== 劇場版 ===
 
=== 劇場版 ===
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元はマオ・ノームの研究所で働いていたV型感染症の研究者。同僚ジャックとの結婚式の当日にギャラクシー船団に誘導されたバジュラの襲撃を受け、元老院のスルトによってジャックを殺され、捕らえられてサイボーグ化され、ギャラクシー船団の元老院の配下とされる。元老院のコントロール下に置かれながらも、フロンティア船団でアルトと交流するシェリルを見るうちに自我を取り戻し、元老院に逆らってシェリルの命を救い、「処分」された。
 
元はマオ・ノームの研究所で働いていたV型感染症の研究者。同僚ジャックとの結婚式の当日にギャラクシー船団に誘導されたバジュラの襲撃を受け、元老院のスルトによってジャックを殺され、捕らえられてサイボーグ化され、ギャラクシー船団の元老院の配下とされる。元老院のコントロール下に置かれながらも、フロンティア船団でアルトと交流するシェリルを見るうちに自我を取り戻し、元老院に逆らってシェリルの命を救い、「処分」された。
 
   
 
   
幼少時のシェリルとの交流が描かれたほか、ギャラクシー過激派のテロからシェリルを庇うなど、完全に善人と言っても差し支えないキャラとなっている。
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幼少時のシェリルとの交流が描かれたほか、ギャラクシー過激派の[[テロリスト|テロ]]からシェリルを庇う等、完全に善人と言っても差し支えないキャラとなっている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:EDでは、[[シェリル・ノーム|シェリル]]、[[ランカ・リー|ランカ]]以外に[[ラクス・クライン|目をつけたアーティスト]]がいると語る。
 
:EDでは、[[シェリル・ノーム|シェリル]]、[[ランカ・リー|ランカ]]以外に[[ラクス・クライン|目をつけたアーティスト]]がいると語る。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
:前作EDで言及されたアーティストのスカウトには失敗したとのこと。前作に引き続き、リボンズと手を組み、暗躍。[[イノベイター]]達と共に人類の支配を企てる。ifルートではリボンズと共に、[[L]]に続き版権作品の最後の大敵として[[ZEXIS]]の前に立ちはだかる。本作では序盤から悪役としての本性を発揮するが、利用目的で近づいた[[熱気バサラ|バサラ]]や[[ラクス・クライン|ラクス]]、[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]達に自分の考えを真っ向から否定されたのを始め、仕掛けておいた回避不能な筈の罠を[[イマージュ]]の介入によって無効化されたり、[[ダブルオーライザー]]の粒子で支配下にあった[[バジュラ]]を制御不能にされるなど、自分の予期せぬ力の干渉によって重要な計画をことごとく台無しにされてしまい、その度に動揺して悔しがるなど、やる事のスケールの大きさはともかくキャラ的にはリボンズと同様に小物感が出てしまっている。なお、グレイスもまた[[黒の英知]]に関する事は何も知らず、ましてやそれに災厄の未来やバジュラの過去に関わる秘密が隠されているなど知る由も無かった。
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:前作EDで言及されたアーティストのスカウトには失敗したとのこと。前作に引き続き、リボンズと手を組み、暗躍。[[イノベイター]]達と共に人類の支配を企てる。ifルートではリボンズと共に、[[L]]に続き版権作品の最後の大敵として[[ZEXIS]]の前に立ちはだかる。
:悪役として振る舞う一方で最終決戦では、他の作品と異なりバサラや[[早乙女アルト|アルト]]との[[戦闘前会話]]にて多少相手のことを認めるようなセリフを言うなど、劇場版や漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』などで見せたグレイスの本来の人間性を垣間見せる場面もあり、自分の行動に疑念を抱きつつも最早自分で止める事も出来ない哀しみを垣間見せている(リボンズが徹底して自分の野心を満たすために戦い、完全否定されているのとは対照的である)。最終的には[[ZEXIS]]に敗れ去り、死亡したと思われるが……
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:本作では序盤から悪役としての本性を発揮するが、利用目的で近づいた[[熱気バサラ|バサラ]]や[[ラクス・クライン|ラクス]]、[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]達に自分の考えを真っ向から否定されたのを始め、仕掛けておいた回避不能な筈の罠を[[イマージュ]]の介入によって無効化されたり、[[ダブルオーライザー]]の粒子で支配下にあった[[バジュラ]]を制御不能にされるなど、自分の予期せぬ力の干渉によって重要な計画をことごとく台無しにされてしまい、その度に動揺して悔しがるなど、やる事のスケールの大きさはともかくキャラ的にはリボンズと同様に小物感が出てしまっている。なお、グレイスもまた[[黒の英知]]に関する事は何も知らず、ましてやそれに災厄の未来やバジュラの過去に関わる秘密が隠されているなど知る由も無かった。
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:悪役として振る舞う一方で最終決戦では、他の作品と異なりバサラや[[早乙女アルト|アルト]]との[[戦闘前会話]]にて多少相手のことを認めるようなセリフを言うなど、劇場版や漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』などで見せたグレイスの本来の人間性を垣間見せる場面もあり、自分の行動に疑念を抱きつつも最早自分で止める事も出来ない哀しみを垣間見せている(リボンズが徹底して自分の野心を満たすために戦い、完全否定されているのとは対照的である)。最終的には[[ZEXIS]]に敗れ去り、死亡したと思われるが……
 
