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これにもっとも当てはまるのはユーゼスだが、虚構の世界を脱出して以降、イングラムは因果の鎖によって彼の操り人形となることが確定しているため、使命を果たすことは出来なくなった。そのため、銀河大戦の一つの可能性において[[クォヴレー・ゴードン]]がその使命を継承し、「虚空の使者」として数多の並行世界を巡ることとなった。
 
これにもっとも当てはまるのはユーゼスだが、虚構の世界を脱出して以降、イングラムは因果の鎖によって彼の操り人形となることが確定しているため、使命を果たすことは出来なくなった。そのため、銀河大戦の一つの可能性において[[クォヴレー・ゴードン]]がその使命を継承し、「虚空の使者」として数多の並行世界を巡ることとなった。
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ちなみに、実は'''別に生命の味方ではない'''。第3次αで介入を試みたのは、正と負の無限力が互角の衝突を起こし、それが連鎖的に並行宇宙を破壊するのを危惧したためであり、正負いずれにしろ、どちらかがどちらかを圧倒して勝利出来るならばそれで構わない、ということである。
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番人たちの役目はあくまでも「因果律の破綻や好き勝手な改変を防ぐ」ことであり、「生命の守護」は対象外。事実、イングラムも「俺を善悪の基準に当てはめるな」と述べており、ここからも彼ら「番人」が必ずしも人間の味方ではなく、あくまでも宇宙全体の平衡の守護者であることが読み取れる。
    
なお、一般相対性理論において「因果律を歪曲させる[[特異点]](物理学の場合、無限大の量を持つ事象)が自然界に存在しないのは、何者かが検閲するかのごとく何かしらの物理現象が働いて存在を禁じているためである」とする仮説「'''宇宙検閲官仮説'''」が元ネタと思われる。ブラックホール中心にある重力特異点(重力が無限大)を例にすると、光速を以てしても脱出不可能な重力場によって観測不可能&時間停止状態にある隔絶領域「事象の地平面」が形成されることで、物理法則から切り離されているとされる。
 
なお、一般相対性理論において「因果律を歪曲させる[[特異点]](物理学の場合、無限大の量を持つ事象)が自然界に存在しないのは、何者かが検閲するかのごとく何かしらの物理現象が働いて存在を禁じているためである」とする仮説「'''宇宙検閲官仮説'''」が元ネタと思われる。ブラックホール中心にある重力特異点(重力が無限大)を例にすると、光速を以てしても脱出不可能な重力場によって観測不可能&時間停止状態にある隔絶領域「事象の地平面」が形成されることで、物理法則から切り離されているとされる。
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