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窮奇王もそうなのだが、己の欲求の導くままに暴れ回る存在ゆえ、「百邪と戦い、人界を守る」という超機人本来の役目からはあまりにも逸脱した存在であり、どちらかというと「最上位の妖機人」と呼んだ方が相応しい。
窮奇王もそうなのだが、己の欲求の導くままに暴れ回る存在ゆえ、「百邪と戦い、人界を守る」という超機人本来の役目からはあまりにも逸脱した存在であり、どちらかというと「最上位の妖機人」と呼んだ方が相応しい。
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== 登場作品と操縦者 ==
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== 登場作品と役柄 ==
=== [[OGシリーズ]] ===
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
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;[[フルブロック]]
;[[フルブロック]]
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;[[四凶邪視]]
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;四凶邪視
:ターン開始時、自分の周囲3マスの相手ユニットの[[気力]]-3。[[ファートゥム]]の「[[パッシーオ]]」と似たような能力。窮奇王も近くにいる状態で手番を回すと気力が一気に下げられてしまうので、迂闊に寄らないように。
:ターン開始時、自分の周囲3マスの相手ユニットの[[気力]]-3。[[ファートゥム]]の「[[パッシーオ]]」と似たような能力。窮奇王も近くにいる状態で手番を回すと気力が一気に下げられてしまうので、迂闊に寄らないように。
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== パイロットステータス設定の傾向 ==
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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=== [[能力]]値 ===
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=== [[能力|能力値]] ===
[[窮奇王]]より少し下で、相方に比べると[[回避]]で劣るが[[防御]]で勝る。中盤はともかく最終局面で登場すると非常にうっとうしいことになる。
[[窮奇王]]より少し下で、相方に比べると[[回避]]で劣るが[[防御]]で勝る。中盤はともかく最終局面で登場すると非常にうっとうしいことになる。
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:専用曲。
:専用曲。
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== 対決・名場面など ==
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== 対決・名場面 ==
;VS[[龍虎王]]
;VS[[龍虎王]]
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:同じ四凶の超機人。
:同じ四凶の超機人。
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== 話題まとめ ==
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== 余談 ==
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元になった「饕餮」は中国の魔獣であり、富や食べ物を貪り食うとされている。中国第2の王朝である殷王朝では何でも喰らう姿が魔をも喰らう=魔除けになるという考えが起こり、この時代の青銅器には「饕餮文」と呼ばれる複雑で精緻な模様が描かれている事が多い。
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*元になった「饕餮」は中国の魔獣であり、富や食べ物を貪り食うとされている。中国第2の王朝である殷王朝では何でも喰らう姿が魔をも喰らう=魔除けになるという考えが起こり、この時代の青銅器には「饕餮文」と呼ばれる複雑で精緻な模様が描かれている事が多い。
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*ただし、この「饕餮文」という名称自体が後代になって名付けられたもので、本当に饕餮を描いたものなのかはよく判っていないらしい。
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ただし、この「饕餮文」という名称自体が後代になって名付けられたもので、本当に饕餮を描いたものなのかはよく判っていないらしい。
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*饕餮を四凶としたのは、春秋戦国時代の歴史書『春秋左氏伝』と言われており、渾沌、檮杌、窮奇も同書では四凶とされている。この中で饕餮は羊身人面(つまり、身体は羊で頭が人間)で、目は腋の下にあり、人間を好んで喰らう人食いの怪物となっている。
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*その他、明王朝では「竜生九子」と呼ばれる竜の子供となっていたり、はたまた中国神話の軍神「蚩尤」の頭が変化した姿であるとされるなど、時代によってその姿や役割が度々変化しており、この点が超機人として選ばれた理由なのかもしれない。ただ、どの書物でも饕餮は食欲旺盛な姿を見せている。
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饕餮を四凶としたのは、春秋戦国時代の歴史書『春秋左氏伝』と言われており、渾沌、檮杌、窮奇も同書では四凶とされている。この中で饕餮は羊身人面(つまり、身体は羊で頭が人間)で、目は腋の下にあり、人間を好んで喰らう人食いの怪物となっている。
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その他、明王朝では「竜生九子」と呼ばれる竜の子供となっていたり、はたまた中国神話の軍神「蚩尤」の頭が変化した姿であるとされるなど、時代によってその姿や役割が度々変化しており、この点が超機人として選ばれた理由なのかもしれない。ただ、どの書物でも饕餮は食欲旺盛な姿を見せている。
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