:劇中どこかに報告を送っているようなモノローグもあり、また一人称が時折「私達」になるなど、意思統合体の一部であるという演出が多い。
 
:劇中どこかに報告を送っているようなモノローグもあり、また一人称が時折「私達」になるなど、意思統合体の一部であるという演出が多い。
 
:なお、撃破時のドロップパーツは「'''シェリルのディスク'''」「'''ランカのディスク'''」「'''Fボンバーのディスク'''」。
 
:なお、撃破時のドロップパーツは「'''シェリルのディスク'''」「'''ランカのディスク'''」「'''Fボンバーのディスク'''」。
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;[[Another Century's Episode:R]]
 
;[[Another Century's Episode:R]]
 
:TV版の設定で登場。[[千鳥かなめ|かなめ]]と[[テレサ・テスタロッサ|テッサ]]を拉致するなどの暗躍を見せ、最後はシーズンとの決着を前に『[[マクロスF]]』の世界でTV版の最終決戦が再現されることになる。
 
:TV版の設定で登場。[[千鳥かなめ|かなめ]]と[[テレサ・テスタロッサ|テッサ]]を拉致するなどの暗躍を見せ、最後はシーズンとの決着を前に『[[マクロスF]]』の世界でTV版の最終決戦が再現されることになる。
:各版権作品のラスボスがあまり登場しない中、『[[マクロスゼロ]]』の[[鳥の人]]や『[[創聖のアクエリオン]]』の[[頭翅]]、『アーマード・コアシリーズ』のナインボール=セラフと並び、本作で戦える数少ないラスボスクラスのキャラの一人となる(ただしグレイスのみチェイスモードでのイベント戦闘)。
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:各版権作品の[[ラストボス|ラスボス]]があまり登場しない中、『[[マクロスゼロ]]』の[[鳥の人]]や『[[創聖のアクエリオン]]』の[[頭翅]]、『アーマード・コアシリーズ』のナインボール=セラフと並び、本作で戦える数少ないラスボスクラスのキャラの一人となる(ただしグレイスのみチェイスモードでのイベント戦闘)。
    
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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:彼女のマネージャーを務め、V型感染症のシェリルを救う。最終的な関係は、メディアによって異なる。
 
:彼女のマネージャーを務め、V型感染症のシェリルを救う。最終的な関係は、メディアによって異なる。
 
:TV版では中盤で半ば捨て駒のような発言をしてシェリルを切り捨てたかに見えたが、彼女に対する母性自体はあり、その感情が計画に差し支えるとして感情データの削除を行ったとされる。
 
:TV版では中盤で半ば捨て駒のような発言をしてシェリルを切り捨てたかに見えたが、彼女に対する母性自体はあり、その感情が計画に差し支えるとして感情データの削除を行ったとされる。
:一方、劇場版では最終局面でインプラントの支配を脱してギャラクシー船団に反旗を翻し、シェリル救出のために行動するというTV版とは正反対の行動に出る。
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:一方、劇場版では最終局面で[[インプラント]]の支配を脱して[[マクロス・ギャラクシー船団|ギャラクシー船団]]に反旗を翻し、シェリル救出のために行動するというTV版とは正反対の行動に出る。
 
;[[ランカ・リー]]
 
;[[ランカ・リー]]
:彼女の母ランシェはV型感染症であり、ランカは彼女の胎内にいるうちにV型感染症に接触していた。グレイスはそのような性質を持ったランカの歌がバジュラの制御に向いていると確信、「リトルクィーン」として利用する。
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:彼女の母ランシェはV型感染症であり、ランカは母親の胎内にいるうちにV型感染症に接触していた。グレイスはそのような性質を持ったランカの[[歌]]がバジュラの制御に向いていると確信、「リトルクィーン」として利用する。
 
;[[ブレラ・スターン]]
 
;[[ブレラ・スターン]]
 
:直属の部下であるが、記憶を取り戻した後叛意を露にしたため、彼に精神制御を施した。
 
:直属の部下であるが、記憶を取り戻した後叛意を露にしたため、彼に精神制御を施した。
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:TV版では彼の野心を利用して、暗躍する。
 
