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1,806 バイト追加 、 2015年5月6日 (水) 22:43
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*キャラクターデザイン:大籠之仁(スタジオG-1 NEO)
 
*キャラクターデザイン:大籠之仁(スタジオG-1 NEO)
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星間軍事連合「[[サイデリアル]]」の「鬼宿」に属する陰鬱で不気味な雰囲気の男。12の[[スフィア]]の一つ、かに座のスフィア「沈黙の巨蟹」のリアクターであり、[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]同様サード・ステージに移行している。性格は寡黙そのものであり、情動も乏しいどころか一切無いに等しい為人間味を感じられない男だが、その身から発せられる殺気は凄まじく、「殺し屋」「死の使い」と称されている。また、戦闘においても感情を表に出すことなく淡々と任務を遂行する。[[バルビエル]]の発言から盲目である事が判明。
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星間軍事連合「[[サイデリアル]]」の三大幹部の一人で、「死」を司る一族でありサイデリアルの所属部隊の一つ「鬼宿」の総領にして最高司祭を務める男。そして12の[[スフィア]]の一つ、かに座のスフィア「沈黙の巨蟹」のサード・ステージのリアクターでもある。オレンジのグラサンと黒いコートに革靴、赤いシャツ、白いネクタイと言った不気味なカラーリングの出で立ちが特徴的。またバルビエルの発言によれば実は盲目であるらしい。
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現世とは別の理を宿すことで手刀を凶器とし、対象を切り裂くとともに生命の灯火を消す。その力によってサイデリアルでは裏切り者の粛清を受け持つ。また暗殺者にしては正面切っての対決にも強く、クロウ曰く「攻撃のモーションが読めない」との事。
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性格は寡黙そのもので口調や態度も淡々としており、他者からの挑発や侮蔑にも全く反応しない事から情動の動きが無きに等しいが、その身から発せられる殺気は「底なしの暗さ」と例えられる程凄まじく「殺し屋」「死の使い」と称されている。また、戦闘や任務においても常に感情を表に出すことなく淡々と遂行し、この「任務」の中には「裏切り者の粛清」も含まれているが「標的以外は殺さない」というポリシーがある<ref>アンナロッタを粛清する際、その場に居合わせていた部下達は気絶させるに留め、そして彼女が身ごもっていた子供を見逃したのはこれが理由</ref>。一見人間味を感じられない男だが、実妹である尸刻に対しては全幅の信頼を寄せており、他者に対して口数が少ないながらも皮肉を言う一面もある。
   −
本編開始以前に部隊を率いて[[惑星ジェミナイ]]を急襲・滅亡させ、脱出してきていたガドライトをサイデリアルに回収。その後何があったかは不明だが、組織の命令に背いたアンナロッタを処刑すべく[[地球]]を訪れ、ガドライト敗北の後に彼女を処刑。その後、時獄の崩壊直前に[[Z-BLUE]]の前に現れ、刃を交えた後、その強さゆえに地球人が滅びることになる、と告げて一旦姿を消すもサイデリアルの地球侵攻に伴い再び出現。同僚のストラウスと共に地球に降り立つ事となる。
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機体のパイロット(彼の場合は「操者」と言うべきか?)としての腕前は言うまでも無いが、前述の粛清の任務の為に暗殺者としても活動しており、対人戦闘力に関してZ-BLUEでも上位に位置するクロウが「攻撃のモーションが読めない」と苦戦する程生身の戦闘力も強い。ちなみに彼の武器は'''手刀'''であり、現世とは別の理を宿すことでただの手刀が対象を容易に切り裂くとともに、生命の灯火を消す凶器となる。
