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そもそも、会談でシュナイゼルを中心としたブリタニア側の主張は、事実とはいえオカルトじみたあまりにも荒唐無稽に等しい内容である。資料は勿論、音声記録の会話でさえも一国家の力なら、十分捏造が可能な「状況証拠」ばかりで、証拠映像といった決定的な「物的証拠」は全く無かった。[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]や高亥の唐突的過ぎる心変わりにゼロの持つギアスが関係しているという話でさえ、「こじつけ」と言ってしまえばそれまでで、会談直前の第二次トウキョウ決戦に起きたブリタニア側によるトウキョウ租界の壊滅の事も含めれば、少なくとも半信半疑で終わるはずであった。
 
そもそも、会談でシュナイゼルを中心としたブリタニア側の主張は、事実とはいえオカルトじみたあまりにも荒唐無稽に等しい内容である。資料は勿論、音声記録の会話でさえも一国家の力なら、十分捏造が可能な「状況証拠」ばかりで、証拠映像といった決定的な「物的証拠」は全く無かった。[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]や高亥の唐突的過ぎる心変わりにゼロの持つギアスが関係しているという話でさえ、「こじつけ」と言ってしまえばそれまでで、会談直前の第二次トウキョウ決戦に起きたブリタニア側によるトウキョウ租界の壊滅の事も含めれば、少なくとも半信半疑で終わるはずであった。
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にも関わらず、それがまかり通ってしまったのは古参の扇がブリタニア側にいたのとゼロの数々の失態と言動によるゼロに対する信頼の失墜による黒の騎士団との信頼性が希薄だった事が最大の原因と思われる。ゼロが黒の騎士団との信頼を回復させていればこうならなかった、と考えれば納得できなくなもないが…やはり、あまりにも強引な展開に批判されることが多い。
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にも関わらず、それがまかり通ってしまったのは古参の扇がブリタニア側にに付いた事と、(元々、黒の騎士団幹部のゼロに対する信頼性が希薄だった事情もあるが)ゼロの数々の失態と不審な言動によって黒の騎士団幹部の彼に対する信頼が失墜していた事が最大の原因と思われる。「ゼロが黒の騎士団との信頼を回復させていればこうならなかった」と考えれば納得できなくなもないが…やはり、あまりにも強引な展開になっているので批判されることが多い。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
:初登場作品。エリア11ルート第6話から戦闘にも参加するが、初期能力値が低いので突出させるのは危険。機体も本人も戦力にしづらいので、[[修理装置]]でレベル99にして資金調達をさせるのが最大の役目か。第16~18話で表部隊ルートを選択していた場合、合流時に[[ジョブス]]に代わって[[ニルヴァーシュ]]のスペックを解説する見せ場がある。
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:初登場作品。エリア11ルート第6話から戦闘にも参加するが、初期能力値が低いので突出させるのは危険。機体も本人も戦力にしづらいので、[[修理装置]]でレベル99にして資金調達をさせるのが最大の役目か。第16話~第18話で表部隊ルートを選択していた場合、合流時に[[ジョブス]]に代わって[[ニルヴァーシュ]]のスペックを解説する見せ場がある。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
:[[斑鳩]]の艦長として登場(ゼロが出撃した場合はメイン、出撃しない場合はサブパイロットとなる)。終盤では条件を満たしている場合、ゼロレクイエムルートに進むか、黒の騎士団ルートに進むかの選択権を握ることになる。
 
:[[斑鳩]]の艦長として登場(ゼロが出撃した場合はメイン、出撃しない場合はサブパイロットとなる)。終盤では条件を満たしている場合、ゼロレクイエムルートに進むか、黒の騎士団ルートに進むかの選択権を握ることになる。
 
:[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]との対談で一度は原作通り[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を糾弾するが、黒の騎士団ルートでゼロを信じた場合は、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]や[[ジェフリー・ワイルダー|ジェフリー]]を始めとする艦長や仲間達からの[[説得]]によって反発心を押さえ納得がいくまでゼロの真意を問う事を決意する。原作で真っ先にゼロを糾弾し追放した挙句にシュナイゼルに彼を売ろうとしたことで視聴者から嫌われたことを考えれば、彼もいい意味で[[スパロボ補正]]が働いたと言えるだろう。なお、原作での行動の反映からか、このイベント以降、扇の表情グラフィックに、どこか悪意にも満ちた険しい表情を見せる様になる。
 