:TV版では彼の野心を利用して、暗躍する。
 
;[[オズマ・リー]]
 
;[[オズマ・リー]]
:TV版の[[小説]]では10年前に彼と会った事がある。両者は初対面ながらも妙にウマが合っており、'''「バジュラの襲撃がなく、もう少し会話していたら歴史が変わっていた」'''とも言われている。
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:TV版の[[小説]]では10年前に彼と会った事がある。両者は初対面ながらも妙にウマが合っており、'''「バジュラの襲撃が無く、もう少し会話していたら歴史が変わっていた」'''とも言われている。
 
;[[キャサリン・グラス]]
 
;[[キャサリン・グラス]]
 
:劇場版では彼女達から[[スパイ]]容疑で告発されるも、逆にフロンティア船団首脳陣がギャラクシー船団の救難信号を無視する決定を出した事実を告げて動揺させる。
 
:劇場版では彼女達から[[スパイ]]容疑で告発されるも、逆にフロンティア船団首脳陣がギャラクシー船団の救難信号を無視する決定を出した事実を告げて動揺させる。
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:だが、グレイスは内心マンフレートを嫌悪しており、最後は他の同志達共々用済みとされ彼女に抹殺されてしまう。
 
:だが、グレイスは内心マンフレートを嫌悪しており、最後は他の同志達共々用済みとされ彼女に抹殺されてしまう。
 
;ジャック
 
;ジャック
:[[漫画]]作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』の登場人物で、グレイスのかつての同僚で恋人。
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:[[漫画]]作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』の登場人物で、グレイスのかつての同僚で恋人。
 
:かつてガリア4にてグレイスと結婚式を挙げるも、バジュラ、そしてバジュラを誘導するスルト達ギャラクシー船団の部隊の襲撃に遭い、グレイスの眼前で命を落とす。
 
:かつてガリア4にてグレイスと結婚式を挙げるも、バジュラ、そしてバジュラを誘導するスルト達ギャラクシー船団の部隊の襲撃に遭い、グレイスの眼前で命を落とす。
 
;スルト
 
;スルト
 
:漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』の登場人物で、同作品におけるギャラクシー船団の元老院の長である女性。同作品におけるギャラクシーでのグレイスの上司であり、グレイスの人生を狂わせた張本人。
 
:漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』の登場人物で、同作品におけるギャラクシー船団の元老院の長である女性。同作品におけるギャラクシーでのグレイスの上司であり、グレイスの人生を狂わせた張本人。
 
:かつて家族をバジュラに殺害され、自身はギャラクシー船団の元老院の人間達に拉致された挙句辱められ、弄ばれて人間の尊厳を奪われた過去を持つがゆえに、人類・バジュラ双方を憎悪しており、全ての滅びを画策する。
 
:かつて家族をバジュラに殺害され、自身はギャラクシー船団の元老院の人間達に拉致された挙句辱められ、弄ばれて人間の尊厳を奪われた過去を持つがゆえに、人類・バジュラ双方を憎悪しており、全ての滅びを画策する。
:TV版のグレイスに代わるラスボス的立ち位置の人物だが、全銀河の支配を目論んだTV版のグレイスとは異なり、[[ガンダムシリーズ]]の[[フロスト兄弟]]や[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の如く「憎しみのままに全てを滅ぼそうとする」という、[[マクロスシリーズ]]の登場人物の中でも異色の人物である。
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:TV版のグレイスに代わる[[ラストボス|ラスボス]]的立ち位置の人物だが、全銀河の支配を目論んだTV版のグレイスとは異なり、[[ガンダムシリーズ]]の[[フロスト兄弟]]や[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の如く「憎しみのままに全てを滅ぼそうとする」という、[[マクロスシリーズ]]の登場人物の中でも異色の人物である。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:[[L]]では全銀河の意思共有による人類の進化を謳うグレイスに対し、その手段の是非を問い質した。
 
:[[L]]では全銀河の意思共有による人類の進化を謳うグレイスに対し、その手段の是非を問い質した。
 
;[[エイーダ・ロッサ]]
 
;[[エイーダ・ロッサ]]
:第2次Z 破界篇では、自身の情報収集能力を以ってしても探れない彼女の素性と、そのバックについて警戒感を抱く。
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:第2次Z破界篇では、自身の情報収集能力を以ってしても探れない彼女の素性と、そのバックについて警戒感を抱く。
 
;[[ニア・テッペリン]]
 
;[[ニア・テッペリン]]
 
:第2次Z破界篇では、彼女も「アイモ」を覚えていることに興味を抱く。
 
:第2次Z破界篇では、彼女も「アイモ」を覚えていることに興味を抱く。
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