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元々鬼宿は銀河辺境に存在した種族であり、人間のみならずありとあらゆる物全てに存在する「消えようとする力の結晶」つまり「死」を司る一族であり、ある意味本物の「死神」の一族と言える存在。尸空はその一族の本家の生まれであり、「鬼宿」の総領にして最高司祭。しかし「鬼宿」はその特異や力に目を付けたサイデリアル、引いては[[御使い]]の勝手な理屈で滅ぼされてしまい、尸空を始めとする生き残りはサイデリアルの一部隊に組み込まれてしまう。その為一族を滅ぼしたのみならず、「鬼宿」の使命(自然な「死」を迎えた魂と「消滅しようとする力」を正しく導く)を歪めた(自分達から命を奪いに行き、結果報われない魂と「消滅しようとする力」だけが増えて最終的に宇宙の大崩壊に繋がる)御使いに対しては内心強い怒りがあり、ヴィルダーク、エルーナルーナと共に御使いに対しての反抗の機会を伺っていた。そして時が来れば次元将であるヴィルダークに自らのスフィアや集めたスフィアを差し出すという計画を立てていた。
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元々鬼宿は銀河辺境に存在した種族であり、人間のみならずありとあらゆる物全てに存在する「消えようとする力の結晶」つまり「死」を司る一族であり、ある意味本物の「死神」の一族と言える存在。しかし「鬼宿」はその特異や力に目を付けたサイデリアル、引いては[[御使い]]の勝手な理屈で滅ぼされてしまい、尸空を始めとする生き残りはサイデリアルの一部隊に組み込まれてしまう。その為一族を滅ぼしたのみならず、「鬼宿」の使命(自然な「死」を迎えた魂と「消滅しようとする力」を正しく導く)を歪めた(自分達から命を奪いに行き、結果報われない魂と「消滅しようとする力」だけが増えて最終的に宇宙の大崩壊に繋がる)御使いに対しては内心強い怒りがあり、ヴィルダーク、エルーナルーナと共に御使いに対しての反抗の機会を伺っていた。そして時が来れば次元将であるヴィルダークに自らのスフィアや集めたスフィアを差し出すという計画を立てていた。
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最期はラース・バビロンでの決戦でZ-BLUEに敗れ、かねてからの計画通りに自身の「沈黙の巨蟹」と「御使いの打倒」をヴィルダークに託し死亡。しかしその魂は「鬼宿」の異能の力によって生死の狭間に留まっており、力尽きたヴィルダークの前に現れて「まだやる事がある」と諭し、そしてスフィアに宿ったリアクター達の魂と共に超時空修復に力を貸す。最終的にスフィアが砕け散った事によって「沈黙の巨蟹」からも解放され、新たな地平へと旅立って行った。
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本編開始以前には「いがみ合う双子」のスフィアとそのリアクターである[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]を組織に迎えるべく部隊を率いて[[惑星ジェミナイ]]を急襲・滅亡させ、脱出してきていた彼らをサイデリアルの一部隊「ジェミニス」として吸収し、その統括者となる。その後[[哀しみのサクリファイ]]の命令で「時獄」の監視役として送り込まれたガドライトが、独自の行動を見せて彼女の意に反した行動を取った事で粛清対象となった為、「ジェミニス」の統括者である尸空が「ジェミナイド達の希望であるアンナロッタを処刑する」と言う命令をサクリファイから受けて、任務遂行の為に[[地球]]を訪れ、ガドライト敗北の後に彼女を処刑。その後、時獄の崩壊直前に[[Z-BLUE]]の前に現れ、刃を交えた後、その強さゆえに地球人が滅びることになる、と告げて一旦姿を消すもサイデリアルの地球侵攻に伴い再び出現。同僚のストラウスと共に地球に降り立つ事となる。
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その後幾度となくZ-BLUEと交戦するが最期は2回目のラース・バビロンでの決戦に敗れ、かねてからの計画通りに自身の「沈黙の巨蟹」と「御使いの打倒」をヴィルダークに託し死亡。しかしその魂は「鬼宿」の異能の力によって生死の狭間に留まっており、力尽きたヴィルダークの前に現れて「まだやる事がある」と諭し、そしてスフィアに宿ったリアクター達の魂と共に超時空修復に力を貸す。最終的にスフィアが砕け散った事によって「沈黙の巨蟹」からも解放され、新たな地平へと旅立って行った。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:第8話で登場。撤退条件が厳しいため、基本的に倒すことは出来ない。
 