:[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]との対談で一度は原作通り[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]を糾弾するが、黒の騎士団ルートでゼロを信じた場合は、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]や[[ジェフリー・ワイルダー|ジェフリー]]を始めとする艦長や仲間達からの[[説得]]によって反発心を押さえ納得がいくまでゼロの真意を問う事を決意する。原作で真っ先にゼロを糾弾し追放した挙句にシュナイゼルに彼を売ろうとしたことで視聴者から嫌われたことを考えれば、彼もいい意味で[[スパロボ補正]]が働いたと言えるだろう。なお、原作での行動の反映からか、このイベント以降、扇の表情グラフィックに、どこか悪意にも満ちた険しい表情を見せる様になる。
:原作では[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]の本名を呼んだ描写は無かったが、今作ではしっかりと呼んでおり、なお、黒の騎士団ルートでの結末はほぼ原作通りだが、ゼロレクイエムルートでは最終的にヴィレッタが教職に復帰するなど(姓が変わっているので扇と結婚はしている模様)、一部に漫画版が採用されている。黒の騎士団ルートでは玉城から結婚したことが明かされており、それでガムシャラに働いているらしく、ZEXIS解散パーティーには不参加となっている(他の欠席者はヴィレッタと[[ブレラ・スターン|ブレラ]]と[[ル・シャッコ|シャッコ]]と[[グレゴルー・ガロッシュ|グレゴルー]]ら[[ムーザ・メリメ|メン]][[バイマン・ハガード|バー]])。ある意味不遇であるが、原作では戦後のことが殆ど描写されなかったため、戦災後の復興を必死に頑張っているとも解釈出来る。<br />なお、扇は正式参入時に'''その時点でのゼロのレベル・撃墜数・PPが引き継がれる'''という[[バグ (ゲーム)|バグ]](もしくはゼロのサブパイロットでもあるが故の仕様)があるため、2周目以降は全く活躍させなくても物凄い量のPPと撃墜数を手にする事になる(このバグ自体は1周目でも発生し、「魔神が目覚める日」でゼロを無理矢理レベル99にしていると「百万のキセキ」でレベル99で仲間になる)。
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:原作では[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]の本名を呼んだ描写は無かったが、今作ではしっかりと呼んでおり、なお、黒の騎士団ルートでの結末はほぼ原作通りだが、ゼロレクイエムルートでは最終的にヴィレッタが教職に復帰するなど(姓が変わっているので扇と結婚はしている模様)、一部に漫画版が採用されている。黒の騎士団ルートでは玉城から結婚したことが明かされており、それでガムシャラに働いているらしく、ZEXIS解散パーティーには不参加となっている(他の欠席者はヴィレッタと[[ブレラ・スターン|ブレラ]]と[[ル・シャッコ|シャッコ]]と[[グレゴルー・ガロッシュ|グレゴルー]]ら[[ムーザ・メリメ|メン]][[バイマン・ハガード|バー]])。ある意味不遇であるが、原作では戦後のことが殆ど描写されなかったため、戦災後の復興を必死に頑張っているとも解釈出来る。
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:なお、扇は正式参入時に'''その時点でのゼロのレベル・撃墜数・PPが引き継がれる'''という[[バグ (ゲーム)|バグ]](もしくはゼロのサブパイロットでもあるが故の仕様)があるため、2周目以降は全く活躍させなくても物凄い量のPPと撃墜数を手にする事になる(このバグ自体は1周目でも発生し、第9話「魔神が目覚める日」でゼロを無理矢理レベル99にしていると第12話「百万のキセキ」でレベル99で仲間になる)。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:今回は[[NPC]]。漫画版のラストを反映してかスクールカウンセラーとなり、[[陣代高校]]などで顔を見せる。また、ヴィレッタとの間に子供を設けたようで「BEYOND THE TIME」ではもうすぐ生まれると叫ぶ場面がある。
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:今回は[[NPC]]。漫画版のラストを反映してかスクールカウンセラーとなり、[[陣代高校]]などで顔を見せる。また、ヴィレッタとの間に子供を設けたようで第57話「BEYOND THE TIME」ではもうすぐ生まれると叫ぶ場面がある。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:時獄篇同様にNPC。新日本義勇軍として再編された黒の騎士団に参加している。時獄篇の時点では再世篇の選択肢でゼロを信じなかったのか、と取りざたされたが、中盤のミスリルルートで、再世篇でシャーリーが死亡している(=ルート選択のフラグが成立していなかった)ことが確定した。
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:時獄篇同様にNPC。新日本義勇軍として再編された[[黒の騎士団]]に参加している。時獄篇の時点では再世篇の選択肢でゼロを信じなかったのか、と取りざたされたが、中盤のミスリルルートで、再世篇で[[シャーリー・フェネット|シャーリー]]が死亡している(=ルート選択のフラグが成立していなかった)ことが確定した。
    