:第8話で登場。撤退条件が厳しいため、基本的に倒すことは出来ない。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:プロローグ2話で登場し、敵ユニットとしては13話から登場。時獄篇よりもさらに硬く、さらに鋭くなっているため油断すると全滅することも。
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:プロローグ2話で登場し、敵ユニットとしては13話から登場。様子見だった時獄篇や手を抜いていた連獄篇とは違い、今回は気を抜けば容易に撃墜されてしまう強さを誇る為油断は厳禁。特に15話ではエルーナルーナとバルビエルとも同時に相手をしなければならず、48話ではこの3人の後ろにヴィルダークが控えている為今作屈指の難所。
    
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
=== [[能力]]値 ===
 
=== [[能力]]値 ===
回避が低い以外は総じて高水準。地形適応はオールSだが、尸逝天がオールAなので総合適応はA止まり。時獄篇では[[ガドライト・メオンサム|直前の]][[アンチスパイラル|ボス2人]]がより手強く、そもそも本人が手を抜いていた為少し強いぐらいの相手でしかない。連獄篇も時獄篇と同様だが、天獄篇では本気を出した尸逝天共々Z-BLUEに襲い掛かってくる。<br/>しかし天獄篇では何故か本人の地形適応がオールAになっている。(尸逝天もオールAだが、最終戦では[[S-アダプター]]を装備している為オールSになっている)
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回避が低い以外は総じて高水準。地形適応はオールSだが、尸逝天がオールAなので総合適応はA止まり。時獄篇では[[ガドライト・メオンサム|直前の]][[アンチスパイラル|ボス2人]]がより手強く、そもそも本人が手を抜いていた為少し強いぐらいの相手でしかない。連獄篇も時獄篇と同様だが、天獄篇では本気を出した尸逝天共々Z-BLUEに襲い掛かってくる。<br/>しかし天獄篇では何故か本人の地形適応がオールAになっている。(尸逝天もオールAだが、最終戦では[[S-アダプター]]を装備している為オールS)
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
:[[偵察]]、[[直感]]、[[狙撃]]、[[直撃]]、[[魂]]
 
:[[偵察]]、[[直感]]、[[狙撃]]、[[直撃]]、[[魂]]
:ラインナップは射撃よりのスピード型。「偵察」があるのは「時獄の監視者」だからだろうか。そして感情を捨て去った割に「魂」があるのは、内心の御使いに対する怒りの現れという事か?
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:ラインナップは射撃よりのスピード型。感情を捨て去った割に「魂」があるのは、内心の御使いに対する怒りの現れという事か?
    
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]
 
:[[極]]、[[底力]]L5、[[カウンター]]L9、[[気力+ボーナス|気力+ボーナス]]、[[精神耐性]]、[[プレッシャー]]Lv4、[[集束攻撃|マルチターゲット]]、[[2回行動]]/[[3回行動]]
 
:[[極]]、[[底力]]L5、[[カウンター]]L9、[[気力+ボーナス|気力+ボーナス]]、[[精神耐性]]、[[プレッシャー]]Lv4、[[集束攻撃|マルチターゲット]]、[[2回行動]]/[[3回行動]]
:天獄篇ではこちら。「精密攻撃」の代わりに得た「プレッシャー」には「一定範囲内の自分より技量の低い相手からの被ダメージを下げ、与ダメージを上げる」効果がある為、彼の技量を上回らない限りは数値以上の攻撃力・防御力を誇る。底力のレベルが低下し、最大火力も低下したが安定した力を手に入れたといってもいいだろう。
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:天獄篇ではこちら。「精密攻撃」の代わりに得た「プレッシャー」には「一定範囲内の自分より技量の低い相手からの被ダメージを下げ、与ダメージを上げる」効果がある為、彼の技量を上回らない限りは数値以上の硬さや鋭さを誇る。底力のレベルが低下し、最大火力も低下したが安定した力を手に入れたといってもいいだろう。
 
:そして終盤から解禁される3回行動と合わせて容赦なく味方を叩き落としてくる。武装5つの内4つが(複数の)チーム全体への攻撃が可能なので、総攻撃で手番を回さないようにしたい。
 
:そして終盤から解禁される3回行動と合わせて容赦なく味方を叩き落としてくる。武装5つの内4つが(複数の)チーム全体への攻撃が可能なので、総攻撃で手番を回さないようにしたい。
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:副官にして、実の妹。
 
:副官にして、実の妹。
 
;[[次元将ヴィルダーク|皇帝アウストラリス]]
 
;[[次元将ヴィルダーク|皇帝アウストラリス]]
:新地球皇国皇帝。立場上は目上だが明確な上下関係は存在しない模様。最期はラース・バビロンでの決戦にて彼に自らの命とスフィア、そして御使いの打倒を託した。
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:新地球皇国皇帝。立場上は目上だが明確な上下関係は存在せず「同志」と言える関係。最期はラース・バビロンでの決戦にて彼に自らの命とスフィア、そして御使いの打倒を託した。
 
;[[エルーナルーナ・バーンストラウス]]
 
;[[エルーナルーナ・バーンストラウス]]
:同僚で新地球皇国軍の総司令官。彼女と同時期に地球に侵攻し、最期は共に自分の命とスフィアをアウストラリスに捧げた。
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:同僚で新地球皇国軍の総司令官、そして目的を同じくする「同志」でもある。彼女と同時期に地球に侵攻し、最期は共に自分の命とスフィアをアウストラリスに捧げた。
 
;[[バルビエル・ザ・ニードル]]
 
;[[バルビエル・ザ・ニードル]]
:同僚。お互いにあまり反りが合わない模様。
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:同僚。お互いにあまり反りが合わない模様。彼の事は「同僚」と見ても「同志」とは見ておらず、最終戦で彼が撃墜された際には「独りよがり」と評している。
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;[[哀しみのサクリファイ]]
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:サイデリアルの真の統括者であり、ヴィルダーク達と共に打倒を誓った[[御使い]]の一人。時獄戦役において尸空が地球を訪れたのは、彼女から「時獄の監視者」として送りこまれたにも関わらず暴走するガドライトへの制裁として「アンナロッタの処刑」を命じられたからである。
 
;[[アンナロッタ・ストールス]]
 
;[[アンナロッタ・ストールス]]
:ジェミニスが何らかの命令に背いたことで、最後の女である彼女を処刑しているが、ガドライトと彼女の子供は手にかけておらず、ジェミナイドの未来は絶えることはなかった。
+
:サクリファイからの命令によってジェミニス最後の女である彼女を処刑しているが、ガドライトと彼女の子供は手にかけておらず、ジェミナイドの未来は絶えることはなかった。
 
;[[ガドライト・メオンサム]]
 
;[[ガドライト・メオンサム]]
 
:かつて彼らジェミナイドの母星であるジェミナイを部隊を率いて滅ぼし、リアクターである彼を組織に迎えている。彼にとって尸空は母星を滅ぼした仇敵であるが、実は似たような境遇の持ち主。
 
:かつて彼らジェミナイドの母星であるジェミナイを部隊を率いて滅ぼし、リアクターである彼を組織に迎えている。彼にとって尸空は母星を滅ぼした仇敵であるが、実は似たような境遇の持ち主。
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=== 戦闘台詞 ===
 
=== 戦闘台詞 ===
 
;「お前達は、やりすぎた」
 
;「お前達は、やりすぎた」
:開始台詞の一つ。Z-BLUEが[[エタニティ・フラット]]を覆し、[[アンチスパイラル]]を打倒したことは「天意」に反するらしい。
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:開始台詞の一つ。Z-BLUEが[[エタニティ・フラット]]を覆し、[[アンチスパイラル]]を打倒した事は[[サイデリアル]]に、ひいては[[御使い]]に目を付けられる事に繋がるが故の発言であると思われる。
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:(既に御使いの一人であるアドヴェントがZ-BLUEに深く関わっているが、尸空は彼の正体を知らず、そもそもこの地点のアドヴェントは御使いから追放されて「クロノ」の改革派として動いてる身分である)
 
;「絶…陰…亜…業…獄…終」
 
;「絶…陰…亜…業…獄…終」
 
:「尸獄門」発動時。これは、鬼宿の人間が死の力を扱う際に口にする「歌」である。尸刻もこの歌で死の力を操り、敵の生命力を奪い取ることが出来る。
 
:「尸獄門」発動時。これは、鬼宿の人間が死の力を扱う際に口にする「歌」である。尸刻もこの歌で死の力を操り、敵の生命力を奪い取ることが出来る。
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=== 時獄篇 ===
 