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;紅月ナオト
 
;紅月ナオト
:亡き親友。グループの初代リーダー。スパロボ未登場。
+
:亡き親友。グループの初代リーダー。SRW未登場。
 
;[[紅月カレン]]
 
;[[紅月カレン]]
 
:親友の妹であり、扇グループ時代からの仲間。その為、仲もそれなりに良かったが、さすがにゼロを一方的に追放した事は咎められている。が、ヴィレッタを守る事しか頭に無かった扇には、カレンの主張は聞く耳持たずな状態だった。
 
:親友の妹であり、扇グループ時代からの仲間。その為、仲もそれなりに良かったが、さすがにゼロを一方的に追放した事は咎められている。が、ヴィレッタを守る事しか頭に無かった扇には、カレンの主張は聞く耳持たずな状態だった。
 
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]
 
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]
:突然現れ勧誘するゼロの実績を信じチームを託す。が、自分からろくに行動も起こさない癖に、彼のやり方に不満を抱き続けているだけでなく、ブリタニアの皇子である事やギアスを持っていたという理由だけで、今までの実績や処刑から助けてもらった恩も全て仇で返す形で黒の騎士団を扇動し、追放処分に追い込んでいる。敵対関係になっても結局は騎士団共々、ゼロの計略に踊らされてしまう事となった。<ref>ただ、前述のとおり日本人虐殺の件やそもそも信頼関係が希薄だったことを考えると、この展開はある種当然だったとも言える。</ref>
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:突然現れ勧誘するゼロの実績を信じチームを託す。が、自分からろくに行動も起こさない癖に、彼のやり方に不満を抱き続けているだけでなく、ブリタニアの皇子である事や[[ギアス]]を持っていたという理由だけで、今までの実績や処刑から助けてもらった恩も全て仇で返す形で黒の騎士団を扇動し、追放処分に追い込んでいる。敵対関係になっても結局は騎士団共々、ゼロの計略に踊らされてしまう事となった。<ref>ただ、前述のとおり日本人虐殺の件やそもそも信頼関係が希薄だったことを考えると、この展開はある種当然だったとも言える。</ref>
 
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートにおいてはスメラギやジェフリーに説得され、ゼロの真意を問うことを決意する。
 
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートにおいてはスメラギやジェフリーに説得され、ゼロの真意を問うことを決意する。
 
;[[南佳高]]
 
;[[南佳高]]
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:『第2次Z再世篇』では、[[ネゴシエイター]]だけあって、彼とスメラギに、ゼロの言い分も聞こうともせずに一方的に追放しようとしていた扇の行為をアンフェアなものとして、否定されている。
 
:『第2次Z再世篇』では、[[ネゴシエイター]]だけあって、彼とスメラギに、ゼロの言い分も聞こうともせずに一方的に追放しようとしていた扇の行為をアンフェアなものとして、否定されている。
 
;[[碇シンジ]]
 
;[[碇シンジ]]
:『第3次Z時獄篇』ではスクールカウンセラーとして彼と関わり、カレンに彼を託すことに。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』ではスクールカウンセラーとして彼と関わり、カレンに彼を託すことに。
 
;[[ジン・ムソウ]]
 
;[[ジン・ムソウ]]
 
:『第3次Z時獄篇』では、彼の'''[[偽名]]'''の「アクバルジン」を言う事が一回だけしかできなかった。
 
:『第3次Z時獄篇』では、彼の'''[[偽名]]'''の「アクバルジン」を言う事が一回だけしかできなかった。
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=== 第一期 ===
 
=== 第一期 ===
 
;「ナオト…やっぱり俺には無理だよ…」
 
;「ナオト…やっぱり俺には無理だよ…」
:リーダー時、自力で結果を出せない状況に弱音を漏らす。
+
:第4話「その 名 は ゼロ」より。リーダー時、自力で結果を出せない状況に弱音を漏らす。
 
;「許さない…! みんなの気持ちを踏み躙って…ユーフェミア!!」
 
;「許さない…! みんなの気持ちを踏み躙って…ユーフェミア!!」
:日本人虐殺を聞いた際の台詞で[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]への怒りを露にする。恋人関係になったブリタニア人の千草との将来を期待していただけに、怒りもひとしおである。
+
:第23話「せめて哀しみとともに」より。日本人虐殺を聞いた際の台詞で[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]への怒りを露にする。
 +
:恋人関係になったブリタニア人の千草との将来を期待していただけに、怒りもひとしおである。
 
;「そうか…千草、記憶が戻った…のか…」
 
;「そうか…千草、記憶が戻った…のか…」
:最終回において記憶を取り戻した[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]に撃たれた際の台詞。傷を負わされた相手を逆に気遣うお人好しぶりが伺え、ヴィレッタもとどめを刺さずに捨て置いた。
+
:第24話「崩落 の ステージ」において記憶を取り戻した千草こと[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]に撃たれた際の台詞。
 +
:傷を負わされた相手を逆に気遣うお人好しぶりがうかがえ、ヴィレッタもとどめを刺さずに捨て置いた。
    
=== R2 ===
 
=== R2 ===
 
;「さらばだ、[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア]]の人」
 
;「さらばだ、[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア]]の人」
:『百万のキセキ』。[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の服装をしつつ、中身を自分と看破したヴィレッタに対し。この時は二人の関係は悲恋的なニュアンスを帯びていたのだが…。
+
:第8話「百万のキセキ」より。[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の服装をしつつ、中身を自分と看破したヴィレッタに対し。この時は二人の関係は悲恋的なニュアンスを帯びていたのだが…。
 
;「証拠ならある!」<br />「彼が言ったとおりだ。ゼロの正体はブリタニアの元皇子、ルルーシュ! ギアスという力で人を操る…ペテン師だ!」
 
;「証拠ならある!」<br />「彼が言ったとおりだ。ゼロの正体はブリタニアの元皇子、ルルーシュ! ギアスという力で人を操る…ペテン師だ!」
:[[斑鳩]]に[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]が乗り込んだ際に、ゼロの正体や[[ギアス]]が語られ、戸惑う[[黒の騎士団|騎士団員]]たちの前に現れた際の台詞。
+
:第19話「裏切り」より。[[斑鳩]]に[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]が乗り込んだ際に、ゼロの正体や[[ギアス]]が語られ、戸惑う[[黒の騎士団|騎士団員]]たちの前に現れた際の台詞。
 
:扇はヴィレッタから事の顛末を聞かされ激昂していた。そして扇のこの発言を後に、団員たちのゼロに対する不信感が頂点に達することとなった。
 
:扇はヴィレッタから事の顛末を聞かされ激昂していた。そして扇のこの発言を後に、団員たちのゼロに対する不信感が頂点に達することとなった。
 
;「日本を、返せ…!」<br />「信じてきた仲間を裏切るんだ…せめて日本くらい取り返さなくては、俺は自分を許せない!!」
 
;「日本を、返せ…!」<br />「信じてきた仲間を裏切るんだ…せめて日本くらい取り返さなくては、俺は自分を許せない!!」
:シュナイゼルとの秘密会談の際にゼロを引き渡す条件として[[日本]]の解放を要求する。彼なりに良心の呵責があったことをうかがわせるが、この発言によって、黒の騎士団が[[超合集国]]所属の軍隊になり、自分達が[[超合集国]]に責任を負う軍人となった事も理解していないという事が露呈した。会談に参加していた[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]はこの発言に驚愕した。<br />なお、日本解放については直後に[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]の乱入によりうやむやとなってしまうものの、皇帝[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]即位時に全エリアが解放されたために、なし崩し的に日本は元の名前を取り戻すこととなった。
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:シュナイゼルとの秘密会談の際にゼロを引き渡す条件として[[日本]]の解放を要求する。
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:扇なりに良心の呵責があったことをうかがわせるが、この発言によって、黒の騎士団が[[超合集国]]所属の軍隊になり、自分達が超合集国に責任を負う軍人となった事も理解していないという事が露呈した。会談に参加していた[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]はこの発言に驚愕した。
 +
:なお、日本解放については直後に[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]の乱入によりうやむやとなってしまうものの、皇帝[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]即位時に全エリアが解放されたために、なし崩し的に日本は元の名前を取り戻すこととなった。
 