=== 時獄篇 ===
;「無駄な抵抗はやめておけ」<BR/>「いがみ合う双子…ガドライト・メオンサム…お前を迎えに来た」
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:「ラスト・デイ」クリア時、大部隊を率いてジェミナイに現れて。ジェミナイを襲った理由は結局不明のままだったが、ガドライトの身に起きた事態と「いがみ合う双子」を考えると、リアクターとしての覚醒を加速させるためだったのかも知れない。'''ちなみにこの時点で名前バレしている。'''
   
;「俺が来た理由は一つしかない」<br />「ジェミナイド最後の女、アンナロッタ・ストールスを処刑するためだ」
 
;「俺が来た理由は一つしかない」<br />「ジェミナイド最後の女、アンナロッタ・ストールスを処刑するためだ」
:本編での初登場時。突然の来訪に狼狽するガドライトをよそに、淡々とジェミナイド滅亡の宣告を下す。図鑑の解説を見るに、処刑宣告の原因はアンナロッタ自身にあると見るべきだが、その「命令違反」の内容は不明。
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:本編での初登場時。突然の来訪に狼狽するガドライトをよそに、「御使い」からの任務を遂行すべく淡々とジェミナイド滅亡の宣告を下す。連獄篇でのガドライトの言動からおそらく、本来の任務から外れぬように彼にとっても、そしてジェミニスにとっても絶対に失えない存在であるアンナロッタの命を楯にされていたと思われる。
 
;「運命は変わらんよ。人の手では」<br/>「だが、もし…それが起きるなら…」
 
;「運命は変わらんよ。人の手では」<br/>「だが、もし…それが起きるなら…」
 
:[[パラダイムシティ]]にて、一世一代のネゴシエイトに臨むロジャーを見て。人の手では変えられない運命と、それを可能とすることの意味……その先にあるものを知りつつ、箱庭の街から運命を決する交渉を見守る。
 
:[[パラダイムシティ]]にて、一世一代のネゴシエイトに臨むロジャーを見て。人の手では変えられない運命と、それを可能とすることの意味……その先にあるものを知りつつ、箱庭の街から運命を決する交渉を見守る。
;「殺してはいない。俺の任務はアンナロッタ・ストールス…お前の処刑だけだ」<BR/>「完全母系遺伝の種族ジェミナイド…。その最後の生き残りの女…。お前を処刑すれば、その血は絶える」<BR/>「これが天意に背いたお前達の末路だ」
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;「殺してはいない。俺の任務はアンナロッタ・ストールス…お前の処刑だけだ」<BR/>「完全母系遺伝の種族ジェミナイド…。その最後の生き残りの女…。お前を処刑すれば、その血は絶える」<BR/>「これが[[哀しみのサクリファイ|天意]]に背いたお前達の末路だ」
 
:第58話「いがみあう双子」クリア時、アンナロッタの前に現れての処刑宣告。完全母系遺伝とは、どんな交配の組み合わせでも必ず女性側の遺伝子が優先される遺伝形態であり、要は母親がジェミナイドでなければ子供はその特徴を受け継げないということ。これにより、ジェミナイドは完全なる滅亡を迎えることが確定してしまった、と思われたが実は彼女のお腹の中の娘達の事は無視した為、ジェミニスの希望は繋がれる事となった。
 