;「黒の騎士団に、もうゼロは必要ない!」<br />「皆を使い棄てたのはゼロの方だ! 彼は皆を騙していたんだ…ギアスなんて卑劣な力で!」
 
;「黒の騎士団に、もうゼロは必要ない!」<br />「皆を使い棄てたのはゼロの方だ! 彼は皆を騙していたんだ…ギアスなんて卑劣な力で!」
:ゼロを使い捨てにしようとした事を[[紅月カレン|カレン]]が咎めた際に言った台詞。
+
:第20話「皇帝 失格」より。ゼロを使い捨てにしようとした事を[[紅月カレン|カレン]]が咎めた際に言った台詞。
 
:あくまでも自分の決定を半ば強引に正当化しているが、ブリタニアの軍人であるヴィレッタと内通している事を棚上げしてゼロを責め続けるあたり、総評の項と先の台詞も合わせて、彼がどういう人物なのかが分かる場面である。
 
:あくまでも自分の決定を半ば強引に正当化しているが、ブリタニアの軍人であるヴィレッタと内通している事を棚上げしてゼロを責め続けるあたり、総評の項と先の台詞も合わせて、彼がどういう人物なのかが分かる場面である。
 
;「そうだ、人は…皆は…ゲームの駒じゃないんだ、生きているんだよ!」
 
;「そうだ、人は…皆は…ゲームの駒じゃないんだ、生きているんだよ!」
 
:上記の台詞の後、[[南佳高|南]]や[[杉山賢人|杉山]]や[[玉城真一郎|玉城]]たちの台詞を挟んでの台詞。しかし、この後の彼らは紛れもない(シュナイゼルの)「駒」でしかなかった。
 
:上記の台詞の後、[[南佳高|南]]や[[杉山賢人|杉山]]や[[玉城真一郎|玉城]]たちの台詞を挟んでの台詞。しかし、この後の彼らは紛れもない(シュナイゼルの)「駒」でしかなかった。
 
;(ゼロ…皆の力を合わせれば、君を倒せる!)
 
;(ゼロ…皆の力を合わせれば、君を倒せる!)
:いわゆる「正義の味方」が「悪」を倒す時に言う台詞だが、以前に裏切って騙し討ちまでした扇が言うには、滑稽と言える。
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:第23話「シュナイゼル の 仮面」より。いわゆる「正義の味方」が「悪」を倒す時に言う台詞だが、以前に裏切って騙し討ちまでした扇が言うには、滑稽と言える。
 
:しかも、既に戦いに勝った気になって完全に油断しており、ルルーシュの戦術を全く読めていない事から、[[指揮官]]としても無能である事を証明してしまっている。この直後にフジサンの噴火という形でしっぺ返しを食らい、斑鳩の撃沈を招いてしまった。
 
:しかも、既に戦いに勝った気になって完全に油断しており、ルルーシュの戦術を全く読めていない事から、[[指揮官]]としても無能である事を証明してしまっている。この直後にフジサンの噴火という形でしっぺ返しを食らい、斑鳩の撃沈を招いてしまった。
 
:再世篇ではゼロとの戦闘台詞に採用。
 
:再世篇ではゼロとの戦闘台詞に採用。
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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=== 再世篇 ===
+
=== [[第2次スーパーロボッタ大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] ===
 
;(そうだ…! 千草のためにも俺は世界に平和を築かなければならないんだ!)<br />「だから、こんな所で負けてはいられないんだ!」
 
;(そうだ…! 千草のためにも俺は世界に平和を築かなければならないんだ!)<br />「だから、こんな所で負けてはいられないんだ!」
 
:[[人造次元獣ルーク・アダモン]](サイキック)戦で。愛する人との未来を掴もうとするなかなかに熱いセリフではあるが、第49話の選択でゼロを「信じるか、否か」によって「扇要」の印象は大きく変わる。
 
:[[人造次元獣ルーク・アダモン]](サイキック)戦で。愛する人との未来を掴もうとするなかなかに熱いセリフではあるが、第49話の選択でゼロを「信じるか、否か」によって「扇要」の印象は大きく変わる。
221行目: 226行目:  
==== 黒の騎士団ルート ====
 
==== 黒の騎士団ルート ====
 
;「俺は……」<br />「俺はゼロを……ゼロを信じ……たい……」<br />「最初にゼロにリーダーを頼んだ時から、俺はずっと彼を信じて来たんだ……」<br />「それでもだ……! ゼロと戦って来た日々の全てが嘘だったなんて俺は認めない!」<br />「馬鹿だ、お人よしだ、風見鶏だと言いたければ言え! だが、俺は納得がいくまでゼロと話をする!」<br />「それでもゼロが許せないなら、俺がこの手でゼロを倒す! それが副司令の……ゼロを最初に信じた俺の務めだ!」
 
;「俺は……」<br />「俺はゼロを……ゼロを信じ……たい……」<br />「最初にゼロにリーダーを頼んだ時から、俺はずっと彼を信じて来たんだ……」<br />「それでもだ……! ゼロと戦って来た日々の全てが嘘だったなんて俺は認めない!」<br />「馬鹿だ、お人よしだ、風見鶏だと言いたければ言え! だが、俺は納得がいくまでゼロと話をする!」<br />「それでもゼロが許せないなら、俺がこの手でゼロを倒す! それが副司令の……ゼロを最初に信じた俺の務めだ!」
:再世篇第49話「ゼロとルルーシュ」にて黒の騎士団ルートに進んだ場合。原作では真っ先に糾弾していた扇だが、こちらの展開では周囲からの[[説得]]に応じ反発心を抑えつけ、ゼロの真意を問うことを選ぶ。この選択により、その後の彼らの運命は大きく変転することになる……。<br />なお、本作でも分岐前の共通パートでは、原作通りにルルーシュを「ペテン師」と糾弾している。こちらのルートで「風見鶏」という単語を使っているのは、それを自覚しての事なのかも知れない。
+
:再世篇第49話「ゼロとルルーシュ」にて黒の騎士団ルートに進んだ場合。原作では真っ先に糾弾していた扇だが、こちらの展開では周囲からの[[説得]]に応じ反発心を抑えつけ、ゼロの真意を問うことを選ぶ。この選択により、その後の彼らの運命は大きく変転することになる……。
 +
:なお、本作でも分岐前の共通パートでは、原作通りにルルーシュを「ペテン師」と糾弾している。こちらのルートで「風見鶏」という単語を使っているのは、それを自覚しての事なのかも知れない。
 
;「玉城、お前の言いたいこともわかる」<br />「だが、ブリタニアによって世界が握られようとしている今、俺達にはゼロの力も必要なんだ」
 
;「玉城、お前の言いたいこともわかる」<br />「だが、ブリタニアによって世界が握られようとしている今、俺達にはゼロの力も必要なんだ」
:「超合集国決議第壱号」のIMにて、ルルーシュの行動からどうにも不信感が捨てられない玉城に対して。真意を間近で知ったためか、現状とこれまでを照らし合わせてこれが最善だと説得する。この後ルルーシュからもしもの時の介錯を頼まれ、ついに玉城も折れることに。
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:第50話「超合集国決議第壱号」のIMにて、ルルーシュの行動からどうにも不信感が捨てられない玉城に対して。真意を間近で知ったためか、現状とこれまでを照らし合わせてこれが最善だと説得する。この後ルルーシュからもしもの時の介錯を頼まれ、ついに玉城も折れることに。
 