:第58話「いがみあう双子」クリア時、アンナロッタの前に現れての処刑宣告。完全母系遺伝とは、どんな交配の組み合わせでも必ず女性側の遺伝子が優先される遺伝形態であり、要は母親がジェミナイドでなければ子供はその特徴を受け継げないということ。これにより、ジェミナイドは完全なる滅亡を迎えることが確定してしまった、と思われたが実は彼女のお腹の中の娘達の事は無視した為、ジェミニスの希望は繋がれる事となった。
:なお、この時部下達も任務に関係ないという理由で敢えて殺さずに気絶させてもいる<ref>時獄篇の地点では、仮に部下達に子供が出来たとしても、完全母性遺伝故にジェミナイドの特徴は受け継ぐ事が出来ない。そういった点から、生かしておいてもジェミナイドの滅亡は確定であると思われていた。</ref>が、最初の台詞から見ると任務に忠実と言うよりは、アンナロッタを処刑するよう指令を受けたのでそうしただけであり、これ以前に遭遇したガドライトやジェミニス隊員、そして子供達ついては何も言われていないから何もしなかった。本人曰く「処刑を命じられたからそうしただけ」であり、その他の処遇については興味を示さない性分、あるいは御使いからの命令など知った事では無いというスタンスだと思われる。
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:なお、居合わせた部下達も任務に関係ないという理由で敢えて殺さずに気絶させてもいる<ref>時獄篇の地点では、仮に部下達に子供が出来たとしても、完全母性遺伝故にジェミナイドの特徴は受け継ぐ事が出来ない。そういった点から、生かしておいてもジェミナイドの滅亡は確定であると思われていた。</ref>のは、前述の通り彼自身のポリシーからアンナロッタ以外の命を奪う気が無かったからである。本人も48話で「処刑を命じられたからそうしただけ」であり、「それ以外は知った事ではない」と発言している。ただこれには御使いに対するあてつけの意も幾分かあると思われる。
 
;「俺を感じたか…。お前が新しいスフィア・リアクターだな」<BR/>「未熟だな…。その程度では、俺達と肩を並べるにはまだかかりそうだ」
 
;「俺を感じたか…。お前が新しいスフィア・リアクターだな」<BR/>「未熟だな…。その程度では、俺達と肩を並べるにはまだかかりそうだ」
 
:ヒビキを評していわく。'''俺達'''と言うあたり、この地点でサイデリアルには尸空以外にもスフィア・リアクターがいる事が判明し、連獄篇では[[バルビエル・ザ・ニードル|蠍座]]、天獄篇では[[エルーナルーナ・バーンストラウス|牡牛座]]と[[次元将ヴィルダーク|射手座]]のリアクターが登場している。そして全員がサード・ステージに達しておりその力の恐ろしさは天獄篇で発揮される事となる。
 
:ヒビキを評していわく。'''俺達'''と言うあたり、この地点でサイデリアルには尸空以外にもスフィア・リアクターがいる事が判明し、連獄篇では[[バルビエル・ザ・ニードル|蠍座]]、天獄篇では[[エルーナルーナ・バーンストラウス|牡牛座]]と[[次元将ヴィルダーク|射手座]]のリアクターが登場している。そして全員がサード・ステージに達しておりその力の恐ろしさは天獄篇で発揮される事となる。
;「…仲間という言葉は似つかわしくないが、同じ組織の一員ではある」<BR/>「俺の名は尸空。サイデリアルの鬼宿に属する」<BR/>「ついでにお前には伝えておこう。俺は『沈黙の巨蟹』のリアクターでもある」
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:Z-BLUEと対峙して、あまりにもあっさりと自分がスフィア・リアクターであることを明かす。
   
;「3分で任務を遂行する。行くぞ」
 
;「3分で任務を遂行する。行くぞ」
:部隊を展開して。新たなリアクターを擁し、エタニティ・フラットを覆し「シンカ」の道をひた走り、Zの終局に立つ存在……Z-BLUEの力を見極めるべく、死を齎す巨蟹「尸逝天」が動き出す。
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:Z-BLUEと対峙し部隊を展開して。新たなリアクターを擁し、エタニティ・フラットを覆し「シンカ」の道をひた走り、Zの終局に立つ存在……Z-BLUEの力を見極めるべく、死を齎す巨蟹「尸逝天」が動き出す。
 
;「静止した生命…時の牢獄…。確かにつまらん世界だろうな…だが、それは楽園と言ってもいい。そこから脱する事を選んだのを後悔するんだな」
 
;「静止した生命…時の牢獄…。確かにつまらん世界だろうな…だが、それは楽園と言ってもいい。そこから脱する事を選んだのを後悔するんだな」
 
:初戦闘時。エタニティ・フラットによる緩慢なる破滅を「楽園」と言い切っており、今後地球はおろか宇宙に何が起こるのかを知っている様子。
 
:初戦闘時。エタニティ・フラットによる緩慢なる破滅を「楽園」と言い切っており、今後地球はおろか宇宙に何が起こるのかを知っている様子。
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