;「ルルーシュ…いや、ゼロ。その役は俺達全員でやらせてもらう」
 
;「ルルーシュ…いや、ゼロ。その役は俺達全員でやらせてもらう」
 
:上記の場面の後、玉城に介錯役を任せようとするルルーシュに対して、[[藤堂鏡志朗|藤堂]]と共に。全てを知った上で、改めて、ゼロと共に戦う事を誓う。
 
:上記の場面の後、玉城に介錯役を任せようとするルルーシュに対して、[[藤堂鏡志朗|藤堂]]と共に。全てを知った上で、改めて、ゼロと共に戦う事を誓う。
 
;「イカルガ、突撃だ!」
 
;「イカルガ、突撃だ!」
:「決死のエンドゲーム」にて、[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]攻略戦。ゼロと[[枢木スザク|スザク]]の連携でフレイヤが停止した後、ブレイズ・ルミナスを展開しようとするダモクレスへ間髪入れずに突撃命令を下す。そして、障壁干渉でブレイズ・ルミナスを破り、ゼロの突破口を開いた。
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:第52話「決死のエンドゲーム」にて、[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]攻略戦。ゼロと[[枢木スザク|スザク]]の連携でフレイヤが停止した後、ブレイズ・ルミナスを展開しようとするダモクレスへ間髪入れずに突撃命令を下す。そして、障壁干渉でブレイズ・ルミナスを破り、ゼロの突破口を開いた。
 
:これはゼロの指示ではなく扇の独断だったと思われるが<ref>直後にスザクが驚いている上にそもそもダモクレスの存在が発覚したのはこの戦闘中である。</ref>、ゼロも扇達の決死の行動に「感謝する」と言い残し、ダモクレスへ突入した。
 
:これはゼロの指示ではなく扇の独断だったと思われるが<ref>直後にスザクが驚いている上にそもそもダモクレスの存在が発覚したのはこの戦闘中である。</ref>、ゼロも扇達の決死の行動に「感謝する」と言い残し、ダモクレスへ突入した。
;「逃げろ、ゼロ! ここは俺が盾になる!」<BR/>「お前は新日本を救うんだろう!! こんなところで死なせるものかよ!」<BR/>「俺は……俺は今度こそ最後までお前を信じる! だから!!」
+
=== [[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]] ===
:天獄篇日本ルート第8話「第2次トウキョウ攻防戦」にて、「[[バルビエル・ザ・ニードル|怨嗟の魔蠍]]」の力で暴徒と化した市民の前に立ちふさがる。
+
;「逃げろ、ゼロ! ここは俺が盾になる!」<BR/>「お前は新日本を救うんだろう!! こんなところで死なせるものかよ!」<BR/>「俺は……俺は今度こそ最後までお前を信じる! だから!!」
 +
:天獄篇[[日本]]ルート第8話「第2次トウキョウ攻防戦」にて、「[[バルビエル・ザ・ニードル|怨嗟の魔蠍]]」の力で暴徒と化した市民の前に立ちふさがる。
 +
:なお、天獄篇ではゼロレクイエムルートが正史になっているので、「あの時、扇はゼロを信じなかった」という事になる。
 +
:しかしながら、上記の台詞からはゼロを最後まで信じなかった事に対する扇の後悔および贖罪の念がうかがえよう。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
239行目: 248行目:  
;[[斑鳩]]
 
;[[斑鳩]]
 
:『R2』では本艦で指揮をとる。ちなみにスパロボでは艦長の任に就くが'''本来の艦長は[[南佳高|南]]'''である。
 
:『R2』では本艦で指揮をとる。ちなみにスパロボでは艦長の任に就くが'''本来の艦長は[[南佳高|南]]'''である。
 +
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
244行目: 256行目:  
*ヴィレッタを担当した渡辺氏を始めとするコードギアスでの女性声優陣からは、扇は快く思われていない節がある。(ただ、渡辺氏らの場合は、ヴィレッタとの一件が関わっている。詳しくは[[ヴィレッタ・ヌゥ|そちら]]を参照。)。
 
*ヴィレッタを担当した渡辺氏を始めとするコードギアスでの女性声優陣からは、扇は快く思われていない節がある。(ただ、渡辺氏らの場合は、ヴィレッタとの一件が関わっている。詳しくは[[ヴィレッタ・ヌゥ|そちら]]を参照。)。
 
**なお、扇要を演じた真殿光昭氏でさえも「扇は[[黒の騎士団]]よりも、千草の方が大事」と、扇の自己中心的な言動を批判するコメントを述べている。
 
**なお、扇要を演じた真殿光昭氏でさえも「扇は[[黒の騎士団]]よりも、千草の方が大事」と、扇の自己中心的な言動を批判するコメントを述べている。
== 脚注 ==
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<references />
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{{DEFAULTSORT:おうき かなめ}}
 
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[[Category:登場人物あ行]]
 
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[[Category:コードギアスシリーズ]]
